鴻風俳句教室

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世界遺産白川郷・金沢・高山・能登半島旅行 3-1

2015年04月22日 11時04分45秒 | 俳句と写真で美を求める=句写美じぃじ

:旅行3日目(4月13日月)

・のと鉄道和倉駅から能登鹿島駅(のと桜駅)までの20枚

・・木の車輪飾り和倉の春の朝

・われわれ団体のほかには、地元の人の姿も見えない。なんだかさびしい感じがする。

・・駅前に人影見えず春の旅

・現在は「のと鉄道」と呼ばれているが、かつては「七尾線」とよばれていた線で、能登半島では唯一の鉄道である。

・・沿線は桜盛りののと鉄道

 ・連翹も水仙も黄色い花は元気を与えてくれる花であり、色である。

・・れんげうと水仙見守る単線路

 

・ゲイジツ作品はわからない。恐竜か竜か。はたまたツチノコか?

・・列車待つ春の駅舎の木の恐竜

 

 ・プラットホームにも桜の木が植えられている。実にのどかである。

 ・駅で止まるたびに桜の木が見える。心が満たされてゆく。

・・駅ごとに桜を満たし能登鉄道

 ・単線であればすれ違わないことには進行することができない。8分待たされた。

・・すれちがふ軌道列車や山背風

 ・輪島に「永井豪記念館」がある。漫画家として有名な方である。この「のと鉄道」のキャラクターに使われている。

・・軌道車の絵のデビルマン花曇

 

・「能登さくら駅」が間近に見えてきた。10人ほどの人が仕切りにシャッターを押している。

 

 

 ・桜と軌道車の写真を狙っているようだ。女性も男性もいる。

 

・日本はどこに行っても4月は桜の花を見ることができる。生きていれば、来年は、東北の三春の滝桜を見にゆきたいと思っている。

 

・山桜なのであろう。色が白に近い色をしている。

・駅舎の色までが桜色をしている。まるで、おとぎ話にでも出てきそうな駅をおまわせる。

・・桜色の駅舎に通ふあえの風

 

・この能登鉄道は国鉄に見放された線で第三セクターで運営されている。

・あえの風とは東風のことだが、北海道では「やませ風」と呼んでいる。日本海を吹く風の名称は面白い。

・・あえの風迎ふ駅舎の風見鶏

・正式の駅の名は「能登鹿島」というが、駅舎が完成したのを記念して「能登さくら駅」と愛称がつけられたという。

・老木の桜を絞め殺す勢いで蔦がすがりついている。桜の木になんの影響もないのだろうか。

・・老木となりゆくさくらに縋る蔦

・駅そのものが少し小高い土地にある。まるで、山もりの桜が毀れ出しているかに見える。

・・山盛の桜いつしか毀れ出し