録画人間の末路 -

人は記録をしながらじゃないと生きていけない

このブログは

このブログは、PCでテレビ番組を快適に録画し、自由な形で好きなように活用するための実験結果報告をメインとしたものです。ですが、その自由を奪い、不自由を売りつけて無制限の利権を得ようとするものたちが、現在のテレビ界では勢力争いをしています。そういう連中とは断固戦い続けます。それが、ここのテーマです。
2011年7月24日まで続けることを目標にしていましたが、2011年いっぱいまで延期いたします。 ・・・の、予定でしたが、衛星放送の行く末が気になりますので、それまでは続けます。ああ、意志薄弱。



特殊なコンテンツ
・SpursEngine H.264エンコーダ 実験プログラムサポート&他ソフト紹介ページ
Lalfさんが作られている、SpursEngineで使えるエンコードソフトのリンク先の紹介などをしています。CUI版とAviUtlのプラグインの二種類があります。 また、それ以外に同じくLalfさんの作られたCodecSys Personal向け参照AVI、ravi2や、BOさんの開発されたLinux用HD PVRコントロールソフトのリンクもおいています。

※10/07/01 se_h264enc_auo ver 0.09、se_mpeg2enc_auo ver 0.05、Seche Technical Preview2 リリース

・スカパー!e2 各チャンネル解像度・ビットレート一覧表
独自の調査による、スカパー!e2とBSデジタル放送の解像度とビットレートの一覧表です。多少の間違いはご了承ください。

・意外とある、デジタル放送録画可能キャプチャーボード・ユニット
外部入力を用いて、デジタル放送のチューナーやレコーダーから出力される番組を、自由に扱える形式で録画可能なPC用のキャプチャーボードおよび外部ユニットの情報を集めたものです。

今回の目的、ズールの名はあの映画から

2023-05-27 22:07:17 | in東京
今回の東京襲来の最大の目的、それは(毎回似たようなものですが)上野の国立科学博物館で行われている恐竜博2023を見ることです。普段この手のイベントは7~9月の夏休みにやるのが鉄板ですが、今回は前倒しなのか遅れたのか5月に開催することになりました。正直5類に移行して事実上解放状態となったとはいえ、収まったかと言うと全くそんなことはないコロナウィルス。前回のワクチンからすでに一年近くたっていて効果はほぼなくなっており、こういう状況で人口の集中する東京に行くのは少し抵抗があったのですが、それを上回る魅力が今回の恐竜博2023にはありました。目玉展示が鎧竜なんですよ。わたし好きなんですよねぇ、鎧竜・・・。
恐竜、特に草食恐竜は化石から変わった姿をしたものが多く、その不思議装飾物はいったい何に使ったのか、図鑑や解説本でいくつかの説が紹介され、興味を引き立ててくれました。ですが・・・大抵の説には否定的な意見も必ず登場するものでそれらを差し引きした結果、草食恐竜たちの魅力的な外見の目的は

「儀礼用、異性へのアピール、個体の識別」

という見た目だけのものに落ち着くという・・・。あああああああああ、つまんない。そりゃそういう目的に絶対使わなかった、なんてことはないだろうし、学者さんは適当な想像でものをいうわけにもいきませんからそういう確実なところに落ち着くのも仕方ないんでしょうが、あれだけの装飾物の利用目的としてはあまりにも無難ザ無難。あっても副次的な効果でしかないでしょうが、それが支配的になるのはあまりに寂しいものです。一方、鎧竜にはそれがありません。今も昔もそのトゲ付きの固い背中は肉食恐竜から身を守るための防具にして武器になっただろうという説が最有力で、個体の識別(なかったわけではないでしょうが)のために主に使った、という話はさすがに聞いたことはありません。この昔と変わらない存在感と同時に、あの「完全武装、全身武器」みたいな感じがたまらないのですよ。これは見たい、見に行かなければ、が重い腰を上げさせる理由となったのです。
一口に鎧竜と言っても大きく二つに分けられるようで、素人の大雑把な解釈だと「背中のトゲが小さめで尻尾にコブがある」のがアンキロサウルス類、「尻尾にコブなどはないが、背中のトゲが大きく、特に肩にあたる部分に角のように見えるほどおおきなトゲがある」のがノドサウルス類、と思ってます。鎧竜の代名詞と言えばアンキロサウルスですが、化石の発見はノドサウルスの方が多く、かつ化石というより石化、魔法か石化ガスで丸ごと石に変えられたまま埋もれていたんじゃないかと思うほど完璧に姿を残した化石の発見例がノドサウルスにはありますので、研究という点ではノドサウルスが先行していました。今回展示されるのはそのノドサウルスではなくアンキロサウルス、その中でもトップクラスに多くの体の部分が発見されている個体の、実際の化石と復元した標本でした。その名はズール! なんでも映画「ゴーストバスターズ」に登場する同名のモンスターが名前の由来らしい(笑)。これは帰ったら確認しないと! とは思いましたが何はともあれズールです。


V30Tで撮影! 手前の鎧竜がズールの復元標本。対戦するように横に展示されているのは肉食恐竜のゴルゴサウルスです。アンキロサウルスの尻尾のコブはほとんど左右に振ることしかできず、あまり高い位置を攻撃することは出来なかったのですが、その高さはちょうどゴルゴサウルスの脛くらい。実際傷の残ったゴルゴサウルスの脛の化石も見つかっているらしく、おそらくアンキロサウルスを襲って返り討ちにあったものと推測されているようです。痛かったろうなぁ。
こちらは実物のズールの尻尾。振り回したらメチャクチャ威力ありそう。いやー、やっぱりいいわ、アンキロサウルス。やろうと思えば丸一日くらいこいつを眺めているだけで過ごせそう。
しかし魅力的な展示はズールだけではありません。

スキピオニクスの化石の実物! こいつ、こんなにいい状態の全身化石があるにも関わらず、他に化石が発見されていない種類です。生まれて間もない幼体らしく、頭骨に継ぎ目のようなものが見られるだけでなく、サイズもかなり小さなものです。それだけに非常に細かい部分まで残っていることに関心します。胃の中の食べ物の残骸やフンさえわかるようです。

ズールの次くらいに気に入ったのは白亜紀の南半球最強クラスの肉食恐竜、メガラプトル。
南半球最大の肉食恐竜と言えば映画「ジュラシック・パークⅢ」に登場したスピノサウルスがいますが、今の説ではほとんど水中生活をしていたとされており、あまり強くなかったようですね。一方メガラプトルはそれらと比べればずっと小型なもののティラノサウルスと違って前足が発達しており、特に爪は強力な武器になったと想像できます。白亜紀の北半球ではジュラ紀に栄えた竜脚類(アパトサウルスとかその辺)の姿が見えなくなっており、すでに生態系の乱れが見え始めていましたが南半球ではティタノサウルス類の竜脚類が依然栄えており、メガラプトルはそれを狩るために北半球とは違った進化をたどった肉食恐竜なのでしょうか。白亜紀でありながらジュラ紀の空気を残した南半球の恐竜、一度特集で拝んでみたいものです。
会場には二時間程度しかいませんでした。土曜日ということもあって人も多く、一度次の展示に移動すると戻るのが憚れたからです。もし人が少なかったら何往復もしてずっと眺めていただろうなぁ・・・。そういえば今に特別展示物にゴジラの骨の標本が来てる、ってどこかで見た覚えがあるのですが、全く見かけませんでした。まぁいいや、今回は恐竜の化石や標本や解説が見たくて言ったんだから。ちなみに同じ上野の美術館で「恐竜図鑑」展を31日からやる、ということだったのですが、これもまぁいいです。
さて、28日は帰還、久々の休みも終わりです。また一日一日の収入支出に腹を痛める日々を送ることにしましょうか。
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4年ぶり、に地元を離れる

2023-05-26 21:57:35 | in東京
こんにちはこんばんは。今日、わたしは久々に地元を離れ、東京に来ています。東京に来ているときは毎回当ブログに記載しているとすると、前回来たのは2019年の8月でしたからおおよそ4年ぶりということになります。この3年余り、突如世界を襲った新型コロナウィルスのおかげで全く動かない日々を送らざるを得ませんでしたからね。一応扱いが低くなり、世間的には自己責任で動いてよし、となっていろいろ動き出したので、わたしも久々に遊びに出ることにしました。本当のことを言えば、特に商売のことを考えるとやっと市場が動き出し、お客さんの動きが以前に戻りつつある今、むしろ動かないで商売に張り付く方が正しいという気はするんです。が、今回は東京がわたしを呼んでいる気がしてならなかったので、それに乗りました。
お昼についに降り立った東京駅。予想以上に人があふれています。これだけの人が一か所にいるのを見るのはそれこそ数年ぶり。せっかくなので東京の速度を試そうとpovo2.0の速度を測定。せっかくなのでpovoの「データ使い放題」のトッピングを購入したのです。で、東京駅の構内ですがちゃんと5G、使えてますねぇ。地元の駅周辺なんかまだauは4Gしか来てないし。わたしの見たところ、docomo/au/楽天の3キャリアとも、通信網の整備は
1.教育機関(大学など) 2.役所 3.住宅地域 4.商業地域 5.その他
の順番で優先してやっている感じで、駅周辺などはまだまだ後回しになっているのです。楽天の場合はそれら以上に最優先される0番地域に原発があったらしいですがそれはさておき。その速度結果は

DOWN 88.94Mbps UP 54.56Mbps

と思ったより速くない速度しか出ませんでした。まぁお昼時ということを考えればこれは脅威、と言うこともできますが。ただ、このあといろいろ動くたびに測ってみたのですが、これよりはるかに遅い速度、例えば15Mbps程度の速度なんて時もあったくらいで、速度は全然出ませんでした。auSIMを入れたV30Tの性能のせいもあるでしょうが、「povo2.0はauの回線そのものを使っているので時間帯での速度影響が少なくて快適」というほかで聞いた認識はもう改める、というより捨て去った方がよさそう。そこそこ以上の速度が出てつながりゃいいんだよ、スマホなんて。
半日かけてあちこち行きましたが、そのうち一番時間を割いて街を歩いたのはやはり秋葉原。、買い物そのものは後でやる予定であくまで下見ですが、街のさまを見てみたくて。
やはり人・人・人ですね。今日はあくまで金曜日、世間的には休日で来られる人は限られているはずなのですが、閑散とした街ばかり見続けてきたわたしから見ればすごい人の出です。それでも街には爪痕が残ってますね。かつて秋葉原に来るたびに足を運んでいた店がいくつもたたんでいました。それでもその多くは新しい店が入ることで空白を埋めていましたがそうでない地域、特に駅前の一角にある狭い店が軒を連ねている横丁のようなパーツショップ街。覗いてい見ると少なくないスペースでシャッターが下ろされていました。ここもそのうち再開発されてラジ館みたいにかつての面影はなくなってしまうんでしょうか・・・。と寂しさを感じましたが、久々に出会えた鉄人28号やいまだにアマチュア無線用機器を看板に掲げて運営している店とかに感激。アマチュア無線なんて、もう新規の人は大して入ってこない分野だろうに、よく頑張って続けてるよな、と感心します。むしろアマチュア無線こそ秋葉原の原点と言っていい分野なのでその誇りもあるのでしょうね。
さて、みなさまコロナウィルスの方はもう気にしてないのだろうか・・・とあたりを見ますと、昼間の駅などではまだマスク派が圧倒的な人数という印象です。秋葉原に出たら圧倒的とまではいかなくてもまだマスクの人が多数派な印象。ところが、夜になって金曜日ということもあって繁華街に食事や酒、夜の遊びを求める人があふれるようになると途端にノーマスクな人が増えて明らかに多数派に。楽しい時を過ごそうと思えば思うほどマスクから解放されたいとこう思うんでしょうかね。わたしはまだ、特に東京に触れる間はマスクを外すのは怖くて出来ませんし。消毒もコロナ禍と同程度にこまめにやってます。腰抜けと言われればその通りと答えますよ。まだ家にウィルスを持ち帰りたくないし。
電車に乗るとだいぶ鳴りを潜めた持病の耳鳴りが出てきて酔いやすくなるため、疲れをためていたので初日は大して回らず宿にしている姉の部屋へ引き上げます。まぁ本番は明日だ。それまで英気を養おう! と言っても明後日28日にはもう帰るんですけどね。それ以上休みを取るのはさすがに業務に差し支える。
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上野はいいねぇ 恐竜と三国志に会ってきた

2019-08-19 12:43:00 | in東京
すでに三日目、帰還の日となっておりますが(明日からまた仕事か・・・。きついなぁ)東京行き二日目のことなんぞを。
今回休みをとってでも東京に来たかった最大の理由が、上野の国立科学博物館で行われている「恐竜博2019」と、同じく上野の東京国立博物館の「特別展 三国志」を見るためです。両方とも怪獣映画のように語れるほど詳しいわけではないですが、これが一度に開催されているとなると見に行かないわけには行きません、どのくらいには興味があります。とりあえず朝一で上野へ。上野といえば子供のころ東京へ旅行に連れてきてもらった時は、必ず真っ先にいく場所でした。もちろん行先は科学博物館。あまり動物園は興味なかったんですよ。父に「お前、これ何回見たがるんだよ」と飽きられる程度には名物タルボサウルスの標本は眺めていても飽きなかった覚えがあります。さてさて今回もその思い出の国立博物館へ。いやー、日曜日だけあって混んでます。特に親子連れが多いのなんの。もちろんいいことですけどね。
今回の目玉はデイノケイルスとむかわ竜と聞いていましたが、同じくらいスペースをとって第一章としてデイノニクスも展示されています。第二三章が恐竜そのものを見せる展示コーナーなら、第一章はディノニクスを代表として現在の研究対象である恐竜と鳥の関係において興味を持ってもらうコーナーとなっているようです。個人的には最近「恐竜=鳥」みたいな扱いになりすぎていて、おそらく鳥とは無関係だろう恐竜たちの在り方が軽視されているのが気になりますが。古生物学者たちの興味が鳥型に集中しているせいなんでしょうが、もうちょっと広い視野での展示物も欲しい。
そして第二章、いよいよディノケイルスです!



でかいのなんのって! なにせこの復元物は全長24m。現状知られている恐竜の中では竜脚類を除けば最大級のサイズの恐竜でしょう。あえて近くに展示されていたタルボサウルス(両者は同じ時代に同じモンゴルに生息していた恐竜のため、対決することもあったようです。証拠の化石もあるようですし)の標本が小さく見えます。名は「恐ろしい前足」から。当初は前足の化石しかなく、その巨大さからそう名付けられたそうです。現在ここまで復元ができたのは、新たな化石の発見と同時に当時盗掘され、海外に売られていた頭部などの化石をなんとか発見できたおかげもあるようです。このように巨大でとてもかっこよく、全身骨格の再現ができてなお、研究者からすれば調べることが山とあるディノケイルスですが、唯一の欠点と言えば・・・




この想像図でありましょう・・・。鶏か鸚鵡が孔雀か・・・。ああ、なんか気が抜ける姿であります。現在の恐竜額に基づいて想像したらこうなっちゃうのは仕方ないんですけどね。最近恐竜映画があまり作られなくなったのは、ちゃんと最新の学説に基づくとこんな連中ばかり出すしかなくなってぱっとしないせいでしょう。「ジュラシック・ワールド」は遺伝子操作によって外観上も昔の恐竜を再現するように改造された存在なのでOK!としてるんだと思いますが。ちなみにタルボサウルスやティラノサウルスも証拠はないけど鳥の姿とまではいかなくても羽毛が生えていた可能性は高い、とされています。数年前にはその学説に基づく恐竜博がやはり科学博物館で行われ、新設ティラノサウルスの展示されましたが・・・。まぁハゲ親父風に頭にチョビ毛が残っている姿の格好悪いこと。評判が悪かったのか、現在では「あくまで想像図」ということでもうちょっと昔の雰囲気に近いタルボサウルスの絵がかいてありましたが。



なんかアザラシみたいに見える。

さらに進んでむかわ竜の展示であります。全長8mと日本で発見された恐竜の中では大きく、かつ骨格の8割にもおよぶ、ほとんど全身と言っていいほどの化石が発見された稀有な例ではありますが、やはり24mのディノケイルスと比べればやや迫力不足。



上:復元標本 下:実物の化石

そのせいか、むかわ竜単体展示ではなく、発見場所である北海道むかわ町で発見された他の中生代生物の標本も多数展示されるコーナーとなっていました。
この恐竜博、予定より少し早く出てきてしまいました。なにせ人が多くて暑い。水を飲みたくても館内は飲食禁止、「熱中症対策のためにあらかじめ館外で水分補給をすませてきてください」とある始末。ひょっとしたら給水器とかあったのかも知れませんが、わたしの見る限りでは再入場ができなくなる展示場の外までいかないと給水できるところはありませんでした。せっかくのいい展示会なのに長時間の鑑賞ができず、残念。


気を取り直して今度は東京国立博物館へ。特別展・三国志を見るためです。科学博物館からは少し歩きますが、上野公園内を歩いていけば付きます。上野公園はそこそこ涼しい風が吹いてい来るので、日陰を通る分にはそれほど暑さを感じずに済みますから、歩くには最適です。日向に出るととたんに猛烈な暑さを感じますけどね。切符を買い、門をくぐって三国志展が行われている平成館へいくまでがまたちょっと歩きます。各館が独立しているので、日向の中を歩くんですよ。これがちょっとキツイ。まぁなんとか到着。わたしも学生時代歴史書「三国志」を一通り読んだ(完訳ではなかったらしいんですが)程度には興味あります。さすがに恐竜博と比べると人は少なく、親子連れは目立ちませんね。
今回の目玉はなんといっても曹操高陵からの出土品です。ただし、史書に「埋葬は質素に」と遺言があった通り、埋葬品は少なめでそれほど豪華絢爛というわけではないです。個人的にはこの古墳が曹操のものであるという証拠とされている文字に刻んであるのが「魏武王」であるのが気がかりなんですけどね。史書などによれば「魏武帝」がおくり名であったとされていますから。まぁ曹操が死んだ直後はまだ漢が続いていて、皇帝は一人である以上"帝"の字が使えなかったので"王"なのだ、ということなんでしょうけど。
展示物は非常に多め。ですが、よく見ると意外と三国志とは直接関係ない、間接的に三国志や地域に関連付けたような展示物も目立ちます。例えば



蛇矛です。「三国志演義」やそれを発端とする三国志物語の中では張飛の愛用する武器として有名な蛇矛で、横山光輝氏の漫画では蛇行するジグザグのついた先端が目立つ姿で書かれていました。が、実際の蛇矛はこのように蛇が口を開けたような先端になっているもっと簡素な武器です。これも三国時代の出土物ではなく、前漢時代の、それも鉄ではなく青銅で作られています。こうした三国志そのものではなく、三国時代を入口としてに古代中国文化を感じてもらう、そのような展示会という印象です。これは三国志が「語り多く物少なし」と例えられる時代のものだからだそうで。歴史書や物語に出てくるような武将の展示も朱然や曹休などそれりにありましたが、印象が強いのは「めぐみの蜀」「にぎわいの呉」というのちの世の評価を感じさせる土製の出土物による文化紹介です。蜀からの出土物である人形、「俑」はみな陽気な表情を見せ、呉は盛んであったとされる海外との貿易によって手に入ったと思わせる他国の文化の品が多数展示されていました。こちらの方が面白かったかな。


謎だった10万本の矢の展示物

あと、こちらには救いがありました。三国志展第1会場と第2会場の間にはトイレがあり、その入り口のちょっと目立たない場所に給水器がありました。気が付かないのか、だれも使っていません。おかげでここでたっぷりと、しかもちゃんと冷えている水を飲むことができました。水分をとれたおかげで会場内から出ることなく、恐竜博と比べて長時間、会場内に居続けることができました。入口とは言え、トイレで水を飲むことに抵抗がある人もいると思いますが、そうでなければ利用してください。

予定よりは少し早い引き上げにはなりましたが、それでも両展示とも十分満足に鑑賞することができました。東京近郊に住んでいる方は、開催期間中に一度は足を運んでも損はしないと思います。
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お上りさんの身として欲しいもの

2019-08-17 23:06:39 | in東京
世間ではユーーターンラッシュ、田舎から首都圏へ戻る人の波が主力の中、その波に流されながらユーターンではなく、旅行のために東京にやってまいりました。本来こんな時期に東京なんて来るものじゃないんでしょうけどね。もともとは月末を予定していたのですが、それだと父の三回忌に引っかかってしまい、遠出するほどの日を得ることができないか休暇が長期間に渡るかのどちらかになってしまい、あまりよろしくないという判断に至ったわけなのです。どっちにしても今年最後の定休日以外の休暇になりますので、遊ばなければ損、というものです。
初日は、とりあえず一日は行っておこうかと秋葉原へ。と、言っても今回はこれと言って買いたいものはありません。先日Ryzen5 3600を搭載したPCを丸ごと一台買ったばかり、しかも思っていた以上に3600がパワフルで、現状第三世代のRyzen7を買う必要ないと思わせるほどだったので、新たな購入欲がわいてこないのです。比較に使ったCore i7 8700も買ってから一年もたっておらず、十分使えるPCですし、Ryzen 7 1700だって36007と比べるから劣って見えるだけで、H.264を中心に使う分には十分高性能です。しいて言うならRyzen5 2400Gが若干使っていて物足りなさを感じるものになっていますが、後継の3400Gに買い替えてもほとんど性能上がりませんしね。Zen2のAPUが出るまで待ちます。あとはノートですが、なんか昨年「Microsoftが2019年内にRyzenを搭載したSurfaceを出す」という噂が出たので、それがはっきりするまで買わないつもりです。ただ、今仮にRyzen搭載のSurfaceを作っていたとしても、おそらくハイクラスのProかLaptopになり、わたしが買ってもいいかな?と思うGOへの採用はないでしょうね。Surface GOで使えるようなほどほどの性能で低消費、というAPUがないのが現行のRyzenの欠点だと思ってます。そういえば、秋葉原のヨドバシカメラの一階のSurfaceを中心としたWindowsノーパソコーナーのイベントブース、なんであんなに人がいないんでしょうか。毎度店員さん(多分)が一人でしゃべって周りの席は誰もいないか、ただ座っているだけ・・・のパターンが続いている気がします。冷やかしでもっと見物に行ってもいいのに。

それはさておき、まあぁ買うものがなくても街をブラついたりしてるだけでも初日の過ごし方としては悪くありません。何も買わないといってもHDDくらいは買いますしね。当然ですがHDDは常時いくらあっても足りないのがわたしです。駅の構内は「レトロゲーム遊び放題」とか言って人を集めています。何かと思ってみると、1980年台ころのでしょうか、パックマンやディグダグなどの古いゲームが遊べる一体型のゲーム機を売っています。一台で複数のゲームが遊べるのではなく、一台ごとに一つのゲームが収録されている形式のよう。ゲームそのものよりこの販売方法がレトロですね、LSIゲームみたい。それにしても人がすごいですね。みなさまお盆は田舎で過ごしていて疲れているんじゃないんでしょうか。いくら土曜日だからと言ってそれにもめげず秋葉原まで出てくる人多すぎです、こんな時期くらいわたしみたいなお上りさんに譲ってほしい。
事前に「17日からの東京は暑いぞ」と他者から脅されていましたが、まぁなんとかなるだろうと思っていました。わが町とて十分暑かったからです。数字の上で言えば東京より格段に上なくらいです。先日の台風のおかげで一雨来て地面が冷え、少し涼しくなりました(それでも30度は楽に超えてますが)が、それまでは連日30度代後後半、くらいの暑さを常時出していたのです。それから見れば必ずしも東京の暑さ遅るるに足らず、とこの時は思っていました。もちろん対策として水や塩分を補給することは忘れません。
はじめは飛ばしてました。まぁ暑いけど、大して汗もかかないし、やはり地元の絶頂期の方が一枚暑い、と。しかし、真ん中の大通りで異変を感じました。何か暑い、の質が違ってきた気がします。体がほてってきたのです。そういえば何度も水を飲んだわりにトイレに行きたくなったのは一度きり、それもなんとなく行っただけで大して出ていません。汗もかいてません、にも関わらず、体がほてってきて周囲の空気より自分の表面温度だけが異常に熱くなった気がしてきました。ひょっとして、トイレに行きたくならないのは体の水分が無いからで、汗が出た気がしないのは、汗があっという間に蒸発してしまっていてそれがわからなかっただけじゃ・・・。こ、これはまずい。
と、いうわけで予定より少し早く引き上げてしまいました。多分運動不足による体力の衰えもあるのでしょうが、温度という数字だけでは出てこない東京の暑さの芯を味わった気がします。にしても、今回気になったのは秋葉原という街に気軽に休憩できる場所が少ないこと。ちょっと冷たいものでも飲んで10分くらい一休みしよう・・・。そういう店が街や客の人口のわりに少ない気がします。代わりに休憩がてらはいる場所じゃないなんちゃら喫茶だとかラーメン屋や肉丼屋は大量にありますけどね。なんで飲食店ってそんな店ばかり目立つんだろ。店がダメなら日陰で休めるところが欲しい。中央の道路近辺はアーケードもないですから、直射日光が当たってちょっとつらいんですよ。とりあえず腰を下ろして買った水を飲んで一息入れられる公共の休憩場所が欲しいです。
と、言っても東京の場合そうした休憩スペースがあまりない商店街は秋葉原に限った話ではないでしょうけどね。そんなスペース作るくらいなら新規の店舗を入れる方に力を入れるってなもんです。そうういう休憩所がすぐにある、日陰も確保できるってところだけはわが町の商店街が東京より優れていると思います。もちろん空き店舗だらけなのがその原因なんですが・・・。

明日は上野に一日いる予定。東京でも別世界かと思うほど涼しいイメージがある上野公園ですが、今はどんなものなんでしょうか。
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引きの強さは大事です

2019-03-22 13:36:44 | in東京
青い! 赤い! 黄色い! こっちは緑!!

・・・えー、諸事情によりまだ落ち着かないのですが、先の日曜日に東京へ行った際の秋葉原お買い物レポート、書きたいと思います。そろそろ書かないと記憶がいい加減になる。
普段ならほぼ一日この街の探索に明け暮れるのですが、この日は夜に前回書いたメカゴジラ上映会もある日。立川シネマシティ2で17:40開場ですから、最悪でも17:00には立川入りしなければなりません。となると、探索もあまり時間が掛けられないのです。買った荷物を置きに行く時間まで考えると、15:00くらいにはケリつけたいところ。急いで回ります。

で、とりあえずPC系パーツショップを・・・と回った感想が冒頭の色!色!でした。なぜか多くの店の入り口から入るとこうした原色が非常に目立つ飾りつけになっていたのです。これは、最近"eスポーツ"と言った呼ばれ方でゲームのプレイがもてはやされるようになっており、それに適応できるPCが各店の売り上げの主力になっている、特に目立たせるように・・・としてどこも原色+黒、というカラーになっているのかな? と思います。eスポーツねぇ。なんか無理矢理かっこつけている感があります。世界的には賞金のかかった大会なんかも開けれているようですが、日本の場合動画配信の方が主流なような。まぁわたしはパソコン好きですし、人を呼ぶ用途があることにはいいことなんですが。ただ、そうした新たな主流の顧客であるゲーマーはPCを組み立てる、というよりは目的のゲームのためにカスタマイズしてくれる完成型のPCの方がいいんでしょうね。すっかりパーツは目立つところから追いやられて店頭には買ってすぐ使えるBTOパソコンばかりが並んでいます。これはちょっと寂しいです。

日曜ということもあって人通りは大変多く、にぎわっています。休日くらいこの1/10くらいの密度で人がくれば地元商店街も万々歳なのでしょうが地方には厳しい現状。ただ、過去の経験から比較してもそれにもまして人が密集して歩きにくい街になっています。一つは、通りをふさぐようなものすごい密集。ほぼ全員スマートフォンを片手に足を止めています。お散歩ゲームのイベントか、あるいはアイドルか何かの出待ちでしょうか。どっちにしても東京だとこうしたイベントが頻繁にあっていいですね。そっちはまぁ別にいいのですが、もう一つの理由はちょっと問題と思います。「なんちゃらカフェ」系のビラ配りの女の子が以前にもまして多人数で道の左右に待機していてむやみやたらに声をかけてきます。これ、どうみても客引きですよね。日本全体の傾向として、客引き行為は迷惑行為と認定され、禁止条例を施行する傾向にあります。後で出向いた立川でもそれを示す字入りの幕が貼ってありましたし。もちろんそうした迷惑客引きの示す店とは、前提としてはぼったくりを含む飲酒を伴うバーのことであり、秋葉原のカフェとは性質が異なるものであるとは思います。が、興味ない客から見れば大きな差はないわけで、禁止とまではいきませんが、多少制限があってもいいんじゃないかと思います。秋葉原を含む千代田区は全国に先駆けて歩きタバコやそのポイ捨てを罰則付きで禁止にする条例を作り、それまでタバコは歩きながら吸うもの・吸い殻は道端に捨てるものが半ば常識だった世の中の流れを変えました。今や少なくない自治体で歩きタバコは禁止になっています(ただ、我が地元の場合禁止区域が決められているせいで地元のタバコ吸いは禁止区域外を「タバコを吸ってもいい道」と呼んでいてそっちの吸い殻ポイ捨てはむしろひどくなる問題が発生していますが)。客引きに関してはむしろ遅れている印象ですね。秋葉原という土地の性質上、簡単に条例を作るわけにもいかないのでしょうが、たまに来る程度の観光買い物客がうざったく思わない程度の規制はかけてほしいです。

さて、街の方はこれくらいにして。今回は思い切って貯金を崩して資金をタップリ用意しました。欲しいのは
・AMDのAPUが動くMicroATXマザー
・IntelのCorei7第8世代くらいのCPUとマザー
・HDD
であります。APU用マザーはつかっているのですが、なぜかディスプレイに対しデスクトップ画面の代わりにノイズを出しやすい、ひょっとしたら初期不良に相当するのではないかと思われる品を引いてしまっており、その都度ディスプレイをつけたり消したりしているので普段使いとしては勝手が悪く、もっぱら録画にしか使っていませんでした。わたしとしては録画とエンコードはハイクラスのRyzenやIntel機にやらせて普段使いをAPU機にやらせたかったいわけです。ただ、使いたいケースが横置きのもので、かつMicroATXのフルサイズのものを入れると水平方向のSATAコネクタが使えなくなってしまうサイズギリギリのものなので、使えるマザーが限られるという欠点があります。なので、この際ケースも買い換えようかと思って各店をうろついたのですが・・・。うーん、タワー型はともかく横置きは少ないですねぇ。基本的にAVラックに入れてAVパソコンとして使う、を前提としているようで、わたし定義だと奥が広すぎて大きく見えてしまいます。個人的にMicroATX用ミニタワーケースってあまり意味ないと思ってます。MicroATXなら横置きか、ATXが入るミドルタワーに入れてで作業スペース十分にするかが良い使い方だと思っているのです。うーん、ならマザーの方を調整するか・・・で、目についたのがASUSのPRIME B450M-Aというマザーボード。
ASUS AMD B450 搭載 AM4 対応 マザーボード PRIME B450M-A 【MicroATX】
Asustek
Asustek


フルサイズのMicroATXより若干ですが小さいものです。なによりSATAが垂直挿しで4つもついているので今のケースでもSATA接続ドライブを4つつけることができます。どうせベイは4つしかないのでこれで十分。水平挿しのSATAも二つついていますが、これも二段重ねになっておらず、フルATXよりわずかに小さいことによる隙間を利用して可変型のSATAケーブルを使えば利用もできそうです(L字ケーブルは向きが逆なので不可)。これは気に入ったので購入、ついでにメモリも2666の8GBx2を購入します。これは買って正解。前のマザーにあったノイズも出ず、快適に使えます。失敗と思ったのはM.2.SSDを買わなかったこと。M.2.SSDはしばしばSATAと排他利用になるケースがあります。今回のマザーも肝心の垂直挿しコネクタが排他になるとイヤなのでM.2.SSDへの移行を避けたのですが、マニュアルを見ると垂直挿しだけでなく水平コネクタとも排他となっていないので、M.2.SSDに起動を移せばSATAには全部HDDを接続することができ、このPCでも録画をたっぷり行うことができたのに・・・。まぁ後でやればいいんですが。AMD系なのでそれほど使い道はないかも知れませんが、HDMIは2.0b対応といい感じです。

もう一つのターゲットであるIntelセット。ウチにあるのは6700で、次買うだろう次世代のRyzenと比較するには世代が古すぎるので、なるべく新しいものが欲しくなってきたわけです。資金もあるとはいえ、そこはなるべく無駄に高くて高性能ではなく、そこそこコストパフォーマンスのいいものを選びたいものです。で、選んだのがまずCPUはi7の8700。最新世代の第9世代ではありませんが、あっちは高性能な分高いですし、基本クロックとコア数が増えたラインナップが追加されたでけで、第8世代は価格事の棲み分けという点で現役バリバリです。K付だと無印と性能差の割に価格が高くなるので今回も無印。Intelを買う時の毎度のことですが、Kなしのi7が個人的には一番お買い得だと思います。
もっと肝心なのはマザーボード。昨年来た時はぱっとしなかったIntel第8世代向けマザーですが、先のeスポーツを反映してGAMINGを謡う高価格高性能マザーが前回以上にたくさん並んでいます。もはや第7世代用マザーにスペースを割くいみがなくなったからでしょうね。しかし、なかなかピンときません。こういうのはピンとくる感性が大事だと思うのです。で、その感性があったのがGIGABYTEのH370 HD3というマザーボード。

GIGABYTE H370 HD3 ATX マザーボード [Intel H370チップセット搭載] MB4343
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最近の、先に書いたようなGAMINGマザーは巨大なクーラーを持つグラボやM.2.SSDを複数搭載を当たり前にしているためかATXなのに拡張スロットが場合によっては3つくらいしかないものさえあります。どうせ何も挿せないスペースにスロットがあることを無駄と考えている人にはいいのでしょうね。拡張性がない分オンボードの機能を高性能なものにしているのGAMINGマザーが最近の流行りのようです。一方、H370 HD3はその流行りに完全に逆行したマザーです。今時拡張スロットが7つ搭載されており、そのうちの一つはなんとPCIです。どこをとっても昔っぽい古き良さを感じます。だからと言ってM.2.SSDが省略されているわけでもなく、ちゃんとありますが、PCI-Expressの拡張ボードによっては干渉しかねません。「たくさん拡張ボードが挿せる」というより「利用環境に応じて拡張ボードの挿す場所の選択肢が多め」というマザーなんでしょう。しいて欠点を言うのならHDMIが1.4止まりなこと。別にグラボを積む方針の人ならどうということはないのでしょうが、わたしはCPU内蔵GPUを使うのでそこは物足りなかったですね。メモリはやはりDDR4の26666、16GB(8GBx2)です。なるべくパフォーマンスは高めにしたかったので。

実は、まともな買い物というのは本当に久しぶりでした。最近は接客はやるものの自分が客になって接客してもらう、ということが全くなくなっていたので、買いたいものがはっきりしているにも関わらず、店員さんに相談のために話しかけることすら躊躇してしまうほど買い物と会話ができない人間になっていたのです。ただ、一つ買い物をすませて次! となった後はもう昔を取り戻し、ガンガン聞いてはやめ、あるいは選びを繰り返す昔通りのスタイルが戻ってきました。たまにこうした会話しながらの買い物をやはり必要ですね、人間として。

そして帰宅。AMDの方は組み立てもも起動も全く問題なく(一度起動しない!ってあせりましたが単に電源ボタンのコネクタがマザーに挿さっていなかっただけだった)、利用も快適です。マザーを交換したのでWindows10の認証が切れてしまいましたが、OSのアップデートとアップグレード前のOSのIDを入力することですぐに再認証されました。なお、MSやショップは「Windows10のOEM版のパーツ交換の際の再認証はサポートされない」が建前となっています。今回の場合、そもそもWindows7およびVistaの時代はOEM版のバンドル売りがなくパッケージ版しかなかったので、そこから無償アップデートしたWindows10はある意味パッケージ版、だからこそ前のIDで認証が可能だった可能性はあります。OEMバンドル版が復活したWindows8や8.1だとまた違うかも知れませんので、ご了承ください。
一方Intel機の方は、ただいま悪戦苦闘中。どうやっても安定してくれないのでいろいろ試しているのですが、なかなかうまくいきません。今のところ現象としては

「CPUから見て遠い2つのメモリスロットを使用すると不安定もしくは起動さえしなくなる。手前の2スロットにだけメモリを差せば安定する」

ところまでは来ました。ちなみにメモリを6700の時に使っていた2133のものと差し替えても減少は変わりません。手前のスロット2つに並べてメモリを差すと、メモリアクセスがデュアルにならないため、パフォーマンスが低下してしまいます。それで起動するとUEFIから警告を受けます。まぁ自分で使うだけならそれでもまだいいのですが、このPCは比較テスト用でありますので、すこしでもパフォーマンスはあげなければなりません。メモリをシングル挿しにしたための低速化は可能な限り避けたい。でも、どうやってもうまくいかないので、どうも初期不良ではないかと思い、とりあえず購入元に問い合わせています。電話は全くつながらないのでメールでの問い合わせになりました。有料の追加保証も付けてあるので交換してもらえるといいのですが、最悪有償修理になるかも知れません。

お気づきかも知れませんが、わたしのマザーボードの初期不良引き当て率は高いです。確かに籤運はいい方という自負はありますが、マザーボード初期不良引き当て率は異常で、少なくともソシャゲの最高レアを引き当てるよりはるかに高確率です。正直「初期不良って言ってるけど乱暴に扱って壊してるだけだろ」と言われても弁解できない高確率です。まぁ諸事情あって不器用だし遠近感を正確に持ってコネクタを差し込むことができないのでやたら力が入ることが多く、、一般に見て乱暴な組み方をしている方とは思います。マザーボードに追加保証を付けるのもそのためです。が、多くのマザーの場合ケースに組み入れる以前の段階のテスト起動でおかしくなるので、そこまではやっていないと思います(前のAPUマザーみたいにUEFI起動全く問題なし、OSを起動させて初めておかしいと思う、なんて場合もありますし)。「悪い方向での引きの強さ」と「不器用ゆえの機械への負担」の両方あるのかも知れません。

本当の本当に最悪の場合は、しょうがない新しくマザーボードを追加で買うしかないかと思います。今回の買い物は、他にHDDをちょっと買いました。これでしばらく録画も持つでしょう。結果として100点とは言い難いものでしたが、行為そのものは時間限られていたこともあってなかなか濃密で、ストレス発散になりました。控えめに言って宇宙一セコい我が弟Bに言わせれば「散財でストレス発散なんて信じられない。むしろストレスで死ぬ」らしいですが、わたしはパーッと買うと気分がいい派です。どうしても通販で買い物をすることが多い昨今ですが、店で買う方が何倍も楽しいです。

追記:記事を書いている最中に、とりあえず「着払いで送ってください、こちらで確認します」とショップから返答あり。
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東京はかくも遠くになりにけり

2018-09-18 22:31:28 | in東京
連休が終わって家に戻り、仕事を再開しています。特に大きな買い物はせず、前回書いたディスプレイも基本今回は見比べただけ。長く使うものですからいいものが欲しいですし、もうちょっとうなりながら考えてみます。

それにしても、今回はいろいろと己の衰えを感じました。たかが二~三日歩きづくめしただけでちょっと角度のある階段を下りた際、一瞬膝がカクンとなってよろけてしまったのです。同じ階段でも上りはなんともないので体力が衰えたわけではなさそうですが、膝かそれを支える筋肉が少し弱くなっていたのかも知れません。考えてみたらそれも当たり前、今の生活は自営業と言えば聞こえはいいですが、生活行動そのものは引きこもりと似ているわけですから、ほとんど一日中パソコンの前にいるという点で(仕事中はデータ入力したり暇つぶししたり、夜終わってからは録画した番組チェックしたり視聴したり)。毎日散歩くらいはしてますが、時間なんてたかが知れてますし、衰えも仕方ないというところでしょうか。
それ以上に痛感したのが東京に対する勘。東京で過ごすのに電車の乗り換えの把握は欠かせないわけですが、その乗り換えの路線図を見たりどの線に乗っていいのか調べたりするのが、明らかに以前と比べてワンテンポツーテンポ遅れるんです。わたしも以前、腰を壊す前までは東京に住み、ほとんど毎日電車を乗り継いで都内中回っていました。ですから東京の電車の乗り換えの勘はそれなりに持っているはずですし、実際一昨年前までは全く問題なく電車を乗り継ぐことができていました。ところが今回は出来ない・・・。衰えた、というよりすっかり忘れてしまって、勘をなくしてしまっていたんです。やはり半年に一度、という間隔はその街の土地勘を弱らせるのに十分な時間なのでしょうか。わたしがむやみに東京へ足を運んでいたのは、第二の地元みたいな感覚を持っていたからなんです。それがすでに自分からは剥離してしまっているかのようです。東京が遠くに感じました。
ついでに言えば、やはり9月というのはこうした都会に休みを求めてくるには中途半端な時期でした。大きな催し物もやらないぽっかり穴の空いた時期という感じです。結局半分童心に返っていきたくなる催し物は夏休みや冬休みに集中しますからね。一時、各自同じ時期に一斉に休みを取るのではなく、少しずつずらして効率よくとらせよう、なんて話が出てましたが、アレどうなったんでしたっけ。そんなことしたら、楽しめる時期に休める人とそうでない人の格差が大きく出て、非常に不公正なことになりかねなかったなぁと思う今日この頃です。

さて、せめて膝の衰え対策だけでも何かしようか・・・。踏み台昇降とか?
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六月間の休日

2018-09-15 23:42:32 | in東京
前回から6カ月ぶりに休暇を、やや遅いですが夏休みを取りました。今回は精神的に余裕がありますね。前回は慣れない仕事にてんてこ舞いで、会計や銀行に「赤字続いてますよ、このままでいいんですか?」と散々いじめられて来ましたが、最近は膿をあらかた出し、わたし自身も少しですが経営の部分にも慣れてきたこともあって今期は黒字をキープしており、もう少し長い目で見れば昨期の赤字も取り戻せそうで、一応会計事務所からお褒めの言葉もいただいています。ただ、中古業界全体を見れば、貴金属の値段が全く上がってこないことやもう中国バブルが期待できないこともあって底の見えない不況が続いており、この先どうなるか分からないんですけどね。まぁそれだけに遊べるうちに遊んでおくべきなんでしょう。前回からちょうど半年後になったのは、仕事の流れやお客さんの来店の様子を見ていると、奇数月の半ばが一番手が空きやすいのと、間隔として十分長いからですね。以前は年間4~5回、期間も最大一週間も出かけることができた(ちなみに最大一週間なのはそれ以上の期間だと録画予約が入れられないから)んで、それと比べると今は頑張って年間二回、日数もそれぞれ三日間しかありませんが、仕方ありません。それに今はあまり休みが長くなると気が気でいられなくなってしまいますし。

と、いうわけで今回も東京に来ています。目的があるわけではないですが、姉Tの家に泊めてもらえばお金がかからないのと、家から離れられるというのがほとんどすべてです。最近新しいディスプレイ欲しいなぁと思ってるもので、見比べたいというのもありまして。しかし、今ディスプレイって多くの店で「ゲーミングディスプレイ」としてゲームのためにとして売られているものばかりなんですね。まぁ動画処理が多くの人にとって封じられた現在のPC環境では、わざわざ高性能のデスクトップPCを買う意味ってゲームくらいしかないからなんでしょう。でも、わたしは動画のためにPCを使いたいので・・・。最近は2.5K(WQHDって書かないと怒る人いますが、こっちの方がわかりやすいと思う)で24~27インチのものが増えてきたのでこちらを検討中。なんとなくEIZOの27インチ、FORIS FS2735あたりがいいかなぁなんて思ってます。ゲーム用として展示されてはいましたが、意外と144Hzって24の倍数ですから動画向けじゃね? って気がしてます。アイオーデータも結構製品が豊富で結構安くていいんですが、若干ADSパネルってのが気になりました。アイオーデータ自体は「IPSと名乗れないだけでIPSと同等」と言ってますが、規格上は同等でもあまり大きな顔をできない規格というのはそれだけカスタマイズが洗練されないってことじゃないかと・・・。偏見ですが、そういう色眼鏡で見てしまうとやはりメインディスプレイとしてはもう一つな気が。今使ってる大分経年劣化したやつより格段に上なんでしょうけどね。

とはいえ今回は見ただけでディスプレイの購入はパス。明日は他へ行く帰りによって、8TBのHDDでも買おうかな? そうそう、姉Tの家においてあった無線LANルーターが具合悪くなったそうなので、適当に安いの買ってきました。それほど広い部屋じゃないし、安いので十分ですね。Bristolridgeのモバイルノートパソコン持ち込んで今使ってるんですが、ネット接続は十分快適です。
そういえば、どちらの方かまでは分からなかったんですが、ザ・たっちのお一方を見かけました。さすが東京、芸能人が普通にいる(笑)
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今回はこんなんでした

2018-03-23 15:47:17 | in東京
先週取った休日の話。

休みを久々にとったのはちょうど確定申告が終わったこと、一応相続の目途がつき、なんとか相続税の支払いにわたしの貯金を全額つぎ込んだり家を手放したりするところまでは行かなくてもよさそうだ、となったこともありまして、ちょっと気が楽になっていたこともありました。本来ならもう少し、あと数日後の日にしてコレを見てきたかったのですがけどね。

日比谷に高さ3メートルの“新・ゴジラ”像誕生 沢口靖子「今にも動き出しそう」

どうしてもスケジュールの都合上、この時の週末を逃すと半年以上臨時休業をするのは無理だったもので、仕方ありません。
あと、どうしても一度東京へ行って姉の家においてあるPCを回収したかったんですね。しょぼいPCではありますが、今となっては貴重なPT3が刺さっているんです。もちろん手持ちのPT3もありますけど、もう一枚欲しい・・・。未だウチではPT2が現役で、全く問題なく動いてはいるのですが、いかんせんマザーボードにPCIバスが付くことが少なくなりつつあり、いつマザーボードの問題で使えなくなってもおかしくない状況になっています。まぁ出てからかなり時間のたっているPT2がいまだに性能的に現役バリバリ、というより現役パーツに代用品がほとんどないというのが異常なのでありますが。なのでPCの回収はついで、本命はPT3の回収なのでした。


PCの自宅への転送の手続きなどを済ませたうえで、一日くらいは秋葉原でもうろつくか、と散歩がてら行ってきました。噂やサイトのニュースでちらちら目にしてはいましたが、以前はわたしが必ず寄っていた店がかなりなくなってしまっています。寄ってはいたけど買い物をするわけでもない店ばかりなので物欲を満たすという面では変わらないのですが、眺めるだけでも楽しかったお店が、それも数店舗(一年以上来てなかったので)もなくなっているのは寂しいものです。その一方で本当に利益出ているのか?としか思えないような品揃えの、外から眺めたことしかない店がいまだ営業中だったりするのは妙に元気をもらえたりしますけどね。ええ。

お金の問題が一区切りついたこと、物欲という点ではもっとも書き立てる街にたったこと、ということもあって、やはり「買いたい」欲がフツフツと湧き上がってきたわけですよ。ええ、PCの中身を大幅に入れ替えたい欲を抑えきれなくなったんです。
ウチにデスクトップPCはテストなども含めて4台あります。まぁ最近はテストをやることも少なくなったので常時4台稼働というほどではなくなっています。それゆえに中身がちょっと古いままほったらかし状態なのです。
メイン機はRyzen7 1700機。まぁこれは全く問題ないでしょう。次が出てもZen+くらいならこのまま交換しない予定です。噂のZen2の全貌が明らかになってから検討しましょう。普段使いはA10-7850K。これはかなり古いです。動画エンコード以外の用途ならそれほど重い作業をやらせるわけではないのでこれでも足りると言えば足りるのですが、さすがに寂しい。それにRyzenGが出ましたし、やっぱりこれと交換したいのです。ただ、このA10-7850Kを収めているPCのケースが少々使いづらく、ポロポロ問題が出てきたのでこっちも交換したいんですよねぇ。ケースは地元の量販店とかじゃ碌なのが売っていませんし、どうせ通販便り。それならRyzenGごとまとめて買ってもいいし、なんならBTOパソコンにしてしまうのもアりかと思ってます。もうちょっと後でもいいでしょう。
もう一つの交換本命はCore i7 4770機。これは発売日で言えばA10-7850Kよりも古いヤツです。IntelのCPUアーキテクチャとしても世代落ちのもので、エンコード作業でもその差は感じます。それに先日問題になったCPUの惰弱性、特にIntel製CPU特融の問題の影響が避けられない世代でもあります。OS側からソフト対処で対策したそうですが、Haswell以前のCPUでは最新のアーキテクチャに比べるとパフォーマンスの低下が出やすいそうで。そうでなくてもある差がますます開くことになる・・・ということでこちらが最優先で買い替え決定となっています。ただしこっちのケースは気に入っていますし使いやすいので外はそのままで。ただしケースがやや小さいので、メモリスロットが少なくなってもいいので幅が狭い、24cmをフルに使っていないM-ATXマザーは必須です。
最後にCore i7 6700機。世代としては二世代前のハイロークラスですが、アーキテクチャは変わっていないのでまだ現役世代かなと。Ryzenにはおよびませんがエンコードもまずまずできますしね。最新のCoffeeLakeのi7にしたいな、という思いもあるのですが、CoffeeLake世代だとi7よりもi5の方がよさそうなんですよねぇ。6コアだしi7ほど無理していないようで発熱量や消費電力も問題なさそうだし。この6700はもう少し様子を見て、4770をCoffeeLakeのi5、Core i5 8400へ変更することを狙うことにしましょう。


さて、とりあえず目的は決まったので、あとはそれに合ったマザーを探すのが前提・・・とうろうろしていたのですが、ショップにあるマザーのどれもがしっくり来ません。CoffeeLake、というか第8世代Core対応のマザーは機能豊富な"GAMING"を謡ったATXマザーが主流で、M-ATXは目立ちません。種類もない印象で、むしろMini-ITXの方が目に付くくらいです。もちろん厳密に数を数えればMini-ITXよりM-ATXのほうが多いと思いますが、今までの感覚でとらえていたよりもMini-ITXが多く売られ、逆に本流であると思っているM-ATXが少ないのは確かなのでそう感じるのでしょう。これはどういうことなのか。店員さんの話によると「チップセットがZ370しかないため、製品がやや偏っているのではないか」ということでした。ああ、なるほど。第8世代Coreは第7世代と同じLGA1151ですが、チップセットはZ370しか現状では使えるものがありません。クラスハイエンドの8770Kを使うことを前提としているため、当然機能は最高クラスで、マザーボードメーカーへの販売価格も最高クラスでしょう。ゆえにメーカーとしては利益のために付加価値を見てもらう比較的高額な製品に搭載したい、というわけで、"GAMING"を謡う高性能マザーや拡張を前提としないために多機能を要求されるMini-ITXが優先され、並の性能でいいから低価格を要求するユーザーが好むされているM-ATX、特に省スペースモデルはあまり売りたがらないというわけですか。そういう層に向けてなのか、いまなおマザーボード売り場では第7世代Core向け製品が大きな面積を保ち、売られています。ですけど、第7世代じゃ魅力がないんですよねぇ。わたしは「Intel最大の利点は選択肢の多さ」と今まで言い続けてきていましたが、少なくとも第8世代Coreに関しては認識を改めなくてはいけないようです。仕方ありません。そういう低価格向けならIntelよりも選択肢のありそうなAMDのAPUにしましょう。Corei5 8400は後でBTOで買えばいいかな。

※1 この時は見つからなかったのですが、GIGABYTEからZ370M DS3Hというマザーボードが出ています。これは幅が19.3cmしかなく、M-ATXフルサイズの24cmと比べると5cm近く短いため、省スペースッケースにも入ります。しかもメモリスロットはちゃんと4つキープしていることをはじめ、特にカットされた機能がない(拡張スロットのみ少な目)というわたしの理想に近いマザー。これならよかったなぁ。
※2 実はBTOやショップ系PCではなぜか第8世代Core i5は扱いが悪く、品ぞろえにないショップさえ存在します。i5の入荷状況が悪いのか、上から二番目のポジションで売られているi7 7700Kをある意味凌駕するi5は都合が悪いためかは分かりませんが。やっぱりバラで買うかなぁ。

GIGABYTE Z370M DS3H M-ATX マザーボード [Intel Z370チップセット搭載] MB4189
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と、言うわけで当初の予定変更、AMDのAPUにしましょうか。いや~仕方ないなぁ。AMDならチップセットの複数用意され、下位の選択肢も(第7世代のIntelほどではないにせよ)存在します。今までのAMDなら、チップセットはあってもマザーボードメーカーが製品を作ってくれなくて結局選択肢がない、というのが当たり前でしたが、今は少なくともDIYなPC用ならなにかしら要求に応える製品が存在する、までになりました。一時のことを知っているだけにちょっと感無量です。今回の条件は

・RyzenGがそのままで動く
・M-ATXで幅が小さめ
・DVI-DとHDMIの出力を持っている
・PCI-Expressが挿さる~と、いうかPT3が動く
妥協点としては
・チップセットはローエンドでいい
・メモリスロットは2つでもいい
・DVI-DとHDMIは排他でもいい(最近はあまり見かけなくなったが、LlanoのころはGPU性能もあってそれが普通だったので苦労した)
・拡張スロットは最悪PCI-Expressx1が1個あればなんとかなる
・ケースにドライブベイが4つしかないのでSATAは4つあればいい

こうしてみるとMini-ITXでもイケそうな条件ですが、そっちはそのうちに。今回はあくまでM-ATXなんですから。結局あれこれ吟味した上で購入したのはASROCKのA320M-HDVです。

ASRock AMD Ryzen対応A4320チップセット搭載 MicroATXマザーボード A320M-HDV
ASROCK
ASROCK


実際ほとんどの機能が妥協点ギリギリであります。A320はAM4プラットフォーム向けチップセットで性能は一番下ですし、拡張スロットはPCI-Expressx1とPCI-Expressx16(APU利用の場合x8動作)が一つずつだけ。SATAも4つしかありません。が、M.2SSDが使えます。M.2を遣おうとするとSATAと排他利用になって番号の大きいSATAが使えなくなり、結果搭載できるHDDが少なくなる、なんてマザーボードもありますが、A320M-HDVのマニュアルにはその旨記載されていません。もともと使えるSATAが少ないため、排他の必要がないのかもしれません。いつかM.2SSDにしてHDDをその分増やしてみたいです。ただし、本マザーのM.2SSDはCPUの時になら32GB/sになりますが、APU利用時には16GB/sまでに落ちてしまうそうです。ベンチマークを測った数字に一喜一憂しないのなら十分ですが。メモリスロットは2つしかない分幅は小さめで20.3cm。DVI-DとHDMIは両方ついているうえ、D-SUBもあって全部同時利用が可能。ちなみにディスプレイ出力がないA320Mというマザーもあるので注意。同時に購入したAPUは、ちょっと迷ったのですがやっぱり今回はRyzen5 2400Gに。メモリは無難にDDR4-2400の4GBを二枚。マザーの性能で言えばOC扱いで3200+まで使えるらしいのですが、それはCPU利用時でAPUの時は2400が最大とのこと。これはチップセットの性能から見ても仕方ないですね。それにわたしは割と無難を好むタチなので問題ないです。

と、思い切って買ったのjはいいですが、まだ手付かずでいます(笑)。休みの間のしわ寄せが回ってきて、それどころじゃないという(笑々)。本当はこうしてブログなんか書いている時間取るのもどうかと思うくらいなんですけどね。次の通常の休日の時にでもボチボチ組み込もうかと思ってます、はい。

そういえば話変わって。AMDのCPUやチップセットにも特融の脆弱性が発見された、なんて話がいきなり出てました。大きな脆弱性が発見されたIntelよりAMDの方が安心して使えると思っていたのに早くもその話は覆るのか、と思っていたら。

「AMDのCPUに深刻な脆弱性がある」とのCTS Labs発表による一大騒動まとめ

その脆弱性をつくには管理者権限を使ってマイクロコードを書き換えたりBIOSを書き換えたりしなければならず、その場合パスワードどころかパソコンが物理的に乗っ取られている状態である、つまりわざわざパソコンを盗み出してプログラムを書き換え、また元に戻すのような作業をしなければ使えない脆弱性であったとのことです。管理者権限を乗っ取られればCPUの脆弱性以前の問題であるため、意味のない脆弱性だ、との見方が強くなると同時に、それを公開したCTS Labsは「AMDにその脆弱性を通告して、24時間と立たずに一般公開した。対処どころか検討する時間も与えないルール無視の態度」「過去にそうした脆弱性を調査報告した実績がない、突如として登場した謎の企業」という怪しさの方が目立っていったように思います。さらに公開した動画の背景は合成という点も怪しさを増大させましたし。話を大げさに持っていこうとした目立ちたがり屋の売名行為か何かな気がしますが、そんなほぼ使われないだろう脆弱性にもキッチリ対処してきたAMDの対応は光ります。

AMD、CTS-Labsが公表したチップ脆弱性を修正へ--悪用には「管理者権限」が必要

少なくともIntelの時の問題とは比べ物にならないほど小さな話だったと思います。まぁ当面安心して使えますね。


さらに全く関係ない話。
3月26日の午前8時30分~12時に間くらい、gooブログが一時停止になり、ウチを含むブログの閲覧もできなくなるとのことです。放っておけば復旧するでしょうから、その時間アクセスできなくても気にしないでください。
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休んで休日

2018-03-17 22:42:51 | in東京
実はただいま東京にいます。と、言っても明日には帰りますが。前回東京に来たのが昨年の一月頭でしたから、一年と二か月ぶりになります。それまでは多い時には年に6回も来ていたわたしにとって第二の地元と言っていい東京なのに、ずいぶん生活が変わったものです。仕方ないですけどね。
なんで来たかというと、それほど重要な用事があったわけではありません。ようするに店を休んで休日を作ったから、ついでに東京の宿泊先である姉の家においてある私物の整理に来たのです。特にこっちにおいてあるパソコン。東京でしか放送していない地上波の番組を録画するためと、滞在中もパソコンがないと不便なことからおいてあるものです。と、言ってもsempron3850を使った今となっては実用性のないPCですが、OSも入れてあるしPT3も刺さっているのでもったいなく、一応実家の離れにでもおいておこうかと。

ちなみになんで休日をとったかというと、方々から「働き過ぎだ、少し休め」と言われたからなんです。確かに数字で見ればわたしは過労です。月の労働時間は毎月300時間を超えてますし、労働の内容も以前のほぼ二倍、手探り状態の項目もまだ多く、落ち着いていないように見えるようです。たまの休日も半分以上は様々な手続きのために費やされ、年中無休に等しい状態です。その手続きの半分に一応の区切りがついたこと、特に確定申告が終わったので当面急ぐ用事もなく、「今のうちに少しでもいいから休んでおけ」と言われてしまいましたので、まぁ仕方なく。
一方、わたし個人から見ればそれほど働いているわけではありません。確かに労働時間は長いですが単に拘束時間が長いだけで、自宅で行う自営ですから一般労働とは比較にならないほど寛いだ環境で仕事をしているので、大して疲労してません。むしろ運動不足になって困ってます。座りっぱなしなので腰を痛めてしまいましたし、歩かないのでたまに歩くと2~30分くらいで踵が痛くなってきます。休日も手続きが大変といっても通常の仕事時間と比べればはるかに働く時間は短く、朝寝坊もできますし夜にはちょっと贅沢して食道楽の欲求を満たすこともできます。今だからいいますが、もし父が生きていたら要介護状態になっていたことは間違いなく、休日どころか一休みする暇もあったかどうか。仕事中で忙しくても容赦なく呼び出されていたかもしれません。一年前のわたしはそういう生活を覚悟していましたから、今はものすごく楽だと思っているのです。もちろん悩み所はそれだけじゃないですが、最悪自分さえ我慢すれば全部収まる、という悩みほど気楽なものはないです。なので「別に休まなくても」と思っていたのです。むしろお客さんの方から「臨時休業ばかりしている店」と思われるのがイヤでした。昨年の8~10月はやむを得ないとはいえ、臨時休業や短縮営業が続きました。そのやむを得ない事情なんてのもあくまでわたしの身内の問題なのでお客さんにとっては関係ない話です。自分が利用したいときに定休日でもないのに営業していない、それは信頼を失うに十分な条件でしょう。とはいえ、周囲に気を遣わせるのもなんなので、おそらく非常に暇だろう時期を狙って休みを取り、東京に荷物整理にやってきたとこういうわけなのです。東京にパソコンを常駐させていないとなんとなく不安ですが、今となっては東京でしか放送していないと言ってもわざわざ録画保存視聴の価値があるような番組は地上波にはほとんどありませんし、モバイルのノートパソコンを持ち込んでチューナーをつながれば十分でしょう。

せっかくなので、秋葉原まで足を延ばして来ました。物欲が最近なくなり、税金の問題やらですっかり消費意欲のなくなっていたわたしですが、ついつい街の空気に飲まれて財布の紐が緩んでしまい、散財してしまいましたorz。ああ、なんという恐ろしい街だこと。買ったのはアレとかですが、そこらへんの報告は機会があれば、ということにしましょう。
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秋葉原で一抹の寂しさを味わう

2017-01-08 20:57:05 | in東京
実は東京に来ています。現在東京へ来る用事の大半は昨年全然いけなかったこともあって委託になってますし、何より現在の父を放っておいて一人上京するというのは気が引けるんですが、その父が「行けるうちに行っておけ」とけしかけるのですよ。今回正月明けに東京へ行くことはだいぶ前からのわたしの予定にあったのを、自分を理由にやめるというのは、むしろ父本人が気にしてムキになりかねないので、ちょっと期間を短めにして来ています。10日には帰りますけどね。

東京へ来たら一日くらいは秋葉原もうろついておきたいもの。と、いうわけで昨日の土曜日は秋葉原にいました。ちょうど1月6日にIntelが新CPU、コードネームKaby Lakeを発売したばかり。イベント見物としゃれこみましょう。ひょっとしたら買いたくなるかもしれませんし。
偶然か必然か、なぜかわたしが東京へ来るタイミングはIntelが新CPUを発売するタイミングと合うことが多く、かなり高い頻度で秋葉原のイベントには参加しています。今回もそうしたイベントがあることを期待していたのですが、過去の例とくらべるとずいぶん寂しいもの。主な内容はPCパーツ系店舗での説明会と、Twitter連動のノベルティグッズの配布となっておりまして、ソフトハードの各メーカーがイベントブースに一同に介して大規模に秋葉原をジャック、といったものを想像していった身としてはやっているのかいないのかわからない程度の規模、と言わざるを得ません。それでもそのショップの一つ、Arkの店舗横で行列ができ、案内されながら数人ずつその行列から入場を許されている様子を見かけたときには「おお、さすが秋葉原。まだPCパーツの人気も顕在か」と案内されている様子を見に行ったら、その人たちはArkの入り口を通り過ぎてとなりのビルに入っていくのでした、あああああ。まぁなんかの萌えイベントなんでしょうけど、中身は別に知りたくないです。もうIntelの社長自らやってきて「世界一Core i7が売れる街」と声高らかに称えた秋葉原の時代じゃないんですね・・・。寂しいもんです。
せっかくだから各ショップの案内会くらい見ておきましょう。中には突っ込みたくてしょうがない、不平等な比較も少なくないというある意味いつも通りのものでした。かいつまんで言うと今回のKaby Lakeは従来のSky Lakeからは製造プロセスの改良によってクロックがあがるようになった、が最大のパフォーマンスアップとのことです。オーバークロックなどには有利になっているようですが、それを好まない人なら先代との明確な違いはあってないようなもののようですね。ただ内蔵GPUに関してはHDRや10bit再生のサポート、4KのHEVCのQSV対応と言った大幅な改良がおこなわれています。ただ、10bitはもちろんHDR表示を行うにはそれに対応したディスプレイもしくはテレビが必要となるため、出力機の買い替えも迫られてしまいます。そもそも4K出力をパフォーマンスで劣るとされているIntelの内蔵GPUで行う必要があるのか?という疑問もあるでしょうが一つだけ存在します。映像配信サービスの一つ、Netflixの4K配信をPCで受け、4K出力するにるには「Windows10およびブラウザのedge」「HDMI2.2対応ディスプレイもしくはテレビ」「Kaby Lake内蔵GPUの利用」が条件とされており、他のGPUやOS・ブラウザでは4K表示できないようにしてあるようです。Netflixのような配信動画を含む映像PCを組むのならば、Kaby Lakeを使うのが第一候補と言えるでしょう。わたしは4Kテレビの購入は現状すべきでないと考えていますし、ディスプレイもHDR非対応なのでKaby Lakeは時期尚早と考え、パスすることにしました。ただ、そろそろディスプレイの買い替えはしたくなってきましたね。

あとは例の6インチスマホですね。ようやくASUSのZenFone3Ultraの現物を秋葉原で触ることができました。予想以上に大きなそのボディですが、手にはなんとか収まるサイズです。通常の7インチタブがどうやっても方手持ちするには、その時その時に応じて手の中で位置を調整する必要があり、その結果わたしにとって快適とは言い難い使い勝手しか提供してくれないものだったのに対し、6.8インチはなんとか持ったそのままで使い続けられるもので、手への負担はかなり楽になります。ですが、背面処理が残念ながらベタな板状・・・。このため、側面が角ばってしまい、持っているうちに親指の付け根にいらっとしたものを感じてしまいました。これがFonePadNote6のような軽いカーブを描いているものだったら即買い、だったのですが・・・。ただ不満は背面側面だけなのでケースをつけることによって持ちやすさをアップできる可能性はあります。が、幅はわたしが持てる限界ギリギリのため、これ以上1mmでも幅がアップしたら持ちにくさの方が目立ってしまいます。そういうわけでZenFone3Ultraの購入意欲は落ちてしまいました。一方、HuaweiのMate9の手触りは悪くなく、もう少しサイズがあれば言うことないといった印象。これで決めてしまおうかと思ったのですが、LenovoのPhab 2 Proという6.4インチモデルが存在する以上、ちょっと決断できません。結局Phab 2 Proは実機を見つけることは秋葉原でもできませんでした。どこも取り合つかっていないようです。Lenovoから直販で買えるのですが、ここまで手触りにこだわって機種を選んでいるのに、サイズだけで通販購入はできないですね。結局購入はもう少し先になりそうです。

ま、あとはこまごましたものを買っただけ。最近は大物は通販で取り寄せでもいいかな?という気になっているので、あの程度の街の様子ではあまり無理をして店頭購入したい、という意欲がわかないのですよ。秋葉原もだいぶ魅力のない街になってきた印象です。
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