宗男日記から

ムネオ日記
２００８年４月６日（日）
　昨日、今日の新聞で世論調査の結果が出ているが、どこも福田内閣の不支持が増えている。
　共同通信社が４・５日に実施した電話調査では、支持が２６．６％で、３月の前回調査から６．８ポイントの急落。安倍首相が退陣表明した直後の昨年９月の２５．３％に近い数字が出ている。
　逆に不支持は５９．６％で、前回から９ポイント増えている。支持しない理由は「首相に指導力がない」が一番で３２．５％、次は「経済政策に期待が持てない」で２４％。
　４月に入り、子供の入学や就職と、何かと出費がかさむ時、物価の値上げに国民は敏感に反応していると思いながら、首相の記者会見、ぶら下がり等で「生活感」のある、または「生活感」のにじむ発言が聞こえて来ない。何か他人事の様に対応している様に映る。官僚のシナリオに乗るのではなく、ご自身の言葉で国民の目線に合わせて話すことが大事である。
　官僚や経済界のトップの話よりも、中小企業、それも地方の声、地方の女性、主婦、若者の声をしっかり聞いて政策に反映させるべきではないか。都会の人も圧倒的に地方出身者が多い。故郷の父母、兄弟、家族のことを心配しているのである。
　「東京生まれで東京育ちの二世議員が、本当に地方の現状をわかっているのか」という声を私は良く聞く。今、内閣に求められているのは、「生活感」のある政治を行うことである。是非とも考えて戴きたい。
　米大リーグのロイヤルズの野茂英雄投手が３年ぶりにメジャー昇格を果たしたというニュースに感激する。アメリカンリーグ、ナショナルリーグでノーヒットノーランを演じ、日本人選手のメジャー進出のパイオニアとして大きな足跡を刻んできた野茂投手は、国民栄誉賞をもらう資格があると私は考えている。
　メジャー昇格を誰よりもご本人が喜んでいることだろう。チームの勝利に一日も早く貢献されることを願ってやまない。野茂投手、頑張れ！
　朝の飛行機で帯広に飛ぶ。今日は５年前に亡くなった母の命日で、お坊さんに来て戴きお参りする。早いもので５年の歳月が経つが、今でも母の最後の言葉を思い出す。
　「宗男、もう一回国会に行け。母ちゃんは悪いことをする子供を産んだことはない。自信を持って頑張れ」
　告別式の時、葬儀委員長の松山千春さんが、
　「お母さん、必ず宗男さんを国会に送りますから、天国から見ていて下さい」
　と挨拶の中で言ってくれたことも鮮明に頭に残っている。これといった親孝行もできず、今となっては「親思う心にまさる親心」という言葉を反復するのみである。
　１９時から十勝管内陸別町で新党大地陸別支部・鈴木宗男後援会の国政報告会。私の生まれ故郷の隣町で地元中の地元であり、私と一心同体の仲間ばかりである。久し振りの懇親会では、今の政治状況に不満の声ばかりであった。私はこの生の声をしっかり受け止めて、対処して参りたい。
鈴 木 宗 男
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