【政府は自衛隊に何をさせたいのか】
◆自衛隊は国連職員や市民を守らない
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泥 憲和さんFBより
2016.11.25
自衛隊は国連職員や市民を守らないと、在南スーダン日本大使が言明したそうです。...
. https://twitter.com/EyeRadioJu…/…/801399887992651780/photo/1
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Eye Radio Juba@EyeRadioJuba
"Japanese contingent to #UNMISS are 'engineers' and won't use force" -Amb. Kira http://bit.ly/2ggvu4Z pic.twitter.com/Rny9Eq9CqR
「自衛隊の新しい部隊の任務はレスキューではない」
「技術部隊であり強制力を行使できない」
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現地通信社の報道にはこういった見出しが掲載されています。本文にはこうあります。
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「日本の南スーダン大使は、今週ジュバに到着した新しい兵が、国連の職員や民間人を救出する権限がない工兵(エンジニア)であることを確認した。」
「不測の事態が起きれば、必要に応じてこれまでより柔軟に行動するが、彼らは救出を任務とする部隊ではない。」
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「不測の事態が起きれば柔軟に行動する」とはどんな行動を示しているのでしょう。
国連関係者や民間人を救援せよというのが、新しい任務なのではないのでしょうか。
そのために普通科隊員を中心に編成したのではないのでしょうか。
政府はPKO関係者やNGO関係者を救援する新しい任務を付与しました。
政令も書き換えました。
なのに、その権限を持たないとはどういう意味でしょうか。
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◆説明できない任務
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駆けつけ警護は安保法制の英文資料に「kaketuke keigo」と記載してあります。こんな日本語のわかる外国人がいるでしょうか。
ロジックで説明できないのです。
駆けつけ警護はレスキューではないという説明で任務が理解できる人など一人もいません。
政治家のいう中身がわやくちゃだから、役人は日本語を用いてごまかしているのです。
そんなあやふやな任務を付与されて困るのは現地部隊です。
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◆本音は他国軍との共同戦闘行為
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ごまかしの理由ははっきりしています。
「駆けつけ警護」は、もともと他国軍を救援する目的で導入されました。
救援の次に待つのは共同作戦です。これが本当にやりたいことです。
しかしこの任務は憲法と対立します。国民世論の賛同も得られません。
そこで邦人救出に理由を変えたのですが、そうすると今度は国際社会に説明できません。
自国民だけ救護する自己中心的な態度が、理解されるはずがないからです。
しかたがないので、訳の分からない説明でごまかしながら、既成事実を作って慣らしていこうと考えている。
ごまかさなければ説明できないような任務に、自衛隊員がどうして命を賭けなくてはならないのでしょうか。
国民だましの政治的犯罪に、自衛隊を無理にひっぱりこんで共犯にするなよ。自衛隊を政治のおもちゃにするな。
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「憲法さえ変えてしまえばどうにでもなる」
安倍総理周辺の思惑はこんなところでしょうか。
ふざけてはいけない。
自衛官の命はそんなに安っぽくはない。
切れば赤い血の流れる人間なんだぞ!