青春18きっぷを使った旅がこのところ定番化してきました。
今回はまずはお隣の山梨県の国宝建造物2件見に行きます。
山梨県って隣の割には思ったよりいっていないんですね。富士五湖周辺はよく行くんですが甲府を中心とした地域は行く事が少ないです。
青春18きっぷ仕様ですのでなるべく早く出て現地に早く着く事が肝心でしょう。
6時沼津発の電車に乗って富士で身延線に乗り換えます。身延線も久しぶりです。特に甲府まで乗るのは何十年ぶりでしょうか。
富士宮を過ぎて西富士宮・沼久保間では富士宮の町を眼下にその向こうにそびえ立つ富士山を見る事ができます。この風景は以前乗った時も感動した景色でした。
その後芝川を越えたあたりからは富士川が寄り添ってきます。こんな風景を眺めているのも楽しいですが、早起きが祟って少々ウトウトしてしまいました。
鰍沢口を過ぎると八ヶ岳が遠くに見えてきます。雪を頂いた天を刺すような風景がいいですね。

甲府駅とその隣で甲府の町を見守る武田信玄像
甲府に着いて中央線に乗り換えます。ここもかなり昔に乗って以来です。今度は甲府市内を中心に旅して回って見たいですね。この辺はブドウ畑がそこら中に広がっています。こんな風景も山梨らしいです。
甲府から5つ目の東山梨という無人駅で下車します。

東山梨駅、この駅に降り立つのは初めてです。

霊峰富士の頭が見えました。

清白寺の入り口に着きました。そして長い小道が続きます。
歩いて約5分位で「清白寺」の入口に着きます。この周りもブドウ畑です。
寺に続く小径は結構長く両サイドに梅が咲いていました。
清白寺は、足利尊氏が夢窓疎石(国師)を開山とし、正慶2年(1333)に創立したと伝えられる臨済宗の寺院です。仏殿の建立は、組物に墨書が発見され、応永22年(1415)と判明しました。天和2年(1682)の寺院火災にも災いをまぬがれ貴重な遺構となっています。
仏殿はわが国の仏教建築の主な様式のひとつである唐様(禅宗様)建築の代表的遺構となっています。
こじんまりとしたどこにでもありそうなお寺ですが、国宝の仏殿と重要文化財の庫裏があります。

まずは山門をくぐります。

静かな雰囲気の中に佇む国宝の清白寺仏殿。

国指定重要文化財の庫裏
再び東山梨駅に戻って上り電車に乗って2駅「勝沼ぶどう郷」で下車します。線路が高台を走っていますのでホームからは甲府盆地とその向こうに南アルプス連峰が見えて絶景が眺められます。

勝沼ぶどう郷駅のホームから甲府盆地と南アルプスが見えます。
さて2つ目の国宝建造物がある「大善寺」はここから少し離れています。坂も多いので歩いて行くには少し疲れそうなのでレンタサイクルを借りることにしました。何と電動自転車です。坂道にも強いぞ。
駅から坂を下りきって国道20号戦に出た所に「大善寺」はありました。
こちらは清白寺より規模が大きい寺です。
山梨県指定文化財の庭園を見ましたが、これはこれといった感動はありませんでした。
山門(山梨県指定文化財)から続く階段を登って行きます。楽屋堂をくぐった先に国宝の薬師堂(本堂)はありました。本堂の中には薬師如来像や日光・月光菩薩・十二神将・もう一つの日光・月光菩薩像が国指定重要文化財となっています。そして本堂内の厨子も国宝に指定されています。薬師如来像はブドウを抱えています。この寺がブドウ寺と言われている所以でもあります。お寺の方が説明してくれました。

庭園、山梨県指定文化財ですがあまり感動しませんでした。


山門と仁王像。

楽屋堂、ここからも甲府盆地が展望できます。

国宝の大善寺薬師堂。

行者堂

この薬師堂の前からも甲府盆地と南アルプスを眺める事ができます。
この後大日影トンネル遊歩道に行きたかったんですが、崩れる心配があるため休止中という事で残念でした。
勝沼の町方面に戻って行きます。この勝沼は中山道の宿場町でもありますので落ち着いた佇まいをしています。
「旧田中銀行博物館」の前を走って勝沼氏館跡を眺めてぶどうの丘の坂道に挑んで行きました。

旧田中銀行博物館。

勝沼氏館跡の堀

山を登って「ぶどうの丘」到着。

ぶどうの丘からの展望、癒される景色です。
坂がきついですが電動自転車が威力を発揮してくれたので上りきる事ができました。ぶどうの丘は景色を眺めるだけにして坂を下って塩山方面に向かいました。
思ったより遠かったですが塩山駅に到着。ここで塩山駅で自転車を返して駅の反対側にある旧高野家住宅 甘草屋敷を見に行きました。江戸幕府の命を受け漢方薬の原料「甘草」を栽培したことが名前の由来です。
国指定重要文化財となっています。甲州民家の特徴的な形をしています。
今はつるし雛や雛壇に雛が飾られていました。以前可睡斎の雛祭りを見にいったのを思いました。

塩山駅北口にも信玄像はありました。山梨県のヒーローですものね。

旧高野家住宅 甘草屋敷。

雛飾りが展示されていました。
電動自転車を使った効果で早く予定が消化されて2時間ほど早く帰途につく事ができました。
来た時と同じように身延線に乗って帰りましたが、早起きの疲れか身延付近まで寝てしまいました。
久しぶりの山梨紀行良かったです。今度は花が綺麗に咲いている時に来たいと思います。
今日の暖かい穏やかな日和に感謝したいと思います。
今回はまずはお隣の山梨県の国宝建造物2件見に行きます。
山梨県って隣の割には思ったよりいっていないんですね。富士五湖周辺はよく行くんですが甲府を中心とした地域は行く事が少ないです。
青春18きっぷ仕様ですのでなるべく早く出て現地に早く着く事が肝心でしょう。
6時沼津発の電車に乗って富士で身延線に乗り換えます。身延線も久しぶりです。特に甲府まで乗るのは何十年ぶりでしょうか。
富士宮を過ぎて西富士宮・沼久保間では富士宮の町を眼下にその向こうにそびえ立つ富士山を見る事ができます。この風景は以前乗った時も感動した景色でした。
その後芝川を越えたあたりからは富士川が寄り添ってきます。こんな風景を眺めているのも楽しいですが、早起きが祟って少々ウトウトしてしまいました。
鰍沢口を過ぎると八ヶ岳が遠くに見えてきます。雪を頂いた天を刺すような風景がいいですね。


甲府駅とその隣で甲府の町を見守る武田信玄像
甲府に着いて中央線に乗り換えます。ここもかなり昔に乗って以来です。今度は甲府市内を中心に旅して回って見たいですね。この辺はブドウ畑がそこら中に広がっています。こんな風景も山梨らしいです。
甲府から5つ目の東山梨という無人駅で下車します。

東山梨駅、この駅に降り立つのは初めてです。

霊峰富士の頭が見えました。


清白寺の入り口に着きました。そして長い小道が続きます。
歩いて約5分位で「清白寺」の入口に着きます。この周りもブドウ畑です。
寺に続く小径は結構長く両サイドに梅が咲いていました。
清白寺は、足利尊氏が夢窓疎石(国師)を開山とし、正慶2年(1333)に創立したと伝えられる臨済宗の寺院です。仏殿の建立は、組物に墨書が発見され、応永22年(1415)と判明しました。天和2年(1682)の寺院火災にも災いをまぬがれ貴重な遺構となっています。
仏殿はわが国の仏教建築の主な様式のひとつである唐様(禅宗様)建築の代表的遺構となっています。
こじんまりとしたどこにでもありそうなお寺ですが、国宝の仏殿と重要文化財の庫裏があります。

まずは山門をくぐります。

静かな雰囲気の中に佇む国宝の清白寺仏殿。

国指定重要文化財の庫裏
再び東山梨駅に戻って上り電車に乗って2駅「勝沼ぶどう郷」で下車します。線路が高台を走っていますのでホームからは甲府盆地とその向こうに南アルプス連峰が見えて絶景が眺められます。


勝沼ぶどう郷駅のホームから甲府盆地と南アルプスが見えます。
さて2つ目の国宝建造物がある「大善寺」はここから少し離れています。坂も多いので歩いて行くには少し疲れそうなのでレンタサイクルを借りることにしました。何と電動自転車です。坂道にも強いぞ。
駅から坂を下りきって国道20号戦に出た所に「大善寺」はありました。
こちらは清白寺より規模が大きい寺です。
山梨県指定文化財の庭園を見ましたが、これはこれといった感動はありませんでした。
山門(山梨県指定文化財)から続く階段を登って行きます。楽屋堂をくぐった先に国宝の薬師堂(本堂)はありました。本堂の中には薬師如来像や日光・月光菩薩・十二神将・もう一つの日光・月光菩薩像が国指定重要文化財となっています。そして本堂内の厨子も国宝に指定されています。薬師如来像はブドウを抱えています。この寺がブドウ寺と言われている所以でもあります。お寺の方が説明してくれました。

庭園、山梨県指定文化財ですがあまり感動しませんでした。



山門と仁王像。

楽屋堂、ここからも甲府盆地が展望できます。

国宝の大善寺薬師堂。

行者堂

この薬師堂の前からも甲府盆地と南アルプスを眺める事ができます。
この後大日影トンネル遊歩道に行きたかったんですが、崩れる心配があるため休止中という事で残念でした。
勝沼の町方面に戻って行きます。この勝沼は中山道の宿場町でもありますので落ち着いた佇まいをしています。
「旧田中銀行博物館」の前を走って勝沼氏館跡を眺めてぶどうの丘の坂道に挑んで行きました。

旧田中銀行博物館。

勝沼氏館跡の堀

山を登って「ぶどうの丘」到着。

ぶどうの丘からの展望、癒される景色です。
坂がきついですが電動自転車が威力を発揮してくれたので上りきる事ができました。ぶどうの丘は景色を眺めるだけにして坂を下って塩山方面に向かいました。
思ったより遠かったですが塩山駅に到着。ここで塩山駅で自転車を返して駅の反対側にある旧高野家住宅 甘草屋敷を見に行きました。江戸幕府の命を受け漢方薬の原料「甘草」を栽培したことが名前の由来です。
国指定重要文化財となっています。甲州民家の特徴的な形をしています。
今はつるし雛や雛壇に雛が飾られていました。以前可睡斎の雛祭りを見にいったのを思いました。

塩山駅北口にも信玄像はありました。山梨県のヒーローですものね。

旧高野家住宅 甘草屋敷。

雛飾りが展示されていました。
電動自転車を使った効果で早く予定が消化されて2時間ほど早く帰途につく事ができました。
来た時と同じように身延線に乗って帰りましたが、早起きの疲れか身延付近まで寝てしまいました。
久しぶりの山梨紀行良かったです。今度は花が綺麗に咲いている時に来たいと思います。
今日の暖かい穏やかな日和に感謝したいと思います。