畑を掘り、木を彫り、石を刻り、の自然人!

退職後、自分に気ままな課題をちょっと与えて遊んでいます。

黒豆の枝豆

2016-11-06 09:26:32 | 家庭菜園


先日、作家・澤田 瞳子さんの秋の味覚狩りのエッセイが新聞に掲載されていました。
秋の味覚狩りと申せば普通はサツマイモ掘りやブドウ狩りなどでしょう。
エッセイではそれが「黒豆の枝豆」狩りとされていました。
黒豆と申せば丹波篠山。他にも滋賀県・香川県・岡山県でも栽培されていますが丹波篠山が超有名です。

ビールのお伴に枝豆は最適ですが、お正月料理に使う黒豆を10月中旬ごろ採った豆が「黒豆・枝豆」にも
なるのです。そのシーズンは僅かの期間。
黒豆は文字通り黒色ですが元々は緑色で、葉が枯れてきますと豆も黒色に変化していきます。
黒色になりますと豆は触れた感じはかなり固いですが、緑色の頃はいわゆる枝豆同様に茹でればビールの
つまみになります。

その美味のレベルは普通の枝豆とは比較にならないほど味に深みがあり美味しいのです。
これを味わうには丹波篠山から直接取り寄せがいいと思います。
ただし黒豆枝豆のシーズンは10月中旬ごろから2~3週間ほどで、今年は既に終了しているかも。

黒豆は「黒豆・枝豆」と「黒豆」の2ステップの味わい方があることになります。

ちょっと調べてみたのですが「丹波黒」の命名は1949年に黒大豆のブランド化を図ったのが始まりの
ようです。
大粒は100粒で80グラムもあります。

小生も小さな菜園で毎年少量ですが黒豆を播種しています。

丹波篠山の専業農家では畝幅100cm、株間40~50cmが一般的のようですが、家庭菜園では畝幅
100cmはちょっとキツイです。
もともとは生活の知恵で水田と黒豆作りの両方の栽培でリスク分散するのが丹波篠山の政策とされています。
今でも連作障害を防ぐため黒豆栽培が終了すれば来年は水田に変換しているようです。

家庭菜園では土の管理や畝幅の限界、そして気候条件もあり、豊作もあれば不作もあります。
今年は数回ですが「黒豆・枝豆」を味わうことができました。
季節それぞれに味わう採れたて野菜。
田舎暮らしには不便もありますが自然の恵みもあります。