兼六園
>以下、兼六園と金沢の街
・金沢「兼六園」に入る。金沢の街が花見の客で賑わっている。まして「兼六園」など人・人・人で写真を撮るのも大変であった。
・「兼六園」には池もたくさんある。この池は「霞ケ池」であり、一番広い池である。
・・池の面を蝶渡り来て消えにけり
・池の面に水の皺が立っている。わずかに風があるようだ。
・・水皺のわずかな動き池広し
・琴柱灯篭(ことじとうろう)で、「兼六園」の中でも有名なものの一つである。
・昔はこの飛び石の雁行橋を渡らせていたそうだが、今では進入禁止となっている。
・ひとつ一つの石が結構大きい。昔は渡したというが、手前の石から次の石には足が届くのだろうか。
・・飛石を帰雁のさまに掛け渡し
・枝ぶりの見事な松で、冬に入る前に雪つりが美しく造られる。13代藩主が琵琶湖畔の唐崎から種を取り寄せて植えたという。
・芭蕉さんの俳句に「唐崎の松は花より朧にて」とあるのを頭の中を駆け巡っていた。
・・ゆく春を唐崎の松見る兼六園
・池の中に亀が首を伸ばしているように見える岩が見える。
・・亀の首思はす巌春の水
・「兼六園」には桜のほかにさまざまな種類の松がたくさん植えられてある。金沢城主13代が長年にわたり植えた松である。
・・老松を支ふる杙を山笑ふ
・桜①
・・満開の桜に集ふ人の群れ
・桜②
・日本武尊は伝説上での英雄で、熊襲を討ち東国を鎮定したぐらいしか知らない。
・・花の園日本武尊の像鎮座
・この土台は蛇と蛙とナメクジが支えており、三方すくみになっており、どんな地震が来ても崩れないそうだ。
・本当に巨木の松である。
・・根上の松の巨木を包む苔
・人間が手をつないで木を囲むと何人の人が必要だろうと思う。
・ここに一日寝ころんで、俳句でも考えていたらと思う。
・・水上の亭料峭の陰うつし
・霞ケ池を掘り拡げた時に出た土を盛り上げたところが小高い山になっている。
・栄螺山を下る途中に椿が落ちている。美しいと思う。
・・地に還る紅椿こそ愛ほしき
・何の木かわからないが、木の根元に洞ができ、春の小鳥が出入りして遊んでいる。
・・木の洞に出入りし春禽遊びをり
・桜③
・桜④ 遠くから見たときにも、近寄って見ても、わが家と同じ桜だと思った。わが家の桜は5月末でないと咲かない。
・・八重桜一粒綻ぶ兼六園
・池の面に桜の花びらが吹き集まっている。「花筏(はないかだ)」という言葉も美しい日本語絵ある。
・・岸に寄り船頭不在の花筏
・兼六園の公園案内人のお姉さんが、「この噴水が日本で最も古い噴水で、水の流れる落差だけで作られている噴水です。」といった。
・・噴水の高みへ古代の風通ふ
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