伊勢崎市議会議員 多田稔(ただ みのる)の明日へのブログ

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戦都の陰陽師 (角川ホラー文庫)

2012-01-19 20:20:59 | Weblog
知り合いの方から薦められて
「戦都の陰陽師」(角川ホラー文庫)を読んでいます。
著者は群馬県出身の方です。

時は戦国。
大陰陽師、安倍清明(あべのせいめい)の子孫
安倍光子(あべのひかるこ)が
都に蘇ろうとする闇の力と戦います。



貴族の姫である光子は天魔を倒すため、
かつて祖先の阿倍清明が隠した霊剣を、
7人の忍者の助けを借りて、出雲までとりに行きます。

この霊剣を奪おうと、戦国大名や忍者まで入り乱れて、
光子の一行を襲ってきます。
はたして光子は京まで霊剣を持ち帰ることができるのか。

まだ話の途中なので、
どきどきしながら読んでいます。

どこまでが史実かフィクションか分からないくらい、
時代背景や、当時の生活、言葉など
よく描かれています。

舞台となる出雲や山陰地方は、
学生時代に自転車で2度訪れたことがあります。
神々の国、出雲の山や川が浮かんできます。

古代出雲の、良質な砂鉄を使った製鉄の技術。
製鉄に必要な山の木を絶やさない知恵。
現代人こそ、見習わなくてはなりません。

世界の古代文明は、
燃料のまきを取るため、木を伐採しすぎて
水源が枯れ滅んだという説があります。

現代では、
日本の国土に対しても、地球の規模に対しても、
人は多くなり、環境への負荷は巨大となりました。

人間が環境を破壊しても、回復が間に合うような
スピードと、調和を考えて、
持続可能な社会をつくらなければなりません。

日本が人口減少社会に突入したことを
マイナスに捉える論調が多いです。
しかし、
日本の国土には限りがあり、
無限の人口増や資源の採掘、環境破壊は行えません。

経済成長至上主義を見直し、
自然と調和した持続可能な社会・文明を構想できれば、
これから先は、ゆったりとした国土と自然の中で
日本人が生活できるようになるのですから、
新しい時代の入り口に来たとも考えられるのではないでしょうか。





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