鴻風俳句教室

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世界遺産白川郷・金沢・高山・能登半島旅行 2-1

2015年04月18日 14時33分52秒 | 俳句と写真で美を求める=句写美じぃじ

 

 

2015年4月12日(日)
萩町合掌造りの白川郷・旅行2日目


・白川郷に入る。霊場とは「白山」であるが、見える山並は「白山国立公園」に連なるものであろう。
・・霊場に縋る山並春の風


・庄川の川中に入り釣りをしている。川中での釣りは普通は鮎だが、何を釣っているのだろう
・・何を釣る太公望か春の川


・残雪がまだうず高く残っている。北海道と変わらない。北海道も少し山岳に入るとこうである。
・・未だ雪残る白川鳶の笛


・庄川の吊橋はあまり長くはないが、揺れを感じる。赤ちゃんを抱いた奥さんの後ろで旦那がわざと揺らし叱られていた。
・・庄川の吊橋渡り山桜


・吊橋の手前から「萩町の合掌集落」を見る。残雪が痛々しく残っている。
・・残雪の黒ずむ白川合掌郷


・吊橋の名を記す石碑が実に立派で堂々としたものである。
・・吊橋の名は「であい橋」すみれ草


・合掌作りの家① がっしりとした茅葺の屋根である。茅葺の屋根には火事がいちばん怖い。


・合掌作りの家②


・日本はどこに行っても上下水道が完備されている。マンホールの蓋を見て驚嘆する外人の気持ちがよくわかる。


・秋にはまた使うのであろうか。5体のかかしが春の日を浴びている。
・・春の日を浴びし案山子の手の動き


・残雪が溶けて沼をなしている。完全に溶けるのは4月の据えであろう。


・春なのにすでに冬の用意なのだろう。ご老人が薪を積んでいる。雪国の生活はつらくてきつい。
・・薪を積む男に真近き雪解沼


・・茅葺の倉庫にも入れ春の風


・小さな、それでいて立派な祠。その下のまるで大砲の弾かと思われる丸い石。何に使うのだろう。
・・春の神献る祠のまろき石


・茅葺屋根に一番怖いが火事であり、消防車・消防ポンプを仕舞う倉が目につく。
・・放水車了ふ木の倉雪解風


・合掌作りの家③ それぞれの家にそれぞれの貌があり、趣がある。


・山ざとに入ると小鳥の声や風の音が聞こえるものだが、この集落には音がない。外で遊ぶ子供の声が時折聞こえた。
・・雪高く残る山郷音もなき


・山桜①
・・薄紅の山桜咲く郷に居り


・山桜②


・後ろの山々がこの郷の屏風となっている。その山々の木の根元の雪が溶けて丸く山肌の色が見える。これを「木の根開く」というのです。
・・木の根開く山を屏風に白川郷


・観光客は「あ、鯉が泳いでいる。」と声を上げていた。これは虹鱒で腹と背の間に赤い帯が走っている。
・・虹鱒の背に日の温み影添へり


・一年に一度、放水車・放水銃の点検のために放水をするが、その日は絶対に教えないそうである。
・・料峭や放水銃小屋閉しまま


・大切な石灯篭なのであろう。雪垣が未だしたままである。わずか離れたところに3mほどの「雪のかまくら」があるのです。
・・三脚の雪垣が守る石灯篭


・浄土真宗大谷派の「明善寺」さんが県の重要文化財として指定。


・明善寺さんの鐘楼と梵鐘


・鐘楼の柱にNHKの「ゆく年くる年」で放映された回数が記録されてあった。


・明善寺さん本堂


・・茅葺の御堂や残雪まだ深き


・明善寺さん庫裡


・・一位樹の皮肌をいたむ春の山
>以上、白川郷の写真30枚貼付終了