K RAUM  お料理を主に日々のことを書いています。

カラスの物語

2006年3月31日晴れ

♪七つの子♪

烏 なぜ啼くの 烏は山に

可愛い七つの 子があるからよ

可愛 可愛と 烏は啼くの

可愛 可愛と 啼くんだよ

山の古巣に 行つて見て御覧

丸い眼をした いい子だよ

野口雨情作詞のよく知られた童謡ですね。

雨情さんは暖かい視線でカラスを歌っています。

都会の生活で、カラスはゴミを荒らしたり、

通行人をつついたり・・・。嫌われ者ですよね。

私もついつい、カラスが飛んでいると首をすくめてしまいます。


ギリシア神話の中のカラスは真っ白だったようです。

オリンポスの十二神のひとり、アポロンに仕えていたとあります。

アポロンは予言、詩、音楽、呪術、医術の力を持っていたので、

いつも多忙でした。そこで、真っ白なカラスは各所の情報を

アポロンに伝達していました。

アポロンの愛したコロニスが他の男と交わったという知らせを、

真っ白なカラスはアポロンに伝えました。

アポロンはそのような情報を伝えた真っ白なカラスを呪って、

カラスを黒くして、コロニスを殺してしまいました。

しかし、コロニスはアポロンの子供を身ごもっていたことを

知ったアポロンは火葬台のコロニスから赤ん坊を取り出して、

ケンタウロスのケイロンのところに連れて行き、

養育させました。この子がアスクレピオスでした。

アスクレピオスのお話は明日にします。

(『ギリシア神話』アポロドーロス著高津春繁訳・岩波文庫P150を参考にしました)


さて、わが家のリビングから見える樫の木は剪定されました。

今朝


剪定後

ハンガー何個

まだ、卵は産んでませんでしたが、カラスさんごめんなさい
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