・今年のコスモスの花も終焉に近づいた。
毎年のように思うことなのだが、コスモスはか弱い花なのか、それとも芯の強い花なのかと云うことである。
少しぐらいの大風には逆らわず、風にそよいでおり、芯の強い花だと思う反面、
何かの弾みで、手や足が触れると、すぐに折れてしまう。こんなのを見るとなんと芯の弱い花だろうと思うのである。
・・道東に「遠軽(えんがる)」という町がある。ここにある「太陽の丘えんがる公園」には、
20種以上1000万本のコスモスが咲いていると、観光課では云っている。
ここが北海道一、いや日本一のコスモス公園かもしれない。
・・・だが、1000万本あるかどうかは知らないが、札幌に「国営滝野すずらん丘稜公園」があり、遠軽に負けない
規模を誇っている。
・・・・わが小庭にも毎年10本程が、場所を選ばず咲いている。種がこぼれるのであろう。
コスモスにはやはり薄紅色のコスモス色が似合うのだ。
・・コスモスを看視し花蜂伝ひ飛ぶ
・・「来る、来ない」花占ひの秋桜
・・妹を欲せし日あり秋桜
・・コスモスの白より生る雲の影
・・コスモスのしがらみ運河の水澱み
・・飛び去りし蜻蛉の影や秋桜
・・コスモスの丘登りつめ海の紺
コスモス7枚・俳句7句