http://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid=sec&oid=437&aid=0000104745&sid1=001
現在のソウル大使館前を取材したニュース番組。少女像が韓国の国民に愛されている様子が伝わってくる。これを撤去するなんて、どう考えても無理。
「合意」の賛成派も反対派も集まってきて、互いの主張をぶつけ合う。民主主義はまだこの国に生きている。
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JTBC密着カメラ 2016.1.11
「平和の少女像」の前で分かれる人々
<キャスター>
日本大使館前の「平和の少女像」の周りには、24時間、人々が集まっています。少女像を守る人と、もう日本の謝罪を受け入れようと言う人に分かれています。
密着カメラ、安ジヒョン記者が取材しました。
<記者>
駐韓日本大使館を見渡す少女像の周りには、このように人々が置いて行った花束が積まれています。下の方を見ると、防寒用品が少女像の裸足の足を包んでいます。
ところで、昨年末の韓日合意以後、ここを訪れる人々が後を絶たないということです。
寒い冬を過ごしている少女像を、少女像の視線で見てみたいと思います。
少女像の姿を収めようという市民たちの足が続いています。
海外のメディアのカメラも見えます。
その横には、少女像のそばを毎日守っている大学生がいます。
(チョン・ジュヒ/慶煕大総学生会長)「少女像を移転するということは、歴史をそっくりそのままなかったことにする、消してしまうという意味と変わらないと思います。」
ところが、一人の男性が少女像の周りをうろつきます。
「すぐ隣に生きる大韓民国、私たちに核爆弾がありますか?従北左派!従北左派!」
少女像に礼をしたこの男性は、ひとしきり騒いだ後に姿を消しました。
少女像の周りには、このように、お互いに異なる考えを持つ人たちが集まってきます。
大学生たちに対する支援も続いています。
少女像の後ろには、市民がくれた食べ物や食品があります。
前の方には各種の飲料水も見えますし、ラーメンも箱ごと積まれています。寒さを避けるための防寒用品もあります。マフラーと毛布も見えます。
向かい側には、周辺の環境が汚れないように、自主的にごみの分別をしています。
この人たちは、少女像のそばで文化行事をして、その場を守っています。
(カン・ピルジュン/大学生)「もっと頑張って、慰安婦のハルモニたちが本当に苦痛から解放される日が早く来たらいいな、と思います。」
現在の時刻は夜中の1時。ここの気温はマイナスを記録しています。
少女像の横をご覧になりますか?40人を超える学生たちが、まだここを離れずにいます。
明日の朝まで少女像の横を守り、徹夜籠城をしているのです。ところで、よく見てみると、地面には薄い敷物を敷いて、寝袋の中でこうやって睡眠をとっているのです。
衝突も起きました。
去る6日、24周年を迎えた水曜デモ。
保守のオボイ連合は、韓日合意の結果を受け入れろと言って、少女像の前で跪くパフォーマンスをしました。
「韓日の、日帝の戦犯行為に責任を認めた謝罪を積極的に歓迎する!」
これより前、保守団体の「オンマ部隊」は、ハルモニたちが犠牲になることを要求したりもしました。
このような保守団体の会員の間で、無言で立っている女子学生が見えます。
自らを「孝行娘連合」と名付けた青年たちは、韓日合意を受け入れようという保守団体の主張に反対して立ち上がりました。
しかし、声を出すことなく、向かい合って静かに反対の意思を表明しました。
(洪スンヒ/大韓民国孝行娘連合)「人間に対する礼儀が、私たちが望むことです。ハルモニたちを守ってあげられなかったじゃないですか、歴史で。」
この他にも、少女像を守ろうと高校生で結成した孝行息子連合。
「少女像、僕たちが守ります。」
また、オンマ部隊に反対する考えを表明した「真のオンマ部隊」も誕生しました。
(ペ・ウェスク/梨花女子大民主同友会対外協力委員長)「私の娘が慰安婦だったとしても許してやるという言葉を聞いて、私は、本当の母ならそんなことは言えません。」
少女像は、全国24カ所で、自分たちを忘れないでほしいと語っています。
ショートカットの幼い少女像の後ろには、後ろ髪を束ねたハルモニの影が見えます。
あとどれほどの時間が過ぎれば、ハルモニたちが白い蝶のように苦痛から自由になることができるのでしょうか?