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「ペシャワール会」中村哲医師にアフガンから勲章 2018.2.28 毎日新聞

2018-03-02 12:48:01 | 報道 NHK 民放

NGO

「ペシャワール会」中村哲医師にアフガンから勲章

 
「ペシャワール会」現地代表の中村哲医師

 

 アフガニスタンで医療支援や用水路建設、農業再興に取り組む国際NGO「ペシャワール会」(事務局・福岡市)の長年の功績がたたえられ、現地代表の中村哲医師(71)に対し、同国のガニ大統領から勲章が贈られた。外務省によると、日本の民間人が同国の勲章を受けるのは異例。

 ペシャワール会によると、首都カブールの大統領官邸で7日に叙勲式があり、中村医師や同僚の技師らが出席した。同国の干ばつ被害に取り組むため、同会はかんがいの用水路を建設している。叙勲理由は「保健および農業の分野でアフガニスタンの人々に多大な影響を与えた」で、ガニ大統領は「(ペシャワール会の)かんがい方式がアフガン復興の鍵だ」と述べた。 <iframe class="teads-resize" style="height: 0px !important; width: 100% !important; margin: 0px; min-height: 0px !important; display: block !important; border-image: none; padding: 0px !important;"></iframe>

 中村医師は「長年のかんがいの仕事が地元で評価され、為政の中枢に届いた。戦乱や干ばつの中にあっても人は生きていかねばならない。叙勲が、アフガニスタンでさらに大きく協力の輪を広げる動きであることを祈る」とコメントした。

 ペシャワール会は1983年、中村医師のパキスタンでの医療活動を支援するために結成し、91年からアフガニスタンにも活動範囲を広げた。干ばつで深刻な被害を受けた農業を再興させるために2003年から本格的にかんがい事業に取り組み、1万6500ヘクタールに水を供給した。【比嘉洋】

 

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武器ではなく命の水を 医師中村哲とアフガニスタン


touhokushien
 2016/09/28 に公開

アメリカ同時多発テロから15年。今も戦乱の続くアフガニスタンで干ばつと闘う日本人がいる。医師・中村哲(69)。「武器や戦車では解決しない。農業復活こそがアフガン復興の礎だ」。中村は白衣を脱ぎ、用水路の建設に乗り出した。15年たったいま、干ばつの大地には緑がよみがえり、人々の平穏な営みが再び始まろうとしている。

戦乱の地アフガニスタンに必要な支援とは何か。15年にわたる中村の不屈の歩みを通して考える。

「普通のドクターや医療関係者がね、この状態を知って放っておいて逃げれるという人はどうかした人でしょうな。やっぱり目の前で困っている人を見捨てるわけにはいきませんよね」 「基礎に栄養状態が良くないというのがあります。それから衛生状態が良くないと。水で洗うだけでかなり良くなるんですが。水そのものが欠乏している」(中村哲さん)

 「水が来た時ももちろん喜びましたけど、モスクが建つと聞いてもっと喜んだんですよ。これで解放されたと言った。どういうことかと言うと、それまで自分たちが営んできた伝統的な生活がすべて外国軍の進駐によって否定されてきたわけですね。イスラム教徒であることが悪いことであるかのような一種のコンプレックスが村を支配していたんですね」(中村哲さん) 「人は忙しく仕事をしていれば戦争のことなど考えません。仕事がないからお金のために戦争に行くんです。おなかいっぱいになれば誰も戦争など行きません」(村人)

 「これは平和運動ではない医療の延長なんですよ。医療の延長ということは、どれだけの人間が助かるかということ。その中で結果として争い事が少ない、治安が良い、麻薬が少ないということが言えるわけで、これが平和への一つの道であるという主張をしたことは少ないと思います。ただ戦をしている暇はないんですよと。戦をするとこういう状態がますます悪くなるんですよと。それにはやっぱり平和なんですよ。それは結果として得られた平和であって、平和を目的に我々はしているわけではない」(中村哲さん)

 マルワリード用水路をはじめ、これまでに中村哲さんが工事や修復を手掛けた用水路は9か所。ナンガルハル州の3つの郡にまたがっています。これらの用水路によって潤う田畑の総面積は1万6000ヘクタール。実に60万人の人々の命を支えています。中村哲さんが作る用水路のシステムはナンガルハル州に根付き始めています。国連機関やJICAとの連携も始まっています。しかし、この用水路の恩恵を受けているのはアフガニスタン全体の人口の2%にすぎません。国連は2014年、国民の約3分の1が干ばつによる食料不足に直面していると警告。さらにアフガニスタンは今、新たな脅威に直面しています。

イスラム過激派組織ISの台頭です。ナンガルハル州でもISは勢力を拡大しています。その影響で都市部に逃げていく農民が後をたちません。ISが勢力を拡大している地域は干ばつのひどい地域と重なりあっていると中村哲さんは言います。勢力を拡大するISに対し、アメリカを中心とした先進諸国は空爆で対抗しようとしています。

8月にはアフガニスタンでも空爆が実施されました。911テロから15年、出口の見えない戦争が続いています。 中村哲さんは今、用水路のノウハウをアフガニスタン全土に広めるため新たなプロジェクトを立ち上げようとしています。ワルワリード用水路沿いに用水路建設の専門家を育てる職業訓練校を設立する計画です。

現在、学校で使わる教科書を作成中。アフガニスタン全土から生徒をつのり現地の若い専門家を育てるつもりです。 「作業中の上空を盛んに米軍のヘリコプターが過ぎてゆく。彼らは殺すために空を飛び、我々は生きるために地面んを掘る。彼らはいかめしい重装備、我々は埃だらけのシャツ一枚だ。彼らに分からぬ幸せと喜びが、地上にはある。乾いた大地で水を得て、狂喜する者の気持ちを我々は知っている。水辺で遊ぶ子供たちの笑顔に、はちきれるような生命の躍動を読み取れるのは、我々の特権だ。そして、これらが平和の基礎である」(中村哲 手記より) 参考:http://tvmatome.net/archives/4898

 

「武器では平和は守れない」~埼玉の中村哲講演会に1450人

www.labornetjp.org/news/2017/0825hokoku
2017/08/28 - 8月25日、中村哲医師(ペシャワール会) 「命の水と緑の大地を拓いて34年・戦乱と旱魃のアフガニスタンから『平和』を考える」講演会が埼玉会館大ホールに1450人が参加し大盛況だった(副題「命の水と蘇る大地」憲法9条こそ日本の強み」)。 ハンセン病治療のためパキスタン北西部ペシャワールに赴任以来34年、アフガニスタン東部で、医療活動のかたわら1600本の井戸を掘り、相次ぐ戦乱と旱魃で難民化して人々の帰還のために灌漑用水を拓いて「緑の大地計画」を進める中村哲医師(地元では ...

 

「自衛隊来るほうが危険」。ペシャワール会の中村哲さんがズバリ(西日本新聞 ...

https://www.facebook.com/sayonara.nukes.berlin/posts/674421299260145
ペシャワール会の中村哲さんがズバリ(西日本新聞5/16)。 Image may contain: 1 person. 貴昭田村. May 16, 2014 ·. 「自衛隊来るほうが危険」。ペシャワール会の中村哲さんがズバリ(西日本新聞5/16)。「アフガニスタン人は多くの命を奪った米国を憎んでいます。日本が米国に加担することになれば、私はここで命を失いかねません」「9条守られていたからこそ、私たちの活動もつづけこられた」。どうかこの憲法の威力は。安倍首相が持ち出した、武力行使の「駆けつけ警護」は、警護どころか現地邦人の命を脅かす。

 

 

 


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