問題は子どもの喫煙ではなく、親の喫煙なのです。青森の親の喫煙率がいかに高いか。
8) 青森県 両親の喫煙率 2007年
前回(2007年)の調査では、父親の6割、母親の1/4が喫煙しているというショッキングなデータでした。
9) 青森県 両親の喫煙率 2011年
今回(2011年)も、大きな傾向としては同じと言えます。
10) 父親の喫煙率 2007年と2011年の比較
それでも父親だけを比べてみれば、わずかながらも低下傾向がみられ、すべての学年で統計学的に有意に減少していました。
11) 母親の喫煙率 2007年と2011年の比較
問題は母親です。小5、中1で母親の喫煙率の低下はみられず、中3ではむしろ上昇しています。要するに、4年前からそのまま吸い続けて上の学年のデータに出てきているということです。高3だけが有意に減少していました。
この年代の喫煙率を全国のデータと比べると、青森県の父親、母親の喫煙率は1割以上高く、青森県の子どもはタバコまみれの家庭環境で育っていることがわかります。この傾向は前回調査からほとんど改善されていないと言えます。