鴻風俳句教室

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詩想沸く駅の階段立ち葵(立葵・4枚・他1枚)

2015年09月01日 13時04分11秒 | 俳句と写真で美を求める=句写美じぃじ

・立葵も終わりとなった。

子供の頃は「コケコッコー花」と云って、ひとひらの花を上手に開いて、鼻のてっぺんやおでこに貼って遊んだものである。

・・じぃじは北海道の小樽市で生まれた。「小樽別院稲穂町の説教所」であった。

小樽駅の一つ手前の駅は「南小樽」と云うが、小樽は山坂の多い町で、この「南小樽(通称・南と樽をとって南樽(「なんたる」)は

谷の底がプラットホームで、そのてっぺんに駅がある。その山の上まで登る駅の階段がすごいのである。

・・・その崖一面に「立葵」が咲き、子供心にもなんてきれいなんだろうと思ったものである。

それも今では少なくなってしまった。種がこぼれるのだろうが、自然に消えて行くものなのだろう。

・・・・千日紅も百日紅も今年の盛りを過ぎた。今日からは9月に入った。

 

 

・・心中の情念陰り立ち葵

 

・・情念の赤もて窄む立ち葵     窄む=すぼむ 

 

 

・・朗らかに十本ほどの立ち葵

 

 

・・詩想沸く駅の階段立ち葵

 

 

・・紅玉の千を挿頭に千日紅

 

 

・立ち葵4枚・他1枚・俳句6句