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コヤチン、さまよい日記

静岡県内を東へ西へ行ったり来たりしています。
応援している清水エスパルスの試合の感想もお伝えします。

日本のチロル。秘境「下栗の里」に行ってきました。

2012-08-04 23:04:42 | 旅行
ちょっと前頃、ネット検索していたら「遠山郷・下栗の里」に出会いました。秘境としては知られたところだそうですが、恥ずかしながら知りませんでした。観光会社のツアーなどでも時々載っていました。
割合近いのですがアクセスが良くないので知っている人は少なかったです。
意を決して今日妻と行ってみました。

午前6時に浜松出発しひたすら北進します。かつて旧水窪町は行ったことがありましたが更に北進します。
寸断されている国道152号線と兵越峠の間は草木トンネルという三遠南信自動車道のトンネルで結ばれていました。しかしトンネルを抜けると極端に道幅が狭くなり前方からの車が気になります。
兵越峠のてっぺん付近が静岡県と長野県の県境ですが、ここで有名なのが「国盗り綱引き」です。県境をかけて両県で綱引きが行われ勝った方が1m県境を移動できるというものですが、勿論お遊びの企画です。現在少し長野県が静岡県に侵入しているようです。



県境を越えると下り道になります。谷も深くなってきて山国に入った事を感じます。
山を下りきった所が「遠山郷」で、まずは「道の駅 遠山郷」に行ってこの辺の資料を集めました。浜松出発から約2時間で着きました。
この道の駅には「かぐらの湯」という日帰り温泉施設も併設されていますが、今日は朝早い事もあり行きませんでした。
 道の駅 遠山郷

近くに「旧木沢小学校」がありここも立ち寄ってみました。
昭和7年に作られた校舎は哀愁を感じさせます。平成3年に休校となってしまいました。廃校後は映画やCM撮影に使われていました。校内は教室や職員室などすぐにも使えそうに保存されています。
ちょっとうれしくなる施設でした。
 
「旧木沢小学校」 木の温もりを感じます。

そこを更に山の中に入って行きます。152号線から分かれて再びセンターラインのない道路をひたすら登って行きます。登るにつれて傾斜がきつくなってきます。今日は狭い道を通るのでフィットで来ていますが、この車ハイブリットなので坂道の登坂は苦手です。フィットがうなりを上げながら下栗の里を目指します。
里の住居の前のジグザグな道を登りきると駐車スペースのある開けた場所に着きます。ここには「はんば亭」というそばを中心とした食事処がありますが、下栗の里のビューポイントへはここから約20分程歩いていきます。山道を20分程歩いていくと里を一望できるスペースに出ます。何か見ているとホッとしてきます。アクセス悪かったけど来てみて良かったと思いました。


 こんな道を通って行きます。


日本のチロルと呼ばれる「下栗の里」

駐車スペースまで戻り、ちょっと早いのですが「はんば亭」で昼食をとる事にしました。
もりそばとこんにゃく田楽・下栗の芋田楽を食べました。そばはなかなか美味しいです。腰がある手打ちそばで歯ごたえがバツグンでした。サプライズは芋田楽でかなり美味しい。里芋の皮のまま田楽になっていました。
 はんば亭です。

 
素朴な味が嬉しかったです。

次に向かったのは「しらびそ高原」のハイランドしらびそを目指しました。
走ると空が近くなり、向かい側の山の頂上が近くなったように見えます。20分程でハイランドしらびそに着きます。標高約1900mです。下界は夏真っ盛りで今日も真夏日の予報ですが、こちらは涼しいし空気は乾いているので過ごしやすいです。
ここからは、南アルプスの山々はもちろん中央アルプスの木曽の山々と状況が良ければ北アルプスも臨むことができるようです。
山を見てここでも癒されました。
 ハイランドしらびそ

 南アルプス方面。

 中央アルプス方面。

 しらびそ峠。

しらびそから山を下って飯田方面に向かいます。
かなり高い所まで走ってきたので下りもなかなか走りがいがあります。かなりの時間を使って降りてきました。再び真夏の世界に戻されました。

帰りがけに「天竜峡」に寄ってきました。約30分程の散策コースでしたが真夏の散策はきびしいです。
この後151号線をひたすら南下し、鳳来峡から三遠南信自動車道で引佐に出て帰ってきました。日帰りでしたが充実感がある一日でした。

 

 
奇岩に天竜のエメラルドグリーンがマッチしています。今度は天竜下りで訪れたいです。