伊勢崎市議会議員 多田稔(ただ みのる)の明日へのブログ

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当初予算説明会

2011-02-09 21:16:31 | 政治・政策・経済
本日、市議会議員に対して
伊勢崎市23年度予算の説明がありました。

午前10時に議事堂の委員会室に、
全市議会議員が集合。
資料が配付され、市長からパワーポイント(映像)を
使い30分ほど説明がありました。

詳細な予算は、2月議会に提案されますので、
本日は、大まかな方針と、主要な事業の説明です。
議員への説明のあと、記者会見をしたはずですので
明日の新聞には掲載されると思います。

今年度の当初予算と比較しますと、
約19億5千万円(3%)増です。

目的別で一番金額が増えているのは、
教育費で、15億円増です。
宮郷中のグランド及び赤堀中の学校用地購入費などが
大きいです。

性質別で一番金額が増えているのは、
扶助費の13億円です。
扶助費とは、社会保障制度の一環として、生活保護法や児童福祉法、
または、老人福祉法など、国の法律に基づいて支出するものと、
地方自治体が住民福祉の増進を図るため、
独自の施策において支出するものとがあります。

歳入面では、
一番金額が増えているのは、借金である「市債」です。
8億7千万円近く伸びています。今年度の市債と比べて
13%の伸びです。
市債残高は、平成17年度以降ほぼ横ばいで、
640~650億円程度。

伊勢崎市の人口はまだ増えていると言いながら、
日本の総人口は減少に転じ、少子化も進んでいます。
今の残高を維持しても、労働人口は減ることから
将来の相対的負担は重くなります。

子どもや孫たちに生まれる前から借金を残すのでなく、
今から減らしていく具体的な行動を開始して、
将来の伊勢崎市の財政の道筋を付けることが重要と考えます。
今だけ良ければ良いのではありません。

提示された事業内容、市債残高、特別会計事業の
経営状況等、しっかりと分析していきたいと思います。

P.S.
2月5日に坂東小学校で行われた親子サッカー大会が
本日の上毛新聞に写真付きで掲載されました。
大会を運営されたPTAと学校の先生方、
ありがとうございました。

伊勢崎市にたくさん住んでいる、
外国の方との交流が盛んになり、
その子どもたちが通うICSについて、
多くの方に知ってもらいたいと思います。

同じ市内に、1万人・60カ国も住んでいる
外国の方とのコミュニケーションや交流を
なおざりにして、
国際交流や国際人の育成はできないと思うのです。

自分と異なる考え方や習慣、文化を持つ方との交流は
ストレスでもあります。でも、
お互い違いことを認め、それを乗り越えて
協調し、協働できる関係を作っていく能力が
これからの日本人には重要となってきます。

外国人集住都市の一つである伊勢崎市は、
日本にいながら国際人・国際感覚が養成できる
貴重な都市であります。
外国人集住都市は、ハンデではなく、
逆に大きなアドバンテージ(有利な点)であると思います。

伊勢崎市の都市経営戦略として、
総合計画や、教育計画、市民活動や、予算などに、
外国人が多く住むことを長所としてとらえ、
生かす視点を求めたいと思います。



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