・PT2発売に向けて
いよいよ明日、PT2の発売が始まります。深夜販売やる、とかいう話でしたが、どうなのでしょう。さすがに今夜ということはなさそうですが。
ですが、わたしは逆にPT2に対するテンションが下がっているわけです。今までFriio BS/CSないしPT1を愛用し続けてきたのは、ひとえにBS放送以外にスカパー!e2も録画ができるからでした。ところが、明日からは同時にスカパー!HDの58チャンネル放送も始まるのです。e2が相変わらずSDに留まるのに対し、スカパー!はHDがメインとなります。しかも、わたしがもともと好く視ていたチャンネルは全て10月と同時に(あるいはそれ以前から)HDに移行するため、必然的にHDがメインとなります。PT1だろうとPT2だろうとスカパー!HDの受信はできません。HDがメインとなれば、当然e2はあまり用がなくなってしまうため、先ほど大幅に視聴契約チャンネルを減らしてしまいました。つまり、PT2の必要性も半減してしまうのです(地上波ははなっから相手になっていません)。なので、ま、それほどあせってPT2買わなくてもいいかな? と思っています。今後はBSがメインとなるわけですし、それには今のシステムでも十分です。ただ、レコーダーがスカパー!HDにかまける分、負担を減らすためにBSの録画は前以上にたくさん行う必要があるのですけど。
・特撮コレクション買ってきた
明日ではなく、今日から開始されたものとして、と、いうか、地元では今日になってやっと発売されたのがディアゴスティーニの「東宝特撮映画DVDコレクション」、創刊号は案の定ゴジラで、大量に店頭においてあったので、とりあえず買ってきました。映像はHDリマスターではなく、以前のDVD版をベースに片面一層に納めたもののようです。なので、画質はそれなり・・・というか、日本映画専門チャンネルのHD版ばかり最近見ていたので、はっきり悪いと断言できちゃいます(^^;)まして、BD版とは・・・なのでしょうけど、創刊号はたった990円ですから、納得行くものでしょう。ただ、DVD版でも「ゴジラ」は画質のいい方だったので、もともとよくなかった「逆襲」あたりはどうなるのか不安ですけど。
DVDを入れると、なぜか6分ほどこのシリーズの宣伝映像が入っておりまして、その映像を見る限り、「空の大怪獣ラドン」もDVD版のようです。画質が少々劣っても、もう一度最初から見直すいい機会だと思うと、やっぱりワクワクします。ただ、DVDを所有していないものだけを買うか、全部買うか迷っているのですが。
・N.Shim@さんより頂きました、KARMAレビュー
そして、明日ではなく、あさってから発売が開始されるのが、PEGASYSの最新ソフト、
TMPGEnc KARMA..Plusです。本来は動画管理ソフトのようですが、最大の注目点はなんといってもCUDAのエンコードに、PEGASYSとしてはじめて対応したことでしょう。よくコメントを下さるN.Shim@さんからレポートをいただきました。
(ここから)
はいどーも。テストしました。
先に書いておくと、KARMA..Plusはエンコードが主目的のソフトではないからか、エンコードに掛かった時間を表示する機能がありません。
なもんで、今回のベンチは手元の針時計でざっくり計測です。
テスト環境ですが、
Windows 7 Professional RTM x86インストール、Phenom X4 9850BE(定格 2.51GHz)、Mem 4GB、GeForce 8800GT
です。Aeroで1920x1080のデスクトップを使用しています。
GeForceのドライバは190.62です。
システムディスクはIntelのSSDですが、テンポラリを含めてワークエリアは全て通常のHDD内にしています。
ちなみに、この環境でWindows7のエクスペリエンスインデックスは
プロセッサ:7.1
メモリ:7.2
グラフィックス:6.8
ゲーム用グラフィックス:6.8
プライマリハードディスク:7.7
で、評価は6.8になります。
KARMA..Plusの設定のうち、CUDA再生設定は、フィルターにCUDAを使用にOn、CUDAを再生に[使用する]です。
AVCエンコードに関するパラメータは、次のURLのスクリーンショットを見てください。
http://photos.yahoo.co.jp/ph/nshima_602/vwp2?.tok=bc8djjdBtNUD._e8&.dir=/42cb&.dnm=ab87.jpg&.src=ph
ソースはマクロスFのOP、ライオン(1分30秒)のBS11版自由化ファイル約205.3MB。
エンコードに掛かった時間は2分20秒。
ファイルサイズが約51.7MBのMP4コンテナです。
スクリーンショットをいくつか張ります。
ソース1
http://photos.yahoo.co.jp/ph/nshima_602/vwp2?.tok=bcTCkjdBN454hW1D&.dir=/42cb&.dnm=56c8.jpg&.src=ph
KARMA1
http://photos.yahoo.co.jp/ph/nshima_602/vwp2?.tok=bclCkjdB3TfGB6Ew&.dir=/42cb&.dnm=dd9e.jpg&.src=ph
ソース2
http://photos.yahoo.co.jp/ph/nshima_602/vwp2?.tok=bc0CkjdBdW1cjmkg&.dir=/42cb&.dnm=3a40.jpg&.src=ph
KARMA2
http://photos.yahoo.co.jp/ph/nshima_602/vwp2?.tok=bcGDkjdB5yY04e7s&.dir=/42cb&.dnm=c25b.jpg&.src=ph
ソース3
http://photos.yahoo.co.jp/ph/nshima_602/vwp2?.tok=bcUDkjdBz3AmcgGK&.dir=/42cb&.dnm=331a.jpg&.src=ph
KARMA3
http://photos.yahoo.co.jp/ph/nshima_602/vwp2?.tok=bcpDkjdBPrK78Dcl&.dir=/42cb&.dnm=3d14.jpg&.src=ph
こうしてみると、動きの追従に辛い部分があるものの、画質面には問題はほとんどないのではないかと思えます。
動いている画を見ている分には不満はそんなにないです。
動きへの追従はビットレートの可能性があるので、パラメータを調整してみる必要があるでしょうね。
ちなみに、出来上がったファイルは29.97fpsのインタレース解除状態になっています。
(ここまで)
どうもありがとうございました。N.Shim@さんは1280x720で保存されることが多いのですが、その用途ならばさほど画質面では問題がないようですね。
・KARMAレビュー、krmmk3編
個人ブログのくせに、一つの記事で二人分のソフトレビューが読めるのは「録画人間の末路」だけ! ・・・かどうかは知らないですが、わたしもGeForce9800GTを持っていますので、マネしてテストして見ました。使った映像は、これもマネして「ライオン」、比較対照としては、やはりSpursEngine、PxVC1100を利用するのがベストでしょう。ソフトはTMPGEnc。XPress4.0です。GeForceドライバは現時点最新だった190.62。これでないと受け付けてくれませんでした。
OS :Vista32 HomePremium
CPU:Phenom x4 9350e
MOT:TF8200+
VGA:GeForce9800GT
Mem:DDR2-800 4GB
元データは1440x1080の自由化TSファイル、リサイズとインターレース解除はなしでやってみました。これはKARMA+がインターレース解除に対応していないからです。
ただし、貼った映像はファイルサイズの関係上、640x360に縮めてあります、ご容赦ください。ビットレートは、やはりKARMA+にあわせてCBR5000Kbps。画質のレビューですので、わたしの主観100%です。あらかじめご理解ください。
まずはKARMA+
続いてSPurs
縮めたサイズでも、Spursの方がかなり上であることがお分かりいただけるかと。実はリサイズなし、インターレース保持の映像というのはSpursEngineのもっとも得意とする形式で、連続した動きに対しては結構キレイなのです。一方、KARMA+は逆に連続した動きについていけず、このように崩れていきます。
KARMA+
SPurs
もちろん、意図的に差の大きいところを選んでいますが、KARMA+には5000Kbpsで1080iをエンコードするには荷が重かったかも知れません。もっとも、全面的にSpursEngineに負けているわけではなく
こちらKARMA+
こっちがSpursEngine
SpursEngineのもっとも苦手とする、大きな場面転換の画質では、逆にKARMA+の方に分があり、かなりキレイでした。両者得手不得手はありますが、総じて今回の動画・調査ではSpursEngineの方がキレイと思います。
とりあえずわたしの感想ですと、KARMA+の映像はあくまでIONなどのシステムで、手軽な動画エンコードを行うために実装された簡易的ものであり、XPressのような動画保存を前提とするエンコード能力は持っていないという印象です。もちろんこれをPEGASYSが決定版と考えているとは思えませんので、近く出てくると思われるXPress版が出て、初めて他と比較の対象となるものといえるでしょう。ねがわくば、SpursEngineとお互いの弱点を補い、エンコードをオートで入れ替えるような仕組みを入れてくれると最高なのですが・・・さすがに無理かな?
最後に、別の映像でKARMA+のCUDAとXPressのSpursEngineのエンコード速度を比較してみます。映像は30分のTSファイル、当然リサイズなし・インターレース保持です。
CUDA:23分45秒 Spurs:16分52秒
さすがにSpursEngineは高速ですが、CUDAもかなり早めです。もっと高速の、シェーダー数の多いGeForceを使えば、同等クラスのエンコード速度が出せたかも知れません。