・北海道の場合、五月の快晴続きに始まり、六月の毎日の雨、七月も雨であり、後半に入って晴れてきた。
・八月に入ると、割と暑い日に恵まれた。そして九夏も終わり、今年は8月7日が「立秋」であった。
・立秋の日、朝6時に庭に出たが、その風の冷たさに愕いた。確実に秋が来ているのだ。
・「古今集・秋の部」に「秋来ぬと目には清かに見えねども風の音にぞ驚かれぬる:藤原敏行」の通りであった。
・それにしても北海道でも30度越えは当たり前で、36度になっているところもある。
・鴻の庭に誰かが捨てていったとしかおもえないのだが、子猫がミャアミャアと鳴いている。
・腹が空いているんだろうと思い、連れてきてミルクでも飲まそうと思い近寄ると素早く逃げる。
・それでいながら、「おなかがすいた」と鳴いている。昨日と今日で2日間鳴いている。
・「お母さん、どこにいるの。」と鳴いている。逃げないで暮れれば、ミルクもご飯もやれるのだが。
・知人に話したら、保健所に電話を掛ければいいんだ。」と言う人と、
・「それは市役所だ。」と言う人がいる。みなさんなら、どうするだろう。知惠を貸して戴きたいのだが。
・それにしても9位まで落ちてしまった。かわいそうな、鴻さん。よろしくね。
・炎熱へ開きし孔雀てふ名を持つ花
・鮮烈な赤き命の花仙人掌
・立秋や花弁の欠けし百合一茎
・リコリスの花蕊に四香の形見かな
・丹念に磨く佛具や百合の花
・パプリカの花吹く今朝の秋の風
・葉隠れに南瓜の雄花大いなる
・白桔梗遠くに母の死装束
・足裏も老いゆきにけり白桔梗
・花火にも似し毒芹の花美しき
・毒芹の花影に寄る有情かな
・毒芹の花の花托へ秋の風
写真12枚・俳句・