録画人間の末路 -

人は記録をしながらじゃないと生きていけない

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このブログは、PCでテレビ番組を快適に録画し、自由な形で好きなように活用するための実験結果報告をメインとしたものです。ですが、その自由を奪い、不自由を売りつけて無制限の利権を得ようとするものたちが、現在のテレビ界では勢力争いをしています。そういう連中とは断固戦い続けます。それが、ここのテーマです。
2011年7月24日まで続けることを目標にしていましたが、2011年いっぱいまで延期いたします。 ・・・の、予定でしたが、衛星放送の行く末が気になりますので、それまでは続けます。ああ、意志薄弱。



特殊なコンテンツ
・SpursEngine H.264エンコーダ 実験プログラムサポート&他ソフト紹介ページ
Lalfさんが作られている、SpursEngineで使えるエンコードソフトのリンク先の紹介などをしています。CUI版とAviUtlのプラグインの二種類があります。 また、それ以外に同じくLalfさんの作られたCodecSys Personal向け参照AVI、ravi2や、BOさんの開発されたLinux用HD PVRコントロールソフトのリンクもおいています。

※10/07/01 se_h264enc_auo ver 0.09、se_mpeg2enc_auo ver 0.05、Seche Technical Preview2 リリース

・スカパー!e2 各チャンネル解像度・ビットレート一覧表
独自の調査による、スカパー!e2とBSデジタル放送の解像度とビットレートの一覧表です。多少の間違いはご了承ください。

・意外とある、デジタル放送録画可能キャプチャーボード・ユニット
外部入力を用いて、デジタル放送のチューナーやレコーダーから出力される番組を、自由に扱える形式で録画可能なPC用のキャプチャーボードおよび外部ユニットの情報を集めたものです。

ZenAPU、Ryzen 7 8700G発売解禁

2024-02-03 17:38:51 | AMDブログ
先日発表があったと思ったら早速秋葉原のPCパーツショップで発売が開始されたZen4採用の新APU、Ryzen7 8700Gおよび Ryzen5 8600G。他に後日Ryzen5 8500Gが発売予定となっています。ラインナップとしてはRyzen3 8300Gという下位モデルも用意されているようですが、単品販売はなさそう。気を付けたいのはRyzen5 8600Gと8500Gは数字以上の差があるということ。どちらも6コア/12スレッドですが8600Gは全部Zen4なのに対し8500Gは6コアのうち4コアもZen4cとなっているのです。Zen4cもZen4に違いはありませんが、クロックが押さえられていてZen4コアが5GHzまで出せるようになっているのに対しZen4cは3.2GHzまでしか出せません。その分省電力なわけですがパフォーマンスで言えば絶対に8500Gは8600Gにかなわないことになります。また、新APU最大の特徴とも言うべきRyzen AIというNPUも8500Gは非搭載となっています。だからこそ比べる対象としてなら8500Gも使ってみたいという気もしますが、まず買うのなら断然最上級のRyzen 7 8700Gでしょう。
ショップの通販状況を見てみると、PCショップはどこも同一料金で57800円。ヨドバシカメラはちょっと高くて64220円ですが、ポイント10%還元を引くと57798円。ほぼ同じで2円安い(笑)。AMDか代理店が当面の販売料金を指定しているんでしょうね。
うーん、APUとしてはちょっと高く感じますが、Zen4を最初に採用したデスクトップ用CPU最初のラインナップにあったRyzen 7 7700xが当初65000円もした~今は50000円かそれ以下~のと比べるとGPU性能は上回っていますしCPUクーラーも付属していることを考えるとまぁまぁと言えなくもないです。そもそもアメリカでは329ドルで販売されるわけですから円安が悪くて価格が高いという印象です。まぁマザーボードはやっと安い価格からも選べるようになったので全体としてみればだいぶ安く買えるようになりましたけどね。
GPUにRDNA系を使っているということでゲームのフレームレートはまだしも動画再生としてはGCNよりも劣る部分もある、という点は非常に気になります。先日CyberLinkからPowerDVDの23が発売された、とメールが届いたのでサイトまで見に行ったんですよ。ここ最近バージョンがアップされても古いので十分だと気にも留めてなかったんですが気まぐれで。そしたらPowerDVDのトップに出てくる機能向上、「最新の技術で高解像度の 4K Ultra HD や 8K 映像を、映画館並みのクオリティでお楽しみいただけます。 」とうたっている部分、おそらくHDR化しながら再生する技術のことだと思いますが、そこに、IntelとnVIDIAのロゴが貼られていたんです。つまりAMDのRADEONだけが新機能の対象外ってことです。かつて、AMDどころか買収前のATIのころから「動画再生と言えばまずRADEON」のイメージがあったんですが、もはや時の彼方、相対的に言えばもっとも動画再生性能の低いGPUにRADEONはなりつつあるのです。まぁGCNで非常に特徴的な機能だったFluid Motion Videoのことを「東アジアの一部でしか使われていない機能(笑)」などと嘲笑する人が広報やっているメーカーですから悪化して当たり前と言えば当たり前なんですが。
とはいえ、押さえてはおきたいというのもあります。今メイン機として使っているRyzen 7 5700Gは残しておいて、手持ちの中で比較用としての価値はちょっとなくなってきたCore 7 11700PCを入れ替えようかと思ったんですが、現状どこも8700Gのセット販売をやってないじゃないですか。パソコン工房に弱化の割引を行うセットが一応あるんですが選択できるマザーボードがわたしの視点では全く魅力のないものになっています。なので少し待ちます。あまりに料金が画一的なので間違いなく価格が指定されているんですが、長くは続かないでしょう。数か月のうちに緩くなるかセット販売の割引率が高くなるまで待った方が良さそうと思うのです。結局はZen4ですから今使っている7700xより少しだけ劣る、程度の性能であるのは間違いないので急ぐ必要もないですしね。
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忘れてなかった! AMD、AM5向けデスクトップ版APUようやく発表

2024-01-09 13:10:42 | AMDブログ
昨年末でもAMDのがっかり度を語るトップに来るくらい動きもやる気もみせなかったかつてAMDの主力であったAPU。どうせ単体CPUで十分売れてるしもうAPUよりグラボをセットで売ることに注力しよう、その方がもうかるから、なんてAMDが考えてるとしか思えないくらいAPUはほったらかしだったわけですが。
その封印がようやく解かれ、初のAM5向けデスクトップ版APUが発表された模様です。


一番の注目は、上位の型番だけらしいという話もありますが、モバイル版のAPUと同じように、NPU「Ryzen AI」を内蔵し、従来のCPU/GPUの連携のみならず三種類のプロセッサを連動させることができるようになったことでしょう。GPUは予想された通りRDNAベースなのでAPU向きではなく、そういう意味でAM4向けのAPUより性能がダウンする可能性が高かったわけですが、ソフトウェアの対応次第とはいえ旧型からの性能ダウンにはならない体制を整えての発表となったわけです。と、いうよりそうなるのを待っていたのでしょう。まぁそれでもFluid Motion Videoが使えないという機能面でのダウンは否めませんので、さっさとFluid Motion FramesでFluid Motion Videoを忠実に再現できる機能をドライバレベルで取り込んで欲しいものです。
APUということもあって型番は7止まり、最上位の8700Gでも8コア/16スレッドで最大5.1GHzということで5.4GHzの7700xはもちろん5.3GHzの7700にもわずかですが劣ります。が、それらよりも多くのコアを持ったGPUや、持っていないNPUを内蔵しながらTDPは65Wと抑えられています。ソフト次第では総合力で7700xを超える可能性も持っていますので、やはり注目に値します。グラボがResizable barを要求し始め、PT3との同時使用が難しくなってきた昨今では必要十分なGPUが内蔵されているAPUの必要性はまだまだ高いので早い登場を期待しています。記事では1月31日ということですが、日本はどうなるか分かりませんから。最近はマザーボードのSATAの数をあきらめてM.2.のスロットをSATAに変換するアダプタで補うつもりでいますので、マザーボードの選択肢も若干は増えているので今のうちからシステムを考えておきましょうかね。

さらに同時にAM4向けの新APU/CPUまで発表されてしまいました。


これはさすがに意外。しかも最上位の5700X3D(APUではなく単体CPUだそです。ややこしい)は3D V-Cacheモデルです。それ以外は特に何も書いていないので、APUモデルはGPUコアも従来のGCN系のものでしょう。ちょっと試してみたい気もしますが、さすがに買ってまでというのは気が乗りませんねぇ。


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昨今のCPU事情は不満です。

2023-10-17 16:41:34 | AMDブログ
昨日、正式発表が始まったばかりのIntel第14世代Coreが、本日22時に秋葉原限定ですが早くも発売されるそうですね。


新世代とは言え、中身はほぼ第13世代と同じで、細かい部分を見直したり最上位にはAIを導入してクロック上昇を務めたところが最大の違いと言うリフレッシュ版。発売が決定しているのはK付きのみで、もともとK付きを買う気がないわたしは当然今回はパスですが、今後ノンKが出たとしても多分傾向は前と一緒でクロックが上がるだけだろうから多分パスです。わたしが欲しいのは低消費電力低発熱で、それでいて能力を上げる方向に舵を取ったCPUなんです。今のEコアの性能ではその方向に向くのはちょっと無理でしょうから次に期待しましょう。
それでも、最近のIntelはまだいい方向を向いている気がします。外部向けGPUであるArcと連動ではありますが内蔵GPUをAI処理に利用する道を模索しているからです。従来の汎用コンピューティングからAIを使ったアクセラレートコンピューティングへ、は業界の流れではありますが、あくまで大規模なコンピュータを想定した動きでしかありません。IntelはPCにその流れを持ってこようとしています。あちこちでベンチマークでたたかれているGPUのArcシリーズもそれを前提として開発販売されたもので、本来ゲームのベンチマークで評価するのは間違っていると考えます。こうした流れはわたしとしては歓迎であり、それによって巨大化したCPUクーラーの不要な高機能PCを実現してほしいものです。
一方AMDは・・・CPUのアーキテクチャはIntelと違い、着々と進化を続けています。次のZen5はまたかなりの高速化を実現するとか、年内にも発表・発売があるとか言われており、そっちは期待が持てます。一方、Zen4が出てからだいぶ立つにも関わらず、未だデスクトップ向けAPUは姿を見せていません。一部でマザーボードの対応一覧にAPUらしき名前が載っていた、程度の情報はたまに出ますが、正式な発表は全く無しです。モバイル向けは出ているのですが、そこにはなんとAI専用プロセッサが搭載されているとか。こういう処理は本来GPUの得意分野であるはずなんですが、まぁモバイル向けだから内蔵GPUじゃそういうのは無理、とも取れますが、どちらかと言うと現行のRADEONはそういう汎用性のある処理は無理だから別回路を使っているというふうにしか見えません。最近のRADEONにもAIアクセラレータなる機能が追加されていますし。前世代ではそういう扱いにすべく開発した結果単純ゲーム性能でGeForceに水をあけられたため、現行世代はゲーム特化にした、というのは分かりますが、当時目指していた方向からするとAPUとして使えないないし使いにくいGPUを作ったのがそもそも間違いかと。
それと最近わたしの神経を逆なでしたのが、ゲーム向けとして採用された「AMD Fluid Motion Frames 」というゲームのフレームの中間補填をしてフレームレートを上げる技術。明らかに前世代で使われていた動画向けの機能だったFluid Motion Videoと同じ発想から来ていますよね。だったらFluid Motion Videoと同等のものを復活させることもできるだろうと思うわけですが音沙汰無し。完全にわたしの望む方向とは異なってきています。まぁ単純CPU性能やゲーム性能が良くてベンチマークの数字が高い方が世間的なウケがいいのは確かですし、その方が売れますのでAMDが不遇の時代を支持してきたもはやカビが生えたようなユーザーの意見など聞く耳持たなくても十分なんでしょう。でも、わたしがかつて希望していたものとは全然違うよなぁ、まだ高発熱はひどくてもIntelの方が先を期待できる・・・。いや、こんなことをいうことになるとは10年前には夢にも思いませんでした。少なくとも、そろそろ外部GPUはRADEONはやめてArcにしようかな、くらいには思ってます。A380のセミファンレスが入手しやすくなったら買うつもりです。
それにしても買いたいCPU・APUが出なくなってほんと久しい状態が続いています。少数派なんでしょうがこっちを向いた製品にも力を入れてほしいものです。
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APU? Ryzen7000番のPRO版プロセッサから登場

2023-06-14 09:39:06 | AMDブログ
昨日、AMDからRyzen7000番台の新プロセッサが発表になりました。モバイル版デスクトップ版とも従来型番よりセキュリティを高めたPRO版です。


デスクトップ版も出るのか、と一瞬期待してしまったのですが、ちょっと落ち着いて考えてみて少しがっかり。少なくともデスクトップ版はAPUではなく、すでに発売されているRyzen7000番台のTDP65Wのセキュリティ強化版にすぎないようです。関連の記事で見る限りなにも書かれていませんが、内蔵GPUも同等のものしかついておらず、すでにRyzen7000番台でPCを組んでいる人、これから入手しようと思っている人のいずれもあえて購入対象にする必要はないでしょう。PRO版の持つセキュリティ機能が必要なければ通常のRyzenで十分だと思われます。多分そっちの方が価格も安いでしょうし。
というわけで今回の本命はモバイル版。こちらも発表会や資料ではAPUとは名乗っていないようですが、PRO版ゆえのことなので従来で言うところのAPU相当とみていいでしょう。注目はAIユニットを搭載している点。そもそも現行のGPUであるRDNA系はもともゲーム特化のために作られたアーキテクチャでAPUとしてCPUととも演算用として使うにはそれほど向いていないと思われます。実際「APU」を名乗って出荷発表されたInstinct MI300AはGPUにCDNAを使っています。今回の7000番台にはRDNAと言ってもRDNA3なのでいくらかそっち面の強化が入っているのか・・・という気はしていたのですが、AIユニットをあえて装備しているあたり、さすがに今更GCN以下ということもないでしょうがIntel Graphicと比べても演算用としては弱いのでしょうね。もっともGPUを活用するソフトもCPUとGPUを連携させて処理するよりGPUを使う場合はGPUに丸投げ、という使い方のものばかりのようですし、APUであってもなくても大して処理能力は変わらないでしょうから新たなる道を模索し始めたのかも知れません。ひょっとしたらAPUという呼び方はコンシューマ向けには使われなくなるかも知れません。

果たしてまだ姿を見せていないデスクトップ版の内蔵GPU強化版がAPUと呼ばれるのか、AIユニットを搭載されるのか、が今のAMDに対して個人的に最大の注目です。さすがにGCNやCDNAを使うことはなくRDNAでしょうから、せめてAIユニットを統合する形で進化してほしいです。AMDはゲーム専用機にもプロセッサを提供しているので、そっちに最適化するために余計なものを付けられないという事情も分かりますが、せっかくのAPUという路線、コンシューマ向けでも続けてほしいとわたしは思ってます。
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Ryzen 7000X3D版の損傷問題とAI

2023-05-01 14:42:59 | AMDブログ
AMDのRyzenには3Dキャッシュを大幅に増やしたX3Dというモデルが存在しますが、主にゲームのフレームレートを上げるのには役に立つそうです。ですが、そういうフレームレートを稼ぐ必要があるようなゲームをやらず、かつ性能面で動画エンコードへの影響は少ないらしい(もちろん試してないので断言はできませんが)ので、わたしは特に興味を持ちませんでした。が、そうしている間に最新のZen4のX3Dにおいて損傷する問題が発生しているというではないですか。


あまり大手は取り上げていないようなので北森瓦版さんの記事にリンクを貼らせていただきました。どうやらZen4世代で取り入れたメモリのEXPOと併用すると起きる可能性があるとか。別の記事では主にASUSの一部マザーでの報告が多い、などの情報も散見しています。今のところX3DのRyzen9と7しか出ていない話のようですが、わたしもX3DモデルではZen4のRyzenとEXPOを併用しているのでちょっと怖い話です。ただ、EXPOを使うかそうでないかで動画エンコードの性能はそれなりに影響受けるからなぁ。まだDDR5自体成熟したとは言い難いので無理があることもあるということなのでしょうか。少なくともX3DとEXPOは併用しない方が無難なようです。

ちょっと都合の悪い話なのかまだ正確な情報が公式に出ていないせいか、主に海外の個人ブログがこの情報の発信源となっているのであまり纏まった話を探ることが難しいのが現状です。うーん、こういう時例のAIってどうなんだろ。日本語版は2021年までの情報しか持っていないとか聞きましたが、海外の情報を仕入れて日本語で答えてくれる、とかはやってくれるんじゃないでしょうか。と、いうわけでAI回答の代表格と言えるChatGPTで聞いてみました。話題になり始めたときにIDだけ登録しておいたんですが、混んでいて全然つながらなかったんです。今はすんなりログインできるみたいですが。

わたし「Ryzen7 7800X3Dが損傷する問題について、現時点で分かっていることを教えてください 」
AI「
申し訳ありませんが、AMDのCPU製品ラインナップにおいて "Ryzen7 7800X3D" というモデル名は存在しません。おそらく、間違った情報が拡散されている可能性があります。
一般的に、CPUが損傷する原因としては、過熱やオーバークロック、電圧不足・過剰などの不適切な使用方法が挙げられます。しかし、具体的なCPUモデルについて特別な問題が報告されている場合は、AMDや製品のメーカーから公式に発表されることがほとんどです。
したがって、 "Ryzen7 7800X3D" というCPUに関する問題について詳細を確認するには、正確なモデル名を確認し、AMDの公式情報や信頼できるサードパーティーの情報源を参照することをお勧めします。」

ありゃりゃ、損傷問題以前の話でした。日本語の質問に関しては日本語で集めたデータでしか答えず、海外のデータを収集して日本語で答えるということはまだできそうにないです。
まぁだからこそ個人がブログで何か書くという行為がまだまだ意味があるんですけどね。そのうち何を書いても個人に向けるというよりAIのネタ元にしかならず、誰も読んでくれない、という時代は来そうです。
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虎徹MarkIIはAM5マザーで使えませんでした、と間違ったことをわめいてしまいました

2022-11-05 15:19:22 | AMDブログ
・実は「当分買わない」宣言をしていたRyzenとAM5マザー、買ってしまいました(笑)。コメント欄で教えていただいたのですが、PCパーツショップのアークで通販でもCPU+マザーのセットが大幅な値引きがなされているということで、ついポチっと。CPUはRyzen 7 7700xでマザーはもちろんMSIのPRO B650P WIFIです。現状AM5のATXマザーはこれ一択でしょう。この組み合わせで12000円も引かれるのですから、価格の問題はかなり緩和されたことになります。まさかまだ出たばかりの新アーキテクチャでこんな大きな値引きが行われるとは思っていませんでしたので、チェックが甘かったのでした。ショップ単体で仕掛けたとは思えませんので、多分日本AMD側のキャンペーンでしょう。AMD本社は下位Ryzenの不振にあまり打つ手なしな感じですが、日本AMDは手をこまねいているわけにはいかないと、購入者の物欲を削ぐ最大の原因である「高すぎる」をなんとかすべく手を打ったのでしょうね。その分利益が確保できなくなるわけですが、まずはそれなりの評価を世間で得ることが先ということでしょうか。
なお、購入はしたのですが、まだ組み立ては終わっておらず、使っていません。必要な部品がなかなかそろわなくて・・・。まずは今や必需品となってしまったマザー供給用追加電源のための変換コネクタ。今のCPUは必要電力が上がりすぎて、それを供給するために従来の24ピン+8ピンでは足りなくなり(厳密にはそこまでしなければならないのは12コア以上の上位モデルだけなのですが)、Zen3あたりから4ピンをもう一つ追加しなければならなくなったマザーが存在していたのですが、AM5ではさらに追加して24ピン+8ピン+8ピンという挿し方を要求するマザーばかりになっているので、通常電源から8ピンに変換できるコネクタが必須となっているのですが、これがまたあまり売ってない。通販サイトをざっと眺めても、一見それっぽくてもPCI-Eのグラボ要コネクタばかり。もちろんないわけではないので注文はできたんですが、到着に時間がかかるものしかありませんでした。それでもわたしの休日を待ってショップに探しに行くよりは早いんですが。
その間にじゃぁすぐにテスト出来る環境にするために仮組だけしておこうか、と開封してマザーにCPUを装着して・・・とそこまでは良かったんですが、問題はCPUクーラー。今回のRyzenにはリテールクーラーがないので、以前リテールと交換しようと思って買ったのに結局やらずに放置しておいた虎徹MarkIIがあったので、これを使おうと思っていたんです。AM5はAM4のCPUクーラーがなるべく使えるよう配慮してある、ということだったので定番品の一つ虎徹MarkIIなら大丈夫じゃないかな?とタカをくくっていまして。で、取り付けようとしたところ、金具が思いっきり干渉してしまいましたorz。しかも干渉したのが今回LGA化したためにだいぶ太くなって、さらに捻りが入ったCPUカバー固定用のレバー。この捻り部分が虎徹の取付金具とぶつかるのです。
こりゃダメだ、と思いました。実際この記事もそういう嘆きをぶつける意味で一度は「使えない」と結論づけて公開してしまいました。本当にすみません。
で、記事を公開した直後、頼んでおいたAM5対応クーラーが届いたのでこっちを取り付けようと説明書を開封してみたら、金具を付ける前にマザーのねじとの間に足を挟む、とあるんです・・・。そういえば虎徹の方も・・・説明書に足を付ける、とある(泣)。足を付けたらちゃんとつくじゃないですか。ああ、わたしはバカでした。虎徹はAM5と干渉しません。間違った記事を書いたことを心からお詫びします。普段リテールばかり使っていて別売りに慣れていないクセにマニュアルなんか読まなくても出来る、と己を過信したのが全ての原因でした。改めて取り寄せたクーラー、ちょっと高かったんですが、反省の意味も込めて今回のPCではがっつりと虎徹MarkIIを使わせていただきます!
本当にすみませんでした。

追記:無事最低限の仮組で起動しました。まだ腕が少し痛いので、明日以降PCケースに移したいと思います。
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Ryzen減産の方向に、との噂

2022-10-18 16:15:51 | AMDブログ
まぁそういう空気は漂っていましたが、新RyzenはAMDの予想より、特にRyzen7 7700xとRyzen57600xは売れていないみたいです。


あくまで「そういう内部情報を入手した」だけで決定ではないようですが、少し生産を絞ってもおかしくない、程度に新Ryzenが売れていないのを否定することは誰にもできません。理由の一つはなんと言っても高いこと。日本では円安の影響で高いだけで海外ではそこまで高額に思われていないのでは・・・と考えていましたが、CPUはともかく現在発売されているマザーボードとDDR5のメモリの組み合わせはやはり海外でも高いと思われており、そこまで高額なマザーおよびメモリを買うようなユーザーはよりパフォーマンスの高いRyzen9を求める傾向にあるため、本来数を稼ぐはずのRyzen7および5が売れないんだとか。まぁそりゃそうでしょうねぇ。もう少し安く作ることもできそうな下位チップセットのマザーも「従来の上記機種並みの装備」を施して価格を上げてきているせいで必要十分な性能を見計らって自分にとって安くPCを組む、という選択肢が取れないのが新Ryzenの現状なんですから。わたしも自分にとって最低限のラインをクリアしているマザーがMSIのPRO B650-P WIFIしか存在せず、それもあくまで最低限でかつまだ高すぎるとあってはどうしても購入したい、という意欲が強くなってきません。
他の理由としては、やはりIntelの第13世代Coreの発売が間もなくにせまっていること。Ryzenも9だけはそれなりに売れているというのは、おそらく9クラスなら第13世代Core以上の性能になることは確実だからでしょう。第13世代は第12世代とアーキテクチャは変わらず、細部の改良によってクロック数と効率重視のEコアを増やしたモデルのため、性能は上がっているもののある程度予想はつくのでパフォーマンスコア相当のコアばかりで多コアを形成しているRyzen9には及ばないだろうと考えられるので安心して買える、というのが理由になると思われます。逆に7・5クラスはIntelの方が多コアになり、おそらくベンチマークレベルではどう考えてもCoreの方がよくなるので、まして高額なマザーとの組み合わせでは買いたくない、と考えてもそりゃ当然です。しかしそこによりお求めやすいマザーボードを出してもらうべく何かしら提案をする・開発をするではなく、売れ筋になっていないミドルクラスを減産する、という噂が先に出てくる辺り努力の方向が違うんじゃないかなぁとちょっと心配になってしまいます。一方、IntelもおそらくAMD同様新型マザーは高額で低拡張性で使いにくいものばかりになると思われますが、旧マザーをBIOS書き換えでも使えるので7・5くらいならそちらとの組み合わせで使う人が多くなると思われますので問題ないですから。

そうなるとAMDの場合適正な評価が得られなくなってしまうのが過去の流れなんですよねぇ。だとするとわたしみたいな捻くれた人間の出番なんですが、AMDはブログみたいなオールドメディアにしがみつく人間の評価などもう求めていないみたいです。現在行われている「AMDレビューキャンペーン2022」に「個人ブログは対象外」とはっきり書いてあるからなんです。ブログはただの日記扱いでSNSと同様に除外し、動画投稿か大手サイトにレビュー投稿するものだけを評価対象にするということです。まぁブログが対象だったとしても応募する気なんて全くないですよ。それでもかつては「アンバサダーブロガー」と一度は持ち上げられた側から見れば「ブログみたいなものでレビューしても誰も見ないからもうあんたら要らない」って言われているようでちょっとムッとしますよ。「じゃぁ他の誰もやらないようなやり方で特殊なレビューを勝手に載せてやろう」と言いたいところですが、テンションがもう一つ上がってきません。そうなるとIntelも買う気起こらないんですよ。第12世代と第13世代を比べても予想通りの結果になるだけでほとんど意味なしでしょう。Ryzenと比べるから面白いのであって、知的好奇心が満たされないのなら今の環境でまだ十分だな、・・・てなもんでして。
この不景気の中お金を使う理由が減って幸い、と言ったら嫌味でしょうかねぇ。

追記:CPUが不評だとミドル以下を充実させるためにAPUが前倒しで出るんじゃないかなぁとひそかに期待。
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初回はパス決定 AM5マザー高過ぎの絶望感

2022-09-29 10:29:36 | AMDブログ
ここにきて情報が大量に出てきて、予想よりも早く出そうな気配が濃厚になってきたIntelのCore第13世代。こいつもやっぱり買った方が良さそう。それにすでに入手可能になってきたIntel製GPU搭載グラボもエンコード機能とか見たいから欲しいし、うーん、小遣い貯金がきびしそう。ただ、昨年あたりから本気で使う小遣いが減ったのでそれなりにあるので、なんとか資産貯金までは手を出さずにすませよう。
それより優先順位が高いのがもはや登場が目前にせまったAMDのZen4を搭載したRyzen7000シリーズ。Zen3は優秀であったとはいえ、出てからかなりたったコアでしたからようやくの世代交代。ただ、Intelの後追いのごとく消費電力を思いっきり上げてパフォーマンスを上げる手段はどうなんだろ、と思います。日本では過去の例からしてTDPを上げてクロックを上げるCPUよりTDPを下げてある程度のクロックと上位機種並みのコア/スレッド数をキープしたCPUの方がウケる傾向があるような気がするのですが。PCの性能がほぼゲームのフレームレートばかりで語られるようになった現代ではもう傾向が違うのかなぁ。私見ではゲームなんて一番ハイクラスCPUの性能を生かさない種類のソフトウェアだと思うのですが。IntelCPUが4コア止まりだった昔は「どうせゲームに必要なのはシングルコア性能。だからi7より価格の安いi5にしてその分他にお金をかけた方がいい」なんて言われていたくらいでしたし。今はIntelもAMDも一部例外を除いてゲーム性能で下位が上位を超えないように調整してあるとは思いますが、それでも多コア環境が目一杯生きてくる分野でないことは間違いないはずです。多コア環境を生かし、それが分かりやすいのは一にも二にも動画エンコードだと思います! ということで本当はTDP低めコア数キープのCPUが欲しいんですが、Zen3の時みたいに次が出るのが随分遅くなって今更感満載になっても困りますし(かつAMDはそういうことを割とよくやる実績がある)、レビューワーを自称する身としては待ってられず、かつTDPが高いなら高いでやり方はある、ので現状のRyzen7でもいいや、と購入する気満々だったのですが。

少なくとも発売が解禁される9月30日の購入はパスです。理由は表題通り、発売予定のマザーボードの価格が高すぎます。Asciiの記事ですが。


一番安いので「4万5千円前後の見込み」です。ハイエンドではなんと15万円!!! なにそれ。いつからマザーボードってそんなに高額なものになったの? わたしは今まで購入するマザーボードの価格は2万5千円がいいところでした。それより安いのはもちろん普通に買いますが、高いのは買いません。今回は異常な円安が続いていることもあり、その価格では難しいだろうとマザーは3万円強くらいを想定していたんです。それにCPUはRyzen7を予定して6万5千円前後、メモリは2万円強、合計で12万円くらいを予算としていました。それでもかなりきつい価格ですが・・・。ところがこの価格、完全に予算オーバーです。その理由の一つがハイクラス向けチップセットのX670E採用品ばかりでX670(ハードウェアレベルではE有と同じものらしいですが)ですらごく少数しか製品が発表されず、ミドル以下向けのB650は影も形も見えないせいです。まぁB650は遅れて10月登場と聞いていたので間に合わなかったんでしょうが、はっきり言ってAMD向けマザーボードの価格じゃないです。おまけに高額なマザーほど拡張性が低く、PCI-Expressスロットも少なければSATAコネクタもいくつも見当たりません。グラボしか積むな、ストレージはM.2.しか使うな、がメーカーの指定なんでしょうが、わたしはグラボは必ずしも積まなくてもいいし、でも拡張ボードはいろいろ使いたいし、SATAはたっぷり使いたい人間なんです! かろうじてASUSの最下位機種は必要最低限度の拡張スロット数がキープされ、SATAも6つはありそうなので先の希望が潰えたわけではないようですので、B650採用マザー登場時に期待するしかないでしょう。

というわけで価格高過ぎ&拡張性低過ぎマザーばかりの初回購入はパス、下位チップセットモデルが出るまで待つことにします。知りたいこと、調べたいことはたくさんあるのですが、多分わたしの欲しい性能情報をわたしの知りたいやり方で調べてくれるところは無いでしょうから、自分で探るしかないでしょう。楽しみは先にとっておく、の精神で耐え凌ぐしかないですね。
それにしてもなんでこんなに高いマザーばかり。Ryzen7でも二の足レベル、ましてRyzen5を予定していた人は誰も買わないんではないかと思います。やっぱりIntel第13世代のプレッシャーに押されて少しでも早く出そう、というあせりが出て十分な量のチップセットを用意できないうちの見切り発車だったんでしょうか。となるとCPU初期ロットの初期不良もちょっと怖いような。これでIntelが「発表はしましたが、発売はまだまだ先でーす」なんてことを言いだしたらAMDはいいように振り回された、ってことになりますが。一部の噂ではTSMCの製造ラインをApple.incとIntelに押さえられて十分確保できなかった、と言われていたZen4。出ただけいい、と思うのがいいのかも知れません。とりあえずハイクラスを出して初期情報を「高性能」な方向に持っていきたいのかも知れませんが、全員がハイクラスを欲しているわけではないので、なんとか手に入れやすい価格と性能で安定して提供してほしいものです。
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最後の現仕様APUか? Ryzen 7 5700Gの実力を見る

2021-08-16 09:50:21 | AMDブログ
はい、先日購入しましたAMDの新CPUならぬAPU、Ryzen 7 5700Gのテストがやっと一通り終了しましたので、公開いたします。その前にわたしの愚痴にお付き合いください・・・。
大変でした。前に少し書きましたが、ちゃんとマザーのBIOSをベータ版を除く最新版にアップデートしてから5700Gを装着して電源を入れたのにUEFIのセットアップをしている最中にいきなりリセットがかかり、そのあとはTPMうんぬんかんぬんなメッセージが出て止まってしまったように見えてしまいました。後でもう一回出たのでちょっと理解できたのですが、プロセッサが新しくなったのでTPMの設定を内部で変更します、いいですか? くらいのメッセージだったようで、ここで”y”のキーを押せばよかったんです。ところがマウスカーソルも出なくて二進も三進もいかないように見えたのでついリセットボタンを押してしまい、しばらく全くディスプレイに何も映らない状態に・・・。なんとかまる一日、電源コネクタを抜いて放っておき、もう一度つなぐことでなんとか起動。しかし、BIOSがバックアップされた旧版に書き換わる自動復旧ツールが動くという怖い事態になっていました。幸いそのあとはなんとかOSも起動し、再びBIOSを新しいものに書き換えることでようやく安定しました。壊れなくてよかった・・・。まぁそのあとも比較用PCが二台ともいきなりデバイスエラーのブルスクを発生させ、OSを一から入れなおす事態を発生させたり、ネット接続用ルーターの調子がおかしくなったりとさらにトラブルが集中的に起こったりしている(現在進行形)のですが、基本5700GのPCさえちゃんと動けばテストは問題なしとしましょう。PCを使う以上、多少のトラブルはつきものですが、こうも集中しなくてもいいじゃないか。やはりこのところの気温の変化が悪影響を及ぼしているのでしょうか。

はい、ここからようやく本題です。Ryzen 7 5700Gは前にRyzen 5 3600を使っていたサイコム製のPCからCPUをAPUに差し替えて使います。搭載されていたグラボ、RX560は外しました。これはしばらく取っておきます。
比較用は、今まではウチ最速だったRyzen 7 PRO 4750GのPCと、5700Gと比べることを目的に導入したCore i7 11700のPC。AMDの公式動画でも5700Gとの比較用は11700が使われており、妥当な選択だったと思います。

Ryzen 7 5700G
TUF GAMING X570-PLUS
DDR4-3200 8GBx2 
Windows10

Ryzen 7 PRO 4750G
ROG STRIX B550-F GAMING
DDR4-3200 8GBx2 
Windows10

Core i7 11700
H570 Phantom Gaming 4
DDR4-3200 8GBx2 
Windows10 PRO

全機種で内蔵グラフィック機能を使った状態で動作させます。また、CPUクーラーは11700は付属のリテールクーラーではなく虎徹Mark2を、4750Gはリテールがないので、Ryzen 7 1700購入時についてきたリテールクーラー
WraithSpireを使っています、これらは以前から同じです。一方、5700Gにはリテールクーラーがつくと聞いていたのでこれをそのまま使っています。が、この付属クーラー、Ryzen 5 3600に付属していたもの同じWraithStealthなるタイプで、正直貧弱に見えます。6コアのRyzen 5ならともかく8コアのRyzen 7をこれで放熱可能なのか? と疑問に思わずにはいられません。実際、かなり暑い日などマザーボード用ツール計測で、市販PCベースなので上が十分空いており、空気の流れは悪くないはずなのにCPU温度が85度に達し、表示が赤くなるほどでした。ただ、ここ数日は雨の影響もあって空気が冷え、同じテストをやっても70度そこそこまでしか上がらず、これならまぁ・・・と思える程度にはなっています。が、テストが終了した後はこれも虎徹と交換する予定です。ちなみにWraithSpireを使った4750Gはコアが違うとは言え、同じテストで5700G85度時で73度ほどにしかならず、涼しい現状では65度くらいと各段によく冷えています。Ryzen 7 1700って本当にRyzenデビューのために破格の扱いを受けていたんだなぁということが思い知らされます。

さて、能力のテストを行います。内容は当然動画エンコード。当ブログベンチマーク代用の1440x1080、約49分のMPEG2-TSファイルをエンコードソフトに読み込ませ、断りがない限りx264を使ったH.264/AVC・CBR4Mbps・リサイズなし・インターレース解除・フレームレート固定かつ変更なし・Veryslow・あとはエンコードソフトデフォルトというモードと、x265を使ったH.265/HEVC・MediumあとはH.264と同じという二つのモードを使って性能を図っていきます。昔は主にMediaCoderを使っていたのですが、ある時から8コアが活きていないような速度しか出ない設定になってしまいましたので、HandBrakeと
TMPGEnc Video Mastering Works 7を使用しました。

・Hnadbrake比較

Handbrake 1.3.3
5700G 
H.264/AVC 41分37秒
H.265/HEVC 38分16秒

4750G
H.264/AVC 46分37秒
H.265/HEVC 43分48秒

11700
H.264/AVC 52分21秒
H.265/HEVC 46分37秒

まさに現行コアであるZen3の力を見せつける結果です。ほぼ同じクロック・同じコア数のH.264・H.265ともに先代の4750Gの一割以上、5分もの短縮は脅威です。特にH.265/HEVCはもうワンランク重くしても十分実用的な速度になりそうです。一方、11700はちょっと遅く見えますが、OSによる最適化が行われたのか買った当時よりはかなり速くなっているのです。暑さなどもあるのかその時のデータより少し遅いですが、ご了承ください。
また、本来なら全機種最新版の1.4.0にて比較すべきだったのですが、11700のPCではどうやっても1.4.0でのエンコードに失敗したため(OSの再インストールを行ってもダメ)、やむなく1.3.3での比較としています。5700Gおよび4750Gでの1.4.0比較は以下に掲載します。

HandBrake 1.4.0
5700G
H.264/AVC 41分50秒
H.265/HEVC 38分15秒

4750G
H.264/AVC 45分9秒
H/265/HEVC 42分43秒

・TMPGEnc Video Mastering Works 7

今回はこちらをメインとしましょう。実は、もう一つのトラブルとしてテスト期間中にアップデートがあったためにこのTPMGテストが一からやり直しになってしまったというのがありました。まぁやっていてRyzenの内蔵GPUでのH.265/HEVCエンコードを行うと一コマも進まず半分フリーズしてしまう、という不具合が発生していたのを確認していたので、おそらく近々アップデートがあるだろうからそれまで待とうとは思っていたのですが。TMPGはAVX2などの追加命令を切って実行することができるため、そちらの比較にも使用します。また、5700Gと同時に発売された6コアモデルの5600Gを仮想して5700Gを6コア/12スレッドに落とした結果も計測します。実際の5600Gの性能と一致するわけではありませんが、テストだけのために購入するわけにもいかなかった点はご理解願います。

5700G
H.264/AVC 37分11秒
AVX2無効 37分53秒
H.265/HEVC 35分51秒
AVX2無効 43分56秒

4750G
H.264/AVC 40分15秒
AVX2無効 40分48秒
H.265/HEVC 41分1秒
AVX2無効 49分40秒

11700
H.264/AVC 46分48秒
AVX512無効 47分16秒
AVX2無効 48分21秒
H.265/HEVC 45分3秒
AVX512無効 45分29秒
AVX2無効 56分43秒

5700G(6コア)
H.264/AVC 50分01秒
AVX2無効 50分40秒
H.265/HEVC 40分55秒
AVX2無効 50分53秒

Handbrake以上にH.265/HEVCの差が大きなものになっており、正直驚きました。6コアに落としてなお4750G(Zen2)と同等の速度が出ています。まだAVX512は搭載されていませんが、11700と比べてもx265を使うならZen3と言い切っていい性能差が感じられます。さらに伸びしろが残っているのですからこの先も期待が持てます。

・GPU
最後にGPUのお試し。まずはTMPGによるエンコードから。GPU内蔵の専用回路を使ったエンコードはフォーマットが違っても同程度になるためH.264/AVCのテストは行わず、H.265/HEVCのみを計測しました。速度は「やや遅い」で。残念ながらこれより遅いモードはAMD用にはないのです。

5700G
4分33秒
4750G
5分44秒
11700
10分59秒

IntelのQSVは方式が違うので参考程度としてください。現在はYoutube向けなどで動画エンコードが昔より頻繁に行われるためにじっくり高画質のCPUエンコードよりGPUエンコードがよくつかわれる傾向があるようで、そのためかAPU内蔵のエンコード機能も速度も大幅に上がっています。それにしても5700Gは速く、CPU差だけでは片づけられない差があります。エンコーダーに関して言えば改良があったのではないでしょうか。

続いてゲーム向け。と、言ってもわたしは軽いゲームしか遊ばないので5700Gどころか2400Gでも十分だったりしますが。なのでワンパターンのドラクエベンチ(最高品質・1920x1080・ウィンドウ)といろいろ疑惑のあるFFXVベンチ(標準品質・1920x1080・ウィンドウ)で。

5700G
ドラクエ 11715
FFXV 2068

4750G
ドラクエ 10943
FFXV 2002

11700
ドラクエ 7972
FFXV 1194

コアは同等、クロック面で言えば4750Gよりも若干低い5700Gですが、少なくとも同等のゲーム性能は維持されています。数値の差は単純にCPUの影響とみていいでしょう。11700は前回計測時にはAPUよりFFXVベンチの数値が高くなっていましたが、OSの最適化やドライバの進化によってCPU性能やドラクエベンチが以前より上がる中、唯一数値を落としているのがFFXVベンチです。ただ、前回がおかしかったのでこれが正常な数値でしょう。

総括
パッケージとしての発売という点ではZen+の3400G以来のAPUとなった5700G。ただし、日本ではバルクのみの提供とは言え4750Gが発売されており、そのアップグレードとして使い物になるか・・・という感もありましたが、性能差は10%を超えるものがありましたし、特にx265でのH.265/HEVCの速度アップは強烈で、十分アップグレード用として足る、と言っていいでしょう。付属CPUクーラーも若干心配にはなりましたが、もともとの発熱がそこまでではないのか、真夏の灼熱下で使うのでなければなんとかなるレベルでした。とはいえ、小型ケースに入れるのなら交換した方がいいとは思います。そのような小型のCPUクーラーを付属させるあたり、AMDとしてはもう「APUは小型PCに適したGPU内蔵CPUである」という扱いにした、と考えてよさそうです。まぁAPU本来の目指したものであるGPUをCPUと同等に扱って両者の良いところどりでプログラムを処理する、というAPUの理想にそって作られたソフトは現時点でもほとんど出ていませんからね。Windows用ではLibreOfficeくらいだと思われます。まぁAMDとしても、今更ミドルクラスがハイクラスを脅かすような機能を持っていると商売上うまくないわけですが。むしろPCでないPS4で非力なCPUを補うべくその理想は使われたように見えます。
ただ、それも仕方ないでしょう。旧来のAPUでのGPUはOPEN CLを前提としていますが、今のGPUの計算能力はディープラーニング、AI開発向けとする研究開発が進んでおり、GCNとAPUのの計算アーキテクチャはやや古くなっているのです。そうした分野だとますますGPUとCPUの密な関係はそれほど意味がなく、GPUはGPU、CPUはCPUの処理に専念するソフトが今以上に使われていくでしょう。そういう意味でAPUは単にGPUのアーキテクチャだけでなく、総合的にもう一段階新しくなる必要が出てくると思うのです。ただ、それによってAPUの華であるFluid Motion Videoが使えなくなってしまうのはいただけませんが。
もちろんRyzen 7 5700GでFluid Motion Videoは問題なく使えるのは確認済みですが、次に備えてロークラスのGCN版RADEONを買っておいた方がいいかも知れません。
ミドルクラス以上のCPU性能が欲しいけど、ゲームより動画の機能の方が重要、そういう人に新APUは最適です。グラボにケース内部が圧迫されるのが好ましくないという人にもいいでしょう。ただ、大きな欠点があります。それは価格。正直高いです。今回対抗馬としてCore i7 11700を用意しました。しかし、価格を考慮に入れるのならもうワンランク上、i7の11700KかCore i9 11900の方が適当でした。そちらを使ったからと言って11700と5700Gの差がそこまで縮まるかは疑問ではありますが、価格面からみて不平等であったのは確かです(買い替える気はありませんが)。APU5000シリーズとしては4コア以下のラインナップも存在しており、そちらなら価格はだいぶ安い~少なくとも5600Gより安いでしょう~ことが期待できるため用途によってはそちらを選ぶのもアリでしょうが、こちらはOEM供給のみと言う説が濃厚です。AMDはもう少し下のラインナップも充実させてほしいものです。
さて、次のAPUはまた丸一年後・・・ですかねぇ。CPUも含めて次はAM4から変更になるそうなので、かなり遅れることも予想できます。結果長く使うことになりそうなので、BIOSのアップデートだけで対応できるマザーを持っている人なら勝って損はないと思います。
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Lenovoより、低電圧版Zen3APU採用ノートPC発売

2021-06-04 15:03:27 | AMDブログ
このブログ程度の規模ではある意味書くことでもないかもしれませんが、少し前に「今のところZen3のモバイル向けはTDPの高いHモデルばかり」って書いてますが、それが早くも覆ったので書いておきます。

AMDのAPU採用が早いメーカーと言えばLenovo。もう少し枯れてバリエーションがそろってから選びたいなら他のメーカーでもいいのですが、早く使いたいならほぼLenovoしか選択肢がありません。そのLenovoからZen3の低電圧版APU、Uの付く100番台偶数モデルを採用したノートパソコンが発売になりました。


13.3インチでタッチには非対応のディスプレイしか選べませんが、代わりに解像度が1920x1200か2560x1600とサイズを考えれば非常に高解像度、安いHDパネルは使っていません。APUはRyzen7以外に5も選べ、メモリ8GBなどの最小構成なら9万円台、会員なら9万円を切る価格です。ただ、LenovoなのにThinkPadじゃなくてThinkBookなんですよねぇ、そこががっかりと思っていたら、会員向けメールにはThinkPadモデルの案内も記載されていました。現状会員向けサイト内でしか製品の情報は公開されていないのでリンクは貼らないでおきますが、会員なら今日から購入できます。

型番はTHINKPAD P14S GEN2 AMDモデル。ThinkBookと異なり、ディスプレイは14インチ、1920x1080しか選べませんがタッチ対応を選ぶことができます。メモリは16B固定、ただし追加はできます。今回はWWANも使えますが、まぁ使う人はいないかと思います、SIMは搭載できませんし。
一番変わっているのはAPUでして、ThinkPadらしい点ではありますが、またしてもPRO版のRyzen 7 PRO 5850UもしくはRyzen 5 PRO 5650Uとなっています。Zen2の時のRyzen 7 PRO 4750Uは同じ8コア16スレッドの4800Uと比べてクロックが100MHz・GPUが1コア少ない仕様になっていましたが、Zen3に関しては5850Uは5800Uと、5650Uは5600Uとまったく変わりません。そこにセキュリティ機能が強化されているだけなので、性能の差を気にせず安心して使えます。価格は会員価格&Ryzen 7のデフォで146000円ほどと若干高めですが、欲しい人には価値があるかと。わたしは先代のZen2搭載ThinkPadで性能面で特に不満がなく、かつ13.3インチというサイズが気に入っているので買い替えの予定はありません。昔14インチを買ってみたこともあるのですが、少しボディサイズが大きかったもので・・・。多分当時の14インチより今の14インチのほうがボディサイズは小さく作られていると思いますが、今使っている13.3インチPC(古めの12.5インチと同等サイズ)と同等ではないでしょうし。

AMDのAPU搭載ノートPCの登場が遅いのはIntelにも言われてましたね。発表時の性能はよくても、搭載機が出るまで時間がかかるのでそのころにはすでにIntelが機能面で追いついている(主にGPUのゲーム面のようですが)。Intelは新CPUを発表してからすぐに搭載機が発売されると。これはほぼ事実です。Intelは昔から世界中のPCメーカーを相手に機種の開発を手伝っており、ノウハウも技術者の数も十分、まして最近Apple.incという大口の顧客を実質失いましたから、余裕があるはずです。一方AMDは、特に小型PC開発サポートのノウハウも技術者の人数も足りず、どうしても遅くなります。さらにIntelは自社工場製造・AMDは混んでいるTSMC製造ということもあって、開発と量産両面でIntelCPUを使ったほうがメーカーにとっては作りやすいというのは間違いないと思います。AMD採用機がノートにせよ小型にせよ旧式採用機がいまだ現役を張っているケースが多いのはそのせいでしょうね。だからこそ動きには注目しておきたいところです。
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