
いろいろな名著の要点を図解で紹介した本。
ポイントを知るだけでも大いに勉強になりますので
本書の購読をお勧めします。
いくつかご紹介します。
「論語」孔子
目前の状況にその都度惑わされる(小人)のではなく、
「仁」と「智」を基準に行動すればブレない(大人)。
(多田コメント)
・心構えとして参考になりました。
・遠く高い目標に向かって歩んでいれば、
小事に右往左往することはありません。
・善きことはカタツムリの速さで進む(ガンジー)
「ツァラトストラかく語りき」(ニーチェ)
・キリスト教を中心とした古い価値観は死んだ
・人は自由な精神と意思を持って歩むべき
・しかし現実の世界は混乱と落胆だらけ
・理想を抱く者は混とんの現実に挑め
(多田コメント)
・私は世の中をより良くしようと思い議員になりました。
・しかし現実の社会は目の前の実利を追いがち。
・それを前提として挑めということですね。
「禅問答入門」石井 清純
・真理は言葉では表現できない
・座禅で自ら悟ることが必要
・禅は全ての事象に真理を見る
・自分の答は自分の中にしかない
(多田コメント)
・仏教にはたくさんの経典がありますが、
もし「真理」が文字で表せるなら
一行で済んでしまうかも。
・自分の答は自分で探すしかないし、
それが前提ならば他人が悟ろうとするのを
先回りして邪魔してはいけないのだと思います。
・自分の答探しは一生続くのでしょう。
「楽しくなければ成果は出ない」田中 マイミ
著者はドン・キホーテのアルバイトから、
同社のNO.3になり1万人の育成を行ったひと。
・成果を出す人とは、その仕事で成長を続けられる人
・自分を知ること、自分を大切にすること、
自分の心地よさを優先してみる
・他人に関心を向けてみよう
(多田コメント)
・自分自身を理解し安定させることが第一
・次の段階として周りや他人へ目を向けてみる
・自分が不安では人へ配慮する余裕なし
「衰退の法則」小城武彦
・安定した組織では事業環境の変化への感度が下がり、
外ではなく内向きの思考と予定調和に陥る
・形式主義と社内政治がはびこる
・衰退の法則は静かに進行する
(多田コメント)
大組織やお役所のことのように感じました
今回はここまで。