10月5日、もう出ないとまで言われていたWindowsのメジャーバージョンアップ、Windows11が正規版として使えるようになりました。世間ではWindows11が出ることも知らず、アップデートにも興味がなく、PC離れを感じさせる・・・なんて話も出てますが、どちらかといえば唐突で情報が少なかっただけに実感がない、という方が大きいでしょう。
さて、せっかくですからWindows11を使ってみましょう。と、言ってもまだ安定性はもちろん使っているソフトがキチンと動くのか、など心配事はいくつもありますので一台だけアップグレードでWindows11にしてみます。
11にするのに選んだのはCore i7 11700なPCです。やはり実験ならIntelでしょ、というのが一つ。二つ目はこの第11世代Coreが出たばかりのWindows10は11の性能を引き出すアルゴリズムが提供されておらず、後日のアップデートでパフォーマンスがかなり上がったため、11ならさらに最適化が進んでキビキビ動いてくれるのではないか? という期待から。三つ目は安定動作の期待。正直わたしのところではこのCore i7 11700、安定して動作してくれないんです。ひどいと起動して数分でデバイスエラーを起こして強制再起動してしまう・・・。何が原因かいろいろ試したところ、内蔵GPUのドライバをアップデートしたのがまずかったようで、バージョンを一つ前に戻すとかなり安定度が高まります。ですが、それでもスタンバイからの復帰などに失敗することが多かったため、やむを得ずFluid Motion VideoのためだけにさしてあるRADEON RX550をGPUとして使い、内蔵を無効化しています。これならデバイスエラーも起こさずに安定してくれるのですが、やはり個人的には邪道。GPUは内蔵が使えるのなら内蔵を使うべき、なぜなら機能の一部なのだから、という思いがあるのです。ドライバのせいなのか、それともやはりわがPCの内蔵GPUやマザーが外れなのか・・・。Windows11ならひょっとしたら内蔵で安定してくれるのでは? という期待が三つ目です。
さて、アップグレードするPCが決まったらダウンロード。普通にWindowsのアップデートからではWindows11をまだ落とせるようにはなっていないのですが、普通に「Windows11 ISO」とかから検索して落とせばOK。ただし、10のアップデート項目に「Windows11が使えます」などのメッセージが出ていないと認証プログラムのインストールと実行を要求されます。ちなみにRyzen 7 1700なPCで試したところ、CPUが非対応ということでプログラムが実行されませんでした。Core i7 11700がもちろん実行できます。
アップグレードは始まれば放っておき、再起動を指示するだけ。Windows10の設定がそのまま使われるようで、インストールしたての時にある初期設定などは一切ありませんでした。正直Windows10との違いは少なく、多少アイコンが跳ねたり音が出たり、タスクバーのアンダーバーがフォーカスのあるプログラムとそうでないもので長さが違うとかウィンドウの角が丸くなっているとか多少の差異はありますが、いちいち気にしなくてもいいものばかり。スタートボタンをはじめとするアイコンの位置がタスクバー真ん中になっているのが目立つ程度です。これを左寄せに設定しなおせば、それほど詳しくない人ならWindows10か11か区別するのは難しいでしょう。ただ細かい差異はそれなりにあります。特にスタートメニューは少し変更されていて、Windows8のModernUIの名残が事実上消滅しています。少し慣れはいりそうです。またコマンド入力スペースが一度ルーペアイコンをクリックしないと出てこないのが面倒かな。
しかし、確実に良くなった部分はあります。一つは最近のWindows10で右下にカーソルを持って行ってしまうと勝手に立ち上がるようになったガジェット。うっとうしいしソフトを使うのに邪魔だしで出ないようにしている人も多いかと思います。これが11ではなくなりました。最初からタスクバーに入っているガジェットアイコンをクリックすると、まるでWindows8のチャームを思い出させる動きで左から登場します。ちょっと目立たなくなりましたが、まぁ積極的に使いたい機能でもないのでいいのではないでしょうか。
そして、やはり期待通り、安定しています。Windows10では数分でデバイスエラーを起こしていた内蔵GPUでの実行、ドライバは最新と思われる100.9864で本日まだエラーを吹いていません。スタンバイからの復帰も同様です。長期安定するかどうかはまだ分かりませんが、少なくとも同じドライバを使ったWindows10よりはるかに安定しています。そして気のせいか、今まで以上にキビキビ動いているような・・・。そのうち動作テストしたいと思います。
今のところ最低限使いたいソフトやハードも動いています。本機ではPT系は使っておらず、外付けチューナーであるPX-W3U3を使っているのですが、EDCBを使った録画は今のところできています。これもしばらく使ってみないと結論は出せませんが、互換性においてそこまで心配する必要はなさそうです。
まだ一日と使っていないのに結論を出すのはなんですが、第11世代Coreを使っている人ならなるべく早くWindows11にアップグレードすべきだと思います。AMD系は少し様子を見た方がいいかもしれないですけどね。わたしもぼちぼち変えていきます。次はZen2のAPUPCにしよう。
メインは単なるキャプマシンになってるのでOS云々は関係ないですし何より安定している(AMD FX環境はWIN8以降、メニーコア処理含め劇的に安定したので)。
それよりもCELERON3965Y積んだGPD POCKET2Sが対応CPUに入っていないことにショック。世代・機能共に同じM3-8100Yは対応なのに…
まあGPD POCKET2系はキーボードが慣れす、その前の初代GPD POCKETを未だに愛用しているのでどうでもいいといえばどうでもいいのですが。
一昨年、RYZEN5 3600に乗り換えるタイミングを逃したことで未だに切り替えられていないPC環境ですが、今年も景気の影響でボーナスはあまり望めそうもないので様子見となりそうです。
ただPCで何か新しいことがやりたいというワクワク感はすでになく、FXでも日常使いなら満足できているので意欲がわかないんですよね…
会社で8、9世代インテルCPU機を使って作業していますが、そんなに体感差ないですし。
なにかPC関連でモチベ上がるイノベーションが起こらないかなぁ…
11はインストール条件が厳しいですからね。FXは新規でも入るかどうかわからないですし、ソフトの動作となると現状パフォーマンスは10より落ちそうなので
無理して11にしない方がよさそうです。複数PC持ちのテスト用ですね。
イノベーション起きるとしたらGPUのAI関連かなぁ。
新商品が少しずつ問題なく動くようになるのを楽しむのも楽しみの一つではある… 外付けGPUのみだと6世代でも問題ない感じなのですけどね
12世代が光る様にカリカリに軽量化されているとみるべきなのかな 作りが違うらしいですし
結果としてみれば内蔵はむしろ10よりよくなっていました。そっち関係で古いCPUを切った可能性もありますね。古いCPUでもクリーンインストールならできるので内蔵GPUを試したい気もしますが、発掘するのが面倒くさい(^^;)