くまぷーの海外ドラマblog

海外ドラマを脇役チェックなどしつつ
あれこれ見ています。

CSI:マイアミ5 第5話「悪徳対決」

2007年11月07日 | CSI:マイアミ
住宅地コバルト通りの空き家で、ガスで膨らんだ状態の腐乱死体が発見され、身元は市会議員のブリッジスと判明する。
現場にあったブリッジスのブリーフケースに付着していたDNAから隣人のローガンが浮上。しかしローガンは自分が見たときには議員はすでに死んでいて、現場から持ち物を盗んだだけだと主張、殺害については否定する。
ところがローガンの庭には遺体を埋めていたと思われる死蝋が発見され、別の被害者が存在することがわかる。
ウルフが現場付近を聞き込みに行ったところ、通報者のウェルズの家で公用徴収のための立ち退きが行われようとしていた。コバルト通り一帯は昨今治安が悪化したために、プレストンという大物によって再開発計画が興っていた。そしてブリッジスはその計画の賛否の鍵を握る人物だったことがわかる。
ところがウルフは、ウェルズの息子オースティンをかばって執行人とトラブルを起こしたために告発されてしまう・・・

------------------------------------------------------------

リアルで見ていた時には、激しくツッコミまくっていたこのエピも、3日たつと「ハテ、どんな話だっけ」と素で思い出せなくなったりする。
WOWOWの土曜の他の2本はちゃんと覚えていられるのに。
あああ、思い出せないよーとジタバタしながらノートを開いたら、ぱっと目に入ったこの台詞。
「 あ が く が い い 」
・・・おっしゃるとおりでございます。

今回はウルフのウザさがピッカピカに際立っていた。
若き狼どころか、いまだにホレイショの威をかる小ギツネでしかないウルフは、いっちょまえにいばりくさって、単なるトラブルメーカーにしかなってない。
「俺様ウルフ様」な態度が鼻につきまくり。都合のいい女エリカまで登場して、ウザさ最高潮だった。
ホレイショも「この次は助けられないかもしれない・・・」じゃなくて、この次といわず今すぐ成敗しちゃってください、えぇ、さっさと。

それにしてもマイアミで行われてる公用徴収って、すごい荒業だな。
治安悪化とかいっても、かなりきれいな高級住宅街に見えた(実際はあの程度では全然「高級」ではないわけだが)のに。あれだと業者の思うがままにリゾート開発のために住民が立ち退かされてしまうのではないのだろうか。
実際にはそんな悪意でホイホイ開発されるわけでもないのだろうが、かなり政治的なアピールがあって製作されたエピソードのような気がする。マイアミでは時々さらっとそういう社会派な話を盛り込んでくるので、ホレイショのパワーでゴリゴリと説得されてしまうような。
政治家100人の演説より、ホレイショの3秒のキメ台詞、だな。

第3シーズンからずっと影を落としてきたラトナー判事に、やっとお縄をかけることができた。危機に陥っているように見えても、ちょっとずつホレイショは敵を倒して無敵への道を歩んでいるのだな。
「お言葉だが、あなたに触れるのは、
  まっぴらごめんだ」
「まっぴらごめん」だなんて、ホレイショに江戸っ子の香り。

他にも今回はキメが多かった。
「警護はつけることになるだろうが、
  俺からは、逃れられない」
「過去を掘り起こすのが、
  私 の、 仕 事 だ 」
私だの俺だの、一人称が相手によって変化するのがホレイショ流。でも「僕」だけは使わない。
「僕、ホレイショ」・・・うん、違うな。

そのうち「みなさんのおかげでした」の「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」に、ホレイショの物まねが出てきたりして・・・マニアックすぎてだめか。
イエーーーーで、ナナメに見切れながら落ちるっていうところまで再現するひとが出てきたらどうしよう。関根さんならきっとわかってくれる。


【 脇俳優チェック 】

◆通報者の隣人ウェルズ氏 .... Michael Reilly Burke
「Heroes」第1シーズン5話「ヒロ」では、ニキのところにDLの脱走を告げにきて、間が悪くやってきたアンドウを逮捕する刑事役で登場。
「CSI:4」23話「キメラの遺伝子」では、キメラ遺伝子を持つクームス兄弟の末子で警備会社勤務のベイリー役を演じていた。
「テッド・バンディ 全米史上最高の殺人者」では主演のテッド・バンディ役。
「トゥルー・コーリング」の最終話では、「助けて」した被害者アリソン・ムーアの不倫相手ラッセル・マークス役。
「コールドケース」第1シーズン1話「テニスラケット」ではウィットリー兄弟のダメ弟エリック役現代版。事件当時は兄の恋人の被害者ジルに思いを寄せていたが、現在では人生つまづいてばかりの落伍者になっていた。
「デスパレートな妻たち」の第1シーズンのパイロットではブリーの夫レックス・ヴァンデカンプにキャスティングされていたが、イメージがあわなくてSteven Culpに交代している。
「ビバリーヒルズ青春白書」第8シーズンでは、ケリーのクリニックに医師としてやってきたジェフ・ストックマン役で登場している。
「NCIS」第3シーズン7話、「FBI~失踪者を追え4」12話、

◆ウェルズの妻で、オースティンの母ジュリア .... Suzanne Cryer
「BONES」第1シーズン11話「守りたいもの」では、保安調査と銘打ってやってきた国務省の保安調査官ピカリング役で登場。ピカリングの調査のため仕事の時間をとられた上に、私生活のことにまで突っ込まれるので、研究所のメンバーはイライラするのだった。
「ふたりの男とひとりの女」で、第3シーズンから登場していて途中からレギュラー扱いになったアシュリー役を演じている。このシットコムはフレンズっぽい路線を狙った男女の友情と恋愛を織り交ぜた話なのだと思うが、時々見てるとアシュリーの性格の悪さとポジションの曖昧さにいつもむかつく。
「ER」第12シーズン2話「拒まれた新生児」では、代理母のクレアが逆子で必要なのに帝王切開を拒んだため、障害を持って生まれるようなら引き取らないと言いはじめた胎児の実母役で登場していた。

◆ウェルズ夫妻の息子オースティン .... Reiley McClendon
8歳の時「ウィル&グレイス」のゲストでデビューして以来、順調にキャリアを重ねてきた子役。
12歳の時は「ER」第8シーズン15話「再発」で、スノーモービルとそりをつなげて遊んでいて怪我をした少年アーロン役で登場していた。
「ミディアム2」12話「悪魔の再来」ではアリエルのBFで8年生のトッド役で登場。トッドの父グロマダ医師がビジョンの中で危険を示したためにアリソンにボコられてしまい、二人の仲もうまくいかなかった。
映画「パールハーバー」ではジョシュ・ハートネットの幼少期を演じていた。
「CSI:7」17話に登場予定。

◆主席判事ラトナー .... William Allen Young
第3シーズン10話「悪夢の始まり」で、売春婦ドナ殺害をホレイショに追及され証拠も挙がっていたが、主任判事を起訴するには最低3年は要するということからいまだに判事を続けている。起訴されるまではホレイショのことを忘れず成績を落としてやると宣言している。まさにそのとおり第4シーズン6話「容疑者ホレイショ・ケイン」ではレズデンをわざと釈放する手続きを取ったりしている。
「CSI:6」では弁護士のデュエイン・マクウェイン役で、時々容疑者の尋問に付き添う形で登場。6話「神の子」が初登場で、シングルマザークリスティーナが子供を残して頭を撃って死亡していた事件に使われた銃の最初の持主として事情を聞かれていた。
ブランディ主演のコメディドラマ「モエシャ」で、主人公モエシャの父親役でレギュラー出演していた。
「NIP/TUCK」第4シーズン5話に登場予定。

◆現場の隣人ゲイリー・ローガン .... Colby French
「Heroes」第1シーズン6話「分身」では、クレアの実の父として登場していた。クレアの希望で対面したものの話が弾まず、しかも養父ベネットの工作による偽父疑惑も・・・?
「ザ・ユニット」第2シーズン1話「転属」では、ティフィーとモリーがDVの疑いのあるティフィーの教え子サムのために呼んだ、基地の福祉担当官役で登場。彼の説明でサムの両親がイラクで不在だとわかり、サムの言葉の異常に気づくのだった。
「CSI:6」7~8話「銃弾のカオス 前・後篇」ではソフィアと一緒に逃走者を追っていて、無意識に犯人の銃を拾い上げてしまったデイヴィス巡査役を演じていた。
「コールドケース2」18話「闘犬」では、ヴェラの元彼女ミーガンの姉スローンが、アルコールに溺れたことで別れてしまった元夫セス役で登場していた。
「FBI~失踪者を追え」第2シーズン17話「兵士とフィアンセ」では、失踪者ケビンのイラクでの上官で、誤って危険地域に踏み入ってしまい部下に犠牲を出したクーパー中尉役を演じていた。
「ミディアム」第1シーズン8話「告白の時」では、アリソンの弟マイケルの上官の軍曹役。マイケルが「このまま進軍すれば全滅」という予知をしたために、撤退するためにマイケルの同僚トミーによって殺害され、霊となってマイケルの夢枕に立ってガーガー怒鳴り続けるかわいそうな存在。
「ER」第7シーズン17話「適者生存」に、夫の経営する金物屋の事業が傾いてしまったので、排卵誘発剤を飲んで卵子を売ろうとしていたローラの夫役で登場している。ローラは排卵誘発剤の副作用で脳梗塞をおこして死亡し、卵子を売ることを知らなかった夫は嘆き悲しむのだった。
「BONES」第2シーズン15話に登場予定。

◆マルタのおじロレンツォ・アルゼンタ .... David Barrera
「ミディアム2」2話「リフレイン」ではサンティアゴ神父役。神父は事件について教区民の誰かが犯人で懺悔を聞いていて知っているが、守秘義務を守って決して言おうとしないのだった。
「CSI:NY」6話「外れた男」では、カフェの店員が全員殺された事件で、カフェの女性店長オクタビアの弟ホセ役で登場していた。
「FBI~失踪者を追え2」7話「夢の国 アメリカ」では、不法移民であることをつけこまれて路上から連れ去られた少年ネルソンの父ゴルヘ・ロドリゲス役を演じていた。
「ER Ⅸ」4話「男らしく歩こう」で、マラリアの予防薬のせいで目に異常が起こっている軍人フェリックス役。ガラントに対してお気楽だと当てこすりを言うが、ガラントは医者として毅然と対処する。
「NYPDブルー」では第5シーズンから散発的にカレーラス医師役で登場している。また「ザ・ホワイトハウス6」からレギュラーで登場するらしいマシュー・サントス上院議員の兄弟の役で、第7シーズン10話に登場する。
「ザッツ・ライフ~リディアの人生ゲーム」ではサンチェス役で5エピソード登場。他には「24」5話など。
「Heroes」第1シーズン18話、「NCIS」第4シーズン13話に登場予定。

◆プレストンから破壊工作に雇われたナッシュ .... Jamie McShane
「FBI~失踪者を追え3」18話「主よ導きたまえ」では、失踪したステファニーの弟ロバート役で登場。性同一性障害のため性転換手術をした兄スティーブンを許せず、ステファニーになって父の葬儀パーティにやってきたのを見て追い出す。
「CSI:科学捜査班」では第1シーズン11話「刻まれた5つの殺人予告」に、弟ケニーに遺産目的で殺された兄役で出演。殺害時の回想シーンでぼんやりフォーカスがかかっている映像での出演だったので、ゴミ袋をまとっただけの状態で街中に放り出された被害者ブルックを哀れみ、ブーツをあげた清掃局員ヴォナー役で再登場していた。
「コールドケース2」9話「ハンター」では、連続殺人事件発見の発端となった被害者ジャネット・ランバートのDV亭主リロイ役。ジャネットは85年にリロイの暴力に耐えかねて娘を連れて家を出るがそのまま失踪し、鳥獣保護区で首なし遺体として発見されたためにリロイが疑われたのだった。
「NIP/TUCK」第1シーズン8話「キャラ・フィッツジェラルド」で、新婚旅行のため睾丸の痣を整形でなくしてほしいとクリスチャンに依頼してきた患者役で登場している。しかし実は彼は牧師で、少年への性的虐待で痣の特徴が手配されていたための依頼だった。
「名探偵モンク」第1シーズン8話(NHK放送順による)「時計台の殺人」では、モンクが潜入捜査することになったトゥルーディの母校の用務員役。
「ER」第9シーズン18話「異常事態」では交通事故で運ばれてきた男性ラッシング役。彼が「子供たちが一緒だった」と言うので警察は捜索するが見つからない。が、駆けつけた妻によると夫妻に子供はいないことがわかる。
「24」第3シーズンではパーマー大統領のもとで報道官をつとめているゲリー・ホワイトホーン役で6エピソードに出演。
「クリミナルマインド2」7話に登場予定。

◆住宅地の再開発計画の大物プレストン .... Gregg Henry
オフィシャルサイトあり。
「CSI:科学捜査班」第1シーズン23話「CSI解散の危機」では、連続婦女暴行事件の捜査に介入してきたFBIの捜査官カルペッパー役で登場。真犯人は別にいるというグリッソムの意見を聞き入れず、グリッソムを捜査からはずそうとする人物。
「24」第2シーズンでは海兵隊の特殊作戦部隊の一員でコーラルスネークの隊長だったジョナサン・ウォレス役を演じている。ウォレスはキプロスの録音テープ捏造の真相を知る重要人物だったが・・・
ブライアン・デ・パルマ監督作品の常連俳優としてよく使われている。他には「ペイバック」でメル・ギブソンの相棒ヴァル役で出演など。

◆被害者の市会議員チャド・ブリッジス .... Richard Gleason
「CSI:NY2」6話「青い血」では、エレベータ内で射殺されていた不動産王キンジー役を演じていた。冒頭、女子高生といちゃいちゃしていたおいしい役。

◆プレストン殺害未遂のイーサン .... Ben Livingston
「FBI~失踪者を追え3」23話「暗殺者の素顔」では、ヴィヴの執刀医役で登場。手術前の説明で、ヴィヴとマーカスに安心させようとしていた
「アリーmyラブ5」14話「過ぎし日の恋」では、リチャードのかつての初体験の相手の「彼女」だったが、再会してみたら「彼」になっていたジェリー・バード役で登場。
「ダーマ&グレッグ」第5シーズン4話「愛のシグナル」では、グレッグが事故を起こした車を修理してくれた修理業者役。

コメント (5)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「アグリーベティ」第6話「... | トップ | デスパレートな妻たち3 第6... »
最新の画像もっと見る

5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (こよ)
2007-11-08 09:43:29
いつも拝見しています、とても詳しく書かれていて感心しています
これからもがんばってください
返信する
つぼ。 (シューラシュシュシュ)
2007-11-08 10:25:22
「僕、ホレイショ。。」
つぼっちゃいましたよ。

江戸っ子ホレイショ。
そのうち、
「のっぴきならない理由だ」
とか言い出してほしいっす。
返信する
江戸っ子ホレイショ! (パンダ子)
2007-11-09 16:46:01
くまぷーさん、江戸っ子です、そうです。
ああ、ホレイショが何かに似ていると思ったら、杉良太郎だわ。金さんは軽すぎるとしても
「悪はゆるさねぇ」「弱いもんを守るのが、男ってぇもんよ」ていうポリシーは同じだし。
ああ、ラストシーンで「達者で暮らせよ」なんて言いそうだわ。
で、「すきま風」が流れる、と(違うって、しかも古すぎるし)
返信する
マイアミ 飛ばしてますね (なおちゃこ)
2007-11-09 21:08:46
いやあ、それにしてもホレイショ飛ばしてますね。因縁の判事も捕まえることが出来て・・・。
さきほど、CSI:のサイト見てきたらホレイショが12月に来日らしいですよ!!どうやら、ホレイショが選んだエピソードの試写会らしいっす・・・。ホレイショだけが来るそうですが、トリップも来て欲しいと思うのは私だけ?
返信する
ホレイショの白衣姿 (スー)
2007-11-10 18:57:45
見なくなって久しいなぁ。
もうどうでもよくなってますけど、『CSIのチーフ』ですよね?ホレイショの役職って?
取調室で犯人らしき人を脅してみたり、犯人探しに行ったり、現場でさらっと検証するだけって・・・普通の刑事みたいなんですけど・・・。
やっぱ別枠に行っちゃってるなー マイアミ。
もうウルフもウザイし、結構どうでもよくなっています。私。
返信する

コメントを投稿

CSI:マイアミ」カテゴリの最新記事