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録画人間の末路 -

人は記録をしながらじゃないと生きていけない

このブログは

このブログは、PCでテレビ番組を快適に録画し、自由な形で好きなように活用するための実験結果報告をメインとしたものです。ですが、その自由を奪い、不自由を売りつけて無制限の利権を得ようとするものたちが、現在のテレビ界では勢力争いをしています。そういう連中とは断固戦い続けます。それが、ここのテーマです。
2011年7月24日まで続けることを目標にしていましたが、2011年いっぱいまで延期いたします。 ・・・の、予定でしたが、衛星放送の行く末が気になりますので、それまでは続けます。ああ、意志薄弱。



特殊なコンテンツ
・SpursEngine H.264エンコーダ 実験プログラムサポート&他ソフト紹介ページ
Lalfさんが作られている、SpursEngineで使えるエンコードソフトのリンク先の紹介などをしています。CUI版とAviUtlのプラグインの二種類があります。 また、それ以外に同じくLalfさんの作られたCodecSys Personal向け参照AVI、ravi2や、BOさんの開発されたLinux用HD PVRコントロールソフトのリンクもおいています。

※10/07/01 se_h264enc_auo ver 0.09、se_mpeg2enc_auo ver 0.05、Seche Technical Preview2 リリース

・スカパー!e2 各チャンネル解像度・ビットレート一覧表
独自の調査による、スカパー!e2とBSデジタル放送の解像度とビットレートの一覧表です。多少の間違いはご了承ください。

・意外とある、デジタル放送録画可能キャプチャーボード・ユニット
外部入力を用いて、デジタル放送のチューナーやレコーダーから出力される番組を、自由に扱える形式で録画可能なPC用のキャプチャーボードおよび外部ユニットの情報を集めたものです。

お初のミニPC、勢いで選んだのはGMtecのNucbox M7

2025-05-16 23:59:59 | 意味なしレビュー
さて、そんなわけで、しばらくわたしの相棒となる基本は仕事用、でもその大半の時間はわたしの暇つぶし用。なので自腹で買うミニPCなので、条件としては

1.あまり高くない
ってのは当然あります。プライベートでも薬代だの(なるべくジェネリックにして安くあげてもらってはいますが・・・)歯の治療費だの新しいエアコンだのでお金がかかる予定のこの夏。PCに何十万も出すのはちょっと腰が引けます。趣味用のデスクトップを最近新しくしていない理由の一つでもあります。もう一つは最近のマザーボードはどんどん高額になるのに拡張性がどんどん低くする、という方針に見るだけで嫌になる、ってのがありますが・・・。
2.Ryzen7が欲しい
とりあえず出来合い品はAMDで買う、ってのはわたしの基本方針の一つ。実際ミニPCでINTEL系が幅を利かせているのは主に下級クラスと最上級クラスで、今回買いたい中間あたりはAMDが多めにラインナップされている印象です。使っている部品はモバイル用なのでRyzenと言っても9は要らない、また、最新のAPUである必要もない。APUのAIとか中途半端ですし、使い道もなさそうですから。多分わたしの利用ではRyzenでも5で十分なはずです。ただ、そこは長年組み立てPCを使い、捨てられて落ちぶれたとはいえ、一度はアンバサダーブロガーと呼ばれた過去の栄光を引きずっている身としては、自分への見栄もあってRyzen7は譲りたくない、ってのがどうしてもあります。

前回も含めた以上の理由をだいたい満たし、もろもろクーポン含めて購入時点で45681円とまずまず安いんじゃね?と思ったGMTecのNucbox M7という機種です。


 

APUはRyzen7 6850H PRO。Zen3+なので型落ちではありますが、それでも8コアあるRyzen 7です。さらにセキュリティが若干上がっているPROってのが気分もいいですね。メモリはDDR5で16GB(ノート用)、SSDは512GB。現行の最前線と比べると少なめですが、実用には問題ないでしょう。なんだかんだでデスクトップ環境でもメモリ16GBのままで問題なく使っている、って人は多いはずですし。

注文して届きました。

これが箱。大きさ比較用としてThinkPadキーボードを置いておきます。大きさがまるで腕時計の箱のようです。

キーボードと箱の間においたのが本体。このデザインのミニPCはかつて使ったMullinsのものよりはだいぶ大きいですが、箱を前にして思っていた時よりは、それほど大きくないかと。
コネクタは、背面には、おそらくマウスとキーボードを想定しているUSB2.0が二つ、HDMIとDisplay-portが一つずつ、2.5GのLANポートが二つ、ディスプレイ出力にも対応しているTYPE-CのUSB4が一つ。前面にはヘッドホン端子、TYPE-AのUSB3が二つ、やはりディスプレイ出力可なUSB 4 TYPE-Cが一つと、外部グラボを接続することができるOcuLinkというのがついてます。個人的にはちょっとUSBが足りない印象。VESAの金具がついていて大型ディスプレイの裏面などに固定することも可能ですが、わたしは使いません。
今回はAmazonで買いました。AliExpressでも売っていますが、電源のコネクタが海外仕様になっています。いわゆるミッキーコネクタなのでそこだけ交換すればいいんでしょうか、PSEなどを考えると少々海外販売は不安もありますので、Amazonで買うほうが無難でしょう。Andoird機みたいに充電器が自前のものを使いまわせるわけじゃないでしねぇ。今回のNucbox M7の付属電源アダプタにはPSEのマークが、本体背面には技適マークがついていたのでそこらへんは安心して使えます。
モバイル用ディスプレイにUSBで接続してスイッチオン。HDMIなどで接続したときもほとんど変わらない環境で、ケーブルが少ない分こっちでいいかと思います。もちろんこだわる人、もっと大型ディスプレイで使いたい人はHDMIやDisplay-Portを使うこともできます。
OSのセットアップはもろもろあって完了。搭載してあるOSはWindows11PROと高級品。ちょっとドキドキしながらShowKeyPlusというソフトで調べたところ、リテール品という表記があったので一安心。ファームウェアとの紐づけは行われていないとのことなので、ShowKeyPlusでプロダクトキーも確認して、別途メモを取っておいた方が安心でしょう。
ただこのプリインストールOS、海外仕様のOSの言語だけ日本語にしたものみたいで、初期段階だとタイムゾーンがずれていて時間がヘンだし、キーボードが海外仕様の配列になってしまいます。慣れている人なら「ああ、海外仕様のキーボードになってるのね」でとりあえず扱えるでしょうが、慣れていない人だと「@マークが打てない! アカウント入力ができない!」と焦るでしょう。もちろん海外仕様キーボードの@マークはShift+2で打てます。初期のOS設定に加え、タイムゾーンとキーボードの設定をし直す手間はかかりますが、そのあとは普通に使えます。が、海外仕様であることに拒否反応を覚える人は本機は買わない方がいいでしょう。
動作音は、そこそこします。もちろんデスクトップと比べれば静かではありますが、アイドル状態でも無音とはいいがたい程度の音がします。単に低発熱状態なら動作を停止するファンではない、ということなんでしょう。その分ノートより排熱は有利なはずですからそのリスクは仕方ないですね。

さて、CPUの性能を見てみましょうか。もちろんやるのは動画エンコード。本機を動画エンコード機として使う気はないのですが、それでも調べます。ただし、簡単に。Handbrake1.9.2を使い、先日のAV1テストでも使ったMPEG2-TS1440x1080で30分の動画を、デフォルト設定から動画エンコードをx265に、フレームレートをSame as source(可変)に、プリセットをNormalに変えてエンコードします。本機はBIOSの設定で[Perfomance」「Balance」「Quiet」の3モードを選ぶことができますので、それぞれを、Core Tempを使って発熱量と消費電力も見つつエンコードをやらせてみました。比較用としてわたしが自室では普段使い用として使っているRyzen 7 5700G+DDR4-3200 16GB機でもおなじことをやってみました。Zen3のデスクトップ機なのでちょうどいいところかと。5700系はなんかまだ売れていると聞きますし。

Nucbox M7(6850H)
Performance 13分26秒 動作中最大温度89度 動作中消費電力約65W
Balance   13分30秒 動作中最大温度76度 動作中消費電力約54W
Quiet     15分39秒 動作中最大温度65度 動作中諸費電力約35W

Ryzen 7 5700G
       14分26秒 動作中最大温度83度 動作中消費電力50~75W

なんと5700GよりNucbox M7の6850Hの方が速いです!クロックには差がなく、それでいてメモリとコアが差は大きいのが出たのでしょう。ただ、商品電力は上下の差が大きいデスクトップAPUに対し、ほぼ固定に近い消費電力を維持するモバイルAPU、という動きは意外でした。逆にイメージを持ってましたので。
仮にQuietにしても、これだけCPUに負担をかける作業をさせると、ファンの回転が上がり、動作音はちょっとうるさく感じるレベルになります。単にCPU性能が処理に対して頭打ちになっている感はありますが、この結果からみる限りPerformanceモードはおすすめできません。たまたまかも知れませんがエンコード速度の差はなかったし、そこそこ天板があったかくなってますし、ちょっと放熱能力に余裕がなくなる程度の発熱してそう。なお、アイドルや軽い処理を行った場合、BalanceよりQuietを選んだ方が、気のせいくらいの誤差かもしれませんがQuietの方が消費電力が少な目でした。どっちにしてもデスクトップと比べて軽負担時の消費電力はかなり低くなります。最大パフォーマンスには明らかな差はありますが、そこまでいくことが滅多にないのなら、自分が落ち着く方を常時利用すればいいでしょう。わたしはQuietを使うことにしました。

いいとことばかり語ってきましたが、当然欠点もあります。
欠点1.使わないコネクタよりも
本機は無線LANもBluetoothも内蔵しています。ゆえにこのクラスで有線LANポート二つは不要では・・・。と思っちゃいます。一つで十分。また、外部グラボを使えるOcuLINKも、買った当時ならあってもいい、くらいなものだったのかも知れませんが、今となっては不要だなぁと。その分USBを増やしてほしかったですね。
欠点2.Fluid Motion Videoが使えない。
これは現行のRADEONコアに対して常に言い続けてますが、5700Gの内蔵GPUにあった動画再生補助機能、Fluid Motion Videoが6850Hでは使えなくなってます。AMDが「あの機能はアジアの一部でしか使われていない」と鼻で笑って廃止したのです。現在のBlussky Framerate Converterでは現行RADEONでも無理やり中間フレームを作ってFluid Motion Videoっぽい動画を作ることができるようになってます。が、残念ながら画質の差が歴然なんです。試しに「仮面ライダーZO」を見ていたら、Nucbox M7だとあまりの映像のボロボロぶりに、この映像ファイル壊れたか?と疑ったくらいです。で、そのあと5700Gで再生したら、「ああ、ちゃんと大丈夫だ。本物は違う」と安堵しました。もちろんフィルター無しの通常再生なら画質を落とすことなくできますが、あの動きにはもちろんなりません。好き嫌いはあるでしょうが、わたしとしては「機能の低下、欠陥」と言い続けます。
欠点3.意外と動作音がする
これも気になり方に個人差はあるでしょうが、ノートPCの動作音くらいと思って使うと、アイドル時でも少しうるさく感じるかも知れない、くらいの音が出ます。
欠点4.OSが少し不安
ものによってはボリュームライセンス版が使われているらしい、疑惑は常に付きまといますし、今回のようにリテール版であったとしても、海外版の言語を日本語にしているだけ、で若干操作に戸惑うことはあります。それを気にするし海外仕様はイヤだけどミニPCは使いたい、という人は、メモリ・SSD・OSを自分で別買いして導入できるフレームモデルが存在する機種もありますので、若干割高になりますが、それを買うのも手です。

結局ミニPCでモバイル向けの部品を使っていると言っても、その実態はむしろデスクトップパソコンだってことです。拡張性はそれほど要らない、PCに慣れている人で置きっぱなしの大型ノートパソコンの入れかえ用として新しいPCが欲しい、ならミニPCはいい選択しだし、安い時を狙ってNucbox M7を選ぶのもいいと思います。
ちなみにこれを買って奥の部屋で作業ができるようになってから、店で感じていた頭の重さや心臓の動悸が強くなる現象から解放され、快適です。まぁ単に新しいPCを買った、という満足感が気分を良くしているだけかも知れませんが。
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新環境!ミニPCの利点

2025-05-15 13:11:31 | 意味なしレビュー
いろいろあってお店に居続けることが精神的にちょっとつらくなり、空気は悪くなりそうですが接客の時以外はなるべく奥の部屋に引っ込んで、いつでも店頭に顔を出せるようにしておく新体制に移行することにしました。

しかし、奥の部屋に引っ込むといってもそこで作業する必要はありますからパソコンは必須。といってもお店でも、短時間でもある程度作業したいし、何より接客時などにデータを検索するためにパソコンはやっぱり必要。使っているのはノートパソコンなのでその都度外してもっていく、でもなんとかなりますが、どうもせわしない。それに使っているノートパソコンはThinkPad X13 Gen1のAMDモデル。APUはZen2のRyzen PRO 4750U。なので性能的にはぜんぜん問題なし(ボソッZen2だけにぜんぜん・・・)なのですが、もう5年も使っているので少々外観が痛んでまいりました。気分を一新するためにも新しいパソコンほしいなぁ。思い切って買っちゃうか。いやー、店は経営キツイし、これからいろいろとお金かかるのにパソコンまで新調しちゃうなんて、我ながら金の使い方ヘタだなぁ。さてさて、どんなパソコンがいいかなぁ~!?

ただ、以前から次の仕事用パソコンはある程度どうするか決めてました。ノートパソコンじゃなくてミニPCを使いたかったんです、ちょっと前から一部界隈で流行ってるアレ。ミニPCと言う分野を使ったことがないわけではありません。いうなら今自室で動画再生専用として大型ディスプレイにつなげているLenovoのThinkCenterだってどちらかというとスリムタワーと呼ばれますが、サイズは十分ミニPCと呼んでいい部類だと思いますし、昔Mullins(AMDのモバイル向けでPS4のAPUはこれがベース)を搭載した非力なだけどすごく小さかったミニPCもやはり動画再生用として使ったことがあります。ただ、一般的作業用としてミニPCを使おうと思ったのは今回が初めてです。個人の趣味ならやはりタワー型やデスクトップ機に限りますが、そこまで必要ない仕事用、今までノートPCを使ってきた分野ならミニPCの方がいいんじゃない?と考えたわけでして。なお、そこらへんも踏まえて、今回は薄型小型デスクトップPCは対象外にし、箱型のみをミニPCとします。

ミニPCの利点
1.キーボードにこだわらなくていい
わたしがLenovoのノートPCを主に使っているのは、AMDの採用が早いというのが一つですが、もう一つキーボードに慣れている、というのがあります。最初にノートPCを買おうと思ったときの市場では、強度の低い強く叩けば壊れそうな製品があふれており、ショップで試すたびに失望されるなか、ThinkPadは中央部にトラックポイントがあるためにそれが棟木のようになってキーボードの強度を高めてくれていたのでこれに決めた、ってのがあります。今はそこまで脆いノートPCも無いでしょうが、もうThinkPadのキーボードに手がなじんでしまったというのもあり、デスクトップにもThinkPadキーボードを使っているくらいです。しかし、最近のLenovoは脱トラックポイント、って感じでThinkPad以外の製品を押している印象です。まぁトラックポイントつけるとデザインが不自由になるとか、薄く作るのに不利だとかいろいろあるんでしょうけど、あまり買う気が起こりません。しかし、ミニPCならキーボードは好きなのを使えばいいのでLenovoにこだわる必要なしでデスクトップ用ThinkPadキーボードが使えます。欠点は現行のThinkPadキーボードが明らかに旧式より使いにくくなっている、ってことなんですが・・・。同じようにディスプレイも解像度や大きさで好きなものを使えます。わたしの手元には以前衝動買いした(笑)アイオーデータのリユース品のモバイルディスプレイがあるのでこれを使うことにします。TYPE-CのUSB4と対応ケーブルで使えば電力供給もPC経由で使える優れもの。USB接続でもBIOS画面なんかも表示できるので、わずかな遅延も許したくないゲーム用とかでなければケーブル一本でいいUSB接続が良好です。

2.性能のわりに価格が安い
使っている部品はたいていノートPCと同じものですが、ノートPCのようなディスプレイもキーボードもなくPC部分と本体のみなので、ミニPCの方が確実に安いです。もちろん最高ランクのモバイル向けCPUを搭載した高額なミニPCもありますがそれでも同等のノートよりは安くあげられます。本体を交換する場合もキーボードとディスプレイは次に使いまわせばいいので経済的です。キーボードやディスプレイが壊れた場合もそこだけ交換すればいいので、修理に出したり大掛かりな分解をする必要もないので、メンテナンス性も優れています。

3.バッテリーのトラブルがない
そこそこ持ち出して電源のないところで使うんならノートPCはいいものです。ですが、結局省スペースだけを利点に四六時中電源につなぎっぱなしで動かさない「デスクノート」ならミニPCで十分代用できます。だって、どんなにデカイやつでもノートPCの形態であれば、必ずバッテリーはついていて、しかも常時充電してるんですよ。ThinkPadは一定以上充電させない機能がついているのである程度は安心できますが、一度でもバッテリーでトラブルを起こした経験のある人ならバッテリー内蔵機で電源つなぎっぱなしってなんか不安になりません? その点ミニPCはバッテリーがないのでその心配は不要です。持ち出すのならノートPCより軽いタブレットPCとかの方がいい気がします。

4.放熱性能に余裕がありそう
ノートPCは薄くしなければならない、という縛りがあるため、放熱処理を如何に行うか、が常に設計段階に付きまといます。もちろんそこがメーカーの腕の見せ所ではあるのですが。一方ミニPCは高さに少々余裕があるため、そこまで厳密に設計しなくても放熱に有利なため、思い切ったパフォーマンスも出すことができる・・・気がします。

もちろんいい点ばかりではありません
ミニPCの問題点
1.有名メーカーのものがない
残念ながら有名メーカーはノートPCばかりに力を入れ、せいぜい特殊用途向けに超薄型デスクトップを少しやる程度で、ミニPCには全く興味を示さないのが現状です。なのでミニPCは他の分野では聞いたことがないメーカーばかりになってしまい、あとのサポートにやや不安が残ります。もっとも、安いのでおかしくなったら買い替えればいい、という考え方も可能です。

2.なぜかWindowsのライセンス問題が付きまとう
不思議なのですが、ことミニPCに限って搭載されているWindowsが企業がまとめて購入するための「ボリュームライセンス」になっていることがあるらしいです。ノートでは聞いたことない話ですが・・・。ボリュームライセンスだとあとあとトラブルの基だそうです。なので、対策としては新発売の特別販売時期には飛びつかず、ある程度時間がたって、レビューで「ライセンスがボリュームではなくリテールないしOEMが使われていた」と書かれているものから選びましょう。前述の問題があるため、まずミニPCのレビュー記事はWindowsのライセンスに触れていますから。ミニPCは宣伝のためにインフルエンサーに提供するケースも多いようです。儲かるのか? と心配になるくらい。

3.省スペース性に若干劣る
ノートPCが最悪ケーブル一切なしでも使えるのに対し、ミニPCはそれなりにケーブルを必要としますし、キーボードとディスプレイだけでノートPC並みかそれ以上の占有率があるのに本体とケーブルでさらに場所を取ります。なのでパソコンで最優先されるべき項目は省スペース、省スペース命!という人には不向きかもしれません。机の上だけで完結し、比較的片づけやすければそれでいい、という人向きでしょう。

デメリットを考えてもメリットの方が大きい。かつ新しいPCを買えば物欲が満たされ、ストレス解消になる!(個人差はあります。わたしの場合という話)ということでミニPCを買っちゃいます。ただ、なんだかんだで暇つぶしのお楽しみ用として使うことになりそうなので、仕事にも使いますが店ではなくわたし自身の財布から購入費を出すことにしました。さぁ、安くて物欲を満たすミニPCを選ばなくては!

・・・と、もう当然買って使い始めているんですが、長くなったので次回に続く。
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パイオニア、光ディスク事業から完全撤退

2025-05-03 16:59:39 | 意味なしレビュー
ちょっと前にソニーがBD書き込みディスクの生産を終了したことが話題となりましたが、今度はパイオニアがBDを含む光ディスク事業から完全撤退を発表しました。


以前は「どこのメーカーの機器を買うか迷ったら、パイオニアを選んでおけばたいてい大丈夫」というイメージさえありましたが、近年は「パイオニア、最近何かやってたっけ?」と半ば忘れられていた感さえあります。
パイオニアと光ディスク、と言えば、たった一社の独自規格でありながら十数社で統一規格としてまとめられたVHDを完全駆逐したレーザーディスクの印象が個人的には今でも強いです。レーザーディスクもノイズがめちゃくちゃ多くて必ずしも褒められた規格ではなかったのですが、CDとの相性の良さ、解像度の高さなどもあって市販映像ソフト分野ではVHSの上位のような扱いでそこそこ普及していたと思います。大きさがアナログレコードに近かったので棚を流用できたのも販売店としては便利だったかも知れません。
その次の世代としてはDVD、特にDVD-R/RWの実質的リーダーとなっていたパイオニア。メディアなどでは書き込み品質の高さが台湾メーカーと比して頭一つ抜けている記事がよく書かれましたが・・・。わたしの印象は良くないです。何よりあの人をなめ切った初期DVD-RWの仕様でよくもまぁ企画通したな、と。等速書き込みしかできないのに追記不可、データを足したければ一度DVD-RWの中身をHDDに書き戻し、DVD-RWをフォーマットしたうえで再度一から書き込みしろ、という使い勝手を全く考えていない仕様、しかもドライブは高額なことにあきれ、当時のわたしはDVD+RW/+R陣営を支持していたくらいです。もちろんすぐにDVD-RWは改良され、DVD+RWと大差ない仕様に変更されましたが、最初からやっておけよ、と。DVD-RWの仕様と実質リーダーのパイオニアが重なったうえ、DVD-R発表時の「DVD-Rの主な利用方法はDVカメラで撮影した記録映像をDVD-Videoにすることだ」という発言も、テレビ録画の保存を最優先していたわたしには反発したくなるものだったし。この辺からちょっとパイオニアに対して印象は悪くなってましたね。
で、BDの時代。これはたまたまなのでしょうが・・・。友人Yから「買ったBDの再生がうちのBDプレイヤーじゃできないから調べてくれ」と依頼を受けていろいろ試したことがあったのですが・・・。そのBDソフトが再生できない、と言う現象が手元の機器で唯一再現できたのが、再生ドライブにパイオニア製を使った時だったんです。台湾系とか他のメーカーが作ったドライブなら全部再生できたのに。この辺から「パイオニア、もう品質怪しいわ」と発表こそしませんでしたがひそかに思っていました。
もちろんその一方でCDの再生品質の向上などさまざまな形でパイオニアはドライブの開発は続けていましたが、個人的な選択肢には入らなくなっていました。PCもケースに5.25インチベイが付かなくなることも増え、光ディスクを使うことが少なくなり、そしてとうとうパイオニアも撤退となりました。あえて言うなら正式に発表しただけ良かった。知らないうちにやめていたらしい、って聞くよりは良かったと思ってます。
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TMPGEnc Video Mastering Works 8で調べるAV1の能力

2025-03-30 10:00:29 | 意味なしレビュー
発売日直後の能力ではちょっと実用にならないどころかテストもできない性能だったTMPGEnc Video Mastering Works 8。ですが、さすがにそのまま放っておくというということはなく、3/27の時点でビットレートと速度の反映は行われるようになりました。相変わらずAV1においてアスペクト比の指定ができず、1:1しか使えないので実用には足りません。が、テストはある程度できます。今回はテストに使う1440x1080約27分のMPEG2-TSの動画を、解像度はそのままでアスペクト比を無効化したフルスクリーンで各種フォーマットのエンコードを行いました。アスペクト比の調整ができるようになった後とエンコード速度は大差ない設定だとと思われるからです。
フォーマットはH.265/HEVCとAV1。それぞれをソフトエンコード(x265、SVT)とハードエンコード(Intel A310利用、HEと呼称)の両方で、速度指定を変更しつつ行います。ビットレートはVBR0.5Mbps。実用に足るビットレートではありませんが、圧縮能力を見たかったのであえて非常識に小さななサイズにしてみました。画面全体の動きが大きく、低ビットレートでの圧縮には非常に向かないシーンで、おなじみのマークがどこまで再現されているかで能力を見てみます。見てわかりますが、サイズを2x2倍に拡大しています。

システム
OS:Windows11
CPU:Intel Corei7 12700 消費電力に制限を設定し、PBP通りの66Wまでで固定
メモリ:DDR2666 16GB
GPU:Intel Arc A310

H.265/HEVC(HE)とても遅い エンコード時間2分5秒

H.265/HEVC(HE)標準 エンコード時間1分43秒

AV1(HE)とても遅い エンコード時間2分22秒

AV1(HE)標準 エンコード時間01:42秒

H.265/HEVC(x265)とても遅い エンコード時間1時間19分51秒

H.265/HEVC(x265)標準 エンコード時間8分5秒

AV1(SVT)とても遅い エンコード時間7時間53分43秒

AV1(SVT)遅い エンコード時間2時間8分56秒

AV1(SVT)標準 エンコード時間10分30秒
 

TMPGEnc Video Mastering Works 7使用
H.265/HEVC(x265)とても遅い エンコード時間1時間53分48秒

TMPGEnc Video Mastering Works 7使用
H.265/HEVC(x265)標準 エンコード時間10分4秒

HEの場合、速度を「とても遅い」にしようが、「標準」にしようが画質に差があるとは思えません。「とても遅い」でも十分速いと言えるので、自己満足で設定してもいいでしょう。同じHEで比べるとさすがにH.265/HEVCは論外ですが、AV1はまずまず、なんとか把握できる程度の再現はなされています。ただ、SVTやx265と言ったソフトエンジンでも標準などなら速いので、これならHEに頼らなくても・・・という考えもあるかと思います。が、これはあくまで0.5Mbpsという非常識な低ビットレートだからの速度であることは考慮に入れてください。ビットレートを上げればハードはたいして変わらなくともソフトの時間はより掛かります。そこはもうちょっとマシなビットレートで測ってもいいと思えるほどソフトのバージョンアップが進んでからにしましょう。
SVTの「とても遅い」は0.5Mbpsとは思えない画質を実現します。が、これまた非常識と言っていいほどエンコードに時間がかかります。現実には「遅い」がせいぜいでしょう。それなりに時間はかかりますが圧縮効率の良さを考えると選択する価値は十分あります。かなり速い速度でエンコードを終える「標準」でもx265によるH.265/HEVC「とても遅い」並みの画質になりますので、エンコード効率の良さでAV1を選ぶのも手です。ただ、AV1フォーマットはこのマークのような画面に固定されている部分の再現には力を発揮しますが、動く部分だとすこしあっさり目の画質にする傾向があるので、H.265/HEVCと比べて物足りなく思う人もいるかも知れません。全体的には上回っていても全面的に上回っているわけではないので、体験版などで実際見比べてみてから検討するといいと思います。
旧バージョンの7のH.265/HEVC(x265)もオマケの比較対象に入れてみました。エンコード速度は8になって大分上がっているのですが、その代わりに画質が7と比べて若干落ちたような気がします。ただ、あくまでこの拡大図では、の話であり、通常の動画上では差は感じていません。なにせまだ8は未完成に近い製品なので、総合評価には早いでしょうね。

AV1とエンコード前の元動画のファイルに入っている音声ファイルを直接くっつけて多重化するのは、TMPGEnc Video Mastering Works 8ではツールを利用してMKVに収録する場合のみが可能でした。TSとかMP4ではできなかったのでここは残念。MKVで構わない人はこれでいいでしょうが、他の形式にしたい人は他のツールを探しましょう。

と、現状ではこのくらいでしょうか。とりあえず、早くAV1でもアスペクト比を1:1以外が使えるようにしてほしいです。
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TMPGEnc Video Mastering Works 8買った&バグ報告

2025-03-22 13:32:21 | 意味なしレビュー
昨日書きました通り、PEGASYSの新ソフト、TMPGEnc Video Mastering Works 8 が発売されましたので、仕事が終わると早速買いに。ただ、直前にPEGASYSより発売の案内のメールが届いておりまして。それによると

"※アップグレードを行いますと、TMPGEnc Video Mastering Works 7 のライセンス は抹消となりご利用いただけなくなります"

という少し困った注釈が。うーん、PEGASYSはそこらへんの管理いい加減なところがあるので、ひょっとしたら8のアップグレード版を買っても7が全く問題なく使い続けられたりするかも知れません。でも、万が一を考えたら・・・と言うことで7が問題なく使い続けられると思われる優待販売版にしておきました。ちょっと高いですけどね。8での機能ダウンを心配してまだアップグレード版の購入に踏み切っていない方、少し待った方がいいと思います。今のところ7でできて8で使えない機能というのは確実に存在しますし、それが大事かどうかは人それぞれですから。
それに加えて、最初の版ですから当然のようにバグも存在します。わたしが見たところ、今のところ主に出力設定の画面のバグですが

・動画を変えても前の設定の一部が残ってしまう
7までならフィルター画面で24fps化の処理をすると出力画面でも23.976fpsになるものですが、8は初期値29.97fpsになったままになってしまいます。気を付ければいいだけの話ですが、注意が必要です。逆の場合もあり、一度24.976fpsの設定を行うと次の動画を29.97にしようとしても、出力画面では23.976のままになっています。また、1920x1080の動画のエンコード処理をバッチにしたあと、1440x1080の動画を入れてまたバッチを作ろうとしたのですが、出力ファイルが1920x1080のままでした。新しい動画やフィルターの設定が生かされていません。

・アスペクト比の変更ができない
いまのところアスペクト比が1:1しか選べません。なので1920x1080ならともかく、1440x1080の動画をエンコードすると4:3のレターボックス映像になってしまいます。まだまともにテストできる段階ではないのです。

・SVT AV1の速度の設定
8の目玉と言っていいAV1出力。そのうち「SVT AV1」というモードでは速度が「やや速い」までしか選べません。ただ、一度バッチ化したあと編集しなおせば、標準以下の速度も選べます。また、まずIntelの内蔵GPUのモードを選んで速度設定を遅い方に行った後、再びSVTに戻す、でも速度の変更は可能です。ただ、今試してみたらあまりにもエンコードが速いので、反映されてないかも知れません。

・ハードエンコードのAV1ファイルサイズ
ファイルサイズから推測するにビットレートが5Mbpsくらいに固定されてしまっている感じです。これでは最低限のテストもできません。

これらは非常に簡単なバグなので、すぐにでも修正アップデートがあるでしょう。ただ、安心して使うにはまだまだ見えてない問題はありそうなので、もう少し待ってみるのがいいかと思います。わたしはテストする側だと自認してますのでそのままいろいろ試してみてますけどね。当面は1920x1080だけやっとこう。

追記:OSごと落とすような不安定さこそないものの、バグが多すぎてまともに使えません。ある意味ベータ版以下の状態です。土日なので修正も週明け以降しか期待できないので、まだ買っちゃいけません。買うのは金を払ってテスターをやることに快感を感じる特殊な趣味の持ち主だけにしておきましょう。しばらく7を使うのがいいと思います。
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PEGASYSよりTMPGEnc Video Mastering Works 8の発売が予告!

2025-03-11 22:58:38 | 意味なしレビュー
夕方にPEGASYSからメールが届きまして、それによりますと、同社の主力製品であるTMPGEnc Video Mastering Worksの最新版、8が発売される、本日より体験版が公開、とのことです。興味のある方は同社サイトを訪ねてみてください。

新機能はいくつかありますが、個人的に注目はAV1への対応です。以前試したところ、Intelのハードウェアエンコードでも同じハードウェアエンコードによるH.265/HEVCとはくらべものにならず、ソフトエンコードで何倍もの時間をかけてx265でエンコードしたH.265/HEVCに引けを取らない圧縮率を見せてくれました。それが扱いやすくなるのは歓迎です。ハードエンコードが今まで以上に実用になるエンコードが快適なソフトで行えれば作業もはかどりますしね。できれば放送時そのままの音声ファイルをAV1と多重化してmp4にできる機能があれば最高です。
ただ、こっそり削除された機能も少なくありません。例えば、ついにPV3/PV4のファイルを読み込む機能がなくなるそうです。ただ、D端子はすでに使えない機種ばかり、PC本体もPCIバススロットがない、ということを考えたら削除されても仕方ないでしょう。おそらくもう使っている人も少ないでしょうし。ただ、削除したところで動作が格段に安定するとも思えませんのでこっそり入れておいてくれてもよかったんじゃないかと思います。

正直、我々のような使い方での動画エンコード需要はもう落ちていると思います。もうチューナーは手に入りにくいですし、入手しても経験のない人では初期設定すら面倒だろうし。さらに現行のグラボはPT3と併用できませんから機能も生かせない。それなら(アレではありますが)配信元からだうそした方が早いし楽だし画質もいいし、ってなことになってしまうでしょう。放送には配信では補いきれないものがもちろんあるのですが、今の人はそこまでして保存することに執念を燃やさないでしょう。おそらく録画制限に慣れてしまって最初からそういう感覚が無いでしょうから。
それでもわたしはまだまだ放送動画のエンコードがしたいんです!何よりも自己満足度がほかの入手方法とは段違いですし。ということでやはり待望の新ソフトですので、正規販売のあかつきにはぜひ購入したいと思ってます。

AV1は、ソフトエンコードもできるのでしょうか。だとすると、そのテストは新しくて高速なCPUでやるに越したことはない。そろそろPC新しくしようかなぁ。やっとCore UltraのNonKも出たし、安くなったらAV1非対応のCore i7 11700のシステムと交換して・・・と言いたいところですが、今年のわたしは”歯"の治療でかなり大きな出費を伴うことになるでしょうからPCにお金を回す余裕がちょっと無いのです。今PCパーツも高いしねぇ。AV1エンコードのできるCore i7 12700システムで我慢しておきましょうか。
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PS5PRO高過ぎ! な話にあえて逆の意見を言う

2024-09-11 11:29:58 | 意味なしレビュー
噂に聞いていたSIEIの新ゲーム機PlayStation5PRO、ついに発表されましたね。


ただ、企業やマスコミはともかく一般ユーザーの話題は現在その価格に集中しているようですが・・・。なにせ119980円。ゲーム機の価格上昇もここまで来たか・・・って感じです。
日本ではPS5は転売屋の餌食にされたおかげで一般ユーザーの手になかなか渡らず、専用ゲームがあまり出回らない時期が長かったおかげで世代交代が進まず、未だに悪いイメージがぬぐい切れないと思うのです。もちろんそれはSIEIやPS5が悪いのではなく転売屋がすべて悪いのですが、おかげでPS5の機能を生かすようなゲームでも、そのかなりの割合でWindowsPC版が存在してそっちでも遊べてしまう状況になっています。そうでもしないと開発費が回収できないからですが、それゆえにWindowsPCでも同じくらいゲームは遊べるわけです。だったら此度の119980円のPS5PROも、この値段出すのならゲーミングPCを買ったほうが良くない? という意見もチラホラ。まぁ分かります。遊べるゲームの種類に差はさほどなく、価格は上がるけどそのほうが汎用性も高くてゲーム以外にも使えるし、どうせ買うならそっちだろうと。心としては、どちらかと言えばそちらに同意したいわたしですが、あえて頭だけ切り替えてPS5PROを擁護する意見を書いておきましょう。

まず、買うにせよ組むにせよ、約120000円の設定でPS5PROと同等のゲーム性能のPCを用意するのは無理です。どうしても価格は上になってしまいますが、その分他の用途でも使えるからお得、と考えるのが前述の意見。しかし、現在のPC環境を見ると、その汎用性の高さを捨てる傾向にあります。最新環境をそろえようとすると、一昔前と比べてマザーもケースもストレージは全然増設できなくなってますし、拡張スロットもありません。いまはかつてそれらが使われたスペースを巨大な冷却装置が塞いでしまうPCが主流です。なのでその高スペックも結局ゲームにしか使えません。どうせゲームにしか使えないんだったらそれなりの価格のゲーミングPCに近いスペックを119980円で買えるPS5PROの方がコストパフォーマンスはよくないか? って考え方も出来ると思うですよね。そこまでのスペックを求めない人なら無印PS5も選択できるわけですし。まぁPS5も先んじて値上げしましたけどね。

現在の日本の景気の悪さから考えてあまり売れないだろうなぁと思われますPS5PRO。ですが「ゲーミングPCより安い、置き場も邪魔にならない」という利点はありますので一定の需要は確実にあります。むしろゲーミングPCに客を取られてなるか、というSIEIの意地を感じます。いまやPSのライバルはSwitchじゃなくてPCなんでしょうね。ちなみにわたしはゲームにそこまでのスペックを求めてませんし、何よりPCでゲームを遊べば実質ハードに掛かる価格はゼロ!(笑)なのでPS5は無印にせよPROにせよ買うつもりはないです。Switchは買いましたが・・・。なんで英雄伝説空の軌跡のリメイクSwitchのみなのよ。もともとPCゲームだったじゃん。わたしの環境じゃPCの方が遊びやすいのよ。
追記:[空の軌跡」、PC版もSteamから出るそうです。ああよかった。

閑話休題
PS5の価格が上がる、と発表があったとき、以前PS5をうちに買い取らせたお客さんがやってきて
「PS5の価格上がったから、前に売った相場より上がってるだろ。その分の差額くれ」
もちろん断りました。が、自分の言った無茶な部分は隠したうえで「儲けを客に還元しない不親切な店」というグチを何か所かでしゃべってたらしいです。噂になるほどじゃないようですが、イメージが悪化する。勘弁してもらいたいわ。
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今度こそiPLAY50miniPROの「貼りつき」を止めたい&引き続きApad1の体感感想

2024-09-07 17:31:52 | 意味なしレビュー
またしても8インチタブの話。個人的にも世間的にも第二次の旬が来てる気がしますので。なにせ中華の高級タブメーカー、REDMAGICが次の新製品を「小型」を示唆するようなシルエットを出した時、あちらの業界全体で「REDMAGICが8インチのゲームタブを出すらしい」と騒然となったわけです・・・。が、蓋を開けてみればあくまでREDMAGICとしては小型の方というだけの10インチタブでみんながっかり・・・となったみたいなんですね。やっぱメーカーが出したがらない売りたがらないだけで、決して8インチ級は「ごく一部だけのニッチ需要」なんてことは全くないんだな、ということを改めて認識しております。わたしは決してマイナー趣味なだけじゃないだ!!

とは言え一番最初にどうにかしたくなるのはiPLAY50miniPROでタップ操作が効かなくなる「貼りつき」問題の方。どうしたもんかと四苦八苦。前回は「着信音をOFFにすれば減る」みたいなことを書きまして。まぁ減るのは間違いないと思いますが、やっぱり「貼りつき」するときはどうしても出てしまいます。
「貼りつき」の原因は、あくまで体感上から見たわたし個人の感想でしかありませんが、メモリ周りの問題だと思ってます。メモリを解放するためのソフト的処理がヘタなのか、それともDRAMやその足回りの性能がイマイチなのか、メモリが詰まってタップ処理が出来なくなってしまうのが原因に見えて仕方ありません。そこで着信音OFFに次ぐ対策第二弾として

・待機中は常時サイレントモードON
・小まめにメモリ解放

の二点を心がけております。普通サイレントモードは利用中にメッセージが入ることで作業の邪魔になることを防ぐために利用しますが、iPLAY50miniPROの場合、メッセージの受信の際、特に待機中の受信の際に異様にメモリを喰うように見えるのです。なので待機中はサイレントモードでメッセージ受信を避ければのちの作業の安定性があがりそう。待機中通信機能カットもアリですが、その場合後で一斉にメッセージがなだれ込むことになるのでこれはこれでメモリの負担が大きそうなのでパス。
起動したあとはいきなりソフトを使うのではなく、まずはホーム画面でタップの状態を確かめた後、長押しして左右にブレさせる程度の動作をさせて準備運動。そのあとメモリ解放ソフトで待機中のメモリを解放。これはなんでもいいですが、わたしは昔から使っているGame Boost Masterというのを使ってます。文字通り本来はゲーム向けにメモりを解放するソフトではありますが、ゲーム以外も登録してショートカットのフォルダのように使うこともできますし、設定を変えればGame Boost Masterを起動させるかフォーカスを充てるたびにメモリを解放してくれるので手間が省けるので楽という理由で愛用してます。
ただ「貼りつき」が100%防げているかというそうでもなく、サイレントモードにしておいてもメモリ解放を忘れたのが原因か起動直後は「貼りつき」する、ということがたまにあります。iPLAY50miniPROはメモリ8GBの大容量機種と思わず、4GBどころか3GBくらいしかなくてメモリ管理に注意が必要な機種、くらいに思って使ったほうが良さそうです。とりあえずメモリ解放忘れ起動直後以外はなんとか安定してます。
と、延々書いてはいますが、あくまで「貼りつき」の原因がメモリであることが絶対条件ですけどね。ひょっとしたら全く別のことが原因であって、わたしのやってることはただの空回り、安定したようにみえるのはただの偶然かも知れません。もしダメならまたいろいろ試したいと思います。


もっともメインのAndroid利用環境をこっちに移せばその心配をする必要もないのかも知れません。まだ買って間もない機種ではありますがALPHAWOLF(HEADWOLF)のAPad1、こいつは今のところ「貼りつき」のような不具合は全く起こっていません。それが当然ですしiPLAY50miniPROだってかってから一年ほどは起こらなかったんで、買った直後と比べるのは酷かも知れませんが、それが快適に感じるのだから仕方ありません。iPLAY50miniPROと比べて優れているのはまず
1.スピーカーが二つ付いていること
ただ、縦持ち時の下部にしかついていないのでステレオ音を出すときは動画視聴で横持ち、という需要だとイマイチですね。
2.各種センサー装備
個人的にはあまり使わないんですが、必須のソフトを使う人には有効でしょう
3.顔認証付き
楽! と言いたいところですが、今のところ3回に1回くらい失敗します。スマートフォンと比べるとうまくいきません。これはわたしの顔のせいもあるでしょうが、タブレットだと画面が大きいので自分としては正面を向いたつもりでも端末から見ればズレ過ぎて話にならない位置にしか顔がないからなんでしょう。
4.4GのSIMの対応性が高い
当たり前ですが4GのSIMに対応してます。SIMトレイは一番ありがちなnanoSIM2枚もしくはnanoSIM+MicroSDカード。まぁタブレットでデュアルSIMって使わないですけどね。金属板で仕切らない一番ありがちな空白トレイですが、周りに金属が貼って合って少し剛性を高めてあるのは気が利いていいです。試しにpovo2.0のSIMを挿してみましたら、APNの入力の必要もなく通信出来ました。au系が動くのなら他はもう調べる必要すらないでしょう。700/800MHz帯も日本仕様で完備のため、まず不便に思うことはないはずです。
5.新しい端末である
シャオミのようなメーカーならともかく、中堅以下のメーカーだとOSやシステムといったソフトウェアのアップデートはほぼ期待できません。せいぜい初期のバグの修正くらいです(すでに1回来てます)。なので少しでも新しい機種がいいのです。

これらは4G対応を除けばiPLAY50miniPROはともかく後継のiPLAY60miniPROならクリアしている問題ではあります。APad1がそれより優れている点として3.5mmのイヤホンジャックが搭載できます。iPLAYの場合50はイヤホンジャックがありますが60にはありません。あまり搭載位置がいいとは言えませんが、ないよりあったほうが便利だと思ってます。
じゃぁAPad1が完全無欠かと言えばそうでもありません。ただ、これらわたしが欠点と思うのは機能的に悪いという意味ではなく、あくまで個人的にそう思うだけで、人によってはむしろ良い点と思うかも知れません。

1.色が青みが掛かってる
特にiPLAY50miniPROと比べた場合の話ですが、映像が青っぽく見えるんです。なんか好きじゃないのでスクリーンフィルタというソフトをぶち込んで赤に寄せてます。それでも鮮やかさが物足りないと思うのです。モノクロ主体の電子書籍読んだり動画みたりするにはともかく写真や静止画には向かない機種かと思います。購入を検討している人はできれば実機を見て確認していただきたいくらい趣味が分かれる色味なのですが、難しいかなぁ。

2.USB TYPE-Cが下にある
これも私見なんですが、USBって上にある方が使いやすくないですか? そりゃ見た目は良くないですが、使い勝手なら上だと思ってます。

3.バッテリー容量がiPLAY60miniPROに負ける
これは60が優れている点なので仕方ないかな。50には勝ってます。

4.OSが素
素なのは操作性の面から評価する分には悪くないんです。50も素ですし、むしろ移行しやすいので。ただ、素だとソフトウェア面にはお金を掛けない、サポートも最低限しかしないの意志表示にも見えるんですね。一方60はカスタマイズOSが使われています。ひょっとしたら今後のALLDOCUBEはソフトウェア面のサポートが強化されるかも知れない、その分長く使えるという期待が持てます。実際カスタムOSを使用しているiPLAY60miniPROは不具合解消をうたったアップデートが行われていますが素OSのiPLAY50miniPROはほったらかしですからね。HEADWOLF系はその点でまだ50相当でしかないのでやや不安です。

5.やっぱりメモリ管理が甘め
使っていていきなり遅くなることがありました。それこそ10年前の端末かと思うほどズッシリと。しかも電源ボタンを押して一度スタンバイに戻してから復帰させても回復しません。ただ、これは明らかにメモリが詰まった動作だったのでメモリ解放ソフトを使用することで動作は元に戻りました。OSが素なせいかチューニングが甘いのか、メモリに関してはユーザーが気を配らないといけない端末なようです。もっとも常駐型のメモリ解放ソフトを入れておけばだいぶ改善しますので気を付ければいいだけですし、何より「貼りつき」よりははるかにマシです。

残念なお知らせ。Amazonで、購入するときに使えるクーポンが10000円から9000円に落ちています。つまりこの数日で実質1000円の値上げが行われました。まぁ10000円てのは最初期に飛びつく人へとサービスなんだろうなぁ。それでもiPLAY60miniPROより安いので今8インチタブを買うのなら一番おすすめできますが、iPLAY60miniTURBOがいつか必ず来る、ということは検討するときの材料とすべきでしょう。もちろん「貼りつき」が起こるかどうかはまだ誰にも分かりません。

追記:
APad1のAmazonのレビューで「コンパスを入れると方向が逆になる」というものがあったので試してみました。これは半分正解。Playストアで「コンパス」で検索すると一番上に出てくる「デジタルコンパス」、これを入れると確かに手持ちのV30T(タフネススマホ。アウトドア用でもあるのでこれで方向が正しくないと話にならない)で示した方向と逆になります。が、別の「コンパス」では、ちゃんと正しい方向を示してくれました。なお、「デジタルコンパス」をV30Tに入れると正しい方向を示してくれますので、なにかしら相性が悪いのだと思います。それとGoogleマップでも逆でしたが、Googleマップで方向がおかしくなるのは割とよくある話だからなぁ。同じ性能のソフトなら複数入れて正確そうなものを選んで利用しましょう。
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最近の近況 機械もの

2024-08-31 11:51:50 | 意味なしレビュー
シャオミから発売された4KチューナーレステレビがAmazonで期間限定、29800円だった。だった、というのはあまりに売れたのでもう売り切れているからです。いいなぁ、アレ。シャオミも8インチタブではイマイチな製品出したくせにテレビは最高なの出すのね。この間液晶ディスプレイ買ったばかりだったから買わなかったけど、もし買ったばかりじゃなかったら手を出していましたわ。前に「テレビより液晶ディスプレイ」なんて書きましたが、「次狙うならチューナーレステレビ!」を肝に銘じておきましょう。
で、買って少しだけたったテレビ代わりの液晶ディスプレイ、LCD-AHU431XDB。購入当初に発覚したブルーライトカット機能の不具合以外は特に不満点もなく利用しています。ただ、誰も悪くないんですが一つだけ軽いトラブルがなくもなし。それは我が部屋に設置してあるエアコンのリモコンでこのディスプレイの電源が付いてしまうこと。暑いので部屋にこもるちょっと前に冷房を入れておこう、なんて考え無しにリモコンで電源を入れると勝手にディスプレイの方も電源が入ってしまうのです。エアコンのリモコンは電源が入りやすいように強め広範囲に電波が行くようになっているらしく、真横程度の向きじゃディスプレイの電源も簡単に入ってしまうのです。気を付けないと不要な電気だけ消費する間抜けな状況になってしまいますね。ちなみにディスプレイのリモコンの電源ボタンでエアコンはつきません。こっちは逆に電波を弱くしてるんでしょうね。

先日発生した手持ちの8.4インチタブレット、iPLAY 50 mini PROがタップしても反応しなくなる「貼りつき」問題、もちろんそう簡単に直ったりはしません。出るときは数分に一回くらい頻繁に出るのに出ない時は丸一日くらい全然でない、なんて状態ですので、犯人の特定も一苦労です。ただ、全く手ごたえがなかったわけでもありません。使っていて一番手ごたえを感じた対策は「サウンドのオフ」であります。一度サウンドをオフ状態で使用し、ボリュームボタンを押して有効にした次の瞬間に「貼りついた」ことがありまして。同じ現象は再現できないんですが、内部処理としてごく稀にサウンド関連の処理が重くてリソースを取られてタップを処理できないか、タップ処理に使うメモリ領域をサウンドが使ってしまって処理できなくなっているか、だと言う気が少ししているのです。サウンドって機種によっては結構重いし、トラブルが起こることもあるのですよ。もっとも過去の経験でサウンド絡みでトラブルが起こるのはソフトウェアの実行中に限られた話で、通常のOS動作でも起きた例はこのiPLAY50 mini PRO以外に出会ったことはないんですが、あり得ない話ではないわけで。軽いタップが反応せずに長押しだと動くのは、多分軽いタップと長押しが別プログラムで処理されているからで、逆にタッチセンサーは正常動作している証拠ということです。一度電源ボタンを押してスリープにしてから元に戻すとタップが復活するのはサウンドが一度オフになっているから、で一応説明がつくので、サウンド絡みが「貼りつき」現象の犯人の第一候補かな、と思ってます。かといってサウンドを完全オフにするのも楽しくないので現状は「メディアの音」は残し、呼び出し音は切ってバイブレーションにしてますが、今のところ3日くらい「貼りつき」は起こっていません。これなら実質被害はないのでこのまま何もなくいけばいいのですが、まだ油断は出来ません。それでダメならサウンドを全部消して試す、もし安定したら次はBluetoothで音を出してみる、などの段階も試してみたいですね。あと出来ることは、なるべく処理を軽くかつ干渉を起こさないために常駐ソフトを減らすとかくらいですかね。もし原因がわたしの見込み通りだったらサウンド関係のドライバの改良とかで修正できそうな気がしますが、物理的な修理で直った、な記事もネット上にはあることから原因は複数あるのかも知れません。
まぁ安いタブレットなど長期間使うものでもない、と割り切って不具合出てきたら買い替えるのも手です。iPLAY 50 mini PROの販売元ALLDOCUBEも8インチ級では乗りに乗っていて、次作「iPLAY 70 mini PRO」の発表が間近では?、と言われています。SOCは今度は下位向けではあるもののSnapDragonの採用で現状の50/60より上の性能になるらしいです。今回の不具合は解消されるのか? それともパフォーマンスのアップで押し切るのか・・・? 他社のものも含めて興味は尽きません。

籠り部屋の動画再生専用PCのセットアップようやく終了。APUがRyzen 3 2200GからRyzen 7 4850G PROへと大幅強化されましたがどうせ動画再生しかさせないPCなので体感上は全く変わりません。まぁあくまでWindowsを11にするためのアップデートなのでそれでいいんですが。
そういえば、全くIDプロダクト入力せずに11をクリーンインストールして使ってるんですが、OSから怒られません。10の時の登録済の分がそのまま使われてるのでしょうが、APUの交換は機種変の対象にならないんですかねぇ。
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対応早い!!アイオーデータのユーズドディスプレイ買った

2024-06-09 11:51:51 | 意味なしレビュー
実はわたしの部屋には長年にわたり、テレビがありません。代わりに大型の液晶ディスプレイにPCとレコーダーとスピーカーをつなげて録画番組や映像ソフト、最近は配信を視聴しています。使っていたのはアイオーデータのLCD-M4K401XVBというモデル。これを使いだしたのは、単にわたしの店で入荷したので試しに引き取ってみたというのが一つ。もう一つは「あえてテレビじゃなくてディスプレイ使う俺かっこいい」がしてみたかった(笑)のがあります。前のオーナーもほとんどテレビ代わりに使っていたということもあって性能は思ったより悪くなく、一部アニメなどだとベタ塗部分におかしな色が浮いたりするのがたまに気になる程度であとは良好でした。
ところが、限界が来たのか起動10分くらいでパッと映らなくなることが増えたのです。こうなるとリモコンも効きが悪くなり、何度か押して電源を落とすのがやっと。それ以外のメニューなどは一切受け付けてくれません。30分くらい放っておけばまた使えるようになるし、たまに数時間持つこともありますが、概ね快適とはいいがたい状態になってしまいました。埃がたまってどこかの放熱がうまくいってないのかなぁ。修理は容易かも知れませんが背面のパネルを外す必要がありそうなのでちょっとハードルが高いかなぁと思い、旧型だし処分することにしました。ディスプレイのいいところは処分がしやすいところ。テレビだとリサイクル料だ、それも買い替えの際に新しいテレビを買ったところに引き取ってもらえ、それ以外だとたらいまわしにされ・・・と言った面倒くささがある印象があります(偏見)が、ディスプレイだと販売元、今回はアイオーデータのWEBサイトから連絡を取るだけ。受付が完了すればゆうパックのラベルも送ってもらえるし、添付された連絡先に電話(昼休みを避ければすぐつながりました)すれば、引き取りに来てくれます。買ったときの箱に詰めておけば万全です。料金はリサイクル料や送料も含めて全部アチラ持ち、少なくとも今回はアイオーデータが持ってくれました。もちろん使う分には画質補正回路などテレビにもいいところはありますが、そうしたものが不要なら大型ディスプレイ+PCをテレビ代わりは十分快適です。

さて、処分はいいですがもちろん代用品が必要です。前のディスプレイの処分を決めたとき、最初はアマゾンでまずまず良さそうなディスプレイを注文したんです。ところが、「〇〇日までにお届けします」のギリギリになって「商品を入荷出来ませんでしたのでキャンセルとします」の通知が一方的にやってきました。在庫がないのならそう書いておいてくれよなぁ。だいぶ時間を無駄にしました。
さてじゃぁどうしよう。別の製品を頼むしかないですが、先のキャンセルの件でアマゾンに若干不信が生まれたので今回は他所にします。どこにしよう・・・うーん、ディスプレイは処分の時はいいんだけど、価格だけ考えるとテレビが目に入ってしまう。最近の液晶テレビって、このインフレ・・・いや、スタグフレーションの世の中とは思えないほど安いんですよねぇ。これでもだいぶ値上がりしたのかも知れませんが、それでも安い。大きすぎるモデルが多いのが気になりますが、そこさえ納得できて、かつ4K出力が不要なら安く必要十分なものが買えちゃいます。今回はテレビにしようかな・・・と思っているとアイオーデータの経営するアイオープラザからメールが。
「ユーズドセールが始まりました」
ユーズドか。もちろんわたしは中古品への抵抗が一切ないのでユーズド品でも安くて欲しい性能を持っていれば喜んで買う人種です。ちょうどいいのがないか探してみましょう・・・。ありました、かなり目的に添ったディスプレイが。
LCD-AHU431XDBという製品です。
前の製品と比べると
1.40型(39.5型)→43型(42.5型)
2.パネルVA→ADS
3.DisplayPortがない
4.スピーカー6W→10W
あたりが主な違いとなりそう。スピーカーは外付けを使うので半ばどうでもよく、DisplayPortもどの家庭でもタンスの引き出しに一本くらい常備してるDisplayPort→HDMI変換ケーブルやアダプタを使えば解決します。気がかりなのはパネル。映画なんかはVAがいいという意見もありますし、いいかどうかは使ってみるまで分かりません。ADSは一般的にはIPSと同性能とされており、さらにアイオーデータはこのADSパネル採用を前面に押し出しながら液晶ディスプレイを展開しているメーカー。他メーカーもADSを使った製品は出していますが、個人的なイメージではADSと言えばアイオーデータ、くらいのものはあります。実績は十分ですから使いこなしていないということはないでしょう。これで送料込み45800円。現行品なので新品も売ってますが8万円台後半~9万円ちょっとくらい。半額をちょっと超えますし、同等のハードウェアと思われるEX-LDHU431DBがAmazonで69800円であることから少し高い気もします。が、自社製品をユーズドとして売るのですから最低限でも隙のない動作確認と整備くらいは行われているはず。十分お買い得と言っていいでしょう。さっそく申し込みます。

すると、なんと翌日にはもう送られてきました。早! まさかキャンセルさせないための高速処理じゃ・・・なんて邪推したくなるくらい早いです。金曜日に頼んで土曜日についたんですから。今まで使っていたのが40型。今回は43型。大して変わらないだろ、と思っていたのですが、予想より重いです。前のより厚みが増した気がします。販売側としては二人での配送設置を推奨しています。配送は一人で持ってきましたし、わたしが持ってもなんとか一人で持てます。が、このくらいが一人で持てる限界でしょう。テレビはどんどん巨大化しておおきなものを買わせようとしていますが、やはり40型クラスまでとどめておくべきですね、使いやすさも考えると。個人の部屋なら32型でも十分大型に入るとわたしは昔から思ってますし。
もちろんちゃんと接続すればPCの画面を映してくれます。前のVAモデルがほとんど調整しなくても好みに近い画質だったのに対し、今回のADSモデルはだいぶ調整が必要でした。VAに目が慣れたせいでそっちよりの映像を好むようになっていたんでしょう。目立つのは細部のアラ。特に古めでリマスターされてない映像だとアナログデジタルを含め細かいノイズが目立ちます。VAはいい感じでごまかしてくれたのをADSではみんな暴き出すと言ったところでしょうか。これは必ずしも悪いわけではなく、逆に新し目の映像作品だとVAでは見えなかった細かい画質へのこだわりが浮き出てきて、「ああなるほど、こうだったのか」と感心すること数回。傾向として古めの作品ならVA・新し目ならADSの方が合っている感じです。ただ、古めの作品なんだからノイズもあって当たり前、それを含めて時代を楽しむという考え方もありますので、ADSの方が高性能と言っていいでしょう。
ちょっと困ったのがファームウェアのアップデート。最新のものを落として来たら何度やってもうまくいかず、途方に暮れていました。が、最新のものではなくまず一つ手前の旧バージョンへのアップデートを行い、それから最新とすると無事アップデート完了。最新にしないとブルーノイズをカットするブルーリダクションが効かないんですよ。使うかどうかは別として。

追記:残念ながらこのブルーリダクションにはバグがあり、有効にしておいて一度電源を落としてから再起動すると、5段階しかないにも関わらず255段階というありえないリダクションがセットされ、画面が真っ黒になることがあります。PCの電源を入れても映らない場合はリモコンの「メニュー」からブルーリダクションの数値を下げてみてください。

唯一の誤算。本機は前機と同じ説明で「ハーフグレア」とあったんです。なんでも「動画などの発色の良さではグレア・光を反射せずに疲れにくいことに関してはノングレアのいいとこどり」みたいな説明もありまして、前の機種は確かに反射はしにくかったんです。が、本機は使っていない状態ではむしろグレアに近い表面処理で、バッチリわたしの姿が映ってしまいました。なので離れたところから映像を楽しむのにはいいですが近くに設置して一台マルチディスプレイのように使うのはちょっとおすすめしづらいモデルです。

行き当たりばったりではありましたが、新環境を整えることが出来ました。有機ELだとテレビ代用向けの大型がほぼないこともあってテレビ一択ですが、安く液晶がいいならテレビだけでなくディスプレイは十分選択肢に入ります。今回は43型を買いましたがそれよりさらに小さなサイズが欲しいのなら、もうテレビは選択肢に入らないと言っていいんじゃないでしょうか。その場合は日本で長くやっていて実績のあるメーカーのものを買うと、処分時に後悔しないと思います。
 ↑ハードウェアスペックが全く同じEX-LDHU431DBのほう。
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