漫画家・東海林さだおさんのエッセイは軽妙・洒脱・エスプリが
溢れています。
今年は日清チキンラーメン発売60年だとか。
昭和33年、最早戦後ではない、と言われかけた時代、
日清チキンラーメンを口にした時の味は鮮明に覚えています。
こんな美味しい食べ物があるんだ!と思った記憶が残っています。
当時は今のような飽食の時代ではなく、ただ満腹になれば満足、
という時代でした。
例えばパンにしても今のように焼き立てのパン屋さんなんて無く、
コッペパンやクリームパン、ジャムパンなどが上等でした。
月刊「文芸春秋11月号」掲載の東海林さだおさんのエッセイを読み、
懐かしさと巧みな文章に誘発され、何十年ぶりかに購入。
5食入り 321円也。
日清チキンラーメンはご存知の如く、袋から出して煮るだけ。
最近のインスタントラーメンの袋入りは麺のほか何種類かの
小袋に粉末スープなどが同封され、面倒なこと。
東海林さだおさんはインスタントラーメン袋入り商品に
こうした小袋が同封されるようになってから、政治家も経済人も
大物が出なくなった、とまあ、冗談ぽく語っています。
(西郷隆盛が今、生きていたらこんな小袋入りのインスタント
ラーメンを作ると思いますか!)と東海林さん。
発売当時から改良を重ねて今のチキンラーメンがあると思いますが。
今日10月9日に偶然新聞で知りましたが朝ドラのモデルは
「まんぷく」は日清食品創業者の安藤百福・仁子夫妻!
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