小林節・慶應大名誉教授『一刀両断』より。
参院選一人区「野党統一候補」の逆提案
「(共産党から国民連合政府構想が提案される中で)今度は民主党の側から、来年7月に予定される参議院議員の半数を改選する際に、32ある1人区でそれぞれ野党統一候補(無所属)を立てようという提案が行われた。これは国民連合政府構想よりも現実的である。」
「この民主党の提案に対して共産党は前向きに受け止める反応を示している。自分達の提案だけに固執するのではなく、政権交代に向けた真摯な提案として受け止めたのである。」
「来年の参議院選挙において32の小選挙区で、出来る限りの野党選挙協力を実践してみる事には大きな意義がある。そうして相互の信頼感を醸成しながら協力を拡大していく事こそが成功の鍵である。」
【日本海新聞2015年12月8日】