録画人間の末路 -

人は記録をしながらじゃないと生きていけない

このブログは

このブログは、PCでテレビ番組を快適に録画し、自由な形で好きなように活用するための実験結果報告をメインとしたものです。ですが、その自由を奪い、不自由を売りつけて無制限の利権を得ようとするものたちが、現在のテレビ界では勢力争いをしています。そういう連中とは断固戦い続けます。それが、ここのテーマです。
2011年7月24日まで続けることを目標にしていましたが、2011年いっぱいまで延期いたします。 ・・・の、予定でしたが、衛星放送の行く末が気になりますので、それまでは続けます。ああ、意志薄弱。



特殊なコンテンツ
・SpursEngine H.264エンコーダ 実験プログラムサポート&他ソフト紹介ページ
Lalfさんが作られている、SpursEngineで使えるエンコードソフトのリンク先の紹介などをしています。CUI版とAviUtlのプラグインの二種類があります。 また、それ以外に同じくLalfさんの作られたCodecSys Personal向け参照AVI、ravi2や、BOさんの開発されたLinux用HD PVRコントロールソフトのリンクもおいています。

※10/07/01 se_h264enc_auo ver 0.09、se_mpeg2enc_auo ver 0.05、Seche Technical Preview2 リリース

・スカパー!e2 各チャンネル解像度・ビットレート一覧表
独自の調査による、スカパー!e2とBSデジタル放送の解像度とビットレートの一覧表です。多少の間違いはご了承ください。

・意外とある、デジタル放送録画可能キャプチャーボード・ユニット
外部入力を用いて、デジタル放送のチューナーやレコーダーから出力される番組を、自由に扱える形式で録画可能なPC用のキャプチャーボードおよび外部ユニットの情報を集めたものです。

やっぱり13年目には金曜日が相応しいよね

2018-08-10 19:05:44 | Weblog
後で追記する序文:
だいぶ前にわたしのブログを「見つけた、読んでる」といい、「読むな! 実際の知り合いに読まれたくない」と怒ったにも関わらず、先日久々に会った時にまた「読んでる」と言い放ったY.Wにもう一度告ぐ!! 読むな、冗談じゃなく本気でだ!! お前さんに継続で読まれてると知らされた時からブログを更新するのが嫌になってきた。ブログを書かないお前さんにはわからないかもしれないけど、知り合いに読まれてないと思っているからこそ書けるものってあるのだ。だからお前さんや同じようにわたしがどこの誰か知っている人間に読まれるのは心の底からイヤなんだ。それでもわたしの心の叫びをほじくりたいと読み続けるというのなら、お前さんとは絶交するし、このブログも閉鎖する。それが今のわたしの本心だ。あの時も言ったけど、隠れてまだ読んでいる気がしてならないので警告しておく。と、いいますか、本気で知り合いは読まないでください、お願いだから。



と、いうわけでこのブログ、書き始めて丸13年になります。さすがに惰性のみでやっているのは否めませんが、いい加減ひっこみもつかないのでいっそgooのブログサービスが終了するまで続けてもいいかな?とさえ思ってます。追記したY.Wに継続で読まれていると知るまでは、の話ですが。最近gooブログの改善も「○○終了しました」ばかりになってきてますから、先は見えてきている気がしますし。もっともY.Wがこれだけ言って読み続けているのなら閉鎖しますが。

あまり書くことがないのは放送界が進めようとしているサービスが4K8K放送のものばかりであり、一方でわたしがこの放送を少しでも普及させないべく、積極的に無視し、取り上げる場合でもマイナス要素のことだけ、と決めているからです。が、如何せん4K8K放送を2020年までに国内普及率50%まで引き上げるのは「オールジャパン体制で」行うと決まっていますから、マイナス要素の情報が出てこないわけです。言葉の裏を読んでマイナス面を取り上げてもいいのですが、「好きの反対は嫌いじゃなくて無関心」の方がいいのかと思ってやってません。

4K8K放送が我々の間で話題になったのは信号で録画規制を腑分けするときに「録画禁止」可能になることが検討されていたことから「今までの放送業界のやり方から、こうしたものは一番悪い側に設定される、すなわち4K8K放送は録画禁止放送になる」と言われた時だけ、と言っていいでしょう。あの件、あれから全く情報が出ていません。録画禁止が可能になったか、ならないか、さえよく分からないのが現状です。もちろんメディア業界はこの悪評を消すため、「BDで規制を強化した4K8K放送の規格ができたから録画できないはありえない」と一時火消しにやっきになっていた感はありますが、ほとんど話題にもなりませんでした。それに「規制強化した」と「録画禁止放送にする」はまた別の話ですし、少なくとも現在のデジタル放送などくらべものにならないほど録画規制が強化され、まともな録画ができなくなるのは確実(もちろん世界中で日本だけ!)ですから、それを喜ぶユーザーなど一人もいないでしょうし、基本的に相手にしなくてもいいと思ってます。東京オリンピックまでに普及させて日本を4K8K放送の見本市にし、海外に売り込むのが目的なのでしょうが、まぁそんなもののために従順な飼い犬になる必要はないわけで。多分特定の期間の売れたテレビの50%が4K8K放送対応だ、とか無理矢理あたかも普及したように見せかけることになるんでしょうが、好きにして頂戴、です。少なくともわたしは2020年のオリンピックを過ぎるまでは絶対に4K8K放送には手を出しませんし、微力ながら足を引っ張り続けるつもりですから。録画が完全自由化されて規制がなくなれば別の話ですけどね。

・・・ああ、こんなこと書いていると気分滅入るなぁ。でも、13年目の金曜日ですから、しょうがないですね、気分的に。まぁCS放送の改変も間近ですし、まだまだマイペースでいくつもりです。どうかよろしくお願いします。
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怪奇映画テイストの「ジュラシック・ワールド 炎の王国」

2018-08-09 11:57:41 | 特撮・モンスター映画
※個人ブログゆえにある程度のネタバレを含んでいます


やっっっっっっと「ジュラシック・ワールド 炎の王国」見てきました。日ごろこの手の映画が大好きを公言していながら公開開始からずいぶんたっての鑑賞となってしまいました。これは最近利用している夜の上映がこの作品に関してはかなり早い時間帯が最後なために店を通常通り閉めてからでは絶対に間に合わないためにスケジュールが合わなかったこと、最近また休日が潰れていることと言った時間の問題。それと前に少し書きましたような件でやや落ち込んでおり、かつその悩みを解決する方法がなく、自分の腹の中だけでなんとかしなければならない話だったのでそれが落ち着くまで映画を楽しむ気にはならなかったことがあります。「悩みがあるからこそ面白そうな映画に没頭して一度浮世から離れて気分一新」という方もいらっしゃるかと思いますが、わたしの場合「面白そうな映画だからこそ楽しい気分でみたい」のですよ。そこらへんまだ全面的に立ち直った、とは言い難い心境ではありますが時間が経って少し気が楽になったこと、上映スケジュールが変わって店を閉めてからでも十分間に合うほど遅い時間に最終上映回が入ったこともあって、心身とも見に行く余裕が出来ました。まぁ開始から時間が経っているので、そろそろネタバレ多めで書いても許されるかな?って気がしますので気楽にこうしたブログ記事が書けるのはいいことかも知れません。

初期に「炎の王国」のトレーラーが公開された時の印象では、前作の怪獣テイストな強力な生物として描いた恐竜と違い、保護対象となる動物として恐竜を描こうとしているのではないか、という感じでした。恐竜の保護、と言うと日本のテレビ特撮番組にそういうコンセプトのものがあります。1976年に放送された「恐竜探険隊ボーンフリー」です。テレビシリーズゆえにややチープ感はあるものの、これも当時としては最新の恐竜の学説に基づいた表現を行っており、ある意味「ジュラシック・パーク」を20年近く先駆けた内容となっていました。もっとも、「ジュラシック・ワールド」では現代の古生物学的な恐竜より「パーク」まで止まりの古い恐竜のイメージを描いていますが(理由はおそらく「最新の学説の恐竜を再現すると格好悪いから」)、それでも、あのような空気も持った演出がなされると思っていたのです。

ところが恐竜を保護しよう、なんてのは序盤だけ。前作から引き続き登場の主人公コンビやその仲間の思惑とは裏腹にあっという間に雇われた傭兵たちは本性を現し、恐竜を捕まえたりデータや胚を盗み出すなどやりたい放題になります。「ロストワールド/ジュラシックパーク」でも似たような展開はありましたが、それでもあの時の恐竜は強かったのですが本作ではハンターたちになすすべなく捉えられていきます。「恐竜探険隊ボーンフリー」だと思っていたら「ドラえもん のび太の恐竜」でした。ジュラシックシリーズの一環して行われるテーマの一つが「人間が恐竜に手痛い目に合う」ですから、保護するなどというのはおこがましいことなのかも知れません。それでも、あの島に取り残されて炎に包まれ、哀れな声を上げながら死んでいく恐竜などという姿は描いてほしくなかった・・・。「ゴジラVSデストロイア」を彷彿とさせますが、ああした描き方は追い続けた人間としては感情が受け付けません。感動を狙ってのことだったのでしょうし、一本の映画としてみれば間違った演出ではないのですが、あまりにむごい仕打ちでした。常時映画の主導権は恐竜をペットや軍事兵器として売りさばこうとする"悪"の側にあり、主人公たちは一貫して弱い立場として描かれ、逃げ回る様子がメインとなっています。行きつく暇がないのですが、やや単調にも感じ取れます。

後半は島から連れ出された恐竜が狭い敷地内で売られたり暴れたりする第二部となりますが、これまた展開が急すぎます。特に恐竜側の悪役であり、前作のインドミナス・レックスの遺伝子を利用してより軍事利用に特化して作られたインドラプトルは、どう考えてもわずか数時間しかたっていない作中の時間経過の中で最初から数メートルの巨体で登場します。卵から培養したのではなく、最初から大型の姿として作られたとしか思えません。まるでクリーチャーです。ここでやっと一つの結論にたどり着いたのですが、前作が日本の怪獣映画の魂で作られた映画なら、本作は西洋式怪物映画・怪奇映画の伝統にのっとって作られた映画でした。それが一番はっきりわかるのが、自室に逃げ込んだ女の子がなぜか布団をかぶってベッドに入り込んでいるのを外の窓から襲おうとするインドラプトルの姿。これは紛れもない吸血鬼ドラキュラの行動演出です。インドラプトルはインドミナスとは別の意味でこざかしく、それだけではあまり魅力を感じない恐竜です。だからこそ演出面で古典的な怪奇描写を取り入れることで別の引き立て方を狙ったのかも知れません。
結論を言ってしまえば「詰め込み過ぎ」の印象が否めない作品でした。前作が良かった(前半は退屈・家族話が不要など全てが良かったわけではないですが)ために期待が大きかったのと、恐竜に対するむごい扱い、それと事前の印象と異なり過ぎた(これは当然狙ったものと思います)などわたしとのすれ違いも大きかったでしょうが、全編突き抜けでメリハリのない展開のため、生かしきれない設定も多かったように思います。
また、前作が裏設定はともかく映像内では旧「ジュラシック・パーク」とのつながりを、基本設定や廃墟のセットなど最低限度にとどめていたのに対し、本作はハッキリとつながりを語っています。前作のあいまいさと決着をつけたかったのでしょうが、それ以上に本作の製作者は「俺のジュラシック・パーク」を持っているタイプではないため、作品のバックグラウンドを旧作を直接出すことに頼った結果という気がします。

厳しいことは書いてしまいましたが、これは良作の続編ゆえの宿命でしょう。久方ぶりでリフレッシュした気分で見られた前作とは違います。CGばかりでなくアニマトロニクスも使っている点など、細かいところを見ればむしろ良い展開の応酬です。まさかのパキケファロサウルスの大暴れは痛快でした(確か突撃したら首の骨が耐えられない、と聞いたことがありますのであそこまでの大暴れは本当は無理だと思いますが、まぁ全恐竜遺伝子操作を受けてますから)。むごさではなく悲しみをもって前半を描き、後半を整理したら、もうワンランク上で楽しめたのになぁと思うと少々残念ではあります。
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ミチになるマチ

2018-08-01 10:09:49 | Weblog
暑い日が続いております。ウチでも久々にPCの一台のシステムが飛びました。エアコンも入れてない部屋で昼間稼働したせいでしょう、こうしたことは経験上夏ばかりですしね。また、先日倉庫の仕事をせねばならず、しばらくこもっては水を飲み・・・を繰り返していたら頭が痛くなってきてしまいました。補給よりも水分を消費したか、塩分が足りなくなったか。スポーツドリンクがいいと聞きますが、わたしアレは甘くて苦手でして。おとなしく食事をとって休憩したら治りましたが。本当はもっと倉庫やらなきゃならないんですが。

そうした暑さ対策の一環か、近所の工事が開始されるのがまた早くなってきています。少しはマシな午前中に少しでも進めるべく規定の時間より早く始め、早めに一日の仕事を終えるようにしている印象です。本来はよくないんでしょうけど、まぁ大目に見ないと。それに、以前は朝早くからカンカンとフレームをハンマーでたたくような甲高い音を響かせたり大型車を乗り入れて重低音を響かせたりと言った、寝ていられない騒音が迷惑でしたが、今はそうした段階ではなく、せいぜい電動ノコギリで何かを切ったりする音が響く程度です。ノコギリの音は昼間聞こえる分には十分煩いのですが、寝ているのをたたき起こされる類の音では(少なくともわたしにとっては)ないみたいで、だいたい予定通りの時間に目が覚めたら「あ、もう工事やってる」とわかる程度です。二度寝は出来ないですから休日は迷惑に感じますけど。
しかし、それでも工事が進んでいるところはいいんです。昨年末くらいから近所のアチコチで工事ラッシュでしたが、そのいくつかが止まっているんです。建物の骨組みだけ終わっているのにそれ以上進行した様子がなく、もう二か月も業者が出入りするのを見たことがない工事現場がいくつかあります。掲げてある予定表ではとっくに終わっていなければならないのですが。近所の人間としてはあのまま放置しておくの、勘弁してほしいんですけどね、危険だし。何があったのでしょうか。発注元と受注先のトラブルなんかも考えられますが、建てても売れたり人が入ったりするアテがなくなり、計画が破たんするのが分かったからなのかもしれません。
実際、我が近所は倒産や撤退が相次ぎ、更地や即席の駐車場が大量に出現しています。本来小路の奥に立っているだけだった家が遠くからでもわかるくらい周りの建物がなくなり、本来見えるはずでない家の裏側が丸見えでまるで野ざらし状態です。そんな土地が多くあります。我が近所は本来街の中心地に近く、商業地と住宅地のちょうど中間くらいの位置でにぎわう場所でしたが、その中心を支えていた大型店のいくつかが、本部の再編成の余波を受けて相次いで撤退(我が地元の支店が採算が合わない店だった、というわけではなかったようですが)。そのおかげで集客力が落ち、ほそぼそとやっていた個人店はもちろん老舗の中型店も商売を続けられなくなっていたのです。
それに加えて行政がまずかった。近所は古い住宅地ゆえに車道の整備が悪く、一方通行が多くて自動車で来ると大回りしなければならない地区でした。もっとも、だからこそ人がこっちまで来てくれるので商売がしやすかった、という商店街の中央から外れた場所にとっての利点は大きかったのですが。ところが行政はそこにメスを入れ、中央商業地への自動車の乗り入れをしやすくするために道路整備と拡張を行ったのです。その際公平を期するためか、左右両岸の土地を少しずつ、ほぼ平均的に道路用地にするというやり方で行いました。どちらに住んでいる人も家の土地をタテに半分、という中途半端な提供の仕方をさせられるハメになったため、残った土地では家を建てることもできず、街を出ていくしかありませんでした。計画初期の買収地はかなり立ち退き条件も良く、土地は全部買ってもらえた上に代替地も提供されたとのことでしたが末期には予算が底をついたのか、「土地は必要な分だけしか買わない、建物の撤去費用は元の持ち主全額負担、代替地はなし」という条件になり、人によっては撤去費用と引っ越し代で赤字になったものもいたとか。当時の図面を見ると全部の路線で両岸から土地を提供させるためにクネクネと曲がった道になるようになっており、「一方からだけでも道路を広げるには十分、むしろその方が効率がいい」と立ち退き者の訴えもかなりあったようですが無視されました。両岸が立ち退きを受けたために街から出ていく人は多くなり、人口が減りました。本来集客するはずの中心地は店も少なくなり、結果広くなって自動車が通りやすくなった道だけが残りました。左右は更地か月極駐車場ばかりです。
かくしてかつて賑わいを見せた商業・住宅両地区は、乗り入れする人はむしろ減り、ただ別の大型商業施設へ行くために自動車がすごいスピードで通り過ぎるだけの道になってしまいました。かつて若干不便だったゆえに人が集まった面影はどこにもありません。それなりに知られた街で土地が余っている、なら進出して・・・と考えた不動産屋がいくつもあったのでしょうが、衰えが想像以上でどこも計画の見直しを迫られているのでしょう。ちなみに最初に書いた朝早くからの工事の多くは個人住宅です。
ただし、増えている施設もあります。それはコンビニエンスストア。と言っても新規出店ではなく、以前はビルの一階を借りていたコンビニがそうした余った土地の分を駐車施設として使うべく引っ越してくるケースが相次いでいるのです。郊外の、それこそかなり田舎のコンビニに寄ったことがある人ならわかると思いますが、コンビニの店舗はどんなに土地があっても一定以上の大きさにはしません。ある程度店舗が狭い方が買い物がしやすいなど独自のデータがあるためらしいです。そのため、その気になれば大型商業施設でも立ちそうな広大な土地にポツンとコンビニ店舗が聳えている印象がありますが、それにかなり近いものがその道路沿いにいくつかでき始めているのです。最近はやりなのか、イートインコーナーなども備えていて多少広くなっていますが、やはりビルがいくつか建てそうな土地にポツン、という感じです。なんかもったいない・・・気はしますが、そんな使い方でも土地の持ち主にしてみれば借りてくれるだけいい、というところなんでしょうね。むしろ都市型のビル借りコンビニは地元ではうまくいっていないのかこの2~3年で半減しましたし、アレはアレで生き残りをかけてのやり方なのかもしれません。オーナーさんからすれば死活問題でしょうし。

なんとなく最近の地元の土地の様子を見ていると、昔遊んだ「シムシティ」というゲームで土地に発展性のない建物が次々とたって困らされた思い出が浮かんできます。ゲームでは困りものでしたが、アレでもまだ使う人がいるだけマシだったんだなぁと。
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薄いCPUクーラーで快適APUPC

2018-07-28 16:07:04 | AMDブログ
先日、勢いに任せて動画用小型PCの中身をA10-7800からRyzen3 2200Gのシステムに交換したことを書きました。が、付属のCPUクーラーが若干高さがあり、ケースに内蔵できる5インチの光学ドライブがクーラーの上部と物理的に接触してしまんです。やむを得ず光学ドライブを内蔵させずに外付けのもので代用するおさまりの良さに欠けるものとなってしまっています。まぁケースにSD101なんて小型のものを使うのが間違いなのかもしれませんが、持ちやすいしお気に入りなんですよねぇ。なんとかこのまま、CPUクーラーに以前使っていたKODATIのような薄いものを使って光学ドライブ(ようするにBDドライブ)を内蔵してちゃんと蓋をしめられないものか。ただ、最近はCPUクーラーがハイクラス向けばかりで小型薄型向けが少なく、あっても古い製品だったりしてRyzenのAM4対応の取り付け金具が付属していないロットが平気で世間に残っていたりします。まぁAMM4はまだ歴史が浅いですし、ましてAMDですからねぇ・・・。おまけに付属CPUクーラーが割と出来がいいので今回のような特殊なケースでない限り十分だったりしますし。

てなことを書きましたら、SCSIさんからコメントで「NH-L9a-AM4なら条件を満たす」と教えていただきまして。AM4の型番が示す通り、AM4専用のパッケージです。これなら確実、高さも37mmとKODATIと比べてもわずか3mm高いだけなので、SD101でもBDドライブと干渉することはありません。多分冷却も十分でしょう、AM4用ですし。まぁRavenRidgeの35Wモデルに使うことを前提としている可能性もゼロではないですが、条件にあったCPUクーラーとしてはトップクラスなのは間違いないでしょう。
当然ややマニアックなので地元のショップ(というか量販店のPC売り場)じゃ絶対売ってません。ので、通販に頼ることにしました。Amazonでも売ってますが、今回は秋葉原にあるショップ、オリオスペックさんの通販を利用しました。送料を入れてもAmazonからより安いですし、支払いはAmazon PayでOKなので、AmazonのIDを持っていれば入力する情報は最低限で済みます。

注文した翌日、「お詫び」と称するメールが届き、「在庫切れ入荷待ち」と書いてあったので一度ガッカリしたのですが、入荷予定は翌日・・・。確かに通販サイトに在庫切れとは書いてなかったですけど、2~3日くらい通販である以上誤差の範囲と思うのですが、やたら丁寧な対応でした。
大して待つこともなく品物が届きました。パッケージは結構豪華で、バックパネルと止めネジ、電源コードの延長ケーブル、注射器型のグリスなどが付属しています。その一方で型番通りAM4専用ですから他CPU用交換金具はついていません。取り付けてみたところ、少なくともGA-AB350N-Gaming WIFI利用時においては、他のコネクタやメモリと干渉することはありませんでした。高さも十分低く、BDドライブを内蔵できます。
冷却性能はどうでしょうか。KODATIとA10-7800の時は最初67度以上というかなりの高温になって少し不安になったことがありましたが、NH-L9aと2200GではとりあえずUEFI上での起動画面では42度程度でした。今のところ確認した限りで温度のは最高でも48度くらいに収まっています。ただし、ケースが狭いゆえに設定でCPUのブーストは切ってありますが、まぁこのPCにそれは不要ですしその範囲なら冷却性能は足りていると言っていいでしょう。ただし、3時間ほどエアコンのない部屋でOSのアップデートのために放っておいたら、かなりCPUクーラーの音がうるさくなっていることがありました。また、一度UEFIで設定を変更て保存終了したあと起動しなくなったこともありました。壊れたか?と思ったら数時間放っておいたら元に戻りましたが。現在のところこのCPUクーラーで不安があるとしたら、PCの負担より気温の高さによる冷却不足だと思います。

それでも、これで一応中身の交換は終了した、と言っていいでしょう。BDの再生だけなら専用プレイヤーが安く買えますし、最近は選ばなければUHD BD対応でも安いです。一方、PCの場合安い再生専用機が買える値段をソフト代(OS+再生ソフト)で使ってしまいますし、UHD BDの再生は条件を厳しくされ過ぎていて全く実用でなく、AMDではその機会する与えられていないのが現状で、動画再生PCのコストパフォーマンスは正直よくありません。でも、我々が大量に持っているエンコードされた動画の再生は結局一番快適にできるのはPCですし、何よりこだわって買って組み立てて使うのは楽しいの一言です。テレビ一台ごとに動画PC一台はつけておきたいですね(笑)。
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レジェンダリーゴジラ第2弾の公式トレーラー

2018-07-22 10:50:50 | 特撮・モンスター映画

特撮とかそっちの話ばかり続いていて申し訳ないのですが・・・。

 

ハリウッド版ゴジラ第二段、Godzilla: King of the Monstersの公式トレーラー、来た!!!!!!!!!

 

 

前作とほぼ同じ姿のゴジラはもちろん、「キングコング:髑髏島の巨神」でほぼ登場が予告されていたモスラにラドン、そして三つの首を持つ邪竜、キングギドラ!の姿が細部まで分かるほどではないにしろ、大きなシルエットで描かれているではありませんか。特にギドラは米軍(と、思われる)戦闘機が撃墜される空中戦がわずかながら展開されています。その迫力、ちゃんと軍隊と戦ってそれを撃退する強い怪獣。これですよ、これが見たかったんですよ、わたしは。見た瞬間の興奮を一言でいうと「吐きそうなほど血が頭に上った」です。現在公開間近はもう一本、アニメ版ゴジラ第三章でもおそらくギドラ(キングギドラと呼ばれるかは不明)が登場すると思われますが、こちらはかなり変則的な登場となりそう。むしろ従来の怪獣映画の王道は、ついにハリウッドで描かれることになってしまいそうですね。ですが王道あってこその番外編ですから、お互いに観客の興奮を高めあう存在になってくれることを期待しましょう。もうワクワクが止まりません。

 

そういえば今までの情報ではGODZILLA2のタイトルは「GODZILLA KING OF MONSTERS」とされてきましたが、このトレーターの映像を見る限り、「GODZILLA KING OF THE MONSTERS」と、1954年度版「ゴジラ」の海外再編集版のタイトルと同じものに変更になったようですね。まぁこちらの方が響きがよくて言いやすいので歓迎でしょう。それより、これをどう和訳したタイトルにしてくれるのか楽しみです。絶対カタカナにしただけ、なんてのは認めません!!!

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G-Festの様子動画が楽しすぎる

2018-07-21 10:39:21 | 特撮・モンスター映画

7月13~15日の期間、シカゴで「G-Fest XXV」という"世界最大の怪獣ファンの集まり"と称するイベントが開催されていました。その様子がYoutubeにアップされていたので見たのですが、これがもう楽しいのなんのって。もちろんその様子を見て笑って涙が出てくるのはわたしが怪獣もの好きだからですけど。

 

日本語の翻訳があるわけでもないのですが雰囲気は伝わってきます。小美人に扮した外国人の女性二人のアカペラの「幸せを呼ぼう」("三大怪獣地球最大の決戦"の挿入歌)とか感動ものです。その場の雰囲気を伝えるのは何と言ってもコスプレの様子。ほとんどがウケ狙いで、段ボール箱か何かの周りに紙を貼って絵をかいて頭からかぶっただけ、なんてものさえありますが、中にはパッと見には映画で使われてもおかしくないようなガチな全身スーツまで披露されています。これらが全く同等にショーの中では扱われているのですから、もう見ていたらそれだけで面白くて仕方ないでしょう。こういう雑多な楽しさを醸し出すのは、こだわりのある日本人のオタク気質じゃ難しいんですよ。また、この動画には出ていませんが、ゲストとしてVSシリーズで三枝未希役を演じ続けた小高恵美氏(現在は女優を引退)、同じくVSシリーズのゴジラ役薩摩剣八郎氏、「ゴジラファイナルウォーズ」ゴードン艦長のドン・フライ氏、造型の村瀬継蔵氏らも招かれたとか。見に行きたかったなぁ、絶対無理だけど。

こちらの動画のアップ者は、かなり体を張った日本特撮ものの考察をやっている方です。字幕で意味をなんとなく追うのがやっとなんですが、紹介されているとなんとなく見たくなってしまいます。愛が感じられるからでしょうね。

 

追記:この動画以外にもG-FESTの様子はいくつもYouTubeに上がっていますが、その一本で、わたしの見間違いでなければ「シン・ゴジラ」の樋口真嗣監督としか思えない人がコスプレ怪獣の写真をかぶりつきで撮っている様子が映ってました。もちろん趣味で行っていても全然おかしくない人ですが。あの嬉しそうな様子を見ると、やっぱりまたぬいぐるみとギニョールで怪獣映画やりたいんじゃないでしょうかねぇ。CGよりそっちの方が絶対撮影が楽しいですから。

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近況:陽の章 動画再生PCの中身を変えてみた

2018-07-18 01:33:22 | AMDブログ
陰に陥る少し前のこと。

前に電話口でけんか腰になった警察官が訪ねてきました。ちょっと警戒して迎えると、出してきた書類は「全手続き終了、提出した書類に間違いはない」という念書。これにサインと判子を入れれば、めでたく警察関連の手続きは終了となる、という証でした。もちろんサインをし、手続きが終了した喜びをかみしめます。ぼちぼちまた一周忌だとかいろいろあるんですが、父からの継続や相続税の手続きは一通り終了し、すべてから解放されました。後は後で大変ですが、精神的負担で言えば一気に軽くなります。これは祝わねば! と言っても商売がある以上出かけたりはできない、ならばちょっと前からやりたかった動画再生PCの中身の入れ替えをやろう・・・。とこうなりました。

ウチの動画再生PCは以前AMDの企画で組んだPCで、性能的には特に問題がないものです。が、なぜか起動に失敗することが多くなり、特に再起動するとほぼ確実に起動に失敗、というよりBIOSからが立ち上がらなくなります。数時間放っておくと元に戻るので、マザーボードの電池あたりが消耗しているのでは・・・。と考えたのですが、如何せんこのマザーボード、電池が交換できるようになっていなかったので断念。仕方なく最近はKaveriノート、E455をテレビに繋げて使っていました。まぁ思ったほど問題はなく使えていましたが、やはり見栄えがイマイチだったので自己満足度が低く、中身の交換はいつかやらねば・・・と思っていたのです。

残念ながら買い物に行く暇がなく、行ったとしてもmini-ITのAM4マザーなんて地元じゃ全ショップを探索しても一種類あればいい方、なので最初から通販に頼ります。肝心のAPUですが、正直BristolRidgeのA10-9700とかでもいいと思っていたのですが、値段ほとんど変わらなくなっていたのでなんとなくRyzen3 2200Gに。マザーはGIGABYTE GA-AB350N-Gaming WIFI。なんとなく無線LAN標準装備のマザーがよかったので、結局前回のマザーのAM4版みたいなのにしてしまいました。無線LANは必須ではありますが後付けでも十分、むしろ使いまわせるほうが後のことを考えたら良いのかも、と思ってしまいましたが、無線LANチップはやはりIntelかなぁと(^^)。メモリも買い替え。今DDR4って8GBx2が多いんですね。今回は16GBどころか2GBx2の4GBでも十分なくらいなんですが、まぁ間をとって4GBx2に。クロックは無難に2400.

さて、ここまではいいんですが、実は問題はCPUクーラー。前のケースはいいものなのでそのまま使いたいんですが、5インチベイ用光学ドライブを内蔵させるとなるとCPUクーラーの高さが限られてしまうので薄いのを使いたいのですが、AM4対応が見当たらないのです。前使っていたKODATIくらいのがいいのですが・・・。ちなみに2200G付属のCPUクーラーは高さが55mmあるため、光学ドライブと引っかかります。探してみたところ、JONSBO HP-400がかなり理想に近い高さで、かつロットによってはAM4対応とのことですが、Amazonでは「 AM4 は、対応していません」とあるので怖くて買えず。とりあえず純正クーラーを使い、光学ドライブを外して使ってます。ただ、ノーパソを使った時ほどではないにしろ収まりはよくないのでできれば交換したいものですが。

CPUファン CPUクーラー CPU冷却ファン JONSBO HP-400
JONSBO
JONSBO


まぁとりあえず交換して起動、ケースはもちろんSSDも以前のものをそのまま利用します。ということはOSもそのまま使うということになるわけですが、KaveriなのをいいことにWindows8.1(64bit)をそのまま使っていました。ご存知の通り、RavenRidgeを含むZenはWindowsだと10しか対応していません。8.1だとどうなるか、そもそも起動すらしないんじゃないか・・・と不安になりまして。で、試したところ無事起動してしまいました。ただし、「対応していないプロセッサ」などの表記が出て、「OSの更新ができない」(文章はうろ覚え)と出てしまいました。Windows8.1はセキュリティのためか、リストにないCPUの場合互換性があっても不具合が出るようにしか動かすことができない仕様になっているようです。なんかリストを更新すれば問題なく動く気がしますが、その更新ができないんでどうしようもないんでしょうね。しょうがないのでWindows10のアップデートファイルを別PCで落としてきてアップデートすることにしました。今でも問題なく8.1から10へのアップデートは無料でできます。ただし、8.1でライセンス認証をすませておかないと、10のIDを求められてしまいます。この際8.1のIDを入れてもダメなので、先に8.1のライセンスを済ませた方が楽です。マザーのドライバが8.1に対応してないかな? と思ったのですが何事もなく入ってしまいましたので、ライセンス認証もできました。そのあとで10にアップグレードすればID入力の必要もありません。

CPUクーラーの高さがあって光学ドライブが内蔵できない問題は残したままですが、再度完成した動画再生PC。WindowsPCですからソフトさえ入れればDVD・BDはもちろん録画ファイル・エンコード動画も再生できます。といっても見栄えの悪さを気にしなければノーパソでもこなせますので、一から組むのはあまりお得とは言えません。主な使い道は世代落ちしたAPUを流用して使うとかですかね。そういえば、まだAM1プラットフォームの後継出てないですねぇ。あれもAM4で出す予定だったはずですが、いつになるのでしょうか。


AMDが公式ファンサイト、AMD HEROESを立ち上げた、と聞いて見に行ったんですが、今のところAsciiの記事の転載しかない状況です。AMD、この手のサイト運営ところんヘタだからなぁ。いつまで続くか。
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近況:陰の章 仮面をかぶった・・・

2018-07-17 22:27:57 | Weblog
わたしの商売は中古業ですが、ここ最近、持ち込まれる品物に偽物が目立ってきました。いろいろ心配事が減り、その一方で暑さもあってかお客さんも減り、やっと来てくれた、と思ったら超有名ブランドの名前だけついた別物・・・。もうガッカリすること心配事至極です。

ただ、気になってみたのでここ最近と言わず、少し前までさかのぼって店の在庫を調べてみると・・・。ああ、これはひどい。かなりの割合で見逃してしまった偽物が出てきました。つまり、ここ最近目立ってきた、のではなく、ここ最近偽物を見抜けなくなっていたのです。
父の病気以後の事実上店を一人でやるようになって以後、会計さんから「赤字が続いてますよ」と責められる毎日。なにせ以前いくらわたしが「会計や在庫管理もわたしにとりあえずやらせてくれ」と父に頼んでも一切させてもらえなかったので、全くの手探り、過去の記録を見ながらに見様見真似でしたから在庫処理の仕方とかバランスとか全くわからず、片っ端から処理していただけでしたから。それもようやく落ち着いてきて品物の大半を感覚的に管理できるようになってきて、今年に入ってようやく「黒字になってきましたねぇ」と褒められるくらいには盛り返していたのですが、偽物で全部パァ。店に今まではともかく偽物に出した店の被害を考えたら3か月ほど給料なしにしなきゃならないほどです。まぁそれをやると税金も公共料金も払えませんから、次年度の給料実質減額くらいにしておきますけど。そうでもしないと自分のウッカリ加減に腹が収まらないのです。

調べてみると、今までと少しパターンが違うのです。今まで偽物を持ってくるのは、大抵店に来るのが初めて、という人でした。隣県からわざわざ来るパターンがもっとも多かったくらいです。自動車を使えばほどほど近いけど二度と来ない距離が騙すのにちょうどいい、という感覚だったのだと思います。しかし、ここ最近の偽物持ち込みはほとんどが父の代からの常連でした。そして、それ以降、わたしが偽物を見破った・引っかかったに関係なく、来なくなってしまった人たちです(例外はいますが、大半は)。個人的には「お互い持ちつ持たれつの関係」くらいに思って少々無理な要求も引き受け続けていたので、わたしの代になってもその関係が続くことを期待していた人たちでした。なので、品物のチェックもかなり甘くなっていたのは事実です。そういうことをするとは思ってませんでしたから。父が亡くなったことで、店に来るのをやめる、そう考えるのは仕方ありません。こっちは変わらないつもりでもあちらからは違いますから。少しでもそういう流れになることを避けるためにサービスしたつもりだったのですが、むしろ付け込まれてしまったみたいです。「今あそこは大変らしく、後継ぎは先進的に不安定。だから簡単に騙される」そうした悪評が広まったのでしょうね。中には「仏前に添えてくれ」と花と一緒に偽物を持ってきたケースもあったくらいです。正直今わたしは少し他人に対して不信感さえ持っています。ニコニコした仮面の下には別の笑顔・・・。みなそう見えてなりません。やることが一通り終わってようやく落ち着いてきたのでこれから少しはマシになるかと思いますが、偽物を見破ったって損を防ぐだけで儲かるわけではなく、利益が出にくくなっているのは確かですから。人の性は悪、だから学び、考える必要がある。それはわたしの昔からのモットーでした。それを忘れずに在りたいと改めて思うのです。
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なぜ作った?映画 バスケットケース3

2018-07-11 16:27:55 | 特撮・モンスター映画
「バスケットケース」という映画はホラー映画としてカルト人気を持つ作品です。BDのパッケージにおいてマンガ「ジョジョ」シリーズで有名な荒木飛呂彦氏も「傑作ホラー映画」とコメントを載せるほどで、決して特撮や特殊メイクが優れた作品ではなく、むしろ低予算でチープですがその低予算、特に撮影に16ミリフィルムを使ったために画質が荒く、それがかえって作りのアラを目立たせずにリアリティーを生む結果となっています。
主人公のベネガルとドウエインは結合双生児。母親は彼らを生むと同時に死亡。幼いころは父親によって隔離されて生活していました。やがて父親は二人を手術で切り離させることを決意するのですが、生かすのは弟のドゥエインだけ。なぜならベリアルは人間の姿をとどめておらず、肉の塊の真ん中に顔があり、両側から腕が映えた状態で弟の脇腹にくっついている、という醜い姿だったからです。嫌がる二人を強引に麻酔にかけ、金さえもらば非合法な手術でもやる医師たちによる切り離し手術。ドウエインは傷跡は残ったものの術後の手当てが行われましたが、ベリアルはなんと生きたままゴミ捨て場に捨てられていたのでした。双子の間にあったテレパシーで弟に助けられたベリアルは、復讐のためまず父親を殺害すると、弟の持つバスケットケースに身を隠し、手術をした医師を一人一人探し、殺害していくのでした。

バスケットケースというとサンドイッチでも入れてピクニックに持っていくやつを連想しますが、ベリアルはもっと大きいのでドウェインも抱えて歩くような、行李に近い箱です。猛獣のような勢いでそこから飛び出してくるベリアルは迫力があり、そのあとの血まみれ残酷描写を引き立たせます。ベリアルというキャラクターはよく言えば手塚治虫氏のマンガ「ブラックジャック」のピノコみたいな存在です。ピノコはブラックジャックによって体を与えられ、救われましたが、ベリアルは誰も救いの手を伸べませんでした。日本人が見て特に哀れみと哀しみを感じるのはそうした面もあるかと思います。作品が作られた1982年ころはこうした結合双生児や奇形をさらすような作品はそろそろ憚れる空気があったかと思いますが、「バスケットケース」でそれができたのはおそらく1980年に公開されてヒットした映画「エレファントマン」の余韻のおかげで奇形を哀しみととらえる空気が存在したためだと思います。便乗映画と言われれば、そうだ、と答えるしかありませんが、おそらくいくつも作られた似たような映画の中で名を残したのはそれだけ優れていた部分があった、ということでしょう。

バスケットケース [Blu-ray]
ケヴィン・ヴァン・ヘンテンリック,テリー・スーザン・スミス
キングレコード


ソフトの映像は公開時とは異なる4対3の画角になっています。これは先も書きましたように16ミリのフィルムを使い、かつ上映の際に上下をトリミングして1対1.85の画角にしたために、現在そのままHDリマスターにしてもあまりに画質が悪くなって視聴に耐えなくなる、それを少しでもマシにするためにオリジナルの4対3に戻したからとのことです。それでも高画質とは言えませんが、そこが味ですから仕方ないところです。そのくらいの画質なら別にBDでなくDVDでも十分だと思うところ。実際わたしは今でも平気でDVDを買いますし、今回のバスケットケースソフト化も迷ったのですが結局BDにしました。それはバスケットケースには2と3が存在し、かつその2本に関しては今回DVDが発売されずBDのみのため、それと合わせるためです。棚に並べたときにシリーズでデザインが違うのは美しくないもので。


この時点で一部のマニアの心に残り続けた「バスケットケース」。なぜかその余韻が潰される日が訪れてしまいました。「バスケットケース2」が作られ、公開されたからです。「バスケットケース2」は前作公開から8年もたった1990年に製作された映画です。一応第一作は当たってそのあとの企画をいろいろ立て続けた同作の監督、フランク・ヘネンロッター監督ですが、どうもイロモノ路線に走ったらしく、悉くボツを喰らい続けたようです。まぁイロモノではあってもヒューマンドラマの面が評価された「バスケットケース」の監督が「ミュータントゴキブリ」とかの企画を持ってきたら怒るよなぁ。それでも「ブレインダメージ」を作り、さらに「フランケンフッカー」の企画が受け付けてもらえます。ただし、条件として「バスケットケース2も作ること」が突き付けられたとのことです。ヘネンロッター監督は続編を作ることはためらったようですが、その代わりに自分の作りたい映画も作ることができるなら、とバスケットケース2を作りましたが。

・・・なんか、いろいろと壊れてました。

まず、前作で死んだはずの双生児が生きていました。キングコング2かよ! と盛大にツッコミを入れましたが、考えてみたら前作のラストシーン、ホテルから落ちて血まみれになって倒れた二人の周りを野次馬が取り囲む描写はキングコングに似ているといえば似ている。まぁそれはよしとしましょう。二人は病院に運ばれますが、ベリアルの外見からは別に見た感じケガ等の様子はありません。むしろ暴れることを警戒してか、鎖か何かでつながれているくらいです。パッと見すると手の位置と向きが前作と少し異なり、顔がちょっとカッコよくなり、色が茶色くなってます。どう見ても別人・・・いやいやきっと落ちたショックで骨の位置に変化があったんでしょう。むしろカットごとに大きく印象の異なる前作(まぁ複数のパペットを使い、かつデザインの統一が取れていなかったせいなのですが)より統一性という点では本作の方が優れています。一方弟のドウェインはベリアルとの喧嘩の負傷もあってか全身包帯男。それが後に取れると・・・。月日の流れは残酷なもので、前作と同じ役者のケヴィン・ヴァン・ヘンデリックが演じているのですが、数年の間にすっかり恰幅がよくなってしまっていました。さらに今回は35mmの映画用フィルムで撮影された高画質のHDマスターのため、あごに残る青々としたヒゲの剃り跡が丸わかりになってしまっています。前作では隠されて幼少期を不健康に過ごしたイメージにふさわしい線の細いあどけない少年顔だったのに・・・。そこもあえて目をつぶりましょう。
前作で起こした二人の事件はマスコミによって報道され、悪い意味でも一躍時の人となっていました。異形の外見で連続殺人事件を起こしていましたからね。ドウェインはベリアルを連れて病院を逃げ出しますが、そこに「ドクター・フリークス」の異名をとる女、ルースが現れます。ベリアルのような奇形児を引き取って同居している彼女に誘われるままその家に行ってみるとそこには奇形のものたちが・・・というよりフリークスが大勢住んでいたのでした。「奇形」も「フリークス」も意味は同じですが、このころのフリークスとはそれ以前の見世物小屋芸人のようなリアルなものとは違う、進歩した特殊メイク技術を使って悪乗りした造形のキャラクターを大暴れさせるような映像が、映画やミュージックビデオの賑やかし要因としてもてはやされていた時期なのです。「スター・ウォーズ」シリーズにある、雑多な宇宙人たちが集う酒場のシーンを連想してもらえればイメージは近いかと思います。本作に出てくるフリークスもネズミやカエルの顔を模したもの、歯がハーモニカ状のものなどベリアルのような奇形とは一線を画すリアリティのないものたちばかり。演出は淡々としていた前作とは打って変わって大きな演技を伴うものになってしまっています。ストーリーも有名になったベリアルを利用して金儲けをたくらむ連中をフリークスたちが懲らしめる・・・というだけ。惨殺シーンもフリークス表現と同じ特殊メイクを使っているため、高画質も手伝ってちっとも恐ろしくありません。それでも怖がらせようとする演出の跡は見られますし、ラストの狂気は別の意味での恐ろしさを感じましたから、第一作当時とは変わってしまった監督のセンスや時代の空気から生まれた仕事としてはよくやった方でしょう。

2は監督がイヤイヤやった映画程度の認識しかされていませんが、まぁそう言った背景を考えればまだ許される存在でしょう。不可解なのは1991年に「バスケットケース3」がまたしても同じヘネンロッター監督の手によって作られたことです。連作した時点でもうやっつけではあってもイヤイヤではなかった、としか思えません。
バスケットケース3は、第一作のヒューマンドラマの影も形もなく、第二作には残っていたホラー要素も消え失せています。なにせ冒頭ベリアルのベッドシーンから始まるくらいですから。確かに第一作でベリアルはドウェインの恋人を殺し、その死体の上で必死で腰を動かすレイプシーンがありまして、それは今でも語り草です。第二作はその部分をクローズアップさせ、ベリアルとほぼ同じ姿をしたイヴという女フリークス(結構美人)といい仲になり、濃厚な情事シーンが展開してはいました。3の冒頭はその流用に過ぎないのですが、そこから始めなくてもいいじゃないですか! そのイヴ、前作の情事によって妊娠してしまいましてそのままベリアルの子を産み落とすのですが、その数なんと12人。しかも全員ベリアルそっくりの異形・・・あれ? ベリアルって奇形だけど人間だったはず。ならばその子供は人間の範囲内で出産されなければなりませんが、どうみてもイヴの出産は人間のソレじゃありません。導き出される結論は一つ、イヴは人間じゃありません。ベリアルと似た外見なのはもともとああいう生物に過ぎなかったのです。イヴはフリークスというよりクリーチャー、人工的な改造生物でしょう。ひょっとしたら2以降登場しているベリアル以外のフリークスは多くが人工クリーチャーなのかも知れません。その方が納得できますが。序盤、イブの出産のために前作から引き続き登場のルースはフリークス全員を引き連れ、知り合いの医師のもとへ行きます。この人物は医者嫌いのベリアルによってやられ、殺されたのかさっさと退場してしまうのでいろいろ謎ですが、ひょっとしたらフリークスを生み出していた張本人なのかも。
フリークスたちを化け物の集団とみなした地元警察はショットガン片手に家に侵入してイヴを殺し、ベリアルの子供を持って行ってしまいます。怒ったベリアルは警察署に侵入(手段はバスケットケースに入って玄関に置いて行ってもらうだけ)。突如暴れだしたベリアルによって警察署は混乱、警官が次々と死亡しただけでなく、保安官の娘(サドで変人)も巻き込まれて死に、ベリアルの子供の一人もその際押しつぶされてしまいます。自分の娘が死んだことに怒った保安官はベリアルの子供を人質にしてベリアルを呼び出し、殺そうとしますが、その前に現れたベリアルは金属製で二足歩行するロボットに乗っていたのでした・・・。もう露骨なまでの「エイリアン2」のパロディ。エイリアン2のラストバトルは母親同士の一騎打ちと言われましたが、バスケットケース3は父親同士の一騎打ちとしてパクっています。まぁ説得力が全然ありませんが。ちなみにドウェインは前作で頭がおかしくなった影響も残っていてまともではなく、もういてもいなくてもどうでもいい存在にまで成り下がっています。

こうした後続作品のブチ壊れっぷりのせいか、バスケットケース第一作すらまともに評価されないB級以下の扱いになってしまった感はあります。第一作を語って2と3を語らないわけにはいきませんからね。あえてなんでこんな3を作ったか、という疑問をヘネンロッター監督になったつもりで考えてみましょう。多分監督は2を撮ったあと「昔みたいな作品を撮れ」と怒られたことでしょう。3はアレはアレで原点回帰のつもりだったのかも知れません。しょせん第一作は「エレファントマン」のフォロワーであり、その時代の空気が必要でした。今同じことはできない。ならば「何かの作品の空気に頼る」という意味での原点回帰を狙ったのがバスケットケース3なのではないかと。ちょうどエイリアン3が公開直前なこともあり、おそらく話題になっていたでしょうからこっちをいただいちゃえ、3は間に合わないから2を元にしよう・・・。こんなところではないでしょうか。そう考えればごった煮のように中途半端にいろいろやった2よりバカ映画としては一本線が通っているように見えなくもない作品になっているようにも思えます。ヒット映画に便乗してB級映画を作るというのはちっとも珍しくない話ですし、おかげでわたしが愛するバカ映画のネタがいつまでたっても尽きない幸せな時間を過ごさせてくれるのですから。まぁですが3はプロデューサーや制作会社のお偉いさんの怒りを多分買ったんでしょう、それ以降ヘネンロッター監督が映画監督の仕事をした形跡はありませんから。

今回バスケットケース3部作が全部単品BD化されましたが、作品解説文もあるパッケージデザインを使い、特典映像もついているのは第一作だけ。2と3は手抜きもいいところで同じデザのインでちょっと文章が違うだけ。2なのに3の写真が使われているなど酷いやっつけ仕事です。なのでわざわざ"※本Blu-rayは「バスケットケース2」になります。""3」になります。"と断っているくらいです。もちろん特典映像一切なし。なのに値段は全部同じ。3だけを単独で買う人間なんてこの世にいない(断言)んですから、値段下げてくれてもいいのになぁ。
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グリッドマンと時代

2018-07-08 14:29:02 | 特撮・モンスター映画
Youtubeの円谷プロ公式チャンネルで、10月より放送開始予定のテレビアニメ、「SSSS.GRIDMAN」のPVが公開になっています。



SSSS.GRIDMANは1993年にテレビで放送された特撮ドラマ、「電光超人グリッドマン」がベースになって作られるアニメで、以前書きました「日本アニメ(-ター)見本市」の企画の中で作られたアニメ版「電光超人グリッドマン boys invent great hero」が出発点になっているようで、そちらのスタッフがメインとなって作られています。正直、特撮「グリッドマン」を見ていた人間としてはアニメ「GRIDMAN」は、現状のPVで見る限りでは、キャラデザイン・演出とも気に入りませんが、そもそも媒体が違いますし何より時代が違うのですから仕方ないといえば仕方ありません。ただ、企画の時のアニメグリッドマンの出来は一部の悪乗りを除いてなかなか満足のいくものでしたので、そちらの良さが出ることを期待しましょう。

ここで少し(笑)特撮ドラマのグリッドマンをおさらいしておきましょう。
「電光超人グリッドマン」は時代を先駆けていた設定を採用していたことで特撮マニアの間では知られる作品です。敵は剛という名の内向的な少年のパソコンにとりついた魔王カーン・デジファー。魔王は剛の人を恨む性格に付け込んでパソコンで怪獣のデザインをさせるとそれに命を吹き込み、街のコンピュータの内部にある「コンピューターワールド」に侵入させ、そのプログラムを破壊して書き換え、人々に混乱を巻き起こす。一方、そのカーン・デジファーを追ってやってきたハイパーエージェントは直人・ゆか・一平の三人が所有する組み立てパソコン、ジャンクに住み着いてグリッドマンとなり、彼らの協力を得てカーン・デジファーの繰り出す怪獣と戦い続ける・・・。というものでした。
今の視点で見れば怪獣はコンピュータウィルスのような存在であり、グリッドマンはそれを打ち倒すセキュリティソフトのようなもの、コンピューターワールドもコンピューターごとのOS・システムとしてそれほど違和感なくとらえることができますが、放送当時は1993年。Windows3.1がやっと出てきた程度で、インターネットはごく限られた人しか使っていなかった時代です。使っていたとしても遅いうえに(速度制限くらった現代のモバイル通信のほうが十倍以上速い)接続料金も高い従量制の電話回線経由、という固定料金で常時接続で当たり前の現代からは考えられない環境でした。まして特撮ドラマですからターゲットは基本子供です。正直「よくわからない」人が大半だったのではないでしょうか。わたしも半分以上概念がわかりませんでしたし。特に他のコンピュータに侵入するのに電線や電波を経由しているのが理解不能でした。ただ、一般的パソコンやサーバーならともかく車載ナビや電気掃除機の内蔵コンピュータに侵入するにはそれしかなかった、というのが理由としては大きかったのではないかと。39話・3クール分しか作っていないにも関わらず放送回数は52回で、最後の13回は傑作選と称した再放送が行われましたし、放送終了後は雑誌の写真ストーリーで後日談が展開したところを見ると、評判はそこそこよかったのではないかと思います。

今見るといろいろグリッドマンは衝撃的です、なにせ弱い! 敵である魔王カーン・デジファーとは比較にならないほどグリッドマンが弱いのです。カーン・デジファーは最初から自分の姿を持ち、パソコン内で自由に動けるだけでなく剛に対してお仕置きすることもでき、PCでデザインさせた怪獣に命を吹き込んで暴れさせることもできました。最後は自ら動いて世界を混乱に陥れます(その能力の割にフロッピーディスク一枚に収まる小容量)。一方のグリッドマンはそもそも電子生命体にすぎず、姿さえ持ってないのでジャンクにたまたま入っていたグリッドマンという一平が遊びで書いたヒーローの姿と名前を借り、三人組とのコミュニケーション能力はPCの環境に依存します。怪獣と戦うにはまず契約した三人組の一人、直人にアクセプターを装着してもらい、キーワード「アクセスフラッシュ」とともボタンを押してもらう。それによって直人は人間世界と直結したコンピューターワールドに入ることができ、そのうえでグリッドマンと合体。これでようやくグリッドマンはコンピューターワールドで自由に動くことができる肉体を手に入れ、電線経由で怪獣の暴れる世界に移動することができますが、大きさが怪獣と比べて圧倒的に小さく、何もできません。そこでジャンクから巨大化プログラムを送ってもらい、それと結びつくことで怪獣と同等のサイズに巨大化。ここまでやってやっとカーン・デジファーが作った怪獣と互角に戦うことができるのです。が、巨大化している間は常時ジャンクの制御を受けていることになり、しかもジャンクの制御能力ではギリギリなので数分間も戦っていると熱暴走、あちこちから煙を吹き始めてパワーダウンが起こります。どうやら複数のPCをつなげて処理しているらしく一度もシステムダウンやフリーズしたことはありませんでしたが、もしフリーズしたらグリッドマンと合体している直人もコンピューターワールドで消滅してしまう危険性がありました。それを避けるためにも、おそらく毎回出動のたびに壊れるジャンクを直すためにも、グリッドマンを戦闘でサポートするアシストウェポンを使うためにもジャンクの修理と強化を繰り返す必要があったでしょう。ですが三人は中学生、収入源は原則お小遣いのみです。そうした描写が頻繁にあったわけではありませんが、この「電光超人グリッドマン」の世界の秩序と平和は、中学生のお小遣いと一平のパーツ屋での値切り交渉術にかかっていたのです! なんという不安定さ。しかも三人組は無報酬でした。子供の正義漢に付け込んで金と命をかけさせているという点で、グリッドマンのやり方はかなりブラックです。これもグリッドマンが弱いせいですが、戦い自体はグリッドマンとアシストウェポンが怪獣との戦闘に特化した能力であったため、基本全勝でしたが。放送当時はアシストウェポンの使い方がまどろっこしく、「なんで複数のアシストウェポンをつぎ込まないんだ」と憤慨したものです。特に巨大ロボット、ゴッドゼノンとダイナドラゴンは同時に投入して一方はグリッドマンと合体・もう一方は共に肉弾戦をしたり分離して戦闘機体系になって攻撃したりすればもっと戦闘は楽になったはず・・・。などと思ってましたが、今考えるとそれらアシストウェポンもジャンクの処理能力に直結しているわけですから、そんなの当時のPCでは無理であります。特に一番大事なグリッドマン巨大化プログラムの制御は最優先だったでしょうから無理は出来なかったでしょう。1993年当時のPCというと、i486が普通に使われていたころです。Pentiumはまだちょっと手の届かない存在でした。作中でも「1677万7216色、フルカラーだぜい」とか「(メモリの増量を)8メガくらいかな」など恐ろしく時代を感じさせる数値が飛び出します。鉄腕アトムのコンピューターが真空管と言われてもピンときませんが、グリッドマンのコンピューターは数値で語られるだけに理解でき、ニヤニヤさせられます。

で、アニメですが当然ながらネットが常識となった現代の視点で作られると思われます。時代が追い付いて分かりやすくなった分、今度はそうした近未来の概念やある種のファンタジー性が通用しません。PVなどをみた感じ、どうやら特撮ドラマでは2回ほどなりかけただけで実行はされなかった「コンピューターワールドを破壊して三次元との境界線を崩壊させ、巨大怪獣を人間界に送り込む」方がメインになるのではないでしょうか。まぁ特撮ドラマの方はイタズラの延長のような事件が多く、スケールは小さかったですからそれは良いかと思います。アニメなら特撮のように破壊場所の設定によって予算が大きく異なるということはないでしょうしね。
特撮ドラマで破壊されるコンピューターワールドは積み木細工のようなセットであり、現実の街のような緻密なミニチュアを作る必要はありませんでした。怪獣のぬいぐるみは使いまわしが多く、かなり低予算であったことがうかがえます。メカ〇〇と称して前の怪獣を復活させる分かりやすい使いまわしだけでなく、アノシラスをニセアノシラスを経由していたずら怪獣テレボーズに改造させた手腕は、特撮系雑誌宇宙船から「脅威」と称賛されたほど見事な予算節約も行われていました。ただ、撮影がフィルムでなくビデオで行われたのは当時の視点での今の視点でもいただけません。先日BD-BOXが出たので買いましたが、やはり画質は褒められたものではないボケボケのものでした、超解像と称して細部をつぶすよりはマシでしたが。
今回はアニメでの復活でしたが、むしろ今だからこそ特撮でやるべきなのが「グリッドマン」だと思うのですが。最近は特撮と言ってもCGに頼ったものが多く、CGで描かれているのがわかりやすいものをわたしは「CG臭い」と称して嫌っています。ところがグリッドマンの描くコンピューターワールドはしょせん三次元の隣に過ぎず、こちらからあちらを見るにはPCを通して映像化させるしかありません。つまりCGで描かれた仮想世界なので、どんなにCG臭くなっても問題はない、むしろその方がリアルなのです。当時のデジタル技術は特撮に使えるほどのものではなかったので、グリッドマンの特撮シーンはアナログの技術を駆使してデジタルっぽく見せていました。今ならデジタル技術でデジタルに見せればいいだけ、その分演出を魅せるものに特化させることができるので、世界観にあったより良いものができると思うのですが。

電光超人グリッドマン Blu-ray BOX
小尾昌也,服部ジュン,須藤丈士,菅原剛,緑川光
ポニーキャニオン


日本アニメ(-ター)見本市版のグリッドマンの特典映像収録は見送られてしまいました。おそらく新アニメのDVDやBDに回されることになるのでしょう。もうテレビアニメのDVDとかBDとか買いたくないんだけどなぁ。代わりにノンクレジットのOPとEDが収録されていますが、「電光超人グリッドマン」は毎回その回の特撮シーンを使ってOPの冒頭・EDの全編の映像に使っているので、毎回OP・EDが違うんです。そのため、全話のOP・EDがノンクレジットで収録されています。個人的趣味で言えばOP・EDはクレジットが入ってナンボだと思っているのでノンクレジットがいいとは思わないですが、グリッドマンのそれはクセになります。眺め続けていたい。
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