録画人間の末路 -

人は記録をしながらじゃないと生きていけない

このブログは

このブログは、PCでテレビ番組を快適に録画し、自由な形で好きなように活用するための実験結果報告をメインとしたものです。ですが、その自由を奪い、不自由を売りつけて無制限の利権を得ようとするものたちが、現在のテレビ界では勢力争いをしています。そういう連中とは断固戦い続けます。それが、ここのテーマです。
2011年7月24日まで続けることを目標にしていましたが、2011年いっぱいまで延期いたします。 ・・・の、予定でしたが、衛星放送の行く末が気になりますので、それまでは続けます。ああ、意志薄弱。



特殊なコンテンツ
・SpursEngine H.264エンコーダ 実験プログラムサポート&他ソフト紹介ページ
Lalfさんが作られている、SpursEngineで使えるエンコードソフトのリンク先の紹介などをしています。CUI版とAviUtlのプラグインの二種類があります。 また、それ以外に同じくLalfさんの作られたCodecSys Personal向け参照AVI、ravi2や、BOさんの開発されたLinux用HD PVRコントロールソフトのリンクもおいています。

※10/07/01 se_h264enc_auo ver 0.09、se_mpeg2enc_auo ver 0.05、Seche Technical Preview2 リリース

・スカパー!e2 各チャンネル解像度・ビットレート一覧表
独自の調査による、スカパー!e2とBSデジタル放送の解像度とビットレートの一覧表です。多少の間違いはご了承ください。

・意外とある、デジタル放送録画可能キャプチャーボード・ユニット
外部入力を用いて、デジタル放送のチューナーやレコーダーから出力される番組を、自由に扱える形式で録画可能なPC用のキャプチャーボードおよび外部ユニットの情報を集めたものです。

2004年のPC雑誌の記事と買っといたRADEON

2020-06-04 00:13:21 | 意味なしレビュー
三か月前にいきなり足が痛みだし、「眠れない・立てない・歩けない」の三重苦につらい思いをし続けましたが、すでに足の痛みで夜中目が覚めなくなることがなくなって二週間たち、昼間も体制によって少し足に突っ張り感を感じる程度まで回復しました。足が痛くなりだした理由ははっきりしませんが、直前にPCにHDDを増設するために中腰姿勢を長くとったのがまずかった、と自分では思ってます。その足がほぼ回復した以上、三か月間封印していたPCのパーツ交換や増設に手を出してもいいころではないか、と思っておりまして。実はちょっと株で儲けゲフゲフ。本業うまく行ってないのに(´;ω;`)

PC用の新パーツ、と言えばまず候補に挙げたいのが先日新発売になったIntelの新CPUとマザーボード。その中でも最上位のCore i9、いやー世間で酷評されてるみたいですね。特にパフォーマンスを出すためにマザーボードのBIOS設定がTDPの制限をとっぱらってあるために発熱量がかなりすごく、簡易水冷で冷却しないと厳しいらしいです。ライバルに対抗するためにCoreとクロックを増やし、TDP125WになったCPUと言うとAMDのFX8350を思い出します。あれは、少なくともわたしの使い方では冷却はちょっと大き目な空冷CPUクーラーで足りましたし、少なくともCoreが3000番台相手までならそれに見合うパフォーマンスはありました。一方、現行のIntelのCore i9はTDPのわりに10コア/20スレッドしかなく、どう転んでも12コア/24スレッドのRyzen 9 3900xに勝てるとは思えません。それにCPUコアのアーキテクチャ自体は6000番台から変わっておらず、今使っているCore i7 8700と比較してコア数分相当のパフォーマンスアップと予想できてしまいますのでもう一つ物欲を刺激しません。調べてみたらFXの時みたいに政権の評価と違った性能が見えてくる可能性はありますが、ちょっと高いんですよねぇ、お値段。i9でなくi7をターゲットにしてもなおちょっと高いと思います。せめてあと1万円安くなってからだなぁ。FXは評判は悪くても安かったから買う気になったわけだし。

Intel製新CPUの評判があまりよくないのは製造プロセスに古い14nmを使っているからだと言われます。初期より改良して++が付いてはいますが、根本的な解決にはなっていません。一応Intelは10nmでの製造も可能なはずですが、こちらはパフォーマンスよりも消費電力を抑えることを想定した作りになっており、モバイルには良くてもデスクトップ向けとしてはイマイチな模様。もちろんデスクトップ向けの微細化製造プロセスに開発も続いてはいますが、苦戦が続いている模様。もっとも、これはIntelだけの話ではなく、半導体外注先のファウンドリの一つであるGFも2018年に7nm製造プロセス開発の無期限延期を発表しており、現在はどうなっているか分かりませんが、14nm/12nmあたりで止まっているようです。現状sの2社よりも微細な製造プロセスである7nmに成功したTSMCが製造を引き受けてくれているからRyzenは高性能なのだ、と言っても過言ではありません。
TSMCがうまくやっているのはともかくIntelやGFがその流れから遅れてしまったのはなぜなんでしょうか。おそらくなぜうまくいかないのかIntelがそれを語ることはないでしょうが、推測くらいはしたいもの。実は先日、月刊ASCIIの2004年3月号を部屋で発見し、そこに2020年ごろのコンピューター業界を予想する記事が載っていましたので紹介したいと思います。ちなみにわたしがこの号を買って取ってあったのは、特集記事の一つが「録画PC再入門2 MPEG2を攻略せよ!」だったからです(笑) 古いPC雑誌はあとで読むとこういう発見があるからメチャクチャ面白いのです、今はこうした遊びが出来なくて残念。

いわゆる「ムーアの法則」を使い、グラフで2020年少し前に製造プロセスは0.01㎛(マイクロメートル)を下回る、とされています。1nmは0.001㎛なので、0.01㎛は10nm。TSMCだけとは言え、人類の技術としては10nmよりも微細化に成功しているため、ムーアの法則はほぼ守られていることになります。記事内にはこの時点で

"トランジスタはついに、原子数十個のサイズになってしまう。このサイズになってしまうと、私たちのスケールの世界とは違う、ミクロな世界を支配する「量子的現象」が顔を出す。たとえば、電子が絶縁体の壁をすり抜けてしまうという"トンネル効果"が発生したり、また電子の位置やエネルギーを同時の特定できない(位置を把握した場合は電子の運動方向が把握できず、逆に電子のエネルギーを確定した場合にはその位置が分からない)といった"不確定性"が支配的になる。このような状況では、既存のコンピュータはまともに動作せず、それらの量子的現象を抑えるために多大な努力が必要となる。”

こうなると書いています。これこそIntelやGFが苦戦した原因ではないでしょうか。ちなみにこの時点でのPCのアーキテクチャは、IntelがPrescottと呼ばれる三代目Pentium4。ウリはSSE3に対応したことで製造プロセスは90nm。AMDは初代Athlon64で製造プロセスは130nm、両社とも先代のNorthWoodPentium4やAthlonXPも現役なころでした。まだこういう時代が来るなんて一般ユーザーからは遠い未来だと思われていたのです。なお、雑誌の記事はこの先は「従来のコンピュータでは大きな問題となる量子的現象を、むしろ利用しようという」量子コンピュータがこの先のコンピューターになるだろうというのが主題です。
10nmを下回るあたりで微細化はそろそろ限界に達し、あとは細かい改良くらいで現状のPCは製造プロセスによる成長は止まることになりそうです。だからこそGFは無期限に開発を中断し、逆にIntelは四苦八苦しながらもそこにたどり着こうとしているわけです。それに力を注ぎすぎてCPUコアのアーキテクチャが更新されないのがIntelのデスクトップの現在の問題かと。

ならば、今回は導入をパスするのが得策か、となってIntel新CPU購入を見送り、別のものを買うことにしました(やっと本題(^^;))

 
はい、RADEONです。それも新型のRDNAではなく、旧式のGCNのロークラスです。現状、RDNAはミドルクラス辺りがメインでロークラスには下りてきていません。にも拘わらず、FluidMotionVideoに非対応ということでゲーム以外の面では劣る部分さえあります。4Kへの対応と言った進化した部分もありますが、現状UHDBDも再生できない4Kが使えても意味はあまりありません(アレが出ればまた話は別ですが)。わたしは今までR7 250XEを使っていたのですが、これはH.265/HEVCへのエンコードに対応していないため、ちょっと物足りなくなっていたのです。GeForceのロークラスと迷ったのですが、これからRDNAが下位まで下りてきてFluidMotionVideo対応GPUが買えなくなる可能性を考えるとやはりこちらをキープしておくのがベターかと。さて、あえて買ってみたこのRX550の良さですが
・補助電源不要
・2スロットに収まる
・DVI-D/HDMI/DP端子があるので古いシステムでもOK。
・H.265/HEVCエンコード対応
があげられます。R7 250XEも補助電源不要・DVI-D付きは変わりなく、かつ2スロットどころか1スロットでロープロなんですが、やはりちょっと古い・・・。海外では1スロットのRX550も売られていたらしいのですが、残念ながら日本ではいまだに売られていません。まぁ2スロットもクーラーが大きい分回転を抑えても冷えやすい利点はありますし、なにより2.5スロットとかよりは他の拡張ボードが使いやすいかと。
ちなみにエンコード速度も計測。A'sVideoConverterを使ってVCNを使い、1920x1080で1時間45分のMPEG2-TS動画をR7 250XEのH.264/AVCとRX550のH.264/AVCおよびH.265/HEVCのエンコード時間で比較。デコードはHWでインターレースをBobで解除している以外はデフォルトのみ。システムはRyzen 7 1700+B350+DDR4 2666 8GBx2です。

250XE/264 35分29秒
RX550/264 29分9秒
RX550/265 33分8秒

H.265/HEVCでも250XEのH.264/AVCを速度で上回る、なかなかの好成績です。

なお、このリンクはAmazonですが、わたしはツクモの通販で買いました。こちらのほうが少し安かったのでお勧め。送料も無料でした。ツクモで買う良い点として、グラボ一つしか買わなかったのに梱包のダンボール箱がかなり大きいもので送られてきたことがあります。「邪魔になるしそれのどこがいい点?」と思う方もいるでしょうが、あとで荷物を宅配便で送りたくなった時、ツクモで使っているくらいのダンボール箱はいろいろ詰めるのにちょうどいい大きさなので、使い勝手がいいのです! ただ買うだけでなく、送られてきた箱が配送用の箱として後日流用できるちょうどいいサイズ、そこがツクモのいいところです。まぁ実は今回の注文でもいつもの箱は使われるとは思っておらず、送られてきたときには「こんな大きな箱で来るのならせめてHDDとかも一緒に注文すればよかった」とちょっと後悔しましたが。
コメント (7)

Intel、第10世代デスクトップCPU登場 注目は物理コア

2020-05-01 11:35:46 | 意味なしレビュー
通常なら街もにぎわうゴールデンウィークですが、残念ながら緊急事態宣言に伴う自主規制の事実上の強制で人は少なく、この先は不安になるばかり、という現状ですね。気が滅入りますが、せめて明るい話題を見つけましょう。
と、言っても放送界はいまや番組一つ作るにも四苦八苦している状態で実際放送されているのは再放送ばかり。その許可を得るのも苦労するらしいので決して楽をしているわけではないですが、視聴者としては今報道以外の基幹放送の番組はあまり見る価値はないですね。

一方、この状況で生産ラインの稼働が滞っているのかなかなか製品が出ないAMDのモバイル用新Ryzenを横目に、Intelがようやくデスクトップ向けの新世代CPUを正式発表しました。


Intelの第10世代と言えばモバイル向けはややこしいことにGPU強化のIce LakeとCPU強化のComet Lakeの二つが併存しているわけですが、デスクトップ向けはComet Lakeのみのようです。まぁIntelのGPU強化でCPU据え置きモデルをデスクトップ向けに投入してもそれほど喜ばれないですからね。もっとも、ちょっと前まではそれを普通に新世代CPUとして投入していた(Sky Lake→Kaby Lakeとか)んですが。
今回からはローエンドのCeleronを除き、全CPUがHTを有効にして物理コアの数でクラス分けが行われるようになりました。今まではHTの有効無効で区別されるクラスが必ずありましたが、今回はそれはCeleron/Pentium以外は無しです。確かに前世代(というか現世代だな)は一番の売れ筋であろうCore i7/i5が両方ともHTが有効になっていない、という異常事態でした。おそらく8コア/8スレッドと6コア/12スレッドを同じ世代に入れたくないという考えがあったからだろうと思います。6コア/6スレッドと4コア/8スレッドならさすがに前者の方が高性能でしょうが、8コア/8スレッドと6コア/12スレッドではどちらが上なのか、比べてみないとなんとも言えないですからね。大抵の場合前者の方が上だと思われますが、その場合でも後者でも十分肉薄はできる気もしますから、下位モデルが上位モデルを食う可能性が高かったわけです。第10世代になって今まで8コア/16スレッドだったCore i9が10コア/20スレッドになったおかげでi7が8コア/16スレッドに、i5が6コア/12スレッドに、とわかりやすい区分になりました。ただ、Ryzen対抗と考えると少し・・・いや、かなり弱いですけどね。増えたとは言ってもRyzen9の12コア・16コアには及びませんし、CPUコアの設計も足踏み状態なので、10/20のCore i9が12/24のRyzen9を超える可能性はほとんどないでしょう。ただ、シングルコアのクロックの調整に関してはさらに強化されたとのことなので、使うコア数の少ないソフトウェアの動作なら期待できそうです。ただ、多コアが宝の持ち腐れになりそうですが。ソケットが従来と異なるLGA200になってしまって、アップグレードするにはマザーボードも買い替えなければならないのも昨今の経済事情を考えたら不満点です。お値段が安ければそれらの欠点も吸収できますが、Ryzenシステム以下の価格はちょっと期待できないよなぁ。
ただ、Intelが偉いのはこれだけコアを増やし、ベンチマーク上ではむしろ不利になるとわかっていてもGPUを内蔵させている点です。要らないと思う人も多いでしょうが、わたしは可能ならグラボを積みたくない主義なので、GPU内蔵はありがたいです。なにせRyzenが出るまでの一時、わたしが所持しているデスクトップPC5台全部グラボなしでしたから(Intel機2台、AMDのKaveri世代APU機3台)。
あとQSVも使えますしね。ただ、これはひょっとしたらわたしの環境だけかもしれませんが、手持ちのi7 8700のQSVでエンコードしたH.265の動画、なぜか再生ソフトのKODI(再生環境はRyzen3 2200G)と相性が悪くてまともに表示されないんですよ。他のソフトで再生すればちゃんと表示できますし、全く同じ設定でフォーマットのみH.264にするのなら問題なし。同じエンコードソフト(主にA's Video Converter使ってます)を使ったRADEON RX560や、Ryzen5 2400Gの内蔵GPUを使ったVCNでのH.265でもKODIでは再生できるのに、QSVのH.265+KODIという組み合わせのみダメなんです。とりあえず録画して後で見て捨てる、な番組をHDDを圧迫しないために即席にH.265やH.264にしておくのにQSVやVCNは重宝する機能なので、もし相性問題なら修正してほしいものです。
うーん、QSVはおいとくとしてもCPUでのエンコード能力とか調べたいな。その場合はCore  i7とRyzen7第三世代の8コア16スレッド対決にしたいですが、当分大金使いたくないしなぁ・・・。まぁ多分いち早く大手がやるだろうし、下位対決!とかじゃないとわたしがやる意味ないからパスになりそうですが。


全く関係なく。
今、休日が暇です。わたしは自営業でどうせ今までも大して外へ出ることはない生活を送っていたので今の状況でも大して変わらないのですが、休日に出かけるところがなくなってやることありません。ヘタに出かけてブラブラすると、「お前、この事態にやることもないのにブラブラしてていいのか!?」と知人に見つかるとグチグチ言われますし、結局やることないのに家に閉じこもることになると。なのでインドアなことでもやるか、と先日の休日はディアゴスティーニの「週刊ゴジラを作る」の組み立てを一気にやろうと決意しました。わたしは定期購読なので、ある程度まとまってから届く形式なため、一冊ずつ買う人よりだいたいひと月遅れくらいで組み立てています。で、前回はなぜか少な目で3号分しか届かなかった代わりに今回は31~36号と一気に届いたので、それをやろうかと。ちなみに完結は70号で組み立て自体は50号で終わるとのことでしたから、あと一息というところ。すでに骨組みの大半は終わって自力で立つ程度にはできており、先は見えてきています。
ここまでは、結局指定の箇所をねじ止めするのが主な作業で、あとはせいぜいギアボックスを組み立てる程度。PCの組み立てよりは難しいかな、くらいでなんとかなっていたのですが、この31・32号の作業はこれまでとは次元の違う難易度でした。ゴジラのしっぽに仕掛けを施す作業なんですが、しっぽの動きからワンテンポ遅れる感じで先端を"くにょっ"と曲げ、しなりを出す仕掛けを組み込むのに糸を結ぶ作業が必要だったんです。わたし、細かい作業に関しては人並み外れて不器用なので右手でも左手でも細かい部分に糸を通して結びつけるのは至難の業。おまけに糸も「先端の残りは3cm以内」とかいう恐ろしい指示が出ているので四苦八苦。うまく糸が突っ張った状態で結べず、何度もやり直してそのたびに糸がほどけず、ダマになったまま結びつけようとしてまた難易度を上げ・・・と繰り返し、ようやくテスト動作でしっぽ回路の先端が"くにょっ"と曲がった時には一種の感動すら覚えたほどです! 両手を高々と上げて歓喜のポーズ、ああ、生きててよかった・・・。
そして33・34号の指示でゴジラのしっぽの皮を切って組み立て、ついに内部パーツに被せます! 今までは皮はついてきてもそれを切って保存しておけ、というものばかりで一切ボディに被せることはなかったんですが、しっぽに関しては皮被せ解禁です。さぁ、動作テストだ、ついにしっぽが左右に動きます。

ウィーン・・・・・ビタ!

・・・・・・・・・・・・最後の"くにょっ"がないにょ。

しょせん糸仕掛けで動く回路はパワーが足りず皮を動かすほどではないのか、皮の内部空間に"くにょっ"が吸収されて外に出ないのか、わたしの組み立てが甘かったのか・・・。理由はどうあれ苦労に見合う動きはしてくれませんでしたorz。
ここまで時間を使いすぎていたので終了。35・36号のギアボックスの組み立てが残ってしまいましたが、まぁ後でやればいいか。
"くにょっ"に悔いは残りますが、それでも全部完成して動けば感激するんだろうなぁ。それを目標にもうひと踏ん張りです。
コメント (9)

Surface Laptop3、Ryzen搭載PC見てきた

2019-10-28 13:55:25 | 意味なしレビュー
いろいろあって気が乗らず、更新サボってましたが、ボチボチ再開します。あくまでマイペース。

さて、表題にも書きました通り、AMDのRyzenが採用されたSurfaceが10月23日に発売になりましたので、それを見てきました。
Ryzenはデスクトップ向けとしては、特に単体CPU分野でよく売れています。その一方でノートパソコン分野ではパッとしない・・・という印象だったのですが、先日のAMDの公式配信動画の中で「某価格サイトでもベスト10のうち4つか5つはAMD採用」という発言があったのです。そこまで売れてたっけ? 某価格サイトがどこを示すかわかりませんが、価格比較サイトの代表格の一つと言っていいでしょう価格.comの「ノートパソコン 人気売れ筋ランキング」を見てみたところ、10月27日現在でベスト10で4つ、ベスト20で8つのAMD採用ノートPCがランクインしていました。ただし、同じ型番の機種がオプションの違いで2つランクインしていたりしているので、若干水増し感はあります。ただ、AMD採用機は通販専用機が中心で量販店の店頭などではいまだAMD採用のノーパソは探すのが難しい状況が続いています。また、製品そのものを見てもIntel採用のノーパソと違って特徴が少なく、ザ・無難というものばかり。もっとも「余計なものはいらない、無難で基本的な構成でいい、それでいて同性能と思われるIntel採用機より安い」からいいんだ、という需要に当てはまっているからこそ、通販ではAMD機が選ばれることが多くなっているのでしょうけど。
ただ、AMD側としてはそれはもどかしかったでしょう。やはり人目につくところに置かれたい、というのは販売促進の面からも当然のこと。そこにWindowsの大本であるMicrosoftのSurfaceという、おそらく多くの量販店で展示販売されるPCへの採用が決まったわけですから意気が上がらないわけがありません。今回採用されたAPUはわざわざSurface向けにGPUを強化したカスタマイズモデルだそうです。AMD採用で一番性能が上のノーパソを購入したいとなったら此度登場したSurface Laptop3が真っ先に候補に挙がるということですね。また、AMD採用のLaptopは新登場の15インチ。今までのLaptopシリーズの13.3インチはIntelが採用され、価格的にはIntelが下、AMDが上ということになります。従来の発想ですとAMDは下位の低価格モデルにしか採用されないのが常でしたから画期的です。ただし、店頭売りはされないようですが法人向けとしてはさらに価格上位にCore i7を搭載した機種が用意されているので、全体を通してみればミドルハイまでをAMDでカバーする形になります。Laptop3に採用されるRyzen5/7とCore i7、どちらが総合性能で上かは計測しないとわかりませんが、デスクトップ機のように部品だけ買ってきて計測する、というわけにもいかないのでまともに調べるのはお金がかかりすぎるのではっきりしたデータはなさそうですが、Ryzenはデスクトップ向けより一世代劣るZen+なのに対し、Coreは現行デスクトップ向けより世代で言えば先を行っているIce lake。若干AMDの方が分が悪い気がします。

軽く触りに行った印象。23日に出たばかりでその一番最初の日曜日(27日)に行ったのですが、特に売り場に人がいる様子なし。まぁ今は景気が冷え込んでいてウチなんかも先月からいきなり数字が悪くなったしてますし。おまけに忙しい日は先月比の三倍もお客さんが来て大変なのにそうでない日は先月比半分も来ない日が続いたりして、人が特定の日以外は街に出ないようにしていることを物語っています。無駄遣いを避けるためでしょう。いくら月末の日曜日だからと言って大勢の客が来るような状況ではない~ウチの今の動向で言えば日曜日より土曜日の方が人がまだ多い印象~ということなんでしょう。正直経済面から言えば新Surfaceはあまりよくないタイミングで発売した、と言えます。ま、冷やかしの身としては人がいないのは悪いことではありません、店員の視線は気になりますが。
パッと見た感じはさすがに15インチ、Surfaceといえばいまだタブレット型モバイルPCのイメージのあるわたしからすればかなり大きく見えます。ただし、おそらくほとんど部屋に置きっぱなしで使われているだろう他社の15.6インチの大型ノーパソと比べれば薄さは歴然、圧迫感がありません。重さは1.5Kg強と、わたしの使っているノーパソ、ThinkpadA275とほとんど同じ重さ(バッテリー含む)とのことで、少し重くてサイズが大きいのでただのカバンに入れるのは難儀しますが、平たい大き目のキャリーバッグなら持ち運ぶ気にはなるくらいです。キーボードはサイドにテンキーもなく、広くとっている印象。個人的には少々手狭なくらいが使いやすいので少し扱いづらいですが、叩いた感触は悪くないな、と思ってます。
ただ、問題点が一つ。システムを開いてみると、利用可能メモリが5.98GBしかありませんでした。搭載しているメモリは8GB、つまりGPUに2GBも占有されているのです。これはちょっとマズイのではないでしょうか。ちなみにIntel採用の他のSurfaceはだいたいGPU側は128MBか256MBくらいしか使われておらず、7GB以上残っています。Suefaceは解像度が高めなこと、3Dや動画と言った描画性能の他、演算ユニットとしても使えるように設計してあるRADEONを内蔵したAPU、しかもGPU部分はカスタマイズして強化してあるのですからGPUに充てるメモリが多めに必要なのはわかりますが、6GBしか残らないのはちと心細い。さらにSurfaceは原則メモリの増量は後からはできない、とされています。記事によってはSurface Laptop3は分解がしやすく、内部へのアクセスは容易とされていますので、実際には交換による増量くらいはできるかもしれません。が、それには一般性の低い工具が必要になります。そこらで売ってる+-ドライバーくらいじゃ内部にはアクセスできません。なので素人はメモリの増量は無理、と思った方がいいかと思います。なのでこのAMD採用Laptop3、ひょっとしたらBIOSの設定でGPUメモリを減らすことくらいできるかもしれませんが、買うなら16GBの方を買っておくのがいいでしょう。ただ、どうやら当面店売りは8GBばかりで16GBは通販で受注生産扱いになるとか。ちょっと不便です。昔は8GBあればAPUでも必要十分だと、と思ってたんですけどねぇ。
あと気になるのがUSBがType-AとType-Cがそれぞれ一つずつしかないところ。見に行った時には気が付かなかったのですがSDメモリカードスロットがない点も若干マイナスです。15インチというサイズから考えると、モバイルというより基本部屋に置きっぱなしで使い、必要に応じて移動させる軽いデスクトップ代用機的な使い方が多いのではないか、と思われます。そうなるとUSBの少なさやメモリーカードによる増量ができないのは痛い。ただ、それはわたしがそう思うだけで、すでに数世代を経て一定の知名度があるSurface使いには気にならないのかもしれません。

AMDとしては待望のRyzen搭載SurfaceであるLaptop3ですが、どことなく物足りなく感じます。おそらくこのLaptop3は持ち歩いてバッテリーで使うことを前提としているのでしょう。が、特徴である強力なGPUを活用するのにはバッテリーではなくコンセントにつないでの電力供給が必要になることが多いと思うのです。そういう意味でも若干中途半端にまとまったかな、という気がします。ハマる人にはハマるのでしょうが、わたしが欲しいと飛びつきたくなる機種ではないかな、値段も高級機のソレですし。現在わたしはThinkpadA275を仕事メインの持ち運び兼用として使っています。外出する機会は減ったので外に持っていく必要はあまりないのですが、それでも持ち運べる程度の重さ・大きさで3つ以上のUSBや内蔵メモリカードスロットがあり、それでいてAMD採用というモバイルノーパソをそろそろ一台追加したい、という欲求があるのですよ。新Surfaceはちょっとわたしの需要にハマるには至らなかった、そんなPCでした。
コメント

AviUtl、6年ぶりに新バージョンのテスト版公開

2019-08-21 21:29:49 | 意味なしレビュー
休みが終わって一日仕事したら急に腰痛に襲われました。三日間とは言え、遊び疲れが残っていたか、それとも三日間動きまくる生活をしていたのに、急にほとんど座りっぱなしの生活に戻ったので腰に負担がかかったか・・・。どちらにしても腰痛が来るのは久しぶりです。まぁ一日たったらもう大したことはなくなったのですぐに元に戻るでしょう。今は昔みたいに痛くて歩けなくなるわけにはいきませんので希望的観測も入ってますが。

休んでいる間に大事件起こってましたね。WindowsPCユーザーにとって動画のフィルタ/エンコードソフトの永遠の定番の一つ、AviUtlが6年ぶりに新バージョンである1.10を公開していました。最大の変更点は映像を4GB以上のメモリにキャッシュできるようにしたこと。AviUtlは古いソフトなので32ビットなのですが、本体以上に豊富に存在するプラグインが重要なので互換性維持のために64ビット化はできない、代わりにキャッシュメモリを使うことで大容量メモリに対応した、ことのようです。ダウンロードしてみて「ファイル」→「環境設定」から「システムの設定」を選ぶと、1.0のことまでの「キャッシュフレーム数」がなくなって「キャッシュサイズ」となっており、ここにMB単位でメモリを確保して使うことができるようになる、らしいです。
で、キャッシュを4000MB確保して試してみたのですがあまり変わらない・・・。わたしの場合MPEG2-TSをd2v化して読み込ませたりそれを使ってAviSynthを書く時のフレームを参照したり、出来上がったAvisyntrhのファイルを読み込ませてプラグインから出力させるだけのケースがほとんどなので、影響が少ないのかも知れません。もっと大容量や高解像度の映像ファイルを直接読み込ませる、などの場合は頭出しなど速くなる可能性はあります。
なによりも正式バージョンアップでないテスト版、β版ですらないわけなので、AviUtlの機能を直接はあまり使わず、間接的に参照したりプラグインを使うために使う、と言った使い方の場合、急いで移行する必要はないかもしれません。一応不具合の可能性は残っていますしね。ただ、大きなメモリが使えるようになったことで対応プラグインがそれに合わせた強化が行われるかもしれませんので、この先楽しみです。久々の明るい話題そのものを楽しみましょう。
コメント

動画エンコード(だけ)から見るZen2の実力

2019-07-23 01:56:41 | 意味なしレビュー
税金の高さに落ち込んでおりましたが、考え方を変えればようやく終わったということ。これからは大きな税金を一度にとられることもしばらくないでしょうから、地道に生きていきましょう。・・・あ、住民税の高さは一年続くんだっけ。きゅう・・・。

現実を忘れるには好きなことも没頭するのが一番、ということでまた映画のBDなんかも買ってみたのですが、思っていたよりバカ映画でなかったのでそっちを書くのは後回しにして(笑)ここ何日かでひたすら調べまくっていた新Ryzen搭載PCの実力を、そろそろ明らかにしていきましょう。もう一度今回のPCを振り返っておきますが


CPU : AMD Ryzen 5 3600 Matisse [3.6GHz-4.2GHz/6Core12thread/TDP65W]
CPUグリス: CPUクーラー付属グリス
CPU-FAN : AMD純正 Wraith CPUクーラー
MOTHER : ASUS TUF GAMING X570-PLUS
MEMORY : 16GB[8GB*2枚] DDR4-3200
HDD/SSD : Intel SSD 660p Series
VGA : RADEON RX560 2GB ASRock製Phantom Gaming Radeon RX560 2GB
CASE : 【黒】Fractal Design CORE 2550S Black [サイコムオリジナル仕様]
POWER : SilverStone SST-ET550-B [550W/80PLUS Bronze]
OS : Microsoft(R) Windows10 Home (64bit) DSP版

です。AMDPCですが、Intel入ってます、SSDですけどね。今回いろいろ調べたのですが、BTOPCではM.2.SSDは上位にサムソン、下位にIntelというパターンが多くのショップで採用されていました。多分ベンチマーク図るとサムソン製SSDの方が速いんでしょうが、わたしはSSDに関してはOSの起動時間さえ十分早ければそれでいい程度にしか今のところ考えていないので下位で十分です。なにせSATAとNVMeの体感速度の違いも感じ取れないんですから。
CPUは今回発売されたZen2採用の中ではもっとも性能の劣るものになっています。ただ、AMDのラインナップとしてはさらに下位に4コアでGPUを内蔵したAPUがあるため、クラスとしてはミドルローの扱いになるでしょう。それでも6コア/12スレッドと数年前から見れば一般個人向けにあるのが信じられない多コアです。今回のZen2はシングルコアやクロック当たりの性能、所謂IPCが強化されたとされており、手元のIntel機、Core i7 8700(こちらも6コア/12スレッド)と比較するには最適と思われます。8700は今なお現役で売られていますしね。また、同じく使用中である二世代前のZenコアを使用したRyzen 7 1700も比較対象とします。

Intel機
CPU :Core i7 8700 [3.2GHzー4.6GHz/6Core12thread/TDP65W]
CPU-FAN :Intel純正
MOTHER :Z370 PRO4
MEMORY :16GB[8GB*2枚] DDR4-2666
SSD :SATA 128GB
VGA :CPU内蔵
OS :Windows10 PRO 64bit

Ryzen 7機
CPU :Ryzen 7 1700 [3GHz-3.7GHz/8Core16thread/TDP65W]
CPU-FAN :AMD純正
MOTHER :PRIME B350-PLUS
MEMORY :16GB[8GB*2枚] DDR4-2666
SSD :SATA 256GB
VGA :RADEON R7 250XE 1GB
OS :Windows HOME 64bit

以下は3600/8700/1700と呼称します。Windows10は、Ryzenへの最適化が進んでいるとされる1903へバージョンアップしています。
比較は当然動画エンコードのみ。あとはやりません。比較はベンチマークソフトのスコア以外は認めない、という人は他がすでにさんざんやっているので探してください。比較用のソフトは、おなじみPEGASYSのTMPGENc Video Mastering Works。その最新版の7を使いました。そろそろ我々の利用範囲から外れつつあるPEGASYSのソフトですが、AVX2などの拡張命令を無効にできる機能がこういう検証では非常に有効なので手放せません。
まずは特に拡張命令を無効としたりしないケース。毎回ベンチマーク代わりに使っている49分、1440x1080のMPEG2-TSを使い、x264を使ったH.264/AVCへのエンコードをリサイズなし、速度標準、CBR4Mbpsの条件で行います。なお、これ以降の検証も全部速度標準+CBR4Mbpsは同じです。


3600:22分51秒
8700:24分49秒
1700:26分33秒

なにィ!?

さすがに叫びたくなる結果が出てしまいました。仮にも下位の3600が2年前には上位を張っていた8700や1700を完全に凌駕しています。一応複数回計測し、結果があまりに不自然なものは切り捨てて残りの遅い方を掲載しています。
気を取り直して、続いてフォーマットをH.264/AVCからx265を用いたH.265/HEVCに切り替え、残りは同じ条件で再計測。

3600:48分12秒
8700:48分05秒
1700:1時間07分45秒

これはさすがに8700が首位をもぎ取りました・・・とは言え、差は本当にわずか。ほとんど横並びと言っていいかと思います。ご存知の通りx265はAVX2が重要なエンコードエンジン。1700の結果を見てわかるように旧ZenはAVX2を苦手としていました。それが大幅に改善されたという話は確かなようです。ためしに264/265ともAVX2を無効化した状態で計測します。

264/AVX2無効
3600:24分25秒
8700:26分25秒
1700:25分40秒

265/AVX2無効
3600:58分15秒
8700:59分27秒
1700:1時間07分23秒

旧RyzenはAVX2を無効にした方がH.264/AVC・H.265/HEVCともに若干ですが速くなります。それと比べるとAVX2無効にした場合、効果の薄いH.264/AVCでも遅くなる当たり、Zen2のAVX2効率はIntelに近づいた、と言っていいでしょう。なお、面白いことにH.265/HEVCでAVX2無効対決では、有効時と違い3600の方が速くなっています。このことから、プロセッサ能力そのものは3600の方が高いものの、AVX2の能力に限って言えば8700・Intel系の方がまだ上でその分H.265/HEVCでは並ぶのが精いっぱいだった、と言っていいと思います。


AMDのプロセッサはTMPGENcでの縮小リサイズが苦手、これを言っているのはなぜかわたしだけなんですが、事実です。FXの時はIntel比でそれがはっきりしていたせいか商業サイトや雑誌・PCショップの検証記事において動画エンコード比較の絶対条件として欠かさないものでした。縮小リザイスを行わなくなったのはAVX2を使うx265エンジンが使われるようになってからです。実はその傾向はZenになってからも変わっていません。前に試したときはまだ縮小リサイズは苦手でした。それがZen2になって変化はあったのでしょうか。ここからはより縮小リサイズの幅を増やすため、元ファイルを1920x1080の30分のMPEG2-TSに変更し、1280x720へ縮小しながらのエンコードを行います。1920x1080のまま、リサイズなしの結果と比較してみましょう。

H.264/AVC:1920x1080:30分
3600:12分23秒
8700:13分29秒
1700:14分18秒

H.264/AVC:1280x720:30分
3600:08分24秒
8700:09分13秒
1700:10分20秒

8700はともかく以前の検証では縮小リサイズの苦手がはっきりしていた1700でも割合で言えば他に若干劣る程度の時間短縮になっています。ひょっとしたらTMPGENcは縮小リサイズのフィルターを変更したのかも知れません。Ryzenのシェアが拡大している昨今、AVX2のような拡張命令ならともかくただのリサイズのような基本的な部分で苦手のまま放っておくわけにはいかなかったのかも知れません。だとすると、以前からの弱点の改善を見るという点で言えば7は不向きとなってしまいます。普通改良というのはいいことなんですけどね。なので、旧バージョンの6も使って検証します。6はすでにサポートが終了し、バージョンアップも行われていません。が、7ではどちらかというとYouTubeへの投稿動画の作成のような機能が強化され、画質と容量を重視したエンコードという従来の長所はあまり考慮されていない印象があるため、6を使い続けている人も多いと思いますので、ちょうどいいかも知れません。では、まずH.264/AVCの1920ままと1280リサイズ動画の両方を比べてみましょう。

H.264/AVC:1920x1080:30分(TMPGENc Video Mastering Works 6)
3600:12分25秒
8700:13分30秒
1700:14分55秒

H.264/AVC:1280x1080:30分(TMPGENc Video Mastering Works 6)
3600:08分57秒
8700:09分29秒
1700:11分46秒

速度が速くなりすぎてわかりにくくなっていますが、7と比べると1700だけ縮小リサイズの時間短縮の割合が悪いのはわかります。そこを考えると、Zen2ではそこは大きく改善したと同時に、TMPGENc Video Mastering Works 7ではZen向けの最適化が行われている可能性が高くなりました。一方、Zen2はほとんど変わっていないうえ、今までは見られた縮小リサイズ時によるIntelCPUとの逆転現象も起こっていません。従来型のリサイズフィルタにおける弱点は克服された、とみて間違いないでしょう。


それ以外、無料で使えるソフトの傾向も試してみます。AMDのデモでも使われたHandBrake、いつも使ってるMedia Coder、利用者も多いと思われるAviUtl+rigaya氏のプラグインという組み合わせ。条件は同じで1920x1080の30分MPEG2-TSを放り込み、速度MediumのCBR4Mbpsです。Aviutlはd2vファイルを作成してそれを利用しました。AviUtlに限り、インターレース解除は掛けていません。設定が異なるため、ソフトごとの速度差より同じソフト内での各プロセッサの速度に注目してください。

HnadBrake
H.264/AVC 1920x1080
3600:13分55秒
8700:14分47秒
1700:17分06秒

H.264/AVC 1280x720
3600:10分25秒
8700:10分24秒
1700:12分08秒

H.265/HEVC 1920x1080
3600:22分38秒
8700:22分31秒
1700:31分05秒

H.265/HEVC 1280x720
3600:20分22秒
7800:19分35秒
1700:26分18秒


MediaCoder
H.264/AVC 1920x1080
3600:10分05.6秒
8700:11分03.0秒
1700:11分35.3秒

H.264/AVC 1280x720
3600:05分46.9秒
8700:06分40.4秒
1700:06分59.2秒

H.265/HEVC 1920x1080
3600:29分50.4秒
8700:29分25.0秒
1700:37分06.9秒

H.265/HEVC 1280x720
3600:21分11.8秒
8700:19分00.8秒
1700:29分50.8秒


AviUtl
H.264/AVC 1920x1080
3600:22分26.7秒
8700:24分42.7秒
1700:26分12.8秒

H.264/AVC 1280x720
3600:17分37.0秒
8700:19分41.7秒
1700 20分47.1秒

H.265/HEVC 1920x1080
3600:30分02.6秒
8700:29分54.7秒
1700:41分43.8秒

H.265/HEVC 1280x720
3600:23分41.5秒
8700:23分26.2秒
1700:32分21.9秒

概ねどのソフトも同傾向にあるのが分かります。まぁエンジンは全部x264とx265で同じですからね。違いはデコードとフィルターの処理でしょう。

ここまで言えることは
1.Ryzen5 3600は立派なZen2コアを採用したCPU、先々代で8コア/16スレッドの1700はもちろん、まだ現役で1万円ほど高く、同じ6コア/12スレッドのCore i7 8700もプロセッサ部分の性能で言えば凌ぐ。
2.弱点であったAVX2や縮小リサイズの問題は大きく改善されている。ただし、その部分に限って言えば一歩Intelに及ばないため、H.265/HEVCへのエンコードで言えば横に並ぶのがやっと。わずかだが後れを取る。

ただし、Core i7 8700には内蔵GPUがあり、グラボを増設しなくてもPCを組むことができるため、用途は大きく広がります。残念ながら3600より下位モデルであるAPU機はZen+コアのため、性能では及びません。このGPU内蔵に一万円の価値を見出すかどうか、でCore i7の価値は決まると思います。ただ、Intel機の利用者はi7の内蔵GPUを使わず、グラボを別途装着するケースが多いようです。今そういう使い方でPCを組むないし買うのなら、Intel機よりAMD機を買ったほうが差額を他のパーツに回せるため、快適な環境を手に入れることができるでしょう。かつてはAMDのマザーと言えば基本的な構成のものばかりでIntelに比べると選択肢で劣っていましたが、今は差がなくなりつつあります。CPUは下位ですらこの性能ですからね。

正直記事を書いていて、途中から1700を比較対象にするのが気の毒になってきてました。なにせコア数で劣る3600に全敗ですからね。それくらいZen2コアがすごいということなんです。新Ryzenに興味のある方、上位の7や9が売り切れていて買えないのなら、5の3600はいかがでしょう。IntelAMD機を問わず、一世代前の一般向けハイクラスに勝るとも劣らぬ性能を持っていますよ。どうせ9月になれば12コアとかは中古でたくさん出てきますって。それまで遊ぶには3600は最適です。わたしもそのうちこのPCのCPUを3600からもっと多コアに交換するつもりですが、その時は3600は今の1700搭載PCに移植しようと思ってます。思った以上に長く使えそうなミドルロークラスのCPUでした。コストパフォーマンス抜群、ぜひお手元に。

AMD Ryzen 5 3600 with Wraith Stealth cooler 3.6GHz 6コア / 12スレッド 35MB 65W【国内正規代理店品】 100-100000031BOX
AMD
AMD
コメント (6)

続・ノートのアーチチ

2019-05-13 23:54:54 | 意味なしレビュー
どうも~、暇なのでYouTubeの見過ぎで"破産寸前"のキャッチが気に入りました、破産寸前ではないkrmmk3です。どちらかというと常に十分な貯金がないと心配で夜も眠れないタイプです。

先日、Lenovoから新製品のお知らせ、なメールが送られてきまして、それによりますとRyzen Pro、それも3000番台のRyzen2を搭載したビジネス向け15.6インチのThink Pad E595が出るとか。わたしは宗教上の理由でAMD製APU機しかノーパソを選択しない人間なので、逆にAPU搭載の新型が出るとなると気になるところ。ちなみにLenovoのThinkPadにおけるAMD搭載機はデスクトップ代用のEシリーズとモバイル兼用のAシリーズがあり、Ryzenの代になってからはAシリーズのA285とA485しか出ていませんでした。と言ってもA485はディスプレイが14インチでストレージが2つ(2.5インチ+M.2)つくなど単にAの型番がついているだけのEシリーズにしか見えないのですが。ちなみにE485/E495というモデルは海外のLenovoサイトだけに見られ、前者は一見A485と似ていますが若干重く、カードリーダーがないなど劣る部分がある印象で、Ryzenは2000番台。後者はRyzenの3000番台のAPUが搭載となっていますが、E595と何が違うのかよく分かりません。日本だけ595なんでしょうか。
わたし、日本版E595が3000番台だということに最初チェックした時点で気づいておらず(なので修正しました)、そのおかげでカスタマイズまで済ませたThinkPadを購入直前で止めることができたのですけどね。いけません、破産寸前ではありませんが、先々月お金を使い過ぎたのでまだ自粛しないといけないのです。ましてノーパソ。仕事用もお遊び用もまだ十分使えるのを持っています。

ただ、やはり仕事用にまわしたFX-7500搭載のE455の熱さは気になりますね。一応プラン変更でだいぶマシになってはいるのですが、机の素材で結構熱が変わる模様。冷たい机の上ならそれほど熱が上がらないとは言え、普段使うのは熱を吸わない古い木の机の上。ならもっと低発熱のモデルに買い替えるのも・・・。いや、熱さえもう少し抑えればこのノーパソはまだまだ使えます。なのでちょっと考えたのが、ノーパソの熱を吸収してくれる台。これである程度熱を抑えてくれれば、これからくる夏でも快適に使えるのではないか、と浅はかに考えてみたのです。ノーパソの裏側も結構熱持ちますしね。しかし、実際ノーパソの下に熱を吸収してくれる台などを置いて、本当にCPUの熱を抑えることができるのか? 買う前に簡易なテストをしてみたくなったのですよ。あくまで試し、本物ほど効率よく熱を吸ってくれなくてもいいのですが、ある程度は熱は吸ってくれないと困ります。なにか代用品はないか、と探して・・・。たどりついたのが、どこの家庭でも転がっている余った光学ドライブです。先日、相性の問題で一部のBDソフトを再生していると特定の場所で読み込みがおかしくなって映像が飛ぶドライブを別のと交換した(実際それで前述のソフトは無事再生できるように)ので、古いBDドライブが余っていたのです。壊れてもいいので、これの上にノーパソを載せましょう。前面パネル以外の表面はスチールだから、それなりに熱を吸ってくれるはず。なるべく動作中に熱くなる部分にドライブの中央が来るように置きます。上でキーボードをたたくのは不安がありますが、外付けのトラックボールで操作してYouTubeを再生するくらいなら問題なし。あと、ひょっとしたらブラウザによってYouTubeの再生の発熱が異なるのではないか、ということも気になったので、Edge、Firefox、Chrome、OPERAの4ブラウザで調査してみることにしました。

条件
1.『モンスターハンターワールド:アイスボーン』プロモーション映像①の480pをリピート再生で3回再生(合計約10分強)して、終了時点までの最大熱をCore Tempで計測
2.あらかじめブラウザでYouTubeへのアクセスをすませておき、各ブラウザを最小化してPCを冷ます。43度くらいまで下げておけば良し、とする。フルスクリーンモードにはせず、右側に他の動画のサムネがいくつも表示されるモードを使用
3.計測開始と同時に一度ブラウザで「再読み込み」を実行する。リピートの有効と480p固定は素早く行う
4.一回目は吸熱用として光学ドライブの上にのせ、二回目(もちろん冷やしてから)は吸熱能力のほとんどない古い木の机の上に置きなおして再調査
5.これを各ブラウザで計測する

てなルールです。このFX-7500ノーパソだと40度以下まで冷やすのがキツイので43度を妥協ラインにしてあるのです。BristolRidgeの方だと同じ時間でちょっとほっておくだけで26度くらいまで下がるんですけどね。さて、結果はと言いますと

Edge
onドライブ 65度
onデスク  69度

Firefox
ドライブ 56度
デスク  57度

Chrome
ドライブ 65度
デスク  68度

OPERA
ドライブ 76度
デスク  75度

おお、Firefoxがメチャクチャ優秀! そしてOPERA熱すぎ!! 一応全部のブラウザ、もちろんOPERAもハードウェアアクセラレーションは有効にしてあるんですけどねぇ。多分OPERAが熱いのは特徴であるYouTubeの動画だけを単体クローン表示できる機能のせいだな。便利なんですけどねぇ(まぁFirefoxでもプラグインで似たようなことはできますが)。適当に選んだ光学ドライブの吸熱効果ですが、まぁそこそこ出ているようです。ちなみにOPERAだとむしろ熱くなっているのは、ドライブ表面のスチール部分の熱の許容容量を超えたので、ノーパソを加熱する結果になってしまったせいでしょう。実際、EdgeやChromeだと表面が少し、Firefoxだとほぼ中央部分だけが多少暖かくなっている程度だったのに対し、OPERAだと側面の下部までかなり熱くなっていましたから。
おそらくもっと吸熱効果や放熱性のよい台を使えばもう少し熱は下がるでしょうから、吸熱する意味はありそうです。ただ、使うソフトを見直すのはそれより先にやるべきでした。あくまでFX-7500搭載ノーパソを使った場合、という条件でのことなのですべてのノーパソ環境で同じになる保証はできませんが、ノーパソでYoutube閲覧のためのブラウザはFirefoxがよさそうです。ただし、あくまで発熱が50度台にとどまるのはYouTube閲覧での話で、ブラウザでタブを何個もどんどん開いていく際の発熱は、Firefoxでも平気で70度とか行っていたことを書いておきます。


ただの雑談。
昨日から昔書いた映画「メカゴジラの逆襲」に関する記事にアクセスが少し多く来ています。なんでかなと思ったら、この間「ゴジラ対メカゴジラ」で行われた極上爆音上映会の「メカゴジラの逆襲」が同じシネマシティーで行われているんですね。ただし、前回のようなゲストトークショーありのイベントではなく、17日まで継続して行われる上映会のみのようですが。わたしが「メカゴジラの逆襲」の評価文を書いた時点では「真船博士は恐竜生存説を唱えたために学会を追われた」が怪獣オタの間でも常識として扱われていましたが、さすがに時間がたって見直す機会も多くなったためか、今は「生物をコントロールする実験を恐竜(恐龍)に対して行おうとした」という方が正しいとなっています。あの時の件についてちょっと追記すると

「恐竜について(お父様の)意見を聞きたいと」「意見を聞きに来るのが15年遅かったな」
「あの人は、一ノ瀬さんは、お父様の説はきっと正しいと言ってたわ」

と言うセリフも劇中に見られます。特に後者の"説"という単語は、昔の「恐竜生存説」と結びつきやすく、より紛らわしくしていたでしょう。
ただ、今なお判で押したように「真船博士は学界を追われた」「学会から追放された」と言われているのは少々疑問。パンフレットでは「世間を追われた」、劇中では「彼は、この研究所を辞めたんです。と、いうよりは、辞めさせられたと言うべきかもしれませんが」、「世間から抹殺した」「学会から抹殺した」という表記のみが行われており、「学会を追われた」とはありません。まぁ概して言えば「学会を追放された」というのが間違いなわけではないですが、どちらかと言えば「世間を追われた」というべきでしょう。
コメント (5)

今更M.2SSDを初めて組み込んでみた

2019-04-20 13:29:55 | 意味なしレビュー
※今回の話はあくまでわたしの環境&個人的感想であり、客観的事実を書いたものではありません。あらかじめご了承ください。

現在自分で組み立てるPCで使う起動用ストレージは、すでにM.2SSDである、という話はよくネットに上がっています。すでにSSDに使うフラッシュメモリの速度はSATAでは追いつかず、PCI-Expressの4xくらいないと性能を引き出せないからというのもあるでしょうが、ネットに熱心にPCのことについて書き込むユーザーが主にヘビーなゲーマーであり、PC内部に巨大なCPUクーラーやグラボを装着するにあたってSATAのや電源のケーブルすら邪魔であり、M.2SSDならそれだけで済む、ということでM.2SSDに交換したことを情報として発信しているというのもあるでしょう。ただ、わたし個人としては今までM.2SSDに関してはよい印象がありませんでした。わたしが使っているRyzen1700のマザーについているM.2SSDは構造的にオンボード増設されているSATAと排他利用になっており、M.2SSDを使うとSATAが二つも利用不可能になってしまうからです。起動用のSATAのSSDが不要になることを考慮に入れてもマイナス1です。一つでも多くのSATAでHDDを積みたいわたしとしてはSATAの数が減るというのは受け入れがたく、それならSATAでいいや、と思って今日に至っています。が、先日PCのマザーボードを入れ替えた際にマニュアルを読んでいると、なんと最近のマザーはSATAとM.2が排他利用になるのはM.2でSATA接続のSSDを使った場合の話で、PCI-Express接続のNVMeのSSDを使えばSATAコネクタを減らさずに済む、つまり起動用SATAのSSDを大容量のHDDに交換して一台多く積んで容量を増やすことができる、ということになるのです。まぁ先日バカ騒ぎしたIntel系は大きなタワー型ケースに入れてますからHDD一台くらいでガタガタ言わなくてもいいんですが、小型ケースに入れているAMD用マザー、PRIME B450M-A(前にB450M-Kって書きましたけどAの間違いでした。KはHDMIがなくてメモリスロットの少ない廉価版です。すみません)ではその意義は小さくありません。今はSSD1+HDD2+DBでやってますが、これをM.2SSD+HDD3+BDに変更し、より録画や動画保存ができるようになるわけです。と、いうわけで先日の休日に地元量販店まで行ってM.2SSDとHDDを買ってきました。アマゾンとか使わなかったのは、ポイントが余ってるからです。ちなみに購入したのは970 EVO Plusの250GB版。これしか売ってなかったからです。後で調べたら、割と新し目で性能もよい部類に入ってそうですし、間違ってはいなかったと思います。注意点はSATA接続のM.2も存在すること。今はこれを使うと内蔵のSATAと排他になるのが一般的だそうで、B450M-Aだと水平SATAの5と6が使えなくなってしまいます。今の環境では使ってないですからどちらでもいいんですけどね。比べると値段は高めですがNVMeが無難みたいです。

取り付けは苦戦しました。M.2は前述したとおり自分で取り付けるのは初めてだったのですが、メモリとかはさんざん取り付けた経験があるのでなんとかなるだろ、と高をくくっていました。が、「SSDの大きさに合わせてスペーサーをまず取り付ける」→「SSDを少しナナメ上に差し込む」→ネジ止め、という工程を踏むのが正しいのに、ついSSDを先に装着してスペーサーで抑え込もうとしてSSDのへこみにスペーサーを喰い込ませてしまい、後で外すのに苦労したり。まぁ調べずにやったわたしが悪いんですが。それに、M.2用のネジっててっきりM.2のパッケージとかについてくるものかと思っていたのですが、無いものなんですね。基本的にマザーの付属のものを使うもので、単品販売もあまりされていないとか。SATAケーブルなんかもマザー付属のものは「検証用」扱いで普通に使うには別売りのSATAケーブルを使うべき、と教えられてきたわたしにはマザー付属のものしか原則ないのは違和感あり。おまけに通常のPC組み立てはインチネジがほとんどでたまにミリネジにする程度なのに、M.2に使うネジはそれらとはくらべものにならないほど小さいのでドライバも普段使ってる100均で買った太いやつでは間に合わず、かと言って仕事で使っている精密ドライバでは小さすぎるので、久々にドライバセット引っ張り出すはめになりました。正直このネジの、小さい+予備がない+斜めに跳ね上がるM.2SSDに付ける、という組み合わせは怖いです。締め方が浅くてSSDの跳ね返りでネジが飛んでしまったら・・・という最悪の現象を防ぐためにかなり注意が必要でした。なにせわたしは並よりずっと不器用ですから、こんな小さいネジだと穴に合わせるだけでも大変です。まぁ最悪アマゾンで買うことはできるみたいですけど、ちょっと割高だし。

Silverstone ASUS&MSIマザーボード上のM.2ソケット用ネジキット SST-CA03 日本正規代理店品
SilverStone
SilverStone


で、ちょっと苦戦しながらM.2SSDを取り付けた後、PCの電源を入れてBIOSで確認したところ、M.2が「Empty」になっていてビビりましたが、あくまで「SATAのM.2」がEmptyという意味で、NVMeのM.2はちゃんと認識されていました。あとは今までの起動ディスクからクローンとしてコピーするだけ。BIOSがそうなっているのか、M.2SSDにOSが入ると自動的にM.2SSDから起動する設定になっていました。
・・・・・・・・・うーん、正直体感速度は上がってないです。SATA接続の数倍の速さ、からイメージしてOSの立ち上げもあっという間に終わる、かと思っていたのですが、それほど変わった印象はありません。理由を考えますと

可能性1.Ryzen5 2400Gでは性能を引き出せない
APUは基本的に内蔵GPUを利用することを前提に設計されているためにCPU直結のPCI-Expressのレーン数が少なく(単体と比べると16→8)なっています。旧型のAPUのように最高速度が半減するほどではないでしょうが、単体CPUのRyzen比で能力が落ちている可能性はあります。もっとも、それでもSATAより格段に上にはなるでしょう。
可能性2.HDD積みすぎ
起動の際にはSSDからメモリにデータを読み込むだけではなく、他にもいろいろ確認しています。特に3台も積んだHDDをいちいち確認しながら起動しているためそのアクセスが遅く、足を引っ張っている可能性は十分あります。
可能性その3.もともとこんなもん
おそらくベンチマーク上は速くなっているでしょうが、各種初期設定に掛かる時間まで加えるといろいろ複雑化し、OSの読み込みが格段に速くなったくらいじゃもう体感起動時間は変わらない、ってことなんじゃないでしょうか。そういえば導入したばかりの2200GE搭載PCもM.2だけど目に見えるほど起動は速くないと思ったわけだし。

ベンチマークで一喜一憂するならともかくまだSATAとNVMeの違いがはっきり分かるほどストレージ以外の速度が追い付いていない、ってことなんでしょう。M.2SSD内部とか、M.2SSD同士のファイルコピーでもやれば全然違うのでしょうが、その条件で巨大ファイルをやり取りすることはありませんし。M.2SSDの速度をフルに使う使い道が今手元にありません。
一方、HDDの速度はいい加減キツくなってまます。HDDの入れ替えをするために旧ディスクから新ディスクへのファイル移動とかやると、ヘタすればそれだけで一日作業になります。そのたびにSSDならもっと早く終わるかなぁ、そっちにしたいなぁと妄想してしまいます。それも不可能ではないでしょう。ただ数TB当たり前のHDDと比べるとSSDはサイズが小さいし容量あたりの単価も高いので現在ではとても完全な入れ替え対象にはできないってことです。いずれファイルの保存もHDDではなくSSDになる時代を迎えるために、今は使い道なくともSSDが進歩するのはいいことだと思います。今回は、HDDの搭載数が増えただけでも有意義でした。
コメント (8)

今更なCore i7 8700性能評価

2019-04-02 21:59:22 | 意味なしレビュー
ようやくCore i7 8700PCの組み立てが終わりました。考えてみたらCPUもマザーもメモリも肝心の秋葉原買い物で買った個体とは別物になっており、当日買ったのはHDDくらいしか使ってないのですが、まぁそれでも新PCは新PCです。やはりうれしいものです。
中身を大幅に変えたのでまた例によってWindows10の認証が外れたので再認証。今回はWindows8のプロダクトIDを入れることで認証できました。この8は8発売直前に7を買った人が買える(と、されていた)、2200円のアップグレード版です。ご存知の通りWindows8は無償で8.1にアップグレードできました。後でOSを再インストールする必要があったとき、最初からMSからダウンロードできる8.1でインストールしたかったのですが8のIDを受け付けてくれず、仕方なく一度8を入れてから8.1にアップグレードする必要があった覚えがあります。そうした経験があったので8のIDでは無理かと思ったのですが10ではあっさり通ったので少々拍子抜けしてます。まぁ楽でいいですけどね。

さて、せっかく買ったのでCore i7 8700の性能をちょっと調べてみたいと思います。なにせ今まで使っていた6700と比べてコア数&スレッド数が1.5倍ですから、大幅な性能向上が期待できます。今まで手持ちの最速CPUなRyzen7 1700を果たして超えられるでしょうか、期待は高まります。ただし、8700が新しいのはあくまで我が環境においての話、世間的に見れば出てから十分時間のたったCPUです、ましてIntel製。AMD製と違ってH.265の速度とかそういうことはわたしがやらなくても他の方や商業サイトが調査したものがいくらでもあるでしょう。なので、6700と1700の差が一番大きく感じたx264によるH.264/AVCへのリサイズなしエンコード一点で調査したいと思います。ソースはいつもの1400x1080、約49分のMPEG2-TSファイル、ソフトはMedia Coderの64ビット版0.8.57です。ちなみにMedia Coderの32ビット版は0.8.55で開発終了とのこと。互換性の問題とかで32ビット版の方が便利なケースも多くて便利だったのですが、仕方ないですね。メモリは両機種ともDDR4-2666のデュアルチャンネルで系16GB。GPUはIntelは内蔵、AMDはRADEON R7 250XE使ってます。そろそろこの250XEの後継が欲しいです、出たら導入するRyzen2PC用に。

さて、肝心の速度はと言いますと

8700 947.3sec(15分47.3秒) 93.4fps
1700 1078.5sec(17分58.5秒) 82.2fps

素晴らしい! 事前の予想では互角くらいかと思っていたのですが、1割以上早いではないですか。さすがIntelです。ただ、エンコード中のCPU温度はちょっと高めで、常時70度以上、ほとんど80度にせまる勢いでした。一方Ryzen7 1700の方は60度に到達するかどうか、くらいで20度近くも低くなっています。ちなみにどちらもリテールクーラーを使っていますが、ちょっと8700では力不足な気がしてきました。そろそろIntelもリテールクーラーを刷新してほしいものです。
コメント (6)

あきらめました

2019-03-31 17:51:24 | 意味なしレビュー
先日からやっているPCの組み立て、あまりにうまくいかなくて仕事を終えてからでは時間が足りず、店の隅において暇な時間(まぁ暇です)に作業を行いつつ仕事もしていたところ、お客さんにそのケースを指さされてこういわれました。

客「おたく、自分でストーブの修理もやってるんだね」

・・・・・・・・・言われてみればATXのタワーケースは一般的なファンヒーターと同じ高さ。体積で言えば少し大きいですが、全く知識のない人から見ればストーブに見えなくもない・・・ですね。もちろん「違います、パソコンですよ」と言ってはおきましたが、なんかむずむず。以前親戚の子に単体キーボードを「壊れたパソコン」って言われた時以来のショックです。一般の人にとってのパソコンってノートパソコンなんでしょうけど、わたしから見ればノーパソはそれほど高性能でなくてもいい事務用で、家庭用はデスクトップ型であるべき・・・と思うのですが。

「廃クラスのデスクトップ機の排熱ってヘタなストーブ並みじゃん」

という突っ込みはあらかじめ自分でやっておきます。


さて、CPUを交換してもらい、改めてなんとかマイケースに組み込んで一台のPCに仕上げたい新PCシステムですが、全くうまくいきません。前に書きました通り、どうにも電源コネクタが緩いらしく角度によっては動かなくなってしまうこのマザーボード、ケースに入れずにむき出しで使えば動くのですが、ケースに入れると途端に動かなくなってしまいます。たまになんとかなりますが、他のHDDの接続とか作業を行うと、また動作しなくなる・・・ここ数日延々とそれでした。こうしたうまく電源コネクタの位置を調整しないとならないマザーというのは過去にもありましたが、今回は過去のものとは比較にならないほど要求がデリケートです。そのうちこのマザーボードに付き合うのがのが億劫になってきました。なまじっか動くので修理してもらえるかどうかも分かりません。かと言って、なんとか使おうとしても動かない・・・。ある意味最悪です。そのうち緩いコネクタがさらに緩くなってきたのか、動かない範囲が少し広がってきました。この時点で完全にこのマザーボードがイヤになり、使用そのものをあきらめることにしました。延長ケーブルを継ぎ足して、それを結束ケーブルか何かで縛り付けて、どうにか動く角度をキープしたとしても、ちょっとした振動で動かなくなりそうだし。パソコンは安心して使えなければなりません。保険までつけてもったいないですが、このマザーボードは一度もまともに動くことなく外すことにします。しょうがないので、通販で別のマザーを取りよせました。今回はASROCKのマザーです。

ASRock Intel Z370 チップセット搭載 ATX マザーボード Z370 Pro4
ASROCK
ASROCK


店頭で最初のマザーボードを買ったとき、購入候補の一つだったマザーです。わたしはGPUはCPU内蔵を使うので上級のZ370や390は必要に感じず、H370で十分だろうと考えて買ったのですが、結局これにすることに。前のマザーの拡張スロット7つには劣りますが6つあり、そのうち一つはやはりPCIです。一つ少ないのはZ370を使うユーザーはグラボを増設することが多いのでx16の真下のスロットは不要という判断からでしょう。

さて、品物が届いて「今度こそ!」の思いでまずはケースに入れずに最小限度の組み立てをしてディスプレイに繋ぎ・・・画面が真っ黒。この時は同時にわたしの目の前も真っ暗になった気がします。さすがに額から脂汗が・・・。神よ、なぜ我にこうも試練を与えたもうか!?
しかし、このトラブルは今までのものと比べれば大したことのない話でした。原因はなんとメモリとの相性。今回買ってきたメモリはcrucialのDDR4-2666の8GBx2=16GBですが、このメモリを挿すと前述の通りに真っ黒。しかし、今までのCore i7 6700に使っていた同じcrucialのDDR4-2133の4GBx2=8GBを挿せば、問題なくUEFIが立ち上がってくれたのです。いや良かった、少なくともこのマザーとCPUは動くのですから。どうせこのDDR4-2133はもう使わないだろうし、このPCに挿そうか・・・とも考えましたが、速度も少しですが落ちるし、なにより容量が半分しかない。いくらなんでももったいなさすぎです。そこでひらめきました。ウチのRyzen1700なPCは確かDDR4-2666の8GBx2=16GBが挿してあったはず。ただ、何も考えず調べずに買ったので両面タイプであり、2666でしか動作しないので2133で動かす、という間抜けな状態でした。ひょっとしたらこれと挿しかえればいいんじゃない? 確か現行のIntel機は両面メモリでも2666で使えたはず、とまずは交換。もちろんcrucialのメモリがRyzenで動いてくれなければ話にならないのですが、こっちは全く問題なく動作しました。しかも片面ですから、なんの設定もしなくてもちゃんと2666で動いてくれます。Ryzen1700はGPUを内蔵していないため、Intel機の内蔵GPU動作時やAPUに比べれば高速メモリの恩恵は少なめですが、それでも少しは速くなるでしょうから嬉しいです。もっと問題なのは、この今までRyzenで使っていたCORSAIRのメモリが8700で動くかどうか、です。最悪2133でもいいから動いてくれ・・・。祈りながら電源を入れると無事画面が! デフォルトでは2133で動作していましたが、UEFIからXMPを読み込ませることでちゃんと2666のデュアルになってくれました!!! や、やっとハードウェアの方はなんとかなった・・・。

結局CPUとマザー、両方を入れ替えるハメになるという酷いトラブルでした。お金も余計に使ってしまいました。ブログには書いていませんが、今月は休みが取れるということで気が大きくなっており、これ以外にもかなり買い物をしています。こんなにお金を使ったのは昔テレビとレコーダーを買った時以来じゃないか? と思うくらい。仕事とは別の個人的収入(念のため言っておきますが、ちゃんと税務署に申告して税金払ったあとのお金ですよ)があったのでそれほど懐は痛まなかったのでいいんですが、さすがに使いすぎた気がします。年末まで散財は自粛しよう。
コメント (3)

M715q続き

2019-01-25 13:58:34 | 意味なしレビュー
一月ほど前に動画再生用として購入しましたLenovoのThinkCentre M715q Tiny、概ね良好ですが、"オプションのHDMIが2.0ではないようだ"と"内蔵HDDを追加して電源アダプタで電力は大丈夫なのか"の二つの項目の後のことを書いてなかったので、再報告。

前者、HDMIはやはり1.4らしく、ここから3840x2160の解像度ではどうやっても30Hzどまりでした。ただ、M715qにとってHDMIはあくまでオプション、メインの出力端子はDisplayPotrです。なら、ここからつなげれば60Hzもできるのでは? と考えてはいましたが、再生する動画はどうせ1920x1080までのもの、ディスプレイの方で拡大してくれるんだからそれで必要は満たせるわけだしいいか・・・。とつい一か月近くも放っておいてしまっていました。が、試すだけでも試そうと先日テレビを見に行った際にPC関係の売り場にも立ち寄ってDisplaPort用ケーブルを購入、もちろん4K対応を謡ったものです。こいつをM715qと4Kディスプレイの接続に使ってやりますと・・・。最初HDMI同様30Hzまでしか選べず、ビビりましたが、ディスプレイ設定を弄るのを忘れていました。設定を見ると、案の定DisplayPortが1.1になってます。これを1.2に切り替えてやれば、あっさり60Hzにすることができました(ちなみにHDMIの設定はもちろん2.0にしてあります。が、それでも30Hzまでしか出ないのです)。ただ、念のために買ってきたDisplayPort→HDMI返還アダプタを経由してだと画面は出ませんでしたので、サウンドバーをパススルーして音声を出すことはできませんでした。なので、現在はPCとディスプレイをDisplayPortで、PCとサウンドバーをHDMIでつないでいます。サウンドバーのパススルー付にこだわった意味があまりなくなりましたが、より優れた環境が手に入ったのだからよしとしましょう。
1920x1080の設定にした時と違い、映像の拡大はPC側にゆだねられることになります。ディスプレイ側で拡大した時と比べると若干精細さに欠ける感はありますが、ディスプレイ拡大の時にはしばしば見られた謎の色ムラがなくなり、映像の品質は総合力で一枚上になっています。
HDMIが2.0(できれば2.0a)に対応していれば一番よかったのですが、そもそもAMD用のマザーでHDMI2.0に対応したものは限られており、特にわたしにとって必要なMicroATXのフルサイズでない小型マザー(幅22cm以下)ではわたしの調べで皆無。DisplayPortに対応したものも少なく、DisplayPortとHDMIが両方ついてかつ4K60Hz両対応なのはゲーミング用の高性能ATXマザーの一部にあるくらいです。ゲーミングのATXマザーなんてAPUではなく単体CPU+別グラボで運用すべきものですからあまり出力機能は必要ないし、逆にMicroATXの小型機はHDMIの高機能は必須だと思うんですが現実には逆・・・。今使ってる組み立てPCのAPU機、せめてMicroATXのフルサイズが入ってかつ水平方向のSATAが使えるケースに交換すべきかなぁ。横置きでそれなりのサイズがあって作業スペースが十分ある、そんな都合のいいケースはないか、今度探してみよう。

それはさておきM715qに話を戻し。ディスプレイへの出力機能がイマイチなものが多いAMD環境の中で、2つのDisplayPort+オプションのHDMIが使えるM715qはそれだけでも選ぶ価値があるモデルです。

もう一つの懸念、内蔵HDDを増設しても電力は足りて安定動作するか? です。わたしのM715qはM.2.SSDにOSを入れているので一個ある2.5インチのドライブベイはそっくり空いています。ここに2.5インチの2TBのHDDを入れて動画をたっぷりと入れておこうという腹なのですが、果たして2200GEという比較的パワーのあるAPUを搭載していて、それら全部を付属のノートPC用電源アダプタ(65W)で補いきれるのか? と若干不安に思ったわけですが、現在2TBのHDDを積んで運用は問題なくできています。どうやら電力不足は心配しなくてもよさそうです。

概ねどころかほぼ予定通りの環境がM715qで出来上がりました。次はデスクトップPCの方を交換して新しい環境にしたいです。
コメント (6)