伊勢崎市議会議員 多田稔(ただ みのる)の明日へのブログ

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日本 の ソブリン リスク

2011-12-30 18:30:32 | 政治・政策・経済
27日のブログ「年金交付国債って何!」で、
日本の借金の大きさと、
日本国債に対する信用のタイムリミット、
増税の必要性と、来年度予算における
「年金交付国債」の問題点について述べました。

同じような趣旨で、
28日付の日経新聞コラム「大機小機」で
日本版ソブリンリスクについて取り上げています。

記事では次のように指摘しています。

 オリンパスのように財政粉飾で
 その場を取り繕うやり方では、
 日本版ソブリンリスク(国家の信用危機)が
 顕在しかねない。

 来年度の国家予算では、
 「交付国債」を一般会計に計上していないが、
 そこまでしても、3年連続で
 新規国債発行額が税収を上回るのだから
 財政危機は深刻。

 税と社会保障の一体改革は入り口に過ぎず、
 消費税率の引き上げをあいまいにすれば、
 危機が急接近。日本にはもはや時間のゆとりはない

私は日本の財政は危機的状況であり、
日本の借金である「国債」に対する信用が保たれる
ぎりぎりの段階にすでに来てしまったと考えます。

しかし、ここまできてなお、
政治家の中には、「消費税増税反対」を唱える方もいます。

万一、日本が財政破綻すれば、
円の価値が暴落し、ものすごいインフレになります。

100円ショップの品物を買うのに、
1万円払わなければならなくなるかもしれません。

100円のものを買うのに、消費税がもし
20%になって、10円玉二つ余分に出すのが良いか、

それとも、
財政破綻して、100円だったものを買うのに、
10,000円払うのが良いのか。
どちらが国民にとって幸せか。

ムダの削減や、行政改革、私も大賛成です。
しかしそれは、財政破綻を防いだ上での話です。
改革に取り組んでいるうちに、財政破綻しては
元も子もありません。




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