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八戸市「津波26m」:八戸ジャンクションが災害救援道としてのネックに(第2ジャンクションと簡易代替案は提示されている)

2020年04月23日 | 東日本大震災・原発事故
今朝(4/22)の新聞のトップ記事は、久しぶりに新型コロナ関連ではなく、昨日発表された「津波26m」。
(別の面に新型コロナとの複合災害について書かれているので、関連がないわけではありませんが)

八戸市の中心街(城下町)は、川と池(堤)と低湿地に三方囲まれて外堀の役割を果たしている台地で、更に馬淵川と新井田川が北と南を分断しているので、戦国時代に攻めるとしたら、攻め手は「上り街道」(南郷・軽米・二戸から盛岡に至る)しかない。(実際には、江戸時代になってから城と街が作られたので、戦場になったことはありませんが。)


ただし、その守りに強い造りが災いして、市内の低地全域が浸水するような大規模な津波被害が起きたら、橋や低地の道路が通行できず、高速道路が救援や避難、物資輸送などの大動脈となる可能性が高い。そこで問題になるのは、

1)八戸ジャンクションをハーフジャンクションにしたのは、災害対応を考えると失敗だった。市内に入るルートは盛岡→八戸インター→白山台大橋がメインになるが、青森方面(北インター)や久慈方面(南・是川インター)から中心街に入るルートが途絶するかもしれない。
(是川中の橋まで遡上すれば大丈夫かもしれないが)

→南郷インターまで戻って乗り換えるしかないかと思っていたら、ちゃんと考えている人がいらっしゃいました。第2ジャンクションの計画(←有名無実化)だけでなく、Uターンする連結路をつくるという簡易版も提案しています。おそらくプロの方だと思いますが、素晴らしいアイデアです。

◎八戸ジャンクション(青森)のフル・ジャンクション化について(みちのく案内標識よもやま話)
2020.01.12
http://annnai.blog100.fc2.com/blog-category-62.html

2)八戸駅の東北新幹線ホームはどうして2階ではなく1階に作ってしまったのか。
(今回のマップでは黄色か緑色、ギリギリか)
北陸新幹線が洪水で水に浸かったのを見てから、疑問に思っていたのですが。
(トンネルから近いからというのも理由にならないし、他の駅はみんな高架なのに、意味がわかりません。)

3)市民病院や消防署、ヘリポート、出来たばかりの保健センターなどが集まる田向地区も、以前の津波マップではギリギリ大丈夫だったのが、今回は2-5m(ピンク)の浸水域に入る。集中立地は危険だと、計画段階で一応意見は出したのですが。。(ただのアリバイ作りでしかありません)


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