最後の砦

親友でただ一人独身を貫いていた奴が結婚した。その男の名を佐野真一郎といふ。やつはインド人だ。大好物はカレー、挨拶は勿論「ナマステ！」、筋金入りのインド人である。そんな真一郎が結婚した。いや、正確には結婚していない。何故なら奴は夫婦別姓という道を選んだからだ。現在の日本では夫婦別姓を認めてはいない。だから奴は事実婚夫婦として一緒に生活をしてはいるが、当然ながら入籍はしていない（つうか出来ない）。事実上は夫婦ではあるが、相続権もなく、子供も認知という形でしか戸籍に記せないなど様々な問題があるのである。

最後の砦として頑張ってきた奴が事実婚というなんだかすっきりしない結婚形態なうえ、なんと奴等は披露宴までも行わないというではないか。こんなことでは我々はどうやって祝福すればよいかわからない。何故なら我々は人一倍披露宴での余興に命を燃やしてきたからであ-る（爆）まったく頭の良い奴（真一郎は東北大学卒、Ｔ大の俺様とは大違い）は何を考えているのかさっぱり分からんが、ここはひとつ大人になってしっかり披露宴の開催を考えて欲しいものだ。でなければ久しぶりのブリブラが出来ないじゃないか！


奥様？の荒川真帆さん。知的美人だ。
ところで真一郎の一体どこが良かったのか聞いてみると、驚くべきことに「顔が好み！」なのだという。なんと第一印象で決めていたというのか？真帆さん、ほんとに良いのか！？こいつはインド人だぞ！

まあ良い、この日１４日（土曜日）にはじめて奥様を紹介してもらったのだが、なんにせよ我々の最後の砦がこれで遂に陥落したということだ。実にめでたい。お二人とも末永くお幸せに。早く籍入れなさい（つうかどっちかの性を名乗りなさい！）。