鴻風俳句教室

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春の世界遺産白川郷・金沢・能登半島旅行 1

2015年04月17日 09時18分58秒 | 俳句と写真で美を求める=句写美じぃじ

 ・2015年4月11日(土)~4月14日(火)の間、
「春の世界遺産白川郷・金沢・能登半島 ちょっと贅沢に旅する4日間」と題した団体旅行に参加してきた。

 ・写真が全体的に青っぽく見えるのは、高速で走るバスの窓から見たものを撮影したものであるため、色彩の補正はできないのです。

1日目:4月11日(土)晴



・中部国際空港~~郡上八幡

・国営木曽三川公園内にある「138メートルタワー」あるいは「138ツインアーチー」と呼ばれるタワーが見える。

・・春の雲木曽三川のツイン塔


・金華山の頂きに岐阜城が見える。山城の代表といわれるだけあり、この城の下の長良川で止まったが、見上げるばかりだ。

・・山上の岐阜城春の雲呼べり


・長良川の河畔に宿をとったのは何十年前であろう。鮎舟のかがり火が美しい思い出となっている。

・・ゆく春や時たうたうと長良川






・{郡上八幡}にて



・郡上八幡の街に入る。北海道では瓦屋根は大きな寺院の本堂ぐらいであり、雪止めがついている瓦もおもしろい。

・・雪止めの瓦照りあふ屋根うらら


・郡上おどりは見たことない。男女が浴衣を着ておどり子となり踊る輪の中に入る若さがほしい。

・・うららけし郡上おどりの像の影


・郡上八幡の街の家々に、この地で詠んだ俳句が掲げられている。俳句①

・・家々に句の色紙貼り春の水


・俳句②


・俳句③


・俳句④


・俳句⑤

・・何を干す笊の色紙や春の川


・俳句⑥


・俳句⑦


・俳句⑧


・俳句⑨

・・清流の川へ郡上の桜花


・連句の一部、本来の俳諧はこの連句を指していたのである。もう連句をさばける人もかずすくない。


・宗祇とは飯尾宗祇のことである。連歌の大成者である。


・宗祇ゆかりの水なのであろう。水の街といわれるだけに、どこにいても細流の音が聞こえてくる。

・・せせらぎ飯尾宗祇の水ぬるむ


・お地蔵様に若衆の法被を着せて、いなせな姿に仕上げてあるのが面白い。あしびの白い花が可憐である。

・・若衆に生れし地蔵花馬酔木


・青空に桜の枝枝が背伸びをしている。天候と桜の花になんと恵まれたことか。


・野口雨情の歌碑の説明版である。


・雨情の書いたものであろうか。流れるような文字が美しい。


・郡上八幡の役場である。現在は資料館になっているようだが、古い外観が郷愁をそそる。


・上の役場を横から見た。落ち着きのある建物である。


・郡上の八幡出てゆく時は雨も降らぬに袖しぼる・・だれの歌か調べていない。雨情だろうか。


・北海道では見慣れない花が咲いている。きれいだ。


・街中を流れるのは「吉田川」だが、細い川が滝となり落ち込んでおり、激流をなしている。

・・雪解水激つ早瀬の吉田川


・「句写美俳句会」の四月句会の兼題が「空」とした。「空」は大空でもあるが、「空(くう)」でもある。
これだけ整然と並ぶと、これまた美しい。




・郡上八幡から高山に

・郡上八幡から高山に行く車窓には、まだ残雪が深く残っている。

・・残雪の峠路ほつほつ木の根開く


・北海道人には見慣れた光景だが「木の根開く」光景が面白いだろう。


・高山に行く案内標識のところで、牛の串焼きが売られている。どこに行っても「○○牛」と名前がつけられている。
子牛のときには、広大な北海道で育てられて○○に出てゆくのだ。


・高山に近い峠では今を盛りと山桜が咲いている。

・・高山の峠を飾る山桜


・山内一豊は戦場から「一筆啓上、火の用心、せんを泣かすな、馬肥やせ」は短い中に用件が簡潔に収められている。




・高山にて

・JR高山駅を中心に高山を歩く。いたるところに道標があるのも面白い。道標①

・・春の日へ飛騨高山の道標


・道標②


・みやげもの屋の店先に大釜がある。何を煮た大釜であろう。筍だろうかとも思ってみたが、どうも違う気がする。

・・筍を煮し大釜か銹浮けり


・「酔翁」という日本はなぜか若い時から知っていた。板前をやっていただろうが、ここで作られていたのだ。

・・「酔翁」の酒蔵はここか高山祭


・「筏橋」にはどんな曰くがあるのだろうか。きっと、深い秘話があるのあろう。


・この赤い橋のたもとに「筏橋」とあるが、「飛騨高山ぶらり散策マップ」には「中橋」となっているのだが。

・・高山に春のことぶれ花芽吹き


・じぃじも俳人なので「丈仙」なる人を調べてみたが、わからなかった。先人であろうか。

 
・「山王神社」は珍しくはないが、「山桜神社」も「さんのう・神社」と読むのであろうか。

・・春の川山桜神社の鳥居立つ


・北海道は「小樽」にも人力車はあるが、やはり古い歴史ある街であることが感じられる。

・・人待ちの人力車夫や寒き春


・4月14・15日は「春の高山祭」で「動く陽明門」と呼ばれる屋台を保存する「屋台倉」である。

・・春祭間近き飛騨の屋台倉


・模型の屋台である。高山には12台の屋台がある。見たいが、この二日は泊るところがないという。



・高山の「ひだホテルプラザ」に飾られてある屋台

・からくり屋台「匠龍台」動く陽明門と言われるだけあり見ていて圧倒されるだけである。


・屋台の前に飾られてある顔の真っ赤な「猿ぼぼ」がよい。じぃじも子供の時に遊んだ思い出がある。


・端午の節句も近いからか、五月人形や鯉のぼりも飾られてある。


・模型の屋台①


・模型の屋台②


・模型の屋台③


・模型の屋台④


・飛騨の高山祭の説明板





・一日目の郡上八幡・高山の終了。