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録画人間の末路 -

人は記録をしながらじゃないと生きていけない

このブログは

このブログは、PCでテレビ番組を快適に録画し、自由な形で好きなように活用するための実験結果報告をメインとしたものです。ですが、その自由を奪い、不自由を売りつけて無制限の利権を得ようとするものたちが、現在のテレビ界では勢力争いをしています。そういう連中とは断固戦い続けます。それが、ここのテーマです。
2011年7月24日まで続けることを目標にしていましたが、2011年いっぱいまで延期いたします。 ・・・の、予定でしたが、衛星放送の行く末が気になりますので、それまでは続けます。ああ、意志薄弱。



特殊なコンテンツ
・SpursEngine H.264エンコーダ 実験プログラムサポート&他ソフト紹介ページ
Lalfさんが作られている、SpursEngineで使えるエンコードソフトのリンク先の紹介などをしています。CUI版とAviUtlのプラグインの二種類があります。 また、それ以外に同じくLalfさんの作られたCodecSys Personal向け参照AVI、ravi2や、BOさんの開発されたLinux用HD PVRコントロールソフトのリンクもおいています。

※10/07/01 se_h264enc_auo ver 0.09、se_mpeg2enc_auo ver 0.05、Seche Technical Preview2 リリース

・スカパー!e2 各チャンネル解像度・ビットレート一覧表
独自の調査による、スカパー!e2とBSデジタル放送の解像度とビットレートの一覧表です。多少の間違いはご了承ください。

・意外とある、デジタル放送録画可能キャプチャーボード・ユニット
外部入力を用いて、デジタル放送のチューナーやレコーダーから出力される番組を、自由に扱える形式で録画可能なPC用のキャプチャーボードおよび外部ユニットの情報を集めたものです。

WinFast PxVC1100の新製品、あといろいろ

2010-04-12 19:36:04 | FIRECODER Blu/SpursEngine
特にまとまりはないのですが、いくつか拾いネタを。

・Leadtekより、SpursEngineを搭載した新製品が登場するようですが、中身はほとんど一緒なので、新パッケージと呼ぶべきでしょう。

WinFast PxVC1100 with CRI Dual-CS Coder (Adobe Premiere Pro CS3/CS4,Elements 7用Plug-In)

CRI Spurs Coderを出しているCRI社のプラグインを同梱しただけのようですね。後の付属ソフトは初期パッケージと同じもののようです。Premiereが付属するわけではないようなので、あまり意味はないですね。
しかし、このままSpursEngineはEdiusとかPremiereとか高価なシステムを用意できるユーザーに特化した製品になっちゃうんですかねぇ。低予算のホビーユーザー向けソフトももっと欲しいなぁ。超解像ミドルウェア組み込んである再生ソフトとか。


J:COM、CATVの「デジアナ変換」を2015年3月まで実施
-地アナ停波後の暫定措置として導入


これは事実上、CATVのデジアナ変換対応発表の第一号でしょうか。CATV回線を一つでも引けば、家中のどのアナログテレビでもデジタル放送が直接受信出来るようになるのは、利用者には嬉しいですね。録画も出来るのでしょうか。アナログレコーダーやVHSビデオ、PCのキャプチャーボードの使えれば、製品寿命が延びます。
で、この記事で気になるところを一つ。

「総務省から要請を受けた「デジアナ変換」による地上デジタル放送の提供を2011年7月24日から2015年3月末日まで実施する」

この、終わる日が2015年3月末日という点。これ、例の地上波の東京キー局をBSで再送信する期限と同じなんです。デジサポとかのサイトでは、このデジタル放送問題は西暦で年を表記する慣例を無視して平成表記なのでわかりにくいのですが、衛星再送信は平成27年3月末までとなっています。いまから5年後ですから、つまり2015年3月末です。
ようするに、総務省にしてもDpaにしても、「デジタル放送の普及は本当はあと5年は必要」って見ているってことじゃないですか? だから同時に終了するんですよ。これからの普及率はまったく読めませんが、1万円そこそこで買えるテレビとレコーダーが発売され、それも大量生産されない限り、あと1年3ヶ月(考えてみたら、たった15ヶ月しかないんだな~)では、全てのテレビの買い換えは無理です。2台目3台目のテレビまで全部買い換えた家庭ばかりとはとても思えませんし、それを担うはずだったパソコンにによる個人受信には、まともに動かないように規制を加えてしまっていますしね。それでも、少しずつ進むであろう買い換えを考えたら、実質後5年。いい具合の期間だと思いますよ。もちろんもう2~3年しないとはっきりしたことは言えませんけど。
結局メンツとテレビ局のためだけの移行期限が2011年7月なのですから、そんなもん捨ててしまえば楽なのに。確かデジタル放送は総務省内では「PSEの二の舞になるな」をモットーに普及に努めるはずだったのですが、土壇場で実よりメンツを重んじて場当たり的対応でごまかすあたり、全く一緒じゃないですか。次の策は、BSアンテナの無料配布&BS経由地上デジタル専用チューナーの貸し出しとか。で、2015年3月に使えなくなるので返却しろ、という。


・こっちはちょっと前なんですけど、面白い部分があったもので。

'09年のBD/DVD市場規模は前年比91.1%の5,741億円。JVA発表
-セルのうちBDは9.7%。「購入数が減った」人は59.7%

内容は、前にも似たようなことを書いたので問いません。わたしが注目したのは、

「BD/DVDビデオソフトを年間3万円以上購入するヘビーユーザー」

という一文。あら、3万円分買えばヘビーユーザーなんですか。わたしの場合、書籍扱いのDVDを除けば、年間3~4万円くらいの、ギリギリヘビーユーザークラスですね。もっとも、枚数はこの3年ばかり年間15枚以上キープなんですが、平均単価が1枚2千円だから。近所のレンタル屋は絶滅しましたし、それくらいの値段の映画だと大手レンタルは置きたがらないし、ならもう買った方が早いので。ユーザーの熱心度を見るのならば、値段よりも枚数・購入セット数で把握すべきだと思うんですが。値段で考えたがるあたり、「やっぱり売れていないのかなぁ」という気がします。

みなさまは、どのくらいDVDやBDを買っているのでしょうか?
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事実上Codecsys Personalが終わる・・・SCEI、PS3へのOSインストール禁止へ

2010-03-29 11:30:38 | FIRECODER Blu/SpursEngine
来たと申しますか、「罰則があろうとなんだろうと著作権法はすべてに優先する宣言」と申ししょうかか、そのためならば何をやってもいいという宣言と解釈すべきでしょうか・・・。SCEIが、ちょっと前までのPS3に搭載されていたLinuxなどの別OSをインストールする機能を、ファームウェアのアップデートで出来ないようにしてしまうそうですね。

本来の出所は日経なのですが、例の有料化に伴い、表記が見出しと冒頭のごく一部分だけに限られています。

http://www.nikkei.com/news/latest/article/g=96958A9C93819696E0EAE2E29F8DE0EAE2E0E0E2E3E2869891E2E2E3

ちなみに現在の日経のサイトでは右クリックが出来ないようになっています(FirefoxとIE8で確認)。さすがネタの日経、こういう閲覧者に不便を強いる気配りだけは細かいですね。一瞬買ったばかりのトラックボールが壊れたかと思いましたよ。

しょうがないので、転載記事である2ちゃんねるのスレを引用。
(ここから)
ゲーム大手、海賊版対策を強化 SCE、「PS3」の機能一部制限

 ゲーム業界がインターネット上にあふれる海賊版ソフトの対策強化に乗り出す。ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は家庭用ゲーム機「プレイステーション(PS)3」で、パソコンのように使える機能を制限する。任天堂も違法コピーを防ぐプログラムを組み込む。
ソフトをネット経由で配信する事業拡大をにらみ、違法ソフトなどによる機会損失を抑える。

 PS3はネット経由でゲームなどのソフトをダウンロードして楽しめるほか、基本ソフト(OS)をインストールすれば、コンピューターとして使える機能も備えている。

 この機能を使えばPS3で文書作成や表計算のほか、ソフトのプログラミングなどもできる。ただファイル共有ソフトなどを通じて、PS3上で楽しむゲームソフトがネット上に流出する恐れが出てきた。流出したゲームは、違法ソフトを集めたサイトなどからダウンロードされる懸念もあり、新たな対策が必要と判断した。

 SCEは月内にもパソコンとして使えるOSのインストール機能の利用を制限を始める。09年9月に発売された新型機以前のモデル約2000万台が対象。ネット経由で機能を変更する。

 利用者は希望すればリナックスなどのOSを継続して使うこともできる。継続した場合は今後、ネットを通じて更新される様々なコンテンツや、年内にも提供される見込みの3D(3次元)映像などのサービスが利用できなくなる。
(ここまで)

ひどいもんです。違法化ダウンロード対策のためならば、正規に購入して楽しんでいるソフトを使えなくするさせ、ユーザーに甚大な被害を及ぼすことも当然だ、とこういっているわけです。「任天堂も・・・」なんて書いてありますけど、任天堂のゲーム機はもともと他OSを入れるような仕様になっていないので、全く意味合いが異なります。PS3発売当時の社長、久夛良木氏が言っていた「これはゲーム機ではなくてPS3だ」の概念はどこへ消えたのでしょうか。しかもこの時期の発表、かつ日経以外の新聞記事が見当たらない点から考えて、torneが売れていて日当たりがいいので、その隙にマイナス要素をこっそり発表しておこうという考えもあったと邪推されても仕方がありません。
もちろん多くの人は関係ないと言われればそうですが、SCEI自体も当初はLinuxを発売していましたし、PS3をエンコーダーとして使うCodecsys Personaを使っている人だっています。少なくない資金を出して買ったものを。それらも、これからはファームウェアのアップデートを受け付けたとたん、一瞬で利用が不可能になるのです。しかも、BDがやたら強調している3D映像を名指しで人質のごとくひけらかし。反対する人間に出来ることは、「そんなくらいなら。BDの3D化なんかいらない!」と叫ぶことくらいしかないのでしょうか。


そういう阿呆な考えが蔓延する一方で、テレビ局の有料ネット配信が好調だとか。引用先は昨日の朝日新聞ですが、ネット上に上がっていないので手打ちで引用。
(ここから)
TBSネット配信黒字へ 09年度 人気ドラマ大幅増

 テレビ番組をインターネットなどに配信するテレビ各局の取り組みが好調だ。人気ドラマなどを配信する「TBSオンデマンド」は、2009年度に初めて黒字となる見通しだ。ヒジテレビや日本テレビの収益も改善。これまでは利益を出すまでにはいたらなかったが、各局は新たな収益源として期待している。
 TBSは05年、有料配信を開始した。昨年4月から「高校教師」「オレンジデイズ」など過去の人気ドラマを大幅に増やしたところ、視聴者が急増。売上高が昨年比5倍の水準となり、数千万円の黒字が出る見通しとなった。
 現在は約300作品のドラマ(1話315円が中心)や音楽ライブなどを配信しているが、来年度末までに500作品以上に増やす。
 (以下略)

もちろん、最近の番組ではなく、過去の遺産を活用という企業努力の占める割合が大きいのでしょうが、
YouTubeやニコ動で配信型動画に目が慣れる→違法化ダウンロードで脅し→抵抗感のなくなった配信動画を有料で
のコンボが見えてくるようでイヤです。でも、テレビ局側はそう考えるでしょうね。これからもどんどんストリーミング配信は強化され(それ自体はいいことですが)、有料配信が当たり前になり、コンテンツ権利の保護のために録画の規制はますます強固に厳しいものになる。そういう流れが起きつつあります。個人的には、せめて録画の規制が完全解禁されるまでは有料の配信には成功してほしくなかったのですが。放送法の改定によって配信も放送扱い、逆を言えば放送も配信扱いとなる以上、録画の規制が配信と同じようなDRMを掛けて当然、それ自体合法的手段と拡大解釈が出来るようになる社会は、もう目の前です。


追記:CodecSysを販売するFixstersより、メールが届きましたので、一部をこちらに転載いたします(怒られたら削除します)。
(ここから)
本日PLAYSTAION 3の製造元である、ソニー・コンピュータエンタテインメントから、今後
のシステムソフトウェアアップデート(v3.21)で、他のOSのインストール機能の利用を
制限するという発表がありました。

PS3を利用するCodecSys Personalは、他のOS(Linux)上で動作するソフトウェアである
ため、v3.21以降のシステムソフトウェアアップデートを適用したPS3では、起動・動作さ
せることができません。

引き続きCodecSys Personalをご利用いただく場合は、お使いのPS3に対して、システムソ
フトウェアアップデートを行わないよう、お願いいたします。なお、その場合は、v3.21
以降のアップデートを必要とするゲームや機能が利用できなくなることを予めご確認くだ
さい。

CodecSys Personalをご利用の皆さまには、大変ご迷惑をおかけいたしまして、誠に申し
訳ありませんが、何卒ご理解いただけますよう、どうぞよろしくお願いいたします。

◆サポートについて
今後もCodecSys Personalをご利用の方には、購入から1年間のサポートを継続して提供い
たします。
なお、CodecSys Personalの新規販売、およびバージョンアップ保守の販売は2010年4月1
日をもって停止させていただきます。
(ここまで)

販売停止だそうです、もうバージョンアップも期待できないですね。残念。

さらに追記:
itmediaのPS3記事に恐ろしい記載が

「PS3でLinux」が不可能に 4月1日のアップデートで


この記事のほぼ中央に恐ろしい一文が書いてあります。

「Blu-ray Discビデオコンテンツ、メディアサーバー上の著作権保護された動画の再生ができなくなる」
・・・本気ですか? もしこれが本当だとしたら、"これからの"機能どころか"これまでの"機能すら使えなくなってしまうことになります。いくらなんでもBDが再生できなくなるというのは考えづらいので、何かを間違えたものと解釈したいですが・・・。でも、4月1日だと何も書きたくないんで、一日SCEIの余裕を与えてしまうと言うことになってしまいますが。
SCEIに問い合わせたいところですけど、なぜかあそこのサイトって、問い合わせ先のメアドが見つからないんですよねぇ。電話以外受け付けないってことでしょうか。

またまた追記:
ここから問い合わせ出来そうです。不満に思っている人、みんなで苦情を言いましょう。
http://www.jp.playstation.com/support/contact/madoguchi.html#mail
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今更ながらSpursEngineの超解像再生を試す

2010-02-23 23:40:03 | FIRECODER Blu/SpursEngine
いつも見ていただき、どうもありがとうございます。
gooブログのアクセスランキングもインフレが激しく、いまやipが4000くらい無いとランキング1ページ目、25位以内には残れません、昔は2000ちょいでも入れたのに。さらに上位陣はほぼ不動、そのうえ現在のようにオリンピックなんか世間でやっていたりしますと、当然選手の公式ブログとか特定の選手を応援するブログがどうしても上に来ちゃいますので、さらに上に残るのは難しくなります。そういう状況下にありながらなんとか1ページ目に残っていられるのも、見てくださる方のおかげ! こんなしょぼいブログなのに。
ですが、そこそこ見ていただくというのもそれまた良し悪しがありまして、あまり大胆なネタや、テーマを逸脱したネタ、それになによりつまらないネタが使いにくいという面もあるのですよ。ウチが何の更新も無いときは、サボリを決め込んだ時が半分、頭の中で書いている時は面白そうだったのにいざ書いてみるとどうやっても面白くならないので記事をボツにしている時半分、という理由です。しかし、ボツにしたからと言って消すのももったいない・・・と、いつも思っていたのです。
なので、実は数日前からもう一つブログを始めました。中身は、このブログの冒頭ネタのボツを書き直したもの。ボツになるほどのネタなのでちょっとヤバめですが、5分くらいでちゃちゃっと書きなぐっただけ("録画人間の末路"は一記事二時間くらいかけて書いています)なので、すっごくつまらないです。ただの自己満足。アクセスを稼ぐ気が全く無いので、宣伝とかはもちろんpingとかも全く飛ばしていません。で、解析みては「やったー、今日も自分しか見てないぜ」とかやって喜んでいます。これはこれで楽しい。見られても刹那だと思うからこそ書ける微妙な話の記録群。例えるならば「王様の耳はロバの耳ーっ!」って叫ぶ床屋の穴。見ちゃダメイヤンバカンな露出の世界。
なのに、何を血迷ったか、昨日はipがなんとフタケタに! いったい誰がどんな形であんな落書きを見に来たのか、不思議でしょうがありません。少し休んでアクセスを減らそう(^^;) もちろんサブの方ですよ。

最近メインブログで1000アクセス増えるよりサブブログで5アクセス増えるのが怖いkrmmk3でございます。


最近ウチでも扱うことが少なくなり、動きも少ないSpursEngineですが、開発元である東芝の販売するノートPCでの進化は着実なようで、うらやましい限りです、毎度の話ですが。

東芝「dynabook Qosmio V65/88L」
~SpursEngine搭載の “1台4役”ノート

中でも、「実はうらやましい」という声が出そうなのが、AVC録画機能。レコーダーでは上位機種では当たり前でも、PCではこれを実現しているものは他のメーカー製PCですらほとんどなく、PT1/2などを利用したPCAV環境でも唯一実現できていない機能でもあります。「デスクトップPCでHDDをたっぷり積んでいるから、AVC録画なんていらないよ」という意見も当然あるでしょうが、わたしみたいに東京から番組を転送している身としましては、AVC録画で容量を数分の一に出来るというのはすっごく欲しい機能なのですよ。もちろんオリジナルよりかなり画質も劣るでしょうが、ワンセグよりは容量相当に上ですから。ワンセグだと、ほとんど動かないシーンはともかくちょっと動きが激しくなると、ほとんど何があるのか分からないくらいの画質になっちゃうんですよ。もちろん、しょせんデジタル放送の規制に従っている製品なので、このAVCデータを他のPCで使うことは出来ないので、使い勝手は結局同等以下なのですが。いったいどれだけデジタル放送の規制というのはおろかな行為なのでしょう。新テクノロジーや新しい楽しみ方の提案を潰して役立たずに変えるのも、デジタル放送の重要な役割なのでしょうね。BSデジタルによる東京放送の再送信も、今のままでは期待できませんし。

で、チョット"?"なのが一つ。「DVDビデオ再生時に映像をHDクオリティにアップコンバートしつつ再生するDVDの超解像再生」これなのですよ。DVDビデオはともかく、他のMPEG2のファイルくらいなら、ボード販売されているSpursEngineでも超解像できるわけなんですけど、実際に使ってみると・・・なわけで。
そういえば、SpursEngineを取り扱っているサイトでも、エンコードのことばかりで再生のことはあまり触れられていませんね。いまさらではありますが、ちょっと触れて見ましょうか。Leadtek内の特設サイトの情報、ちょっと間違っていますし。

・まず、コチラからSDKをダウンロードします。名前とかメアドの入力が必須ですが、適当でもいいでしょう。落とせりゃいいのです。バージョンは1.5で。
・SDK1_5.rarを適当なrar対応ソフト(Lhaplusとか)で解凍します。すると、やっぱりrarが詰め合わせになっているので、spe_sdk_1_1_0_2.rarとtutorial_1_5_1_2.rarの二つだけもう一度解凍します。もしかするとspe_sdk・・・の方はいらないかも知れませんが、念のため。
・sdkのフォルダを開き、中のexeファイルをダブルクリックしてインストールします。ただ、cygwinが入っていないとインストール出来ません。以下から

http://www.cygwin.com/setup.exe

なお、最近のバージョンはインストール途中でフルスクリーンでエクスプローラみたいな画面に切り替わるので「これ、インストールの選択ミスしたか?」と思ってしまうのですが、よく見ると右下に"次へ"のクリックボタンがありますので、ガンガン先へ行きます。基本何も弄らなくても構いません。
・tutorial_1_5_1_2.rarを解凍し、中のexeファイルをダブルクリック、インストールします。途中でインストール先を">C:¥"と指示されますが、ちゃんとC:¥TOSHIBA・・・のフォルダが作られますので大丈夫です。
・スタートメニューからコマンドプロンプトを選びます。その際に、Vistaや7では左クリックではなく、右クリックで「管理者として実行」を、XPは同じく右クリックで「別のユーザーとして実行」を選んだ後、Administratorで実行します(XPでSpursEngine使ったことないので未確認)。
こちらのサイトのの指示通りにインストールします。ただ、移動するフォルダの階層が"cd~"とコマンドが書いてある方はSE1000フォルダが抜けていますので、2.一行目のフォルダ階層をコピ0した上で、cd とタイピングした先に貼りつけて移動してください。後はinstall.batと入力、コマンドを終了させます。
・WindowsMediaPlayerを起動、ツールバーの"ツール"からSupursEngineのプラグインを有効にします。
・Super Resolutionのラジオボタンを有効にし、720x480のMPE2ファイルを読み込ませます。
・画面が大きいままで小さくならなければ成功。

実は、最近16:9のチャンネルが増えたせいもあって、スカパー!の録画を裏録の出来ないHDからSDでも録画しやすいe2に主力を戻しつつあります。なので、SpursEngineの超解像再生が出来れば、それを再生するのにいいかと思ったのですが。
で、実際再生してみると・・・。うーん、なんかカクカクしてまともに再生出来ないんですよ。しまいにはハングしますし。ただし、CPU占有率が高いわけではないので、単に音声とのシンクロに四苦八苦しているという感じです。
ただ、WMPではスカパー!e2のtsファイルは使えませんし、このままでは役に立ちませんので、Media Player Classic Homecinemaを使うことにしました。これはWMPの再生能力をそのまま使うので、SpursEngineのプラグインもそのまま使えると思ったからです。使ってみると、予想通り、SpursEngineのプラグインが有効なままでした。ただし、tsを使うにはツールバーからView→Options→Internal Filtersの"MPRG PS/TS/PVA"にチェックを入れる必要があります。また、External Filtersに、手持ちのPowerDVDのフィルタである"CyberLink MPEG Decorder"と、"CyberLink Audio Spectrum Analyzer (PDVD9)"を入れておきました。特に後者は入れないとe2のts音が再生されませんでした。PDVD9がない場合は7や8でもかまわないとおもいます。これでやっとe2のTSをSpursEngineの超解像で再生することができました。
VLCなどのソフト再生のフルスクリーンと比べればかなり画質が良いです。つぶれるような部分や微量なデジタルノイズも抑え気味で、ナチュラルな感じでした。ただ、元動画に入っている滲みのようなものまではとりきれないため、むしろ目立ちますが、これは他のデコーダーも同じことです。あまりシャープが強くなく、以前の印象よりはいい感じです。
あと、残念なことというべきか、当然と言うべきか、DXVAを有効にする(External FiltersでCyberLink Video/SP Decoder (PDVD9)を有効にする)と、SpursEngineとは同居できませんでした。また、DVDの再生にも使えません。MPCHではハングしてしまいますし、WMPではSpursEngineは無効になって拡大されませんでした。

結局、利用環境が限られるという点ではあまり使えないということになります。ウチの場合はそこそこ役に立ちますが、能力の片鱗を見せられただけで、結局一番肝心なことができないというのはちょっとイライラしますね。でも、そろそろ次の展開は期待できないほど時間はたってしまっているのですが。
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久々にCodecSys Personalがver1.3.0.0にバージョンアップ

2009-12-04 20:30:45 | FIRECODER Blu/SpursEngine
対象者にはすべてメールで連絡が言っているので書く必要もないかも知れませんが、旧型PS3をエンコードのアクセラレーターとして使うユークなソフト、CodecSys Personal(旧CE-10)が、久々にバージョンアップしたようです。主な改良点は、画質面の改良やカスタム機能の追加。待たされただけのことはあるようで、かなり内部が大幅に変更になったようです。
個人的に一番導入して欲しかったのは安定性の向上なのですが、CodecSys PersonalからPS3の電源がうまく落とせない点は、ウチでは変化は見られませんでした。相変わらず電源は手動でやるのが一番正確な感じです。

詳しくはこれから弄って見ますが、最近はAVIVOもライバルと言える画質と存在感を出し始めましたので、画質面での優位性をより強化して欲しいものです。
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ravi2でCodecSys Personalを快速化

2009-11-14 00:26:41 | FIRECODER Blu/SpursEngine
SpursEngine用ソフト、SpursEngine H.264エンコーダ 実験プログラムの開発でおなじみ、Lalfさんが以前から予告しておられた参照AVIコーデック、ravi2が予定通りの機能を搭載して登場しましたので、早速実験してみました。なお、ravi2は以下のリンクからダウンロードしてみてください。

http://www.grouptron.org/ravi2_003.zip

最大の特徴は、エンコード時にバックグラウンドデコードによる先読みを行うことで、エンコード速度があがる、とのこと。ご本人は「かも」とご謙遜気味ですが、試してみましょう。特に特化しているわけではないようですが、CodecSys Personalでの利用を前提としているらしいので、そちらで実験します。環境は以下の通り。

・WindowsXP Pro SP3
・Core2Quad Q9550
・DDR2-800 2GB
・GA-P43-ES3G(P43)
・RADEON HD 2600pro

これでもウチで最速の環境です(^^;) なんかCPUが速い方が高速化の効果が高いのでは? という感がありまして。ファイルは
1440x1080、23分58秒の音声付動画、内部コーデックは可逆圧縮のLagrithです。
CodecSysの処理は
コンテナ:MPEG-2 TS
ストリームタイプ:Blu-ray
プロファイル:High
スライス分割数:4
エンコードアルゴリズム:画質優先
レートコントロール:VBR
開始フレームQP値:22
最小QP値:22
最大QP値:22
GOP:30
Bピクチャ枚数:4
シーン検出感度:50

としてます。

なお、ravi2でバックグラウンドデコード機能(bdg)を有効にするには、付属のravi2bgd.exeでその機能を有効にする必要があります。ravi2をエンコード元にする時以外は無効にしておいた方が良いそうです。さて、試したところ

bdg有効時:55分30秒(13fps)
bgd無効時:78分16秒(9fps)
ravi2未使用(Lagrithのみ)
     :74分22秒(9fps)

参照AVIのため、何もしないと少しだけ遅くなりますが、bdg有効時にはかなり高速化されることがわかります。一度中間ファイルを作ってエンコーダーに渡すやり方の人などには有効ですね。

画質面ではSpursEngineやAVIVOよりも優れている反面、最近のPS3では使えないことなどもあり、更新なども行われなくなってしまったCodecSysですが、これを機会にもう一度見直されることを切に願います。

最後に、Lalfさんご本人の実験結果を転載させていただきます。

テスト環境
PhenomII X4 955BE
DDR2 800MHz Unganged mode
Windows XP SP3
動画:1920x1080i 29.970fps 1:29.25
圧縮CODEC:UtVideo 7.0.1 ULY2 デコード速度優先

CodecSys Personal設定
コンテナ:MPEG-2 TS
ストリームタイプ:Blu-ray
プロファイル:High
スライス分割数:4
エンコードアルゴリズム:画質優先
レートコントロール:VBR
開始フレームQP値:21
最小QP値:21
最大QP値:21
GOP:30
Bピクチャ枚数:4
シーン検出感度:50

[3.2GHz定格時]
YUY2からのエンコード 2:19(19fps)
UtVideoフレーム分割1 4:14(10fps)
UtVideoフレーム分割2 3:29(12fps)
UtVideoフレーム分割4 3:11(14fps)
RAVI2+UtVideoフレーム分割1(BGDなし) 4:19(10fps)
RAVI2+UtVideoフレーム分割2(BGDなし) 3:35(12fps)
RAVI2+UtVideoフレーム分割4(BGDなし) 3:16(13fps)
RAVI2+UtVideoフレーム分割1(BGDあり) 2:50(15fps)
RAVI2+UtVideoフレーム分割2(BGDあり) 2:51(15fps)
RAVI2+UtVideoフレーム分割4(BGDあり) 2:57(15fps)

[3.5GHzOC時]
YUY2からのエンコード 2:13(20fps)
UtVideoフレーム分割1 3:54(11fps)
UtVideoフレーム分割2 3:17(13fps)
UtVideoフレーム分割4 2:56(15fps)
RAVI2+UtVideoフレーム分割1(BGDなし) 4:01(11fps)
RAVI2+UtVideoフレーム分割2(BGDなし) 3:18(13fps)
RAVI2+UtVideoフレーム分割4(BGDなし) 3:00(15fps)
RAVI2+UtVideoフレーム分割1(BGDあり) 2:41(16fps)
RAVI2+UtVideoフレーム分割2(BGDあり) 2:42(16fps)
RAVI2+UtVideoフレーム分割4(BGDあり) 2:47(16fps)

 なお、ravi2のダウンロードリンクはメニューページのSpursEngine H.264エンコーダ 実験プログラムのコーナーに置くことにしますね。
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あやしい格安PxVC1100は買えるのか

2009-10-25 20:47:40 | FIRECODER Blu/SpursEngine
ごく一部で話題沸騰中、激安PxV1100を注文してみました。

【楽天市場】 PXVC1100+TMPEG:EC-JOY楽天市場店

ただ、たとえ在庫処分の特価品だったとしても、不自然に安すぎるわけですよ。PXVC1100+TMPEG という表記があやしいですが、PxVC1100のTMPGEncXPressモデルだったとした場合、5400円という価格は添付ソフトの単独販売よりも安いわけですから。そのせいか、「実は他の製品と商品番号を間違えている」という噂もありますが、どうなのでしょう。
なお、すでに一部キャンセルメールが送られてきているという話ですが、現在のところ、わたしの元には自動配信の注文内容確認メールしか来ていません。と、いうことは受理されたということなのでしょうか? 果たして鬼が出るか蛇が出るか。「間違いでしたのでキャンセル扱いにします」オチな予感はプンプンしますが、どうなるか乞うご期待!

最近特に書いてこそいないものの、わたしは普通にSpursEngineを愛用し続けています。一時は値段が下がらなくてももう1コ買おうとすら思っていたのですよ、特にFIRE WRITERがバージョンアップし続けていて、ちょっと勝手が上がっていそうなトムソン・カノープスのFIREODER Bluを。今回の件でもしこの値段で買えれば、まぁ予定とは異なりますが渡りに船というものです。TMPGEncがもう一個買えても、困らないどころか便利な点も多いですし。

ただ、そう思った時と比べると、SpursEngineの使用頻度が減っているのも事実ですが。と、いうより動画のエンコードをあまりやらなくなってきているのです。FriioBS/CSやPT1の利用も、半分程度まで落ち込んでいますし・・・。録画してPCで扱うのに飽きた? そんなわけはありません(^^) わたしがPC録画を捨てるときは、現在の規制のまま全ての器具が壊れ、かつアーキテクチャが全て新規格に入れ替わって代用品が手に入らなくなった時とか、あらゆるテレビ放送が終了した時とか、この命が終わるときとか、そのくらいしか多分ありません。
そうではなくて、録画のメインがスカパー!e2からスカパー!HDに移ったので、エンコードするよりDVDに移動させたあと、PCで自由化してそのまんまHDDに保存で十分と思うようになったからです。大半のチャンネルのビットレートに目を通しましたが、スポーツや一部バラエティ、海外ドラマのようにビットレートの高いチャンネルもあるものの、残りの大抵のチャンネルはビットレートがDVD-Video並みに低く、HDでありながらSDのe2より低いものもあるくらいです。もちろんH.264フォーマットを採用しているおかげですが、このくらい低いのなら、さらなる画質劣化の危険を伴ってまでエンコードする必要もないわけです。やるときは、せいぜい一部のアニメとか、途中の番宣を確実にカットしたい場合、サイズが大きくてDVD-R DLにも移せないが、どうしてもHDで残したい場合などが主です。
ただ、いちいちDVD-RWを利用して一つ一つ移動させるのは面倒ですし、NASからの移動を妨げてしまうので、できればPCのHDDをNASに偽装して、直接保存できるようになるとものすごーく楽なんですが。

スカパー!HDではなく、BSデジタルの番組はやはり扱うには大きすぎる場合が多いので、エンコードしていますね。TS直で録画できるようになった当初は、低圧縮でキャプチャする必要もなく、そのままHDD保存だ!とか思ったのですが、予算の都合もあってHDDの容量が増えるより、とにもかくにも保存したい番組の蓄積容量が増えるペースの方がはるかに速いので、そうでもしないと追いつかないからです。そうでなくても保存用の外部HDDに元のTSを、いつでも軽く視られるようにエンコードしたものを内蔵HDDに、と分ける場合も多いので。そういう時は、速度重視なのでSpursEngineは重宝します。
当分容量の大きいMPEG2が日本では主流となり続けることは決まったので、こういう保存のためのエンコードは当分必要ですね。スカパー!HDのサイズを見ていると、ボチボチエンコードは携帯電話などのポータブル機で視聴するために、ファイルサイズも画面サイズも小さくするために行うものになっていなければならないのでは、と思うのですが、そういう未来は残念ながら遠そうです。もっとも、保存のためのエンコードだけでも出来ただけで幸せだった、という時代はもう目の前までせまっているのですが。

スカパー!HDの番組でも、どうしてもDVD-R DLに収まらない番組は、キャプチャーしてエンコードすることになります。画質が保てるのはHDMIのキャプチャーですが、ハードエンコードを採用していて便利なトムソン・カノープスのHDRECSが、どうも64ビットOSに対応する気がなさそうなのです。こういう巨大なサイズになる動画こそ、64ビットOSで使いたいものなのですが、ボチボチサポートもやめる気なのでしょうか。と、なると頼りになるのはIntensityですが、他にも選択肢が増えそうです。ラジオライフ2009年12月号に"HDMIキャプチャーカードが登場"という速報記事が載っています。なぜかS端子(?)が付いていてIntensity Proに似ている感じですが、「裏ワザを使うとスペシャル機能(!?)が有効になるというウワサも」とあり~そもそも誰もこの機の詳細を知らないのにどこにウワサが存在するんだ?と思いますが~、ちょっと使ってみたくなりました。なんとなくHARROCのにおいがするのですが、こっちも自爆覚悟で手を出してみましょうか。


追記:PxVC1100の注文受付メール、来ちゃった(^^) 送料込みで6170円。果たして何が届くか・・・。早いと到着は27日か?

続追記:「EC-JOYからのメッセージがあります。以下のURLにアクセスして内容をご確認下さい。」なメールが届きました。そこに「EC-JOY利用規約に基づき注文を無効とさせて頂きます。」というメッセージが。こっちも、間違いキャンセルは覚悟の上で注文したのは確かですが、直接メッセージを送ってくるわけではなく、自動処理用メッセージ用URLを見させるというやり方に誠意は感じられません。EC-JOYはあまり対応のいいショップとは言えないと、批判させていただきます!
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PEGASYS初のCUDAエンコードソフト、TMPGEnc KARMA..Plus Wレビュー

2009-09-30 22:34:57 | FIRECODER Blu/SpursEngine
・PT2発売に向けて
いよいよ明日、PT2の発売が始まります。深夜販売やる、とかいう話でしたが、どうなのでしょう。さすがに今夜ということはなさそうですが。
ですが、わたしは逆にPT2に対するテンションが下がっているわけです。今までFriio BS/CSないしPT1を愛用し続けてきたのは、ひとえにBS放送以外にスカパー!e2も録画ができるからでした。ところが、明日からは同時にスカパー!HDの58チャンネル放送も始まるのです。e2が相変わらずSDに留まるのに対し、スカパー!はHDがメインとなります。しかも、わたしがもともと好く視ていたチャンネルは全て10月と同時に(あるいはそれ以前から)HDに移行するため、必然的にHDがメインとなります。PT1だろうとPT2だろうとスカパー!HDの受信はできません。HDがメインとなれば、当然e2はあまり用がなくなってしまうため、先ほど大幅に視聴契約チャンネルを減らしてしまいました。つまり、PT2の必要性も半減してしまうのです(地上波ははなっから相手になっていません)。なので、ま、それほどあせってPT2買わなくてもいいかな? と思っています。今後はBSがメインとなるわけですし、それには今のシステムでも十分です。ただ、レコーダーがスカパー!HDにかまける分、負担を減らすためにBSの録画は前以上にたくさん行う必要があるのですけど。

・特撮コレクション買ってきた
明日ではなく、今日から開始されたものとして、と、いうか、地元では今日になってやっと発売されたのがディアゴスティーニの「東宝特撮映画DVDコレクション」、創刊号は案の定ゴジラで、大量に店頭においてあったので、とりあえず買ってきました。映像はHDリマスターではなく、以前のDVD版をベースに片面一層に納めたもののようです。なので、画質はそれなり・・・というか、日本映画専門チャンネルのHD版ばかり最近見ていたので、はっきり悪いと断言できちゃいます(^^;)まして、BD版とは・・・なのでしょうけど、創刊号はたった990円ですから、納得行くものでしょう。ただ、DVD版でも「ゴジラ」は画質のいい方だったので、もともとよくなかった「逆襲」あたりはどうなるのか不安ですけど。
DVDを入れると、なぜか6分ほどこのシリーズの宣伝映像が入っておりまして、その映像を見る限り、「空の大怪獣ラドン」もDVD版のようです。画質が少々劣っても、もう一度最初から見直すいい機会だと思うと、やっぱりワクワクします。ただ、DVDを所有していないものだけを買うか、全部買うか迷っているのですが。


・N.Shim@さんより頂きました、KARMAレビュー
そして、明日ではなく、あさってから発売が開始されるのが、PEGASYSの最新ソフト、TMPGEnc KARMA..Plusです。本来は動画管理ソフトのようですが、最大の注目点はなんといってもCUDAのエンコードに、PEGASYSとしてはじめて対応したことでしょう。よくコメントを下さるN.Shim@さんからレポートをいただきました。

(ここから)
はいどーも。テストしました。

先に書いておくと、KARMA..Plusはエンコードが主目的のソフトではないからか、エンコードに掛かった時間を表示する機能がありません。
なもんで、今回のベンチは手元の針時計でざっくり計測です。

テスト環境ですが、
Windows 7 Professional RTM x86インストール、Phenom X4 9850BE(定格 2.51GHz)、Mem 4GB、GeForce 8800GT
です。Aeroで1920x1080のデスクトップを使用しています。
GeForceのドライバは190.62です。
システムディスクはIntelのSSDですが、テンポラリを含めてワークエリアは全て通常のHDD内にしています。

ちなみに、この環境でWindows7のエクスペリエンスインデックスは
プロセッサ:7.1
メモリ:7.2
グラフィックス:6.8
ゲーム用グラフィックス:6.8
プライマリハードディスク:7.7
で、評価は6.8になります。

KARMA..Plusの設定のうち、CUDA再生設定は、フィルターにCUDAを使用にOn、CUDAを再生に[使用する]です。

AVCエンコードに関するパラメータは、次のURLのスクリーンショットを見てください。
http://photos.yahoo.co.jp/ph/nshima_602/vwp2?.tok=bc8djjdBtNUD._e8&.dir=/42cb&.dnm=ab87.jpg&.src=ph

ソースはマクロスFのOP、ライオン(1分30秒)のBS11版自由化ファイル約205.3MB。

エンコードに掛かった時間は2分20秒。
ファイルサイズが約51.7MBのMP4コンテナです。

スクリーンショットをいくつか張ります。

ソース1
http://photos.yahoo.co.jp/ph/nshima_602/vwp2?.tok=bcTCkjdBN454hW1D&.dir=/42cb&.dnm=56c8.jpg&.src=ph
KARMA1
http://photos.yahoo.co.jp/ph/nshima_602/vwp2?.tok=bclCkjdB3TfGB6Ew&.dir=/42cb&.dnm=dd9e.jpg&.src=ph

ソース2
http://photos.yahoo.co.jp/ph/nshima_602/vwp2?.tok=bc0CkjdBdW1cjmkg&.dir=/42cb&.dnm=3a40.jpg&.src=ph
KARMA2
http://photos.yahoo.co.jp/ph/nshima_602/vwp2?.tok=bcGDkjdB5yY04e7s&.dir=/42cb&.dnm=c25b.jpg&.src=ph

ソース3
http://photos.yahoo.co.jp/ph/nshima_602/vwp2?.tok=bcUDkjdBz3AmcgGK&.dir=/42cb&.dnm=331a.jpg&.src=ph
KARMA3
http://photos.yahoo.co.jp/ph/nshima_602/vwp2?.tok=bcpDkjdBPrK78Dcl&.dir=/42cb&.dnm=3d14.jpg&.src=ph

こうしてみると、動きの追従に辛い部分があるものの、画質面には問題はほとんどないのではないかと思えます。
動いている画を見ている分には不満はそんなにないです。

動きへの追従はビットレートの可能性があるので、パラメータを調整してみる必要があるでしょうね。

ちなみに、出来上がったファイルは29.97fpsのインタレース解除状態になっています。
(ここまで)
どうもありがとうございました。N.Shim@さんは1280x720で保存されることが多いのですが、その用途ならばさほど画質面では問題がないようですね。


・KARMAレビュー、krmmk3編
個人ブログのくせに、一つの記事で二人分のソフトレビューが読めるのは「録画人間の末路」だけ! ・・・かどうかは知らないですが、わたしもGeForce9800GTを持っていますので、マネしてテストして見ました。使った映像は、これもマネして「ライオン」、比較対照としては、やはりSpursEngine、PxVC1100を利用するのがベストでしょう。ソフトはTMPGEnc。XPress4.0です。GeForceドライバは現時点最新だった190.62。これでないと受け付けてくれませんでした。

OS :Vista32 HomePremium
CPU:Phenom x4 9350e
MOT:TF8200+
VGA:GeForce9800GT
Mem:DDR2-800 4GB

元データは1440x1080の自由化TSファイル、リサイズとインターレース解除はなしでやってみました。これはKARMA+がインターレース解除に対応していないからです。
ただし、貼った映像はファイルサイズの関係上、640x360に縮めてあります、ご容赦ください。ビットレートは、やはりKARMA+にあわせてCBR5000Kbps。画質のレビューですので、わたしの主観100%です。あらかじめご理解ください。

まずはKARMA+


続いてSPurs


縮めたサイズでも、Spursの方がかなり上であることがお分かりいただけるかと。実はリサイズなし、インターレース保持の映像というのはSpursEngineのもっとも得意とする形式で、連続した動きに対しては結構キレイなのです。一方、KARMA+は逆に連続した動きについていけず、このように崩れていきます。


KARMA+


SPurs


もちろん、意図的に差の大きいところを選んでいますが、KARMA+には5000Kbpsで1080iをエンコードするには荷が重かったかも知れません。もっとも、全面的にSpursEngineに負けているわけではなく

こちらKARMA+


こっちがSpursEngine


SpursEngineのもっとも苦手とする、大きな場面転換の画質では、逆にKARMA+の方に分があり、かなりキレイでした。両者得手不得手はありますが、総じて今回の動画・調査ではSpursEngineの方がキレイと思います。

とりあえずわたしの感想ですと、KARMA+の映像はあくまでIONなどのシステムで、手軽な動画エンコードを行うために実装された簡易的ものであり、XPressのような動画保存を前提とするエンコード能力は持っていないという印象です。もちろんこれをPEGASYSが決定版と考えているとは思えませんので、近く出てくると思われるXPress版が出て、初めて他と比較の対象となるものといえるでしょう。ねがわくば、SpursEngineとお互いの弱点を補い、エンコードをオートで入れ替えるような仕組みを入れてくれると最高なのですが・・・さすがに無理かな?

最後に、別の映像でKARMA+のCUDAとXPressのSpursEngineのエンコード速度を比較してみます。映像は30分のTSファイル、当然リサイズなし・インターレース保持です。

CUDA:23分45秒   Spurs:16分52秒

さすがにSpursEngineは高速ですが、CUDAもかなり早めです。もっと高速の、シェーダー数の多いGeForceを使えば、同等クラスのエンコード速度が出せたかも知れません。
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SpursEngineの新SDK、配布開始

2009-08-17 21:54:38 | FIRECODER Blu/SpursEngine
実は先ほどまで例のパブコメを書いておりまして、おだやかにこちらの主張をしようと思いながら相手を挑発する文章となり、簡潔にまとめようとしながら結局長くなるなど反省だらけとはいえ、数時間かけてやっと書き終わって総務省にメールを転送し、ヘトヘトになって一息ついていたところだったのですが、久々にSpursEngineのSDKがアップデート、という情報が飛び込んでまいりました。FRSさん、どうもありがとうございます。
ただいま、早速ダウンロードしていますが、速度は70KB/sほど。一時間以上かかりそうなので、もうしばらく実験はできそうもないです。何より、明日のネタはスカパーと決まっておりますし。
ところで、こちらからダウンロードできるわけですが、なにか「必須項目」がうまくマウスで選択できなくなってますねぇ、ウチのFIREFOXだけの問題でしょうか? そんなときは、キーボードから項目のワードを入力(例:japanを選びたければJAPANと打つ)すれば、なんとか選択できます。どんな変更点・できればプログラマでなくても使えるような新機能があるとうれしいですね。
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ここまでのCE-10

2009-08-03 21:15:45 | FIRECODER Blu/SpursEngine
ようやく足が治ったようで、1時間ほど歩いても、患部に痛みを感じることがなくなりました。多少のモヤモヤはありますが、腫れが残っているというより足が痛みを覚えていて、違和感を作り出している感じがします。気分的には完治しています。後は少し鍛えなおすだけ。なんとか月末までには完全な足を取り戻せそうです。休みをとって、ブラリと東京行く予定なので。

さて、今日は残念ながらCE-10のバージョンアップが行われませんでした。前回は月が替わったとほぼ同時にバージョンアップがなされ、画質がそれ以前よりかなりアップしていて好感触だったのですが。確かに(少なくとも現在は)月の初めにバージョンアップが公開される、という約束は無いわけですが、ただ、このCE-10というソフトは一年後にはバージョンアップ保証のためのお金を払わなければバージョンアップできなくなる、という一般向けとしてはなじみの薄い料金形態をとっています。それにわたしらが喜んでお金を払うには、買った当初程度は、ほぼ決まった日に、前回の例から言えば毎月1日にバージョンアップが確実になされる、程度の頻繁なアップデートは期待できると思っていたのですが。まぁ1日は土曜日だったので3日までは待ったのですが、残念です。

もっとも、現行のCE-10でも結構役に立つのですが。先にも書いたとおり、画質は良好。前回のバージョンアップで固定量子化がなされたのですが、完全固定だと最低量子を20までしか落とせないため、最小QPを20に、最大を24程度にして多少の変動を許しています(某フロンティアのオープニングにはちょっと不足することもありますが)。これで、1920x1080のアニメ番組で、1時間ちょいくらいのエンコード時間で600MB程度。特に乱れもないですし、まぁまぁではないでしょうか。
ただ、本当はこういうアクセラーレーター型のエンコーダーは映画に使いたいのですが、残念ながらMPEG2-TSだと音声がずれるなど、まだ具合がよくないのです。確実にソフトに動画を読ませるには、AVI系のファイルが一番いいようです。なので、一度AviUtlなどで可逆圧縮の中間ファイルに変換して使っています。なので、HDD容量をそれほど圧迫しないアニメ番組などに限定するしかないのです。もっとも、映画の場合そこまで容量を落とす必要もないのでSpursEngineの画質で十分ですけどね。そういうわけなので、HDのままエンコードしたいアニメ番組は中間ファイル化したものをためこんでおいて、一週間に一度、まとめてエンコードしています。HDのままがいいアニメの数はたかが知れてますしね、わたしにとっては。普段はSDサイズの番組のエンコードに忙しいもんで。
ただ、出力がTSになってしまうので、紛らわしいんですわ、録画しただけでまだ加工してないファイルと。「アレ? まだ再エンコードしてなかったっけ?」ってエンコードソフトに放り込もうとしてうまく読めなかったことすでに数度・・・。間抜けっちゃ間抜けですが、ts以外の拡張端子になっていることが、私の場合"加工済み"の証拠である、という習慣を続けてきたので。なので、8月に予定されているmp4コンテナ出力にちょっと期待していたのですが。後、ぜひやってほしいのが音質の改善。MPEG2-AACのせいか、192kbpsでもほかの出力環境~例えばTMPG+SpursEngine~の128kbpsより落ちる感があります。しょうがないので256Kbpsでやってますが、なんとなく納得いかないんですねぇ。MPEGの読み込みは、やっぱりTMPGEnc MPEG Editorとかで加工してからするのがベストなのでしょうか。
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TMPGEnc MovieStyleがSpursEngineに対応

2009-07-17 01:45:07 | FIRECODER Blu/SpursEngine
さっきメールがPegasysさんから届いたので報告。
Pegasysというと、TMPGEnc4.0XPressをSpursEngineに対応させたことが当ブログでも取り上げられていますが、今度は同社のTMPGEnc MovieStyleがSpursEngineに対応したそうで。なお、XPress版のSpursEnginePlug-inの登録ユーザーは無料でMovieStyleのSpursEnginePlug-inを使えるようです。

これを機会にMovieStyleってどんなソフトかと覗いてみたら、基本ファイルを放り込むだけ、の変換専用ソフトなんですねぇ。XPressと両方持っている人なんているか? とか思ってしまいます。が、TMPGEnc同梱版以外のSpursEngineを持っていて、「フィルタとかいらないから、豊富な入力ファイルに対応だけ使えれば、安い方がいい」という人にはいいかも知れませんね。少なくともXPressよりMovieStyleの方が、ダウンロード版で3980円と断然安いですから。
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