鈴木宗男ランド ブログ by宗援会

お断り 当ブログサイトは個人で発信されており、鈴木宗男事務所、後援会とは一切関係有りません。

宗男日記から

2008年10月02日 | Weblog
ムネオ日記
2008年10月2日(木)
 今日の北海道新聞朝刊に、考えさせられるとても興味深い記事がある。以下、全文掲載したい。
ビザなし交流 ロシア側団長 「四島 アイヌ民族の国に」 領土問題解決へ持論
北方領土ビザなし交流で八月下旬から、札幌市内で日本語研修を受けていたロシア側訪問団(十人)のゲオルギー・クリンスキー団長(54)=国後島=が一日、根室市内で開かれた元島民との対話集会で領土問題解決の妥協策として、四島を先住民族であるアイヌ民族の独立国にしてはどうか、と提案した。
同団長は民間人で、私見として発言した。日本側には「領土交渉にアイヌ民族を加えるべきだ」との意見があるが、領土問題をめぐって、ロシア側からアイヌ民族の存在を重視する発言が出るのは異例。
クリンスキー団長は集会で「アイヌ民族は日ロ両国の間で大変な苦労を強いられた」と強調。その上で「日ロが協力してアイヌ民族の国をつくり、復権させることで、領土問題の妥協点を見いだせる」と主張した。
集会後、同団長は「ロシア人と日本人の居住についてはアイヌ民族が決めればいい」と話した。
一方、日本側は歯舞群島志発島出身の臼田春美さん(74)=根室市=が、民間人のいない同島に打ち上げられているコンブを有効利用するため「根室の年金生活者にコンブ拾いをさせてほしい」と要望。九、十月の二カ月間、元島民がコンブを拾って干し、販売する考えを説明した。
クリンスキー団長も賛同し「管轄する南クリール地区行政府に手紙を出したらどうか」とアドバイスした。
(10月2日北海道新聞4面)
 ロシアが先住民族たるアイヌ民族に国籍を付与することは考えられる。南オセチアの例を考えてみよう。南オセチアの住民は「グルジアはイヤだ」と言って、ロシアの国籍をとった。だから、自国民保護という理由でロシアが南オセチアに進出していったのだ。
 北方四島においても、アイヌ民族が先住民族である。だからロシアの大統領に「歴史を尊重して、この島を返して下さい」と言えるのだ。
 サハリンも同じである。「大統領、この島で天然ガス、油が掘られていますが、この島の先住民族はアイヌ民族です。歴史を尊重して、優先して日本にガスや油を回して下さい」と言えるのだ。
 私は日本国民の悲願である北方四島返還と、日本のウィークポイントであるエネルギー問題の解決を考えてアイヌ民族の権利を確立し、先住民族として認めることを一貫して主張してきた。
 月刊正論10月号に的場光昭氏の「ムネオ氏にモノ申す 北海道開拓民の魂を売るなかれ 本誌8月号への反論で分かった道選出議員の“陰謀” アイヌ問題で歴史を歪める愚行を許すな」との見出しの論文が掲載されている。残念ながら、アイヌ民族を先住民族として認め、その権利の確立を目指した私の活動を批判する人もいる。この様な方には、アイヌ民族を先住民族と認めることの重要性を考えてほしい。そして、是非とも先に述べた私の活動の真意をご理解戴ければと思う。
 今、地球儀、政界地図を見ながら戦略・戦術を持って外交に当たっている政治家がいるだろうか。官僚の手のひらに乗っている人が多いのではないか。読者の皆さんもよく考えて戴きたい。
 昨日に続いて衆議院では代表質問が行われた。国民新党・大地・無所属の会を代表して亀井久興先生が質問に立たれた。衆議院本会議場で「大地」という名前が聞けたことは感激であった。
 亀井さんの質問も、淡々として政策的にも本質をついた質問であり、衆議院議場内の雰囲気は与野党問わず好意的な受け止めであった。大人のゲームをしたという感じである。
 それに引き替え首相の答弁は、紋切り型でいかにも官僚が作成した様な答弁ぶりであった。
 夜の便で札幌に向かう。明日は「大地」の事務所開きである。

本日提出した質問主意書2件

№22 日豪EPAが我が国農業へ与える影響等に関する質問主意書

№23 国会議員の特権ととられかねない国会議員宿舎や各種手当に対する政府の認識及び対応に関する質問主意書
※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。
衆議院ホームページ
鈴 木 宗 男
◆++++++++++++++++++++++++++++++++++++++◆
新党 大地 
鈴木宗男 オフィシャルページ 
◆∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞◆