くまぷーの海外ドラマblog

海外ドラマを脇役チェックなどしつつ
あれこれ見ています。

コールドケース2 第21話 「制服」

2006年12月02日 | コールドケース
ニュージャージーで服役していた連続殺人犯ロイ・ブリガム・アンソニーが仮釈放になることに。しかし本人は神の啓示を受けて殺害を実行しているので、外に出たらまた「やり残した仕事をやらなければ」と言っているのだった。
そこで殺害を未然に防ぐため、フィラデルフィアで彼が起こしたと思われる未解決事件によって仮釈放を阻止しようということになる。
彼の殺人は素手で、制服を着ている人を殺害し、アクセサリーを奪うという習性があった。フィラデルフィアで彼が起こしたのではないかとみられる事件は唯一ドアボーイのマイク・カーヒルの殺害事件で、リリーたちは再捜査を開始することに。
ロイはユタの出身で軍人の厳格な父に育てられていたが、77年当時は信心深いおばの元に預けられ、信仰に凝り固まった自虐的な一面を持っていた。しかしマイクとロイの接点はなかなか発見できなかった・・・

一方、とうとうフィリップス刑事がスコッティの元を訪れ、「クリスティンを今晩中にNYに連れてかえる」と宣告する。スコッティは自分が話しをするからと猶予をもらうが・・・

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盛大にDVD焼き作業をやったら、どれがどれだか混ざってしまって、捜索隊を出してたら二週間後に発見された、みたいな。
このエピそのものが未解決のままになったらどうしようかと思った。
教訓:「焼いたら即ラベル」。

今回のエピは、「映画館でロッキーホラーを見ると、コスプレさんたちが役を再現してる」というお約束を理解してないと微妙なのだろうな。一緒に見ていた家族が「あれは、映画にダンサーがついてくるとかそういう作品?」とか聞かれてしまった。
あれはお客さんなんだよと説明したが、「あの人たちは映画見ないの?」となかなか不思議そうだった。まぁねぇ。

自分は、レンタルビデオでしか見たことがなかったので、今回のエピでそういう風景を初めて目の当たりにしたが、あれはかなり強烈だな・・・。
まだビデオもネットもない時代、直接映画館に足を運ばないと台詞を覚えることもできなかったのに、コスプレさんたちがああやって踊ってたら本編見えないのでは?とか余計な心配をしてしまった。
ヴェラがちょうどそういうのが好きだったというのは意外だった。例の元カノと見に行ったこともあったのかな?ジェフリーズと一緒に見に行って、ヴェラひとりがワクワクと楽しそうに見ているのに、ジェフリーズが冷めた視線を投げかけてるラストには爆笑。ジェフリーズおじちゃんにはちょっとつらいかもですね。

今回の犯人ロイは、その「ロッキー・ホラー・ショー」のオリジナルキャストからちょうどうまくハメてたし、ラストがまたロッキーホラーのパロディになってるのが遊び心として面白い出来になってたと思う。
いつもの「昔の再現シーン」も、ロッキーホラー風の映像になっていたし。
でも内容的にもっとちゃんとロッキーホラー覚えてれば、ほらここもあそこも、って語れるんだろうけど・・・実にマニアックな作りになっているような気がする。

しかしロイのキャラもかなり怖い。制服を殺すことで父親への復讐を果たしているのだろうが・・・
それでも彼は、普通に服役して仮釈放になるって、何か手続きが色々間違ってるような。彼は「エリッサと同じ病気」であって、専門病院できちんと治療する必要があったのではないだろうか?
結局また刑務所に戻してしまったわけだが。今度は出てこられないとは思うけれど、そこら辺がどうにもひっかかって恐ろしかった。
ロッキーホラー風にしてるせいか、ルイーズおばさんのキャラもホラーコミック風な怖さがあった。怖いのだけれど、一面コミカルな味付けがされてるのがなんともあの時代のサブカル風というか・・・

クリスティン最後はどうなるかと思ったら・・・
バックレですか。
そして悪魔の手先となって「スーパーナチュラル」に行ってしまったわけで(違)。
あっけなかったなー・・・スコッティが本気でかわいそうだ。しかし、かえってこのほうが立ち直りやすいのかもしれない。
最近では完全に放置モードだったリリーが、きちんとスコッティと向き合って話が出来るようになったりするのはいつだろうか。
まぁ二人とも、元から仲良しじゃなかったけどね・・・


【 ト リ ビ ア 】

★コーヒーの起源とヤギ
6世紀ごろのエチオピアで、ヤギが赤い実を食べて興奮しているのを見たヤギ使いのカルディは、その実をためしに食べてみたら強壮作用があることに気づき、それがコーヒーに・・・。
しかしコーヒーの起源には二つ伝説があるらしく、もう一方はコーヒールンバみたいな「アラブのえらいお坊さん説」。詳細はこちらに。


【 脇俳優チェック 】

◆連続殺人犯ロイ・ブリガム・アンソニー77年版 .... Alex Ball
「ジョーイ」の第1シーズン13話「ルーシー・リューは67位」で「ディープ・パウダー」のADのトッド役で登場して以来、DPの撮影現場には必ず登場して5エピに登場していたが、ジョーイの降板によって出番がなくなり、第2シーズン19話「ジョーイ最低.com」ではアンチサイトのケイリー父ゲイリーで登場。普通ならティーンの娘と男を二人きりにしないのに、妙にズレたパパぶりを演じていた。
そして最終話第2シーズン22話では、ジョーイがジミーから結婚式の付添い人を頼まれて、泣いて台詞がうまく言えなかったCM撮影の監督役。なぜか最も「ジョーイ」の中で繰り返し使われていた俳優。
「フレンズ」第10シーズン14話「レイチェルの華麗なる転身」では、レイチェルのラルフローレンの同僚役で登場。レイチェルに顔と名前を覚えててもらえなかった人。
ジョーイでずっと彼を見てきたので、やっと日の目が?と思ったら、これはジョーイ終了前の撮影だった。他に「エイリアス」など。

◆連続殺人犯ロイ・ブリガム・アンソニー現在版 .... Barry Bostwick
「スピンシティ」では、マイケル・J・フォックスとチャーリー・シーンの歴代二人の補佐官を悩ませる、能天気なNY市長ランドール・ウィンストン役でレギュラー出演。
今回のエピで使われている「ロッキー・ホラー・ショー」のブラッド役で有名になり、その2年後、今回のエピの年の77年にミュージカル「The Robber Bridegroom」で トニー賞を獲得している。
他に「メガフォース」、「スパイ・ハード」など出演作多数。
ロッキー・ホラー・ショー
ロッキー・ホラー・ショー


◆ロイの思い人で女優志望のケリー .... Claire Coffee
「ザ・ホワイトハウス4」16話「サムの選挙」から3エピに、ウィル・ベイリーがスピーチライターとして採用されたことでライターチームが総辞職してしまい、後に残されたど素人の研修生4人のうちひとり、キャシー・テイタム役で登場。他の3人の名前は全員ローレンなので、「ローレンローレンキャシーローレン」と、ウィルは大混乱してしまう。
「BONES」第1シーズン10話「自分を消し去った女」ではLAのFBI捜査官トリシア・フィン役。脚本家志望なので、テンペランスが有名作家ということに興味津々、仕事そっちのけで取材しようとしてブースに嫌がらせされたり怒鳴られたり。「CSI:6」21話に登場予定。

◆ハーグローブ夫人のヘレン .... Hillary Danner
父は俳優のHarry Dannerなので、父の姉妹Blythe Danner(「HUFF」)はおばで、その娘Gwyneth Paltrowはいとこということになる。
「新・刑事コロンボ 奪われた旋律」ではピアニストのレベッカ役。これには父のHarry Dannerも出演しているので共演に。

◆ロイとケリーの雇い主ラリー・パパス現在版 .... Jeff Doucette
「デスパレートな妻たち」で、第1~2シーズンにソリス家の祭祀を執り行っているカトリックの神父のクロウリー役で登場、ガブリエルの反省しない懺悔を毎度聞かされることに呆れている。
「グレイズ・アナトミー」5話「大人のメリット、デメリット」にイジーが担当していた腸閉塞の患者スターマン役で登場している。
「That's '70s Show」第2~3シーズンではレッドの友達のデイル役で登場している。「インベイジョン」第1シーズン9話(来週放送)に登場予定。

◆女優志望のケリー現在版 .... Laura Leigh Hughes
「CSI:NY」第1シーズン16話「口止め」では、女性の変死体の衣装にあった指紋から割り出されたSMクラブの女主人ジェニファー役。夫婦でSMクラブを経営しており、プレイの行き過ぎで被害者を出してしまった。
「CSI:マイアミ」7話「ブレスレス 危険な戯れ」では、いきなり自分のクルーザーにダイバーが這い上がってきて死んでしまうというのを目撃した夫妻の妻役で登場していた。
「Xファイル」ではカーシュ副長官のアシスタント役で3エピほど出演している。「BONES」第2シーズン6話に登場予定。

◆ハーグローブ夫人のヘレン現在版 .... Kat Sawyer-Young
「フレンズ」第8シーズン18話「ロスはスピーチ上手」ではレイチェルとロスに妊娠と「結婚」についておめでとうを言って、二人を面食らわせた女性役。ロスの母が結婚しない妊娠だと周囲に言えなくて、結婚したと言いふらしていたための現象だった。
「ボストン・パブリック」第1シーズン22話「第22章」には、一時期付き合っていたせいでローレンに執着していた、元生徒ダニエルの母親役で登場していた。

◆ハーグローブ家の使用人現在版 .... William Morgan Sheppard
60年代から活躍しているベテラン俳優。古くは日本でも話題になった「SHOGUN」に出演していた。
「スティーブン・キングのキングダム・ホスピタル」ではナレーターなど、最近では声の仕事も多く、ゲームのキャラのアテレコなどが
息子はMark Sheppard(「CSI:2」23話「哀しい宿命」ではアシュリーをポイ捨てしたモデルエージェント役、「CSI:NY」16話「口止め」ではペッちゃんこ事件の埠頭の現場監督ハニガン役など)で、親子でブラッカイマーもので活躍している。

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3 コメント

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コールドケースを… (それいゆ)
2006-12-03 00:30:27
市長出てましたね!市長大好き♪でも…わるいひとだった…(涙)。

っていうか、コールドケースDVDを、ラベルも貼らずに未見DVD箱に持って行っちゃ駄目ですよ!
数年後…誰かが掘り出してラベル付けをしてくれるんだろうか?inくまぷー家。
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クリスティーナ (Anne)
2006-12-03 09:25:03
えっ、あれでクリスティーナは登場最後なんですか? またお姉ちゃんを悩ませに、あとで登場するのかと思ってた。そうなると結局なんのためにドラマに登場したのか、ヴァレンズの傷をほじるため? リリーを追いつめるため? 中途半端な感じなんですね。クリスティーナの設定自体は微妙でしたが、あの中にはいっている子は結構かわいくて、嫌いじゃなかったんですけど、もう会えないのか。

ロッキー・ホラー・ショーは、ああいうふうにして視聴者参加型(?)で観ると、はまっておもしろいのかもしれないですね。でもああしてステージでジャネットをやるには勇気がいるような気もするけど。一瞬映ったケリーの横顔がスーザンにそっくりに見えました。
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あっけなかった (カオル)
2006-12-03 23:51:55
クリスティーナったら「Sorry」のたった一言ですか。
ずいぶん引っぱってきたわりには、あっけなくいなくなりましたね。
まぁ、スコッティも犯罪者と付き合っただの、逃がしたと疑われて
責任を問われたりしなくてよかったですが。
それにしても、スコッティに問い詰められて「私はやってない、
何も知らずに電話しただけ」と言い訳するクリスティーナの
うるうるした目、ああいう表情に男はコロッとまいるわけですね。
たくらまずにあんな顔ができるのを「魔性の女」というのでしょう。

「ロッキー・ホラー・ショー」はミュージカルを見に行きました。
入口でペンライトや新聞紙などの小道具を配っていて、
開演前にはダンスのステップを練習させられ、半ば強制的な
観客参加型でしたが、やみつきになりそうな楽しさでした。
ジェフリーズにはジト目でにらまれそうですが。
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