それを言っちゃあおしまいだよ、は邦画でも名作中の名作「フーテンの寅さん」で主人公寅さんがいつも劇中で放つ皆さんご存知の名台詞である。相手の気持ちを察して敢えて口にしなかったり、気遣いからわざと柔らかな物言いで相手を諭すといった日本人気質を逆手に取った何とも絶妙なこの台詞。日本人の心を鷲掴みにしたか当時はとても流行語になったものだ。
例えば安月給で働く父ちゃんに母ちゃんが「あんた、もっと稼いできなよ」からの「おまえ、それを言っちゃあおしまいよ」と言った今でいうネタである。別に本気で言ってるわけでなく便利な言葉くらいの感覚がウケたのだろう。不況の今なら洒落にならない話も高度経済成長期の当時は何をしなくてもお給料が年々上がっていく時代には笑い話であり周囲が和むネタだったわけだ。
しかしながらこの名台詞も使い所を間違えると洒落にならない。言い終わった後におっ上手いねって周りからなるほどと笑みがこぼれるくらいが丁度良いのだが、直前の相手の物言いがストレート過ぎて話の続けようがなかったり、表現が直接過ぎて情緒も風情もないシチュエーションでこの台詞を使ったところでは笑みがこぼれるどころか下手すれば険悪な雰囲気になりかねないからだ。
何を言いたいのかっていうと、どうも最近はこの名台詞の使いどころが少ないように感じるよねって話。日本人の気質としてあえて言わなくても相手を察してこういうことにしておこうといった気遣いや優しさを大切にするものだが、口で言ったら話が収拾つかなくなったりすることを敢えて言ってしまったりと見も蓋もないことを言う人が増えたような気がしませんか。
せっかくの名台詞があるのにその絶妙な使い所が少ないのはとても残念な話。周囲を和ませようとしてそれが注意や警告の類になっては元も子もない話であり、相手に何かと伝えるときは日本人らしくやんわりと情緒や風情をある表現をしたいものだ。でなければそれこそフーテンの寅さんじゃないが、それを言っちゃあおしまいよになってしまうじゃないか(笑)。
SNAP-SHOT!
パールハーバースプラッシュ直前ポーズの西崎くん!
狙ってた497CCPを決めてくれましたよ!
しかし大日本プロレスネタを仕掛けてくるとは(笑)
薮田くんはミッションボルトの補修にリコイルキットをお買い上げ!
本人の名誉のために言っておきますが薮田くんがミスったわけではありませんよ(笑)
上埜くんは電装系作業に便利なターミネーターをお買い上げです。
このターミネーターって要は電圧表示が出来る検電テスターなんですがちょいちょい売れてますよね。
天才肌の島野くんはHEXソケットセットお買い上げです!
しっかしなんでいつも目を隠すんだろうねえ(笑)
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スナップオンユーザーでこの100ベンツ持ってない人はモグリじゃないかってくらい売れてますよ。
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永遠のリボ払いに突入ですねえ(笑)
最強コンビの大島さん&荒木くん!
こだわりのクラシックグリップであらゆるツールを換装してますよ。
新型ブレードもしっかり換装されてましたー(笑)
それではまた!
日本という国が風情や情緒といった奥深い趣を大切にする国柄であり、同じく国民もそうであることに異論のある方は少ないだろう。僕はあまり芸術や文学に詳しくはないけれど例えば絵画などを見ても西洋絵画は油絵を使って陰影を色濃くし沢山の情報量を落とし込むことでまるで写真のような作品に近づけることを是とするのに対し、日本絵画は浮世絵や水墨画を代表するように極力情報を減らすことによって逆に見る人の想像力を搔き立てる絶妙なタッチを得意とする手法である。
絵画ひとつとっても日本と西欧では表現に対しての考え方が違うように思うのだ。
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