録画人間の末路 -

人は記録をしながらじゃないと生きていけない

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このブログは、PCでテレビ番組を快適に録画し、自由な形で好きなように活用するための実験結果報告をメインとしたものです。ですが、その自由を奪い、不自由を売りつけて無制限の利権を得ようとするものたちが、現在のテレビ界では勢力争いをしています。そういう連中とは断固戦い続けます。それが、ここのテーマです。
2011年7月24日まで続けることを目標にしていましたが、2011年いっぱいまで延期いたします。 ・・・の、予定でしたが、衛星放送の行く末が気になりますので、それまでは続けます。ああ、意志薄弱。



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・SpursEngine H.264エンコーダ 実験プログラムサポート&他ソフト紹介ページ
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※10/07/01 se_h264enc_auo ver 0.09、se_mpeg2enc_auo ver 0.05、Seche Technical Preview2 リリース

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外部入力を用いて、デジタル放送のチューナーやレコーダーから出力される番組を、自由に扱える形式で録画可能なPC用のキャプチャーボードおよび外部ユニットの情報を集めたものです。

コマ撮り恐竜最後の華 「恐竜の惑星」

2021-06-08 15:51:04 | 特撮・モンスター映画
少しずつ暑くなってまいりました。予想通り、今年も猛暑になっていくんでしょうかね。ちなみにわたしの部屋のエアコンはなんか調子悪いです。今年は熱で倒れるかもしれん、本気で。調子悪いんなら修理するか買い替えろ、と当然思うところですが、そのためにはエアコン下の荷物を全部一度部屋の外へ追いやって部屋の模様替えをしないと修理も工事もできやしない(笑)と大ピンチであります。寝るだけならリビングに逃げりゃいいんですが、やはり普段は部屋でいろいろやりたいし。

そのやりたいことの一つと言えば当然B級映画鑑賞。今回購入しましたのは「恐竜の惑星」という映画。映画と言っても4対3の画角や雰囲気からテレビ放送向け映画なのかもしれません。登場人物は少なく、映像の作りも工夫がなく、いかにも低予算という印象の強いもので、正直ドラマパートは退屈そのものです。

 
ただし、特撮は別です。本作はタイトル通り恐竜が登場しますが、それは宇宙船の乗組員である登場人物たちが事故のため、緊急着陸した居住可能な惑星にたまたま地球の恐竜そっくりの生物が多数いた、という設定のため、厳密にいえば恐竜ではないのかもしれません。それを免罪符に、本作には恐竜の生息時代を無視した複数の恐竜が登場します。アパトサウルス・ステゴサウルス・スティラコサウルス・アロサウルス・ティラノサウルス・オルニトミムス(推測)、それに加えてクモと謎の巨大トカゲ、と、全体的に漂う低予算感には合わないほど多くの生物登場します。パッケージにはトリケラトプスが描いてありますが、こいつは出てきませんでしたね、残念。これらがすべてコマ撮りの人形アニメ、それも秒間24コマのフルアニートで表現されているのです。低予算なら秒間数コマしか動かない、いかにもカクカクとした動きになって当たり前ですが、本作は全部のモンスターがフルアニメートなため、動きはスムーズで大作にも引けを取らないものです。造形に関しては、作りは悪くないのですがどれもこれも淡色、恐竜ごとに色は違うのですが一体一色という感じで、色の塗分けがなされていないところに低予算を感じます。確かにいらないといえばいらない恐竜も多いのですが、さすがにステゴサウルスがボディも背中の板もしっぽのスパイクも同じ茶色というのはいただけません。ここら辺はやはり予算の限界があったのでしょうか。それでもアニメートそのものは手抜きなしでやろうという職人の意地を感じます。

本作はマニアの間では「原子怪獣現わる」に登場したリドサウルスが出演する作品である、として知られています。先に書いた謎の巨大トカゲというのがそれです。両者を比べてみますと、確かに造形は似ています。特にやや腹ばいになっている足の着き方や、頭部から尾の先まで続いている連続したヒレなどは似ており、まぁリドサウルスっぽいな、というのは間違いありません。が、「恐竜の惑星」の巨大トカゲは舌を蛇のようにチョロチョロさせる表現が使われているのです。「原子怪獣現わる」のリドサウルスはそういう舌使いはしません。ただ、ヒレの表現や腹ばいになっている姿を見ればこれに近い姿をしている恐竜は多分いないため、リドサウルスを何かしらを意識して造形したとは思います。このシーンだけレイ・ハリーハウゼン(原子怪獣現わる」の特撮担当者)がやった、などという話もどこかに出ていましたが、さすがにそれはないでしょうね。本人がやったのならあの舌はやらないでしょうし。舌を出すといかにも小物臭くなり、風格がなくなってします。

低予算とは言え、伝統的なコマ撮りで多数の恐竜が登場した映画、というのは1978年製作のこの作品がほとんど最後の部類ではないでしょうか。1981年製「おかしなおかしな石器人」にもコマ撮り恐竜は登場しますが、コメディ映画のため太目のティラノサウルスや古典イグアノドン似のトカゲが目立つくらいで恐竜映画とは言い難いものでしたし。そういう意味では貴重な作品です。

ちなみにわたし、この映画の輸入盤のDVDを、持っています。それと比較すると日本語パッケージはイラストがややトリミングされており、輸入盤のパッケージタイトル部分にいた翼竜(もちろん本編には出てこない)がカットされていて残念に思います。日本語タイトルを入れるためにやむを得ず、というところなんでしょうね。まぁそれはまだ許しますが、DVD本編において、輸入盤には存在したオープニング部分が日本語盤ではまるまるカットです。本来は登場モンスターのイラストとともにスタッフが、不安感を感じる音楽とともに紹介されるオープニングが入っているのですが、その部分は削除されて本編に無理やり字幕でタイトルを入れただけになってしまっています。なぜかメニュー画面のサムネ動画に半分ほどが使われていますが・・・。これはミスなんじゃないでしょうか。だとしたらさすがに許しがたいのですが。

先にも書きました通り、本作の舞台は地球ではなく、他の惑星にやってきたら地球の恐竜そっくりの生物がいた、という設定になっています。実はほぼ同じ設定の映画が別に存在します。その映画は「恐竜王」。わたしが敬愛するバート・I・ゴードンの監督デビュー作であり、国内DVD未販売最後のトカゲ特撮作品でもあります。わたしも待ちわびていたんですが、これが7月についに発売されます。

 
検索のされやすさを意識したのかも知れませんが、わざわざ「バート・I・ゴードンの」とタイトルにつけているところが素晴らしい。まだまだ楽しみは続きそうです。
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今度こそ!? GODZILLA vs. KONG7月2日に公開決定

2021-06-05 17:57:11 | 特撮・モンスター映画
本来なら5月14日からすでに公開しているはずの映画「GODZILLA vs. KONG」大都市圏の緊急事態宣言を受けて「近日公開」になってしまっていましたが、少なくとも緊急事態宣言による休業要請から映画館は除かれるということから大丈夫と踏んでか、公開日が7月2日からと発表されました。


IMAX上映、ものすごーく見たいんですが、7月なんて暑いしオリンピックあって混むだろうし、ウィルスも収まってない状況じゃ東京まで行くのはまだ無理だなぁ。大人しく地元の映画館行くことにします。
それにしてもよく7月なんていい時期の上映スケジュール空けられましたね。日本の上映スケジュールは基本年ごとに決められますからほかの映画をスライドさせる、なんてことは簡単にできませんから半年かヘタすれば一年延期なんてことも十分考えられたわけですが。かなり無理をしてでも少しでも早く「GODZILLA vs. KONG」を届けたい、という東宝の意気込みを感じます。やっぱり遅れたことを申し訳なく思ってるんでしょうね。
ただ、また状況が変わるかも知れませんので、再延期は疑っておいたほうがよさそうに思います。なので、まだ7月2日が楽しみ、というところまではいけないのですが、せめて上映が始まったら、少しでも早く見に行きたい、と思ってます。例え自営の店の閉店時間を早くしてでも。
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悲しきBD発売 「キングコング対ゴジラ」「キングコングの逆襲」

2021-05-18 12:26:21 | 特撮・モンスター映画
前にディアゴスティーニの「週刊ゴジラをつくる」でゴジラそのものは完成した、と書きました。が、週刊ゴジラをつくるはまだ続いており、ゴジラを飾るジオラマのパーツが送られてきております。が、これがキツイ・・・。ゴジラはほとんどメカだったので、部品をキチンと組み込んでいけば完成するものでした。指定の位置に指定の通りに部品を組み入れないとそもそも組立てができませんし、先にも進めません。だから根気さえあれば誰でも作れるものだったんです。ところが、ジオラマ部品というのはメカではなく、模型であるためにその確実さがないので、ゴジラ部分の組み立てとは完全な別物。しかも解説書のスペースの都合上手取り足取りな解説ができないため、差し込む穴の位置を確かめて、自分でどれをどこに取り付けるか仮組して確認しながら手探りでやるしかなく、かつ部品が細かくてやること多い・・・と、かなり模型の組み立てに慣れた人じゃないと難しいものになってしまっています。おかげで全然進みません。すでに心折れて、「ゴジラができたからジオラマはいいや」と投げ出している人も少なくないかも・・・。もちろんわたしは諦めの悪い人間ですので、遅れても少々出来が不格好でもまだ続けますが、同レベルの難易度の部品がどんどん溜まっていくのは少々恐怖であります。

さて、本来なら去る5月14日は日本で「GODZILLA VS. KONG」が公開される日でした。が、非常事態宣言を考慮に入れて公開は延期。一度は5月末に公開という情報も出ていたんですが、現在は公式に「近日公開」となってしまっております。さすがに公開見送りは絶対しないでしょうが、もうどこまで延期させられてもおかしくない非常に悪い状況になってしまっております。こうなったのも日本だけ配給は東宝が行う、というやや複雑な事情があったらしいのです。他国はワーナーが配給元であるため、ワーナーの枠で上映の箱を調整できますが日本では東宝の箱は詰まっているため、他の公開予定の映画との調整がつかないとか。だからと言って内容がゴジラである以上、東宝としては配給をワーナーに戻すこともできないでしょうから最後は楽しみにしている観客にしわ寄せが来るという現状に。影響小さくないですよね。「大ゴジラ特撮王国」が5月22日から実施されるのも当然映画の公開と同時期を本来当て込んでのことでしょうし。見に行きたいんだけど、我が地元では「東京行ってきた」ことがバレようものなら村八分になりかねないので、無理でございます。選ばれし首都圏在住の人だけが楽しむ資格を持てるイベント、ってのもなんかなぁ。
で、おなじくその公開を当て込んで発売されたのが、かの名作「キングコング対ゴジラ」のBDです。パッケージを包む保護ラップには「GODZILLA VS. KONG 5月14日 全国公開」という悲しいステッカーが貼ってあります(泣)


 
このソフト、やたら「4K」をあおっているのでUHDBDしか発売されないのかと思いきや、通常のBDもちゃんと発売されます。あくまで4Kでリマスターを行った映像をもとにソフト化した、というものなので2K環境で再生できます。UHDBDはUHDBDで発売されていますが、わたしは環境がないしIntelが再生環境用意するの諦めたこともあって当分用意する予定もないのでBD版を買いました。
映像はさすがにキレイになってますね。特に色が鮮やかです。ただ、それだけに絵が完全にデジタルになってしまっていますね。過去のHDリマスターが行われたとき、特にBSに日本映画専門チャンネルで放送されたゴジラ第一作を視聴した時に強く感じたのが「(この当時の)最新技術を使い、デジタルでアナログフィルムの再現を目指したものだな」ということでした。逆を言えばそれ以上の解像感の再現は目指していない、やりたいことは別にあった画質に調整されていたということです。特に「キングコング対ゴジラ」の前回のBDは解像度の高さを感じさせず、むしろ特別上映会で流されるフィルムのような赤茶けたセピア色に近い色合いと、どことなく「あえて残した」感のあるようなもやもやしたノイズのある画質で統一されています。ある意味アナログフィルム再現の極致でした。ですが、「画質、画質」と言うタイプの人にはウケが悪かったんだろうなぁというのは容易に予想のつく映像にはなっています。で、今回は開き直ったんたのか、2Kでも高解像感を感じる絵とメリハリのある色使い、ノイズは控えめと、一目見てキレイと思える絵になっています。特に現代の映画の絵に慣れた人には「こういうものが最低ラインだ、それはクリアしている」と満足感の味わえる絵になっているでしょうね。わたしでもこれを見た後だとちょっと旧版はキツイな、と思えるほど差があります。正直旧版もコンセプトは分かるんだけどセピア色はやりすぎだよなぁと。ただ、その分マット画の境とか窓ガラスに映っている"映っちゃいけないもの"が見やすくなってしまっているなど欠点が強調されている難はありますが、それは仕方ないですね。
古いフィルム映像における欠点である合成カットのコントラストが低下する部分などもバッチリ修正され、事前に「あ、このカット内でゴジラが火炎噴くんだな」という余計な情報は得なくて済みます。ただ、その一方で合成の甘さから生ずる境目などはそのまま残されています。これはこうした特撮技術の跡を消す映像処理、過去の例だと「空の大怪獣ラドン」のワイヤー消しのように嫌うマニアが少なからずいるからでしょう。わたしはもちろん余分な修正は気に入らない派です。
映像特典は旧版と比べて控えめ。ですが、旧版ではLDからのアナログキャプチャーという購入者をなめ切っていた素材が使われていた特報の映像が、ちゃんと4Kリマスターのものになっていたのは感激。東宝は特報や予告編に関してはアナログ映像を使った手抜きが多いので、本編に負けないくらい丁寧にやってほしいものです。なお、特典扱いでチャンピオン祭り版「キングコング対ゴジラ」が収録されています。こいつのおかげで「キングコング対ゴジラ」の完全版が失われたこともあって悪名高い短縮版、本編と同じ映像を使って再現した版かと思いきや、一部ですがフィルム映像特融のカットの切れ目に出る白いノイズが残っているのです。最近のデジタル化の際にはこのノイズは修正され、消すのが普通で本編の映像では消してあるのですが、短縮版では残っている部分が少しありました。そのほかにも本編よりノイズ多めの印象で、全部ではないにせよ本編とは別にリマスター化した映像がかなり使われているようです。旧版は完全に本編映像の切梁による再現版だっただけにちょっとうれしい。それなら、短縮版はセピア色なしのアナログ再現版にしてほしかったなぁと思ってしまいます。上映会で流される「キングコング対ゴジラ」は全部短縮版ですしね。まぁ予算も時間もないか、そこまでやるのは。

同時にもう一本の東宝キングコング、「キングコングの逆襲」もBDが発売されました。もちろん悲しきステッカー付きで(泣)

 
逆襲は今回が初BD。4Kリマスターではないですが画質は良好寄り。DVDの時からよかったですからね、画質。予告編も短縮版もリマスターです。
逆襲でのキングコングのデザインはオリジナルのキングコングに近くなっており、これは「前作の反省」などと言われておりますが、わたしが聞いた話ではキングコングのデザインはオリジナルとは変えてほしいというのが相手契約者からの要望だったと言うことです。が、やはり東宝、特に円谷特技監督には当然オリジナルに近づけたいという思いがあって、交渉の末「逆襲」で実現したのではないでしょうか。少なくとも「ロビンソン作戦 キングコング対エビラ」の企画に難色を示されたという有名なエピソードから、「キングコング対ゴジラ」以降も交渉は続いていたのは間違いないですし。以前「キングコングの逆襲」のパンフレットに、「怪獣ブームに答える A君への手紙」 と称した円谷英二特技監督のメッセージが掲載されていたことを書きましたが、それは「逆襲」の時に行った交渉時の反省を含めて、のことだったと今になって思います。

あと、本作が悪いわけではないですが、気になった点として、後頭部、ボディと頭部の境目の毛の毛羽立ちが目立つというところがありました。ぬいぐるみである以上ある程度不自然なところは出るものですし、古い作品ですからそこは目をつぶってみるのが本来の礼儀です。ですが、別の話で気になるのです。

映画ではなくオカルトな話ですが、ビッグフットというUMAが北米にいると言われています。細かい話は省きますが、そのビッグフットをフィルムに収めた動画が、撮影者の名を取って「パターソン・フィルム」「パターソン・ギムリン フィルム」と呼ばれる映像が存在するのです。写真があっても何が写っているのかよく分からないのが当たり前のUMAの世界において、写真どころか8mmフィルムで歩いている様子がかなりの近距離ではっきり収められた動画という常識外れの代物で、その真偽が長く論争となっているものです。「自分がぬいぐるみに入って演じたと告白したものが出た」「いや、後であれは虚偽だったと発言した。それに撮影者も偽物を否定している」と、虚偽がはっきりしたネッシーの「外科医の写真」と違ってなかなか決着がつきそうにありません。その「あれは本物」と擁護する説の中で「当時の技術では頭部のボディの間の毛が毛羽立ってしまい、不自然な境目が出るはず。パターソンフィルムではそれが見えない」と言うものがあります。パターソンフィルムは1967年10月20日に撮影されたもので、「キングコングの逆襲」は1967年7月22日に公開(日本語版)。つまり、肯定論者がいうところの「当時の技術」というのは「キングコングの逆襲」に登場するキングコングスーツを指しているのではないか、と思えるわけです。おかげで余計目についてしまうのですよ。もちろん、それがよく分かるほど本BDの画質が良好というわけなのですが。

時期がずれたことで映画の宣伝がいろいろ空回りしている「GODZILLA VS. KONG」ですが、まずなにより無事上映され、わたしが映画館で見ることができる、それを何より願っています。
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「GODZILLA vs. KONG」日本版公開延期のショックと、「るろうに剣心 最終章 The Final」から見る映画事情

2021-05-01 11:02:22 | 特撮・モンスター映画
※映画「るろうに剣心 最終章 The Final」の内容に触れています。個人ブログゆえご容赦ください。

発表は昨日だったのですが、あまりのショックゆえに「できれば夢か間違いであってくれ」と一晩立つのを待っていました。が、状況は変わらないので書いときます。


全俺待望であり、すでに世界の多くの国で公開ないし公開済である本作がまたしても公開延期・・・。「もういい加減にしてくれ」な思いでいっぱいです。一応配給側としては「新型コロナウイルスの感染状況を鑑み 」としていますが、これは正確ではないだろうなぁ。「新型コロナウィルス感染による非常事態宣言が大都市圏で出ていて映画館も休業請対象なので大都市圏での観客が見込めないから」だと思います。今回の緊急事態宣言は期間限定なので公開予定の5月14日には開ける、なんですが、延期の可能性もある、と見て公開を先延ばしにしたんだと思います。ただ、5月17日にIOCの会長が来日するらしいので、感染状況と関係なく緊急事態宣言は解かれるという予想もあるのですが・・・。逆を言えば月末になれば再び緊急事態宣言かまん防がまたしても実施され、映画再延期、なんてことにもなりかねません。むしろこのチャンスを伸ばすといつ公開できるか・・・になってしまいそうです。正直それほど大勢で声を上げるわけでもなく、みんなスクリーンの方向を見ていて、ついでに言えばそこまで混むことは少ない映画館がなんで休業要請の対象なのか、は多いに疑問ですが。「鬼滅の刃」の特大ヒットが悪い方向で影響を与えたのでしょうか。まぁそれでも今のところ他の映画よりは公開延期の期間は短いと言えるため、まだマシ、となればいいのですが。

マスコミでは東京の情報=日本全国の情報として伝えますので、気分的には地方でも緊急事態宣言が出ているみたいな印象になってます。実は先日、やはりその延期によって公開が一年近くも遅れた「るろうに剣心 最終章 The Final」見に行ってきたんですよ。前のシリーズは面白かったし、とりあえず見ておきたくて。ただ、仕事終わってからじゃないと見に行けないので夜間の割引上映に行ったんですが・・・。観客がわたし一人でした(笑)。過去の経験だと「日本アニメ(ター)見本市」がわたし含めて二人、が最少だったのですが記録を塗り替えてしまいました。ちゃんと宣伝している有名タイトルなのに・・・。わたしは上映スケジュールに従って見に行き、規定の料金を払って映画を堪能しただけなので何一つ悪いことはしていないのですが、わたし一人のために映写機を回してそれなりの電気料金を使わせ、二時間は早く帰られそうだったスタッフを深夜まで残してしまったんじゃないかと考えると多少申し訳ない、という気にも。

ただ、わたしが入ってきたのと入れ替わりのように他の映画を見終えた客がそれなりの人数帰っていく様子が見えたことから、映画館の客がいない、というわけでもないようなのです。今回の「るろうに剣心 最終章 The Final」に使われた内容は、原作漫画でも実質最終章(現在連載されている続編は今回無視します)でありながら盛り上がりには欠けたシリーズでした。前シリーズの敵がキャラとして強力すぎたため、戦闘の強さはともかくアクの面であれに匹敵するとは言い難い敵しか用意できず、かなり「てこ入れ」に近いような展開が見られたからです。漫画の連載は作者からの申し出でそのあと終了したとのことですが、前シリーズの余韻があってそれなりの人気は保っていたものの、手応えのなさを感じたからなんでしょう。漫画連載終了後にビデオアニメのシリーズも最終章はストーリーとして採用されず、よく原作者許したなぁレベルのオリジナルストーリーでしめていましたし。
ただ、途中で描かれた主人公の過去の回想シーンだけは別で、ビデオアニメでも「追憶編」として独立採用されたところから見ると、そこの評価は高いようです。6月にはその「追憶編」がクローズアップされ、「るろうに剣心 最終章 The Beginning」として、真の最終章として映画が公開されます。正直言って「The Final」は「The Beginning」を作るための映画だった、と言っても過言ではないでしょう。今の日本映画は漫画の原作がある場合、純粋に二本作るよりは安くて早く済み、かつ一定の観客数が望める前後編方式が頻繁に採用されており、本作も前の「京都大火編」「伝説の最期編」に引き続いてその形式で作られています。昔B級映画ファンにさんざん揶揄されたロジャー・コーマン製作のセットスタッフ脚本使いまわしで複数の映画を撮る作り方をもう笑えなくったやり方ではありますが、二本分の時間が使えるゆえに原作エピソードの省略が少なくて済むという、原作ファンからも良い点があるので続いているのでしょう。追憶編はあくまで途中の回想のみなので原作のストーリーは少なく、それだけで映画を前後編にするのは困難なため、前編の代用として最終章全体も映画化されたように思います。内容が直結しているため、「TheFinal」には「The Beginning」に使われるだろうシーンがかなり流用されており、続きのネタバレ映画になってしまっています。原作漫画を読んで内容はよく知っているという人ならともかく、あくまで映画だけで「るろうに剣心」を見てきた人は、「The Final」は飛ばして「The Beginning」を鑑賞し、「The Final」は後日機会があれば見る、くらいにした方がいいかも知れません。劇場で見られる、という機会を失うことになるのでどちらがいいのか判断は難しいですが。配信や円盤を使って家で映画を見ても、面白さは半減しますからねぇ、どうしても。古い映画で劇場で見るのは無理ならともかく、劇場で見られる機会のある見たい映画なら劇場で見るべきなのは間違いないので。

と、そうした理由で「るろうに剣心 最終章 The Final」の観客が少なかった、というのもあるんでしょうが、まぁ大都市圏の緊急事態宣言と、地元でも9時以降は飲食店は営業するなと行政から言われてしまっているので、深夜営業するな=深夜出歩くな、というイメージがついてしまって夜間上映に人が来ないのほうが強いんだろうと思います。個人的には地元程度の小規模のクラスターより経路不明の感染者が増える方が怖いので、むしろ夜間上映は安全な方じゃないのか?と思うのですが。ちなみに今回の映画館では夜間のドリンク販売が中止されていたのですが、それに一体なんの意味があるのか? と大変疑問。ただ「やってます」感が出したいだけかも。とにもかくにも「ゴジラvsコング」が見られるのがまた先になった、という事実だけは覆らないわけで・・・。五輪より映画を優先してほしいな、と思うのはわがままなんでしょうか。
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期待と不安が交差する・・・仮面ライダー50周年新作発表

2021-04-04 11:30:42 | 特撮・モンスター映画
東映の誇るヒーロー、仮面ライダーがこの4月で生誕50周年だそうです。いやめでたい。ウルトラマンなどと違って特定のシリーズ・話が高く評価されるシリーズではありませんが、定期的に作り続けられてこの年数ですからすごいものです。ただ、現在の仮面ライダーは仮面ライダーというよりメタルヒーローによりすぎた気がしてからわたしはテレビシリーズのチェックを外してしまい、CSで劇場版をやっているときに見る程度に成り下がってしまいましたが。
その50周年企画発表、が注目されていました。いくつも新作の発表がありましたが、その中の一本にあったのが「シン・仮面ライダー」です。


このタイトルを見たときにちょっと予感はありましたが、案の定脚本・監督は庵野秀明監督です。うーん、さすがに庵野監督=シン、はワンパターン過ぎないですかねぇ。企画は他作品よりもっと早かった! なんて声もあるようですが、タイトルはどうにでもなるでしょう。このタイトルならシン・仮面ライダーより真・仮面ライダーやってほしい(あるんですわ、序章しか作られなかったビデオ映画が)。
正直庵野秀明氏が「実写等身大ヒーローもの」の「監督」って時点でちょっと嫌な予感がします。今でこそエヴァンゲリオンだったり「シン・ゴジラ」だったりをヒットさせた大監督のイメージを持つ庵野秀明氏ですが、エヴァンゲリオンはアニメですし、「シン・ゴジラ」は監督ではなく総監督、現場の監督は盟友の樋口真嗣監督が務めています。「シン・ウルトラマン」はまだ公開されていませんが、庵野秀明氏の参加は脚本にとどまっていますし、実際の出来は樋口真嗣監督の腕次第かと。
で、次の「シン・仮面ライダー」は脚本と監督・・・となると、個人的にはアレしか思い出さないのですよ。そのタイトルは「キューティーハニー」。倖田來未氏による主題歌のカバーこそ話題になりましたが、確か興行的にはコケましたよねぇ、制作会社潰れましたし。Wikipediaによるとテレビ局など余計な分子の声が入るようになったことや予算的制約のせいもあったようですが、 やはり監督の責任もなくはないかと。もちろんあれから年月は経ってますし、東映も全面的にバックアップすると思いますし同じことにはならないでしょうが、どうも個人的には盛り上がってこないなぁ。だったら書くな、って言われるかも知れませんが。


わたしとしてはむしろ楽しみなのはこっち。


明確に「仮面ライダーBLACK」のリメイクをうたっており、期待が高まります。不勉強なため白石和彌監督の作品は見たことがないのですが、それだけに未知への期待と理想とする完成形の想像がいい具合に入り混じっている感がわたしの中で漂います。あえて過去の同監督作品は見ないで鑑賞に及んだ方がよさそうです。

しかし、日米合わせてこうも特撮そのものやその流れをくむ作品が連発する時代をまた迎えるとは、数年前には想像もしていなかったなぁ。この時代を作った功労者の一人が庵野監督であることは間違いありません。変なレポートで特撮を過去の遺産扱いしたときは怒りも覚えましたが、ちゃんとその責任を取ったことは(ちょっと偉そうな言い回しかも知れませんが)高く評価しています。「シン・仮面ライダー」もいい意味で期待を裏切ってくれればそれでいいのです。ただ、タイトルは再考した方がいいと思いますが。
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「ゴジラをつくる」完成(仮)

2021-03-28 09:24:47 | 特撮・モンスター映画
映画「シン・ウルトラマン」の公開が事実上延期になり、特報がその旨を伝える部分だけ差し替えになったものになった・・・のですがなんとなく登場怪獣のCG臭さが緩和された気がする、気のせいか、と思っていたのですが、色味を変えるなど少し手が加えられていたそうです。そうなると公開延期も悪いことばかりではないですね。某映画のように日本限定で送れるのでさえなければ・・・。


あまり書いてはないですが、この2年ほどの間、ディアゴスティーニの週刊「ゴジラをつくる」をずっとやってました。ただ、わたしはメーカー直の定期購読なので来るのは月一回であまり週刊という印象はなかったのですが。ただ、何度くじけそうになったことか・・・。このキット、回によって難易度がマチマチで、ギアボックスにフレームさしてグリス塗ったギアを差し込むだけ、蓋を閉めてボックス完成は次回、なんて難易度もへったくれもない回もあれば、一回分の指定で一か月の休日のほとんどを消化する高難度のことも。特にゴジラの足の皮に穴をあける作業は不器用なわたしにとって神の領域に達するむずかしさでした。実際指定と少しズレた結果になってしまっているのですが、まぁ用は足りるので気にしないことにしています。

しかし、その苦労の甲斐あって内部のメカ部分はここまで完成。まぁ本来なら顔の皮も外した状態で撮影すべきなんでしょうが、アレも着けるの大変だったもので、できれば二度と外したくないです。入るときは本当にスポ、って感じで収まるんですけどね。外部の皮の加工もほとんど終わっているので、週刊「ゴジラをつくる」第80号の課題はこのボディに皮を着せて本体を完成させること。もちろん大変です。


このように外皮を「着せる」と呼ぶのが正しいような作業をするんですよ。おまけに「ハサミで切って後で瞬間接着剤でくっつける」とか恐ろしいことを平気で要求するわけで、正直怖いです。実際力を入れすぎまして。


このように足の木製の骨が折れる事態に(泣)。さほど重要ではない部品でしたのでボンドでくっつけておきましたが、もっと重要なところでこのような失敗をしでかさないかと冷や冷や・・・。とはいえ、なんとか皮を一通り着せることには成功しました。一応の完成はみたゴジラですが、せっかく作ったのでリモコンで操作して遊びたいところ。ですが、どうも使い勝手は悪いのです。

なにせこの「ゴジラ」、メンテナンス性が非常に悪いのです。ゴジラは電池で動くので、なくなったら交換をしたいところ。その電池を入れるボックスは背びれを外した下にあるのですが、その背びれが本体と電源ケーブルとつながっており、かつケーブルの長さに余裕がないので扱いが面倒になります。正直ケーブルは外した方が作業効率がいいのですが、基本外すことを前提としていない、外しにくい位置にコネクタがあるのでこれまた四苦八苦。実際、背びれの基盤と垂直になっているコネクタの一つを90度曲げて水平状態にしてしまいました。戻してはおきましたが、弱ってしまったことに変わりはなく、何度か繰り返すと金属疲労で取れてしまうのは確実です。これは先の骨が折れたとは次元の違う問題ですので、背びれの基盤の該当部分を補修部品として取り寄せた方がいいかも知れません。また、皮の装着が瞬間接着剤に頼りすぎているために分解や再組立てが非常にしづらいのも難点です。これが理由で一部接着をあきらめている部分もあるくらいです。組立てホビーといいますとラジコンやミニ四駆、はたまたパソコンのように後で内部をいじりやすいのが利点の一つですが、「ゴジラ」はそれを一切考慮に入れていません。そもそもこうした「つくる」シリーズというものが総じてそうなのかも知れませんが。
些細と言えば些細、重要と言えば重要な問題の一つが電源ボタンの押しづらさ。胸の真ん中にボタンがあるのですが、当然皮でおおわれているので「押した」感がなく、うまく押せたのかどうかよくわからないのです。一応対策として電源オンオフがあるごとにゴジラの背びれが光り、また電源オンのまま放置しておくとやはりゴジラの背びれが光って警告してくれるギミックが搭載はされています。が、この「押した」感のなさはどうにもスッキリとしません。そのため、まだ頭部の皮を胸部分と接着できないでいます。胸の皮をめくって電源ボタンを確認しながらでないとうまく押した、という感触を得ることができないからです。

と、した理由に加え、少しケーブルの見直しとかもしたいのでまだ皮を接着していないのですが、一応完成と言える状態まで持っていけました。もっとも、動くのはオマケ、重量感たっぷり質感のいい、大きなゴジラが組み立てられた、それが一番重要なことなのですから、内部のメンテナンスがやりにくいことなど二の次でさっさと接着してしまってもいいのかも知れません。

なお、週刊「ゴジラをつくる」自体は100号まで続き、75号から残りの号でゴジラを飾るジオラマの作成が行われています。わたしはゴジラで手一杯だったのでまだ手付かずでいますが、まぁこっちは本気で急がないのでゆっくりやるつもりです、最悪ジオラマは完成しなくてもいいし。
ちなみにディアゴスティーニではこの完成ゴジラを収録できる透明ケースも販売するそうですが、お値段32000円・・・。さすがに高すぎ! と思うのですが、ジオラマごと収録できると思うと、「飾る」ためなら、うーん。完全に心理を見透かされてますねぇ。さすがです。
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阿鼻叫喚! YouTubeにネタバレ(多分)な動画

2021-03-24 21:49:19 | 特撮・モンスター映画

わたし待望の新作映画「GODZILLA vs. KONG」が世界の多くの国で3月24日より公開され始めました。一週間くらい遅れる地域もあるようですが、大半の公開される国では3月中には公開されるようです。

その例外なのが我らが日本・・・。公開日は2か月近くも先の5月14日です。主役の片方は日本産の怪獣なのに・・・(泣)。

 で、わたしはそれまでは目一杯映像に触れようと、YouTubeで海外の予告編を見まくってきました。前回貼ったパロディ動画などはそれによってYouTube側のAIに引っ掛かり、紹介された動画だったのですが。で、今日からは少なくとも海外の考察系動画は避けようと思っていました。いやでもプログラムなどの写真が掲載され、必要以上のネタバレが起こると思ったからです。

ところが、プログラムどころじゃない・・・。すでにスマホか何かで劇場とかで撮影したと思われる画質悪そうなサムネの同作のネタバレ動画がガンガン上がっています。もちろん絶対知りたくないようなテキスト入りタイトルで。
グワ・・・。やるなよ、こういうことを。まぁ個人がある程度のネタバレをどこかに書いてしまうのは仕方ないと思いますよ。わたしだって映画初回鑑賞後には興奮冷めやらぬうちに感想書いたりしますし。ただ、それでも理性が勝つ限りネタバレはあくまで映画を楽しむ上でプラスになりそうな話に限定、特に内容に関しては映画の中では一切説明のないお楽しみ要素を知識の追いつく限り書くだけにしているつもりです(公開からだいぶたってあちこちで普通にネタバレされている作品に関してはこの限りではありませんが)。もちろんそんな話ですら一切知りたくない、という人もいるでしょうから、なるべく序盤はどうでもいい話を書いて、ネタバレ部分が目に入らないうちにタイトルだけですぐブラウザバックできるようにしているつもりです。
動画というのはそういうのが一切ないシロモノです。まして画質の悪い核心部分の動画なんて絶対見たくないもの筆頭です。まぁさすがにYouTube側が見つけ次第どんどん消してくれると思いますが、数日は近寄れないなぁ。
さらに悪いことに地域によっては配信公開もあるんですよねぇ、もちろん日本の劇場公開より先に。劇場でこっそりなんかよりはるかに低いリスクで撮影され、核心部分だけがまたYouTubeに上がり続けられる危険性は非常に高いです。数日待てば削除されて無くなるどころかいくら消しても新しくアップされてAIがおすすめにあげる、鼬ごっこになりそうな予感がします。だから公開と同時の配信はやめてくれ、と言ってるのに。正直2か月もブロックし続ける自信はないです。それだけ時間がたてば海外ユーザーは当然もう見たいやつはみんな見ただろうという判断をし、ネタバレ感想発信をガンガンやってくるでしょうから、大なり小なり避けようはなくなります。仕方のないことではありますが、はぁ、楽しみなだけに気が重い・・・。2014年の「GODZILLA」も日本は遅い公開でしたが、同時配信ではなかったし、少なくともネタバレはしても大して構わない内容でしたからまだよかったのですが、今回は予告編でいろいろ謎要素をちりばめているからなぁ。時間差はまだいろいろ事情はあるんでしょうが、同時配信公開は本当にやめて欲しかった。本作だけでなく今後にも悪影響がありそうです。

晴れて日本で公開となった暁には、事前に知っても楽しむには支障のない、むしろニヤリとできる程度の内容でわたしも感想を当ブログに書きたいと思っています。もっとも、面白ければ面白いほど書くこと、ってあまりなくなるのですけど。それまではなんとか耐えるしかないですね。
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動画貼っておく

2021-03-21 11:59:33 | 特撮・モンスター映画

猫パンチのあまりの威力に爆笑したので貼っておく

 

メイキングも公開されていました。予想の三倍くらい本格的な作り。もう尊敬するしかない。

 

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国会招致された東北新社社長の作った映画

2021-03-18 11:31:44 | 特撮・モンスター映画
東北新社およびその子会社に所属する現総理の息子が総務省を接待していたことから火が付いた問題。単なる接待だけでなく、それによって接待した企業が特別扱いを受け、行政がゆがめられているのではないか・・・。との疑念が広がり、東北新社およびNTTの社長が国会に招致され、質問を浴びせられました。NTT側は、この手の話に慣れている人なのか、のらりくらりとかわして尻尾を見せない答弁に終始していたようですが、東北新社の社長の方は割とスパスパ答えたようで総務省側の発言と食い違うものが少なからずあったとか。そうしたところから、東北新社の社長は、都合の悪くなりそうな部分はボカすような受け答えのできない、裏表の行きかう世界で育ってきた人ではないんだろうなぁと言う印象です。
それもそのはず。現東北新社社長は中島信也氏。CMディレクター出身の人です。一番有名なのはチマチマ動く原始人やマンモスが画面に出てきた後に「hungry?」の一言が印象に残る日清のCMでしょう。そして映画「ウルトラマンゼアス」の監督であり、その主題歌の作詞者(名義は"じんましんや")でもあります。主題歌の方はとんねるずによる「ゼアスゼアス」の連呼部分が出光のCMで使われ続けたこともあって、聞いたことくらいはある人も多いかと思います。歌詞はそれまでのウルトラマンのような「救う」ものではなく「なんとかしたい」という完全ではない存在が自分を鼓舞するような内容になっており、コミカルな印象もあって他とは一線を画す存在です。歌詞が作詞者の人となりや感性が出やすい存在と考えると、あえて王道を外したがるやや捻った考え方を持つ人だという印象です。
 
映画の「ウルトラマンゼアス」はそれが如実に出ている気がします。ウルトラマンゼアスは、出光のガソリン「ゼアス」とタイアップしたイメージキャラ。中島氏はその出光のCMも手掛けていた、ということなのでその関係で映画の監督も、という話が回ってきたのだと思いますが、人選からして出光側の思惑は、CMの延長のような映画、出光ゼアスのイメージをよくする内容、イメージキャラに相応しいウルトラマンゼアスの活躍が見られるを期待していたのではないか、と思うのです。
で、実際の映画の中のウルトラマンゼアスはと言いますと・・・。潔癖症、というヒーローには最高に問題のある欠点を持っていました。おかげで人間時では全然仕事ができず、変身して必殺技の練習をやっても手が汚れただけですぐに中断、体に汚れが移らないようにムチャクチャ頭を引きながら手を水で洗うシーンはその象徴です。もちろんその状態では怪獣相手にまともな戦いもできず、バトルに入っても最初のうちはやはり汚れるのを嫌がり、汚れた池におっかなびっくり近寄って引く、という無様さ。ただ、途中からは開き直ったのか正義の心が勝ったのか汚れをいとわず怪獣と戦ってウルトラマンの名を冠するにふさわしい活躍を見せ、人間になっても極端な潔癖症は克服したらしく汚れながらも気にせず一所懸命仕事をするシーンで映画は終わっています。どう見ても「汚れるのをこわがっていちゃ何もできない」というテーマで、従来型よりも環境を汚さないことをアピールしていた出光ゼアスの大義から言えば逆、とまではいかないまでもかなりズレた方向を向いていた作りになっていた、と言わざるを得ません。本作を出光はどう思ったのか・・・は分かりませんが、この後続編「ウルトラマンゼアス2 超人大戦・光と影」が作られた際に監督は交代し、その戦いぶりも出光ゼアスの大義を反映したようなものになっていたところからなんとなく察せる気がします(2は2でスポコン王道ヒーローもので面白いです、念のため)。
 

と、どちらかと言えば上のいうことをただ聞く人ではない、とわたしは思っているのです。それだけに東北新社のとったやり方を見ているかぎり、経営だとか法律だとか細かいことを知らずに相対していたとしか思えません。そういう意味で言えば、知名度はあっても経営者として有能ではないんでしょうねぇ。前にも書きましたが今頃になっての一部チャンネルの認可取り消しは厳しすぎると思っています。とはいえ、中島氏は社長なのですからこの問題の責任はキッチリとっていただきたいと思っています。もちろんNTTや総務省・当時の総務大臣と言った関係者もですが。

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日本映画専門チャンネルでゴジラ4Kリマスター版放送中

2021-03-15 00:12:44 | 特撮・モンスター映画
海外では間もなく「GODZILLA VS. KONG」が公開されますね。うらやましい。日本では5月14日と遅いので・・・。配給の東宝の都合なんだろうから海外と同時は難しくともせめてもう少し早くしてほしかったものです。日本ではその前に「ゴジラ S.P<シンギュラポイント>」が公開されますが、アニメだしなぁ。アニメのゴジラだと、どうにも例の三部作が思い出されてもう一つ乗れる気がしないんだよあぁ。PVを見た限りだと理解しづらい設定の説明セリフ羅列ものになりそうだし・・・。まぁ半分期待しないくらいに肩の力を抜くくらいでちょうどいいでしょ。

一方、BSの日本映画専門チャンネルでは「GODZILLA VS.KONG」の公開を記念し、ゴジラ作品のうち八作品の4Kリマスター版を"最恐画質"と称して八か月連続で放送中です。もちろん4K放送でなければ2Kへダウンコンバートされた映像になってしまうわけですが。個人的には、従来版があまりいい画質と言えない「ゴジラの逆襲」が飛ばされているラインナップには少々不満はありますが、一部だけでも新リマスターで見られるのはいいところ。
3月はそのトップとして当然第一作「ゴジラ」が放送されました。ので、もちろん録画して以前の日本映画専門チャンネルで放送されたHDリマスター版と見比べてみました。
さすがに「最恐画質」と呼ぶだけあり、以前のHDリマスター版では取り切れていなかった、ややぼかした背景の縦ノイズやざわつきが恐ろしく軽減されており、70年近く前の古いフィルムから作った映像であるのが信じられないレベルです。特に山根博士のスーツの細部などがまるで触る時の感触まで想像できるほど細部が再現されたレベルになっています。半面、肝心の特撮部分が黒を強くし過ぎる故か、ゴジラがむしろ旧版に比べて見にくくなってさえいます。特に人々が路地に逃げ込んだ脇をゴジラが通過するシーンで顕著で、旧版では通過するゴジラの足や尻尾がはっきり見えているのに、新盤では真っ暗というより真っ黒でよくわかりません。全体的に特撮に関しては細部表現より艶出しに振った感じで、必ずしも最高画質ではないです。もっともわたしが見ているのは2Kダウンコンバート版なので、4K映像を直接見ると違うのかも知れませんが。人間ドラマを重視するなら新4K版、ゴジラそのものが見たいのなら旧2K版の方が好印象でした。
ビットレートはいつの間にか大幅に増していました。旧版はもちろん前に全チャンネルを調査した際に日本映画専門チャンネルのビットレートは、約14Mbpsといったところだったのに、今回の4K版ゴジラ・ダウンコンバート版は約20Mbps。これは4K版だけ特別なのか? それとも日本映画専門チャンネルの帯域が増えたのか? いろいろと謎です。ぼちぼちまた調べた方がいいのかも知れません。

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