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録画人間の末路 -

人は記録をしながらじゃないと生きていけない

このブログは

このブログは、PCでテレビ番組を快適に録画し、自由な形で好きなように活用するための実験結果報告をメインとしたものです。ですが、その自由を奪い、不自由を売りつけて無制限の利権を得ようとするものたちが、現在のテレビ界では勢力争いをしています。そういう連中とは断固戦い続けます。それが、ここのテーマです。
2011年7月24日まで続けることを目標にしていましたが、2011年いっぱいまで延期いたします。 ・・・の、予定でしたが、衛星放送の行く末が気になりますので、それまでは続けます。ああ、意志薄弱。



特殊なコンテンツ
・SpursEngine H.264エンコーダ 実験プログラムサポート&他ソフト紹介ページ
Lalfさんが作られている、SpursEngineで使えるエンコードソフトのリンク先の紹介などをしています。CUI版とAviUtlのプラグインの二種類があります。 また、それ以外に同じくLalfさんの作られたCodecSys Personal向け参照AVI、ravi2や、BOさんの開発されたLinux用HD PVRコントロールソフトのリンクもおいています。

※10/07/01 se_h264enc_auo ver 0.09、se_mpeg2enc_auo ver 0.05、Seche Technical Preview2 リリース

・スカパー!e2 各チャンネル解像度・ビットレート一覧表
独自の調査による、スカパー!e2とBSデジタル放送の解像度とビットレートの一覧表です。多少の間違いはご了承ください。

・意外とある、デジタル放送録画可能キャプチャーボード・ユニット
外部入力を用いて、デジタル放送のチューナーやレコーダーから出力される番組を、自由に扱える形式で録画可能なPC用のキャプチャーボードおよび外部ユニットの情報を集めたものです。

外部エンコーダーの極端な相性問題

2009-07-02 22:28:30 | FIRECODER Blu/SpursEngine
あまり紹介されていないようなので取り上げますが、トムソン・カノープスのSpursEngineモデル、FIRECODER Bluの添付ソフト、FIRECODER WRITERがバージョンアップしているようです。

内容はリンク先を見ていただけば分かりますが、あえて転載。
・クリップにIN/OUT点を設定し、複数のクリップを並べる機能。
・プレビューウィンドウでのクリップ再生機能。
・IN/OUT 間のファイル出力機能。
・H.264/MPEG2のエレメンタリーストリーム出力機能。
・Canopus DV/HQ ファイルの出力機能。
・Disc Burner を使用したメニュー付きのBlu-ray/DVD の作成。

PxVC1100使いとしてはうらやましい部分もありますね。FIRECODER Bluはその名の通り、Blu-rayを作るための環境に特化して充実させようという考えです。PxVC1100はファイル作成用ですね。

世間的なこの手のエンコーダーの話題はSpursCoderではなく、PS3を利用したCE-10にあるようですね。この7月1日に、予定通り、新バージョンが発表されたようです。URLはメールで送られたものを使え、と書いてあるので貼りません。
さて、早速わたしもダウンロードして試して・・・ええ、結局買いました。実験のためにPS3が使えなくなるのは覚悟の上で。だって、実際使わないと、何も言えないじゃないですか。いいんです、後悔なんてのは後ですれば。

さて、2ちゃんねるのスレなどでは評判のよさそうな新バージョンですが・・・。ウチでは、そもそもエンコードそのものが出来ません(涙)。もちろんエンコードの素材として利用するのはMPEG2-TSなのですが、うまく行きません。AVWATCHの記事によると、
・特定の種類のAVIとDirectShowフィルタとの組み合わせにおいて、エンコード開始後しばらくすると突然遅くなることがある不具合の修正
とありますね。この修正が裏目に出たらしく、利用するMPEG2デコーダーによって全く異なる結果が出ているのです。その都度dftoolでメリット値を変えて試しているのですが、今のところ
・Friio付属のデコーダー→そもそも正確に読めない
・PowerDVD7系→読めるものの、エンコードしたファイルがまともに再生できないか、出来ても極端な音ずれを起こす
・WinDVD&Nero系→デコーダーが古いのか、HDファイルは読めない、SDもエンコード時にエラーを起こす
と、こんな感じであります。困ってしまいました。皆様はどんなデコーダーを利用しているのでしょうか。少なくとも、ウチではTSファイルが事実上読めなくなっております。しかし、開発元に「Friio BS/CSで録画したTSファイルがうまくエンコードできません」なんて報告、さすがにしづらいです。よって、向こうがこっちを読んでくれることを期待して、記事にしときます、本当にちょっとさわっただけですけど、報告まで。
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CE-10キャンペーン最後の日を前に

2009-06-29 17:47:44 | FIRECODER Blu/SpursEngine
今日、fixstarsのサーバーからアクセスがありました。fixstarsと言ってもあまり聞きなれないかも知れませんが、CE-10の開発・販売元と言えばわかるでしょう。
やっぱり価格改定・契約方式の変更の世間の評判が気になるんでしょうね、当然と言えば当然ですけど。多分他のブログとかもいくつか回っているはず。でも、取り上げているところ少ないみたいです、残念ながら。
しかし、せっかくの価格改定およびキャンペーン価格。なら買おうか買わまいか、このギリギリになっても悩んでいる人もいるはず。と、言うわけで、少し考えをまとめてみましょう。なにせ、PCで録画する人間は、大なり小なりエンコードに興味が無いわけはありませんからね。タイムシフト的な録画視聴を行うだけなら、テレビ+レコーダーでも十分だし、確実性もPCより高いですから。デジタル放送の録画規制のために規模が小さくなる一方のテレビの録画市場ですし、録画した番組を保存という習慣も一般には無くなりつつあります。が、それでもなおPCで規制の影響を受けないチューナーを使い、番組を手元に残そうとしている人たちは、きわめて熱心な精鋭の集まりであるとも言えます。もうこの分野に一般向けの製品など不要、こういうよりコアな層に訴える魅力の提供こそ重要なのです。「速度」というのはその魅力の一つであり、それを掲げて、脱CPUエンコーダーがここに三種集いました。もちろんどんなに時間がかかってもCPUエンコードこそ至上と考える人もいて当然ですが、それでは間に合わない人にとって、速度の速いエンコーダーは別の輝きを持っています。CE-10は果たしてそれにふさわしい存在でしょうか。

CE-10の長所:
まず、他の脱CPUエンコーダー、CUDA/SpursEngineと比較して画質が良い点があげられます。厳密に言うと、わたしはCUDAのエンコーダーとCE-10の比較は行っておらず、両方をSpursEngineのものと比べた場合の相対比較となりますが、CE-10が同解像度・ビットレートの破綻が一番少ないようです(なお、他サイトは画質比較をアニメのみで行うのが通例のようですが、わたしは画質比較にアニメを基本的に使いません、よそでやってるので)。ちなみにATI Streamは現状では評価の対象にならない画質でしかエンコードできない、という話です。
第二に、エンコードのために導入した機械を、別の用途でも活用出来るという点では、少なくともSpursEngineには大きく勝ります。SpursEngineは本来はもっと多様な能力を持っているはずなのですが、当初の期待と違ってあまりソフトの対応が進まず、いまだにエンコード以外にほぼ使い道がない状態です。SpursEngineを多様に使うには搭載のノートPCを買うしかないので、我々としてはコストパフォーマンスがいいとは言えません。一方CUDAはといいますと、これはGeForceの持つ高度な3D表示機能が使えます。VGA機能はPCを扱うには絶対に必要なものですから、せっかく買うのなら、とCUDAがバリバリ使えるSPの多いGeForceを選べば、コストパフォーマンスは高くなる、ということにはなります。ですが、その高い3D機能を生かすゲームを、動画メインのユーザーはあまりやりません。動画の再生だけなら、ロークラスどころかチップセット内蔵タイプでも必要十分なものが出てきていますので、それらを使えば、結局GeForceはCUDAを使うためだけのものになってしまい、コストパフォーマンスが落ちてしまいます。その点、CE-10に必要なPS3は優れています。もちろん基本はゲーム機ですが、その優れた動画再生能力はゲームに興味の無いユーザーでも満足のいくものになります。BDやDVDの再生だけでも同価格世帯のプレイヤーに負けない性能を持っている上、PCに保存してある多くの動画ファイルをDLNAを経由してそのまま再生することが出来ます。もちろんPCと比べれば柔軟性は落ちますが、それでも他のプレイヤーよりは多彩なフォーマットに対応していますし、それらをまるでレコーダーで録画した番組のように、大型テレビで呼び出して視聴することが出来ます。DLNAのサーバーソフトもPS3 Media Serverなら動画ファイルを放り込むだけ~たまに再起動したほうがいいですけど~なので、楽です。CE-10でエンコードしたものをPS3で再生という連動した活用になります。
第三には、国産のソフトエンコーダーであることです。SpursEngineはEngine内の専用チップがエンコードを行うため、大幅な改良はハードそのものが変わらない限りありません。CUDAは、こちらもソフトエンコードではあるのですが現状どのソフトもnVIDIAの開発したライブラリを使ってエンコードしているので、あまり柔軟な対応がなされていません。エンジン部分をソフトメーカーが自由に調整できるようになれば、将来の改良も期待が持てますが。
CE-10は国内の開発者によるエンジンなので、我々向きの柔軟な調整がなされるような小回りが期待できます。要望も、他と比べれば届きやすいでしょう。そういう意味でのサポートの期待も、CE-10の長所と言えます。

CE-10の短所:
比較すべき両者と比べて、特にHD画質において速度が速いとはいえない点でしょう。もちろんCPUと比べれば高速ですが、CPUエンコードに拘る人にとっては、仮に取って代わる存在があるとしたらそれはCPUの処理を全てエミュレートして、速度だけが単純に上昇するエンジンであり、それ以外の手段は全て眼中に無いものと思われます。CE-10も補助として使うCPUの速度が上がれば少しは速度上昇のありえるようですが、本末転倒でしかありません。画質も、特にアニメのエンコードを絶対と考える人にとっては、必ずしも良いものではないようです。
また、仮にPS3を買うことを考慮に入れない値段と考えたとしても、キャンペーン価格の15480円を持ってなお少し高く、先の長所に上げた「購入したハードのエンコード以外での活用」の長所を帳消しにする程度の値段になってしまいます。また、バリバリPS3を活用したい人にとってPS3を使うエンコーダーというのは使い方の難しいものです。なぜならCE-10を使っている間、PS3が使えないのですから。また、CE-10のモードからPS3の標準OSに戻すための作業(2回音が鳴るまで電源ボタンを押しっぱなし)や、その都度初期設定をしなおす必要があるなど、PS3の使い勝手を悪くする原因にもなります。エンコード終了と同時にPCとPS3の両方の電源をオフにして、PS3を次回立ち上げのときのモードを選ぶことが出来るようなバッチ処理が可能なら、ある程度勝手をあげることも出来ますが。
ただ、速度的な問題を除けば、今後の改良は十分ありえます。なにせ、バージョンアップの保守費用を用意しているということはそれだけ改良を長く行う気がある、という意思表示だからです。改良点を求めてユーザーの意見に対しては大いに耳を傾けてくれることでしょう。CE-10を選ぶとしたら、そういう将来に期待する、あるいはPC内部に余計なノイズの元となるボードを置きたくない、けどある程度速度のあるエンコードがしたいなどといった用途が主になると思います。ただ、最初に書きましたが、PC向け動画ソフトにはすでに一般向けの要素など不要ですから、こういうニッチ狙いのソフトでいいと思うのですよ。にしても、規制されないtsでの録画が出来て、本当に良かったと心から思います。そうでなければPCの動画は事実上絶滅させられ、こういうちょっとでも面白そうと思うソフトは、興味を持つどころか出ることすらなかったでしょうから。
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PxVC1100、ドライバのマイナーチェンジでマルチ利用可に

2009-06-26 23:05:22 | FIRECODER Blu/SpursEngine
昨日書いたCE-10の価格改定、実質値下げが確実になり、少し迷っております。が、そんな間に、SpursEngineのPxVC1100もドライバのマイナーチェンジによって、TMPGEnc4.0XPressでのマルチカードの利用が可能になっておりました。

TMPGEncでのマルチカード設定方法
(PDFファイルです。ご注意)

トムカノのFIRECODER Bluが一部処理でマルチに対応していたのに対し、PxVC1100は出来なかったので、ちょっとうれしいですね。ただ、このPDFを見る限り、FIRECODERのようにひとつの処理を複数のEngineで処理するのではなく、二つの処理を一つのソフトで二つのEngineに同時に行うことが出来る、という類のもののようです。うーん、せっかくですけど、ちょっと魅力にかけるかな? ただ、こういう扱いだとPxVC1100とFIRECODERの共存は可能かも、とは思わせてくれますね。どうなんだろ、試したいけど。

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CE-10料金形態変更カ タダシ未確認 チュウイセヨ

2009-06-25 14:46:06 | FIRECODER Blu/SpursEngine
確認は全くとっていないのですが、面白いタレコミが飛び込んできましたので、概要を書かせていただきます。
あのPS3をエンコーダーとして使うことで話題となったCE-10の一般向けライセンスですが、契約形態を変更するとかしないとか。情報では、こうなるそうです。

・19800円の年間契約から、買い切り契約に。つまり、そのままずっと使える
・2年目以降もバージョンアップを行える保守契約料が年間9800円
・6月いっぱいまでに期間中に契約した人への2割引キャペーンは、新契約でも有効

だそうです。情報によれば、明日から上記の形態での販売になるとか。この手のソフトが数年にわたってバージョンアップを重ねてくれるかどうかは保証の限りではありませんので、事実上19800円の買い切りとなった、という感じではないでしょうか。もちろん裏は取れていませんし、6月25日現在、まだcodecsysでは、この情報に関する発表はありません。個人で出せるギリギリの料金設定ということもあって、期待したいですね。もし本当なら、買うべきか買わざるべきか、悩む人も多いのではないでしょうか。

追記:すでに購入した人は前日のうちに、わたしのように体験版を利用しただけの人には本日、同様の連絡メールが届く仕組みだったようです。同じ内容のメールが届きましたので、事実であることが確認できました。なお、

20%割引はバージョンアップ保守を継続してご購入いただいた場合のみ有効で
す。バージョンアップ保守期間が過ぎた後のご購入に割引は適用されません。

ここだけは注意が必要ですね。
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CE-10の今後の予定

2009-06-12 21:34:18 | FIRECODER Blu/SpursEngine
こっちの記事は一言情報だけ。ボチボチ真っ先に体験版をインストールした層(含むわたし)の期限が切れるころですが、CE-10の今後のバージョンアップの方針が発表になっています。あくまで予定ですが。

今後のバージョンアップ予定

丸写しで転載しますと、
009年7月1日 ver1.1

* エンコーダコアアップデート
- 動き探索精度の向上
- 固定量子化機能追加
* 入力対応解像度の拡充充

2009年8月1日 ver1.2

* エンコーダコアアップデート
- Baseline Profile対応
- 動き探索時の複数フレーム参照に対応
* 入力画像のリサイズ機能追加
* MP4コンテナ形式での出力対応

2009年9月1日 ver1.3

* エンコーダコアアップデート
- マクロブロック単位のレート制御機能に対応
* カット編集機能追加

2009年10月1日 ver1.4

* エンコーダコアアップデート
- カスタム量子化マトリックス設定に対応
* プレフィルタ機能追加

となります。楽しみですね。このバージョンアップの展開を追うか、それとも十分バージョンが練れてから狙うか、はたまたやっぱ年間契約はイヤだと無視するか・・・迷うところではあります。
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CE-10速度テスト2番目 直結とハブ経由どっちが速い?

2009-06-11 00:49:29 | FIRECODER Blu/SpursEngine
9日に予定通り、東京から自宅を戻ってきております。父からは「もう一日休みとって遊んできたらどうだ?」と魅力的な提案を受けましたが、謹んで辞退しました。なぜかって、10日分の録画予約を入れてないからですよ(笑)
今回の秋葉原ではNASを買ったこともありまして、それ以外の大物は買っておりません。PhenomII905eも魅力でしたが、BIOSが対応しているかどうか少し不安だったことと、もうひとつ。某所で見た、ATXとmini-ITXが同居できるケースを見てクラクラしたからなんです。
いや、そのケースが欲しかったわけじゃなくて、mini-ITXのマザー&ケースか、それに順ずるベアボーンが急に欲しくなったんです。それもCore2Duoが使えて、オンボードVGAがGeForceの、普通にメイン機として使えるMini-ITXが。できればメモリがデスクトップ用のDDR2で、拡張スロットがPCIで、ケースは3.5HDDが2コつけば文句なし・・・なんて条件で探していたら、結局時間だけたってしまいまして。ZOTACのGeForce9300マザーとか(拡張スロットがPCI-Ex16)、Shuttleのベアボーンとか(チップセットがG45)、あともう一息! ってのはあったのですが。オンボードの機能がほとんどなだけに、なるべくなら妥協したくないなぁなんてのがありまして。やっぱおとなしくMicroATX使っておくほうが幸せかなぁ。最近物欲がより小さくなりつつあるkrmmk3であります。

さて、CE-10の試用期限がせまっています。互換性の問題もあってまだ未完成としかいえないCE-10ですが、もう使えなくなっちゃうのも、これからは年間契約でお金を払わなければ二度と使えない~そりゃ契約しなおせば別ですが、また個人情報入れなきゃならないし~のも、そういう仕様だから仕方がありません。
使えなくなる前にもうひとつ、速度の実験をしておきましょう。おそらくほとんどの人がPCとPS3の間にギガビットのハブを挟み、それを経由してCE-10を使っていると思います。普段はインターネットにつなげる必要もありますしね。ですが、このハブが転送のボトルネックになっている可能性・・・これが否定できないわけです。なにせ画質重視モードと速度重視モードの差が非常に少なかったもので、LANの転送速度が原因でその少ない速度差が生じているのではないか。そういう疑問が湧き出てきてもこれはまぁ仕方の無いことなわけです。もしPCとPS3を直結にしたら、ひょっとしたらもっと速くエンコードが終わるのではないか、すくなくともそれくらいは見極めようじゃないか、とまぁそう思いついたので。たとえCE-10を買ったとしてもPCのLANをPS3専用にする人はいないと思いますが、LANを2コ付けて1コをCE-10専用にする人ならいるかも知れませんし。PS3なら、動画の再生には必ずしもインターネットにつながっている必要はないですしね。直結なので普通に使っているストレートケーブルは使えませんので、クロスケーブルを買ってきました。もちろんギガビット対応のものです。店員さんに「クロスケーブルですが、よろしいですか?」と念を押されましたが、もちろんそれでなくてはいけません。

なお、前回調査した時とファイルも設定も同じ。ちなみにタイムは

画質モード 46分20秒
速度モード 47分57秒

です。どれだけ速度差が出るか楽しみです。さて、直結では

画質モード 51分34秒
速度モード 50分35秒

・・・アレ? ひょっとしたら、何か手違いがあって遅くなったのかも知れません。ハブ経由に戻して、再調査です。

画質モード 49分11秒
速度モード 48分13秒

前回より少し遅くなりましたが、それでもハブを経由したほうが直結より速いという結果になってしまいました。ハブがあったほうが安定して転送できるとか、クロスケーブルの抵抗がブレーキになっているとか、まぁそんな理由だと思います。そういうわけで、そこらで売っているような一般的なクロスケーブルでは、全然速くならないことだけははっきりしました。安心してハブ経由でCE-10が使えます。問題は、もうなんの使い道もないこのクロスケーブルと、それに使った費用なんですよねぇ。どうしよ。
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別物とわかってはいてもSpursEngineとCE-10は同じ土俵に上げたくなるわな

2009-06-02 23:18:50 | FIRECODER Blu/SpursEngine
ボチボチほとぼりが冷めたと思われますので、「メッセージ」機能を復活させました。それほどないとは思いますが、どうしてもオープンにしたくない、でもわたしに教えたい、そんな情報がある方はご利用ください。あまり返事はできませんが。ただし、シリアルを教えて、ファイルが欲しいの類は全て無視します。メーカーにでも問い合わせてください。

そもそもSpursEngineというものはCellと同じチップを使っている、とは言うものの、我々が主に使うエンコードはそれと同時に搭載された専用チップが主に行っているので、Cellそのものがエンコードを行うCE-10と直接比べるのは、本来お門違いなんですよね~。でも、どうしても比較したくなるのが人情というもの。そういうわけで、やってみました。
なお、昨日インストールを行おうとするとシステム領域が足りない、とエラーが出るのでできないと書きましたが、「無視してOK」とアドバイスをいただいたのでやってみたところ、ちゃんとインストールが行えました。どうもありがとうございます。ただし、無理やり感は否めず、本来CE-10からPS3のゲームモードでの再起動や電源のオフのコントロールが行えるはずなのですが、エラーが出て全く行えませんでした。その他にもチラホラ不安定なところは多く、まだ使えるレベルとはいえませんが、テストとして使うには非常に面白そうなソフトです。

と、いうわけで本命のSpursEngineと比較してみましょう。システムはいつも通りの実験用

CPU:Athlon64x2 5200+
MOM:TF-8200+(GeForce8200)
MEM:DDR2-800 4GB
VGA:GeForce9800
OS:WindowsVistaHomePremium(32bit)
SpursEngine:Leadtek PxVC1100
LAN:オンボード(PCI-E接続)

であります。SpursEngine、CE-10ともファイルのMPEG2ファイルの読み込みと、エンコードしたファイルの書き込みは同じHDDにしました。なお、本当は実験用として使っているCanopusHQコーデックのAVIを使いたかったのですが、どうやらファイルの入力に関する部分がまだ未完成なのか、読むことができませんでした。
そこで、PxVC1100で最も速度を重視したソフトであるDVDMovieFactoryでエンコードを行いたく、1920x1080のTSファイルを、音声をWAVに変換したものを使いたかったのですが・・・、CE-10だと、なぜかほぼ真ん中までエンコードした時点で必ずエラーを吹くのです。仕方が無いので、SpursEngineはWAV化MPEG2を、CE-10はTSをそのまま使っています。なお、CE-10は選択ファイルとしてTSファイルを選べないのですが、入力ファイル欄にファイル名を、ドライブレターやフォルダ名まで含めて正確にタイピング(もちろんコピペでも可)することで、TSファイルを使うことができます。設定はほぼデフォルト通りにしましたが、ビットレートは5Mbps、サイズの変更は無しの、速度重視の設定としました(当初が"画質重視"と書いたのですが、設定が"速度重視"にいつの間にか変わっていましたので、直しました。スイマセン)。

速度ですが
元ファイル:30分10秒
CE-10:46分20秒(平均19fps表記あり)
Spurs:22分05秒

速度重視でダブルスコアですか・・・。ただし、画質面ではCE-10の圧勝と言ってよいものでした。SpursEngineの場合1920x1080のままで5Mbpsだと画面の崩れがひどく、多数のブロックノイズの発生を防ぎきれないのですが、CE-10は細部こそザワザワするものの、SpursEngineほど崩れることは無く、まぁまぁの画質をキープします。

なお、今度こそ画質重視の設定とし、TMPGEncXPress+SpursEngineとの比較をしてみました。今度は両方TSです。

CE-10:47分57秒
TMPG :28分53秒

CE-10の画質重視モードは画質・速度とも速度重視とほとんど変わらず、何が違うのかさっぱりわからない感じです。なので、精神衛生上"画質重視"にしておいた方がいいかというところです。
画質面ですが、やはりCE-10は崩れがほぼ目立たず、もっとビットレートを落とせそうな気配すらあります。TMPGはあまり指定ビットレートを守らないので少し低くなっていますが、例え真の5Mbpsでエンコードを行ったとしても、ビットレートの不足を感じさせる崩れ方をします。低ビットレートに強い、という点ではCE-10の方が断然上ですね。ビットレートも指定を守るつくりですし、サイズを予定通りにピッタリ収めるという目的には、悪くないと思います。もう少し速度が欲しかったですけどね。もちろん最大のネックは価格と、一年ごとに契約料を払うという形態、安定性の問題、そしてエンコードの間PS3が使えなくなるという根本的なところですね。


明日からまた東京行きなので、実験的な記事はしばらく休みます。そういえば、TDP65WのPhenom II X4 905e、出るんですよねぇ。買えるかな? Core2QuadQ9550sを買おうかと思っていたのですが・・・。両方買っちゃおうかな(^^)
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PS3をエンコーダーとして使えるソフト、CE-10発売開始

2009-06-01 14:43:44 | FIRECODER Blu/SpursEngine
書き込みによる報告が届いていますので、単独記事にて掲載します。

フィックスターズ、AVC高速変換ソフト「CE-10」発売
-PS3をアクセラレータに。民生19,800円/年。無料評価版も


PS3の持つ、SuprsEngine以上の数のプロセッサを搭載したCellによる並列処理で、より高速なエンコードが行える、として注目を集めていたCE-10が、ようやく使える形となったようです。今までAV機器としてのPS3はCellの能力をもてあましていましたが、これで本領発揮、と呼べますが・・・。残念ながら、お値段が、年契約扱いで、民生用でも19800円/年と、個人向けとしては非常に高額になっています。アンチウイルスソフトの形態としてはおなじみの年契約方式ですが、常時アップデートが必須なアンチウィルスソフトと違って、それほど頻繁なアップデートの必要のないエンコードソフトで19800円/年は、割高感がある、と言わざるを得ませんね。せめて19800円の買い切りなら、手の出しようもあるのですが・・・。
それでも、14日間の体験版があるので、のちほどSpursEngineとの比較を行おうと思います。それでも、多分買わないなぁ。


追記:
メーカーサイトからダウンロードしてみました。ソフトはWindowsPC以外に、USBメモリ経由でPS3にもインストールする必要があります。ので、ガイドに従ってPS3を起動し、「設定」→「本体設定」→「他のシステムのインストール」としてみたのですが・・・。
"ハードディスクにこのシステムをインストールする領域がありません(中略)ハードディスクをフォーマットして領域を作成してください。”
なるメッセージが・・・。もちろんHDDには十分な領域がありますので、容量の不足ではありません。あくまでシステム領域の不足です。どうやらPS3の基本OS以外にOSをインストールしてマルチブート状態にしなければいけないようです。さすがにHDDのフォーマットとなりますと、覚悟が必要になってしまいます。インストールした動画もたくさん入っているのに・・・。可能ならば、別のHDDを利用するのが無難と思われます。そうえば、このPS3を買ったときに真っ先にHDDを入れ替えしたので、昔のHDDがあまっているはずですが、さすがに1年半も前の話なので、古いHDDは紛失しています。ショップなどで別のHDDや3.5インチHDDをPS3の外付けに使えるアダプタなどを買ってくるしかないのですが、どちらにしても今日中、というのはちょっと無理ですねぇ。トホホ。
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SpursEngine+AviUtlプラグインで作った動画に音を付けよう

2009-05-26 22:24:36 | FIRECODER Blu/SpursEngine
先日書いて、一部で好評を博した、「ゲームメーカーの最新機種買い取るか→持ってきたのはドリームキャスト」ネタ。といっても事実ですが。そのお客さん、今日も来たのでその話が出たのですけど、ハ○ドオフで500円で引き取ってもらったそうです。もっとも、ウチに持ってきたときと違ってソフトを付けたそうなので、多分ほとんどソフト代だと思います。
ちなみに、ウチにソフト付で持ってきたとしても、客層が違うので取りませんけどね。


そんな前振りの後ネタは置いておくとして、
当ブログで(?)公開中の「SpursEngine H.264エンコーダ 実験プログラム」、特にAviUtlプラグイン版は、AviUtlのフィルタを掛けた映像をSpursEngine経由で出力できて便利なのですが、CPUへの依存度が大きく、出力が遅いのはまぁ置いておくとしても、SDKに音声が含まれていないため、出来た動画に音が入らないのが弱点。やっぱりせっかく録画して作る動画ですから、音が入っていない動画になってしまうのはさびしいもの。なんとか音声をくっつけようじゃあーりませんか。そういうわけでいろいろ研究していた成果の一部を報告いたします。

まず、MPEG2-TSファイルを用意、それを
DGMPGDecで、d2vとaacを作成します
・出来たaacを、FAWでFakeAacWavに変換
TMPGEnc、Free版を起動し、先のd2vとFakwAQacWavを読み込ませる。
・設定→ビデオ詳細→ソースの範囲で、最初のaacの記載を元に、音のズレを修正。-193とあったら、193と入力すると、ズレが直る・・・はず!
・ファイルから、wavだけを保存。音量の調整などはしない
・Spursプラグイン導入済みのAviUtlを起動、またd2vファイルで動画を、修正したwavファイルを音声として読み込ませ、カット編集やフィルタを調整する。なお、d2vだとタテが1088になってSpursEngine用として使えなくなるので、必ず1920x1080か1440x1080にリサイズすること。
・拡張プラグインで出力。パッチ処理などで同じ範囲の音声を再圧縮なしのwavファイルを同時に出力する。動画はしばらく待つ。
・その間に、最後に出力した音声を、再びFAWでFakeAacWavからaacに戻す。念のため、音声だけ再生してノイズになっていないことを確認する。
・出来たaacと、動画ファイルのh264ファイルを、まとめてtsMuxeRに放り込む。
・ファイル名を決め、コンテナをtsがm2tsにして作成。
・VLCmediaPlayerなどで再生、映像も音もズレずに出ていたら成功!

普通H.264はmp4コンテナですが、その定番となるmp4boxではどうしてもうまくシンクロしなかったので、やむを得ず、tsmuxeRでtsコンテナに収録することで、ようやくシンクロした再生の出来る動画になりました。しかも、お分かりいただけると思いますが、MPEG2-TSの音声をズレだけ直してそのまま利用しています。これは、MPEG4のaacやac3に変換すると、やっぱりシンクロしてくれなかったからです。つまり、現状動画と音が合成できるのは、音の関係上MPEG2-TSに限られています。さらに言えば、今のところズレの修正も上のやり方でうまく行っている、というだけで、確実な方法とは言いがたいものがあります。ついでに言えば、せっかくのtsなのに、PS3で再生すると音が出えません(涙)。と、スマートとは言いがたいやり方ですが、PCなら使えるファイルは出来ましたので、良しとしてください。
次はAVIファイルの音声をどうにかする方法を研究せねばなりませんなぁ。
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Leadtek、外付けSpursEngineWinFast® HPVC1100を参考出品

2009-05-12 10:25:15 | FIRECODER Blu/SpursEngine
時々ふっと沸いたような品が参考出品として出るのが、PC関係の展示会。Leadtekの公式サイトに、「第12回 組込みシステム開発技術展 (ESEC)」においてこんなもんを出品するという告知がありました。

高性能画像処理ボックス『WinFast® HPVC1100』を
参考出展いたします。



公式サイトにに書いてある解説が全てでしょう。中身はPxVC1100そのままで、外部のボックスにすることで、ノートPCでも使えるようにしたてあげたもので、性能はほとんど同じと思われます。もちろん、外付けにしたことでわずかに動作の遅れが出る可能性もありますが・・・。
残念なのは、今回も、と我々判断で言わざるを得ないExpressCardでの接続ですので、利用できるノートPCが限られてしまうことですが。FriioExpressと違って大量のデータをやり取りする必要がある以上、少々利用環境を絞ってでも高速なバスで、というのは分かるのですが、マニアから見たら、こういう脱CPUエンコード機は少々性能の劣る機種で使いたい、という願望もあるもので、なんとかして欲しかったかなぁと。

もちろん参考出品なので、これが製品化される保証はゼロですけどね。特にLeadtekは期待されたWinFast PxVC1000(1100にあらず。やはり参考出品されたPCI-Ex1のHDMIキャプチャーボード、ハードエンコード付き)をいまだに発売していない悪い実績があるだけに、出ない可能性もあります。とはいえ、HPVC1100は完全にPxVC1100を外付けにしただけのもの、業界各社に改めてにらまれることはないので、別に発売に支障は全く無いと思われますが。我々としては、それより既存ユーザーのための活用ソフトの方が欲しいところですが、まだでしょうか。


ちなみに、幻のPxVC1000

追記:一応6月に発売する予定だそうです。
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