くろちゃんの甲府城つづりⅡ

やまなしの甲府城跡や文化財のようすや活動を、
くろちゃんと仲間たちがなんとなく紹介するため再登場!

横根・桜井積石塚古墳群を散策

2016年01月14日 | 甲府城日記
先日、こんな石積みを見てきました



写真の場所は、甲府市横根町と桜井町の山腹にある、市指定文化財(史跡)「横根・桜井積石塚古墳群」
石積みの盛り上がりの正体は「積石塚」古墳時代後期~終末期にかけて築造されたお墓なのです

通常の古墳は、土を盛って墳丘をつくりますが、この「積石塚」は文字通り石を積み上げて墳丘をつくります

積石塚は朝鮮半島北側にあった高句麗という国のお墓に良く似ているので、渡来人の墓であると言われます
ただし横根・桜井積石塚古墳群に限っては、周辺には石がたくさん転がっているため、土の変わりに石を盛ってつくっただけではないかともいわれます


横根・桜井積石塚古墳群61号墳のようすです。
葉っぱに埋もれてよくわかりませんねスミマセン

ここの積石塚の石材の材質は、安山岩甲府城の石垣と同じです
では構築技術に違いや共通点はあるのか・・・?石垣のように排水や地盤に対する工夫はあるのか・・・?

考えることはいろいろありますが・・・寒空の下、木や枯葉をかきわけて石とふれあったひとときでした


(Mr.)

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