伊勢崎市議会議員 多田稔(ただ みのる)の明日へのブログ

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太田市の視察

2010-11-05 00:00:29 | Weblog
お隣の群馬県太田市へ行政視察に行ってきました。
同じ会派の馬庭市議会議員と一緒です。

太田市役所の方に、午前10時から午後4時くらいまで
説明と現地案内もして頂きました。
ありがとうございました。

午前中調査したのは、
放課後子ども教室と、財政的な事業について
教えて頂きました。
午後は、1%まちづくり事業です。

伊勢崎市議会事務局を通して
太田市役所に視察調査の手配をして頂きました。

太田市議会の会議室で、
各担当課の課長さんを始め
職員の方が、資料を基に丁寧に説明してくれました。

また、
予定にはなかった現地視察も、
午後3時過ぎから案内して頂きまして
大変お世話になりました。
ありがとうございます。

放課後子ども教室事業は、
学校で、子どもたちを安全に健全に遊ばせたり
勉強させる事業です。学童保育のような感じです。

私の地元の伊勢崎市坂東小学校では、
私がPTA会長をしていた6年くらい前、
この事業を実施しました。

文部科学省の補助金の事業で
3年ほどで打ちきりでした。
そのため、坂東小では現在は行っていません。

太田市では、現在でも行っています。
坂東小の場合は、年に数回、
保護者やボランティアの方に協力して頂き、
子どもたちに囲碁を教えたりしました。

太田市の場合特殊です。
原則、学校のある日は毎日実施します。
授業が終わった子どもたちは、
指定された教室に集まり、宿題をしたり
遊んだりします。
まるで学童保育のようです。
地域の方の自主的な協力により
継続しているとのことでした。

2番目の財政的な事業については
12月議会でも取り上げたいと思いますので、
お楽しみに。

3番目の1%まちづくり事業は、
太田市ホームページのリンクを見て頂きたいと思います。
自治会やNPOなどの活動に対して
太田市が補助金を出す事業です。

内容は、
公園の草刈り、花壇作り、金山(かなやま)に松茸を復活させる事業
買い物難民のために朝市を開く事業など多彩です。
公民館を住民の手で補修する事業などもあります。

困ったことは何でも市に頼むではなく、
住民が出来ることは主体的に取り組み、
行政はそのお手伝いをするという趣旨です。

市民が行政へ
苦情を言ったり、誓願したりというスタンスではなく、
自分たちが主役、というスタンスです。

またこの事業が凄いのは、
補助割合が100%のものが多い上に、
補助金の上限がありません。

そして、
一つの町内や、おなじNPOでも複数の補助金が
認められていることです。

市民が主役のまちづくり、
お上任せでない主体的な行動を促すという点で
とても参考になりました。
役所が何とかしてくれるという他力本願でなく、

自分たちが問題点を認識し、
住民自ら取り組むという姿勢、
そして足りないところを行政が補う、
これは住民自治の一つの理想形ではないでしょうか。

太田市の先進的な取り組みは
全国的に有名です。
しかし、なぜか群馬県庁や県内の
自治体はあまり関心を寄せていない気がします。
もったいないと思います。
良いところはどんどん教わり、
取り入れていきたいと思います。


現地視察は木崎小学校。
鉄筋コンクリートですが、
昭和のにおいがとても残っている学校です。

廊下の窓は、上の光取りのまどが2段重ね。
黒板はとても低い位置に取り付けられています。
教室の床は木の板。
うしろのロッカーは木製。
まもなく建て替えですが、壊してしまうのが
本当に惜しい学校です。

木崎小学校が出来たのは
明治6年(1872年)。学制が公布された翌年です。
130年以上経過し、自治体の歴史よりも古く、
群馬県内でも、トップクラスの歴史です。






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