・「われもかう」を漢字で書くと「我毛香」「吾木香」「吾亦紅」と「広辞苑」には三種類書かれてある。
「角川俳句大歳時記」にもこの三種類である。
・・吾亦紅の俳句をこんなに作ろうとは思わなかった。
「鴻風俳句教室」の会員の方が「吾亦紅」の俳句を投句してきたが、
「吾亦紅」の花から承けるイメージとはあまりにもかけ離れていたので、見本の俳句を作った。
・・・「吾亦紅」のイメージはやはり、「ちあきまさと」の歌っている「吾亦紅」なのだ
作詞は「ちあき哲也」だがその中の一説に「盆の休みに帰れなかった//俺の杜撰(ずさん)さ嘆いているか//
あなたにあなたに謝りたくて//山裾の秋ひとり逢いに来た//ただ謝りたくて」の世界なのだ。
・・・・俳句ができると、「吾亦紅の花」の写真もほしいと思った。数年前に図書館に行く手前の家にあったことを思い出し、
それを求めて云ったが、ザンネンながら無かった。
それで、そのあたりを「われもかう・吾亦紅」と歩いていると、ある家の庭に咲いていた。
さすが「花に恵まれた庭の恵庭」と云われるだけあり、帰ってきたら3500歩ほどで10枚ほどの写真を撮ってきた。
充実した1日であった。吾亦紅がそよいでいた。
・・珈琲の湯の滾る朝吾亦紅
・・千切ること難し墳墓の我毛香
・・吾亦香漢土の空に揺れをらむ
・・吾亦紅カメラ携え見に行かむ
・・川に下り水のひほひの吾木香
・・我毛香閑あれば読む萬葉集
・・ちち、ははも姉妹もあらじわれもかう
・・発願(ほつがん)に母住む浄土われもかう
・・吾亦紅俳句を閲しパン一枚
・吾亦紅(写真9枚・俳句9句)