今、沖縄を大きな衝撃が襲っています。元海兵隊の男が島の女性を物色し、棒で殴り、レイプして山に捨てた。沖縄じゅうが、彼女を守れなかった無念と慟哭の中にいます。
米軍のレイプ・殺人・放火などの凶悪犯罪だけで過去570件に上ります。仮にどこかで島中が立ち上がり米軍基地を一掃していたら彼女の命は続いていた。今、多くの県民が自分を責めています。彼女を殺したのは心を病んだ元兵士かも知れない。でも彼女を殺させたのは、このいびつな状況に対して無力だった私であり、何もしなかったあなたです。沖縄は今、辺野古の新基地建設反対に留まらず、在沖縄米軍すべての撤去を訴え始めました。
「標的の村」では東村・髙江のヘリパッド問題と、オスプレイ配備に抵抗する県民の姿を、「戦場ぬ止み」では辺野古の基地建設問題と70年続く戦場の苦しみをスクリーンにぶつけて沖縄の現状を立体的に伝えようとやみくもに走ってきましたが、どうしても今、撮影をやめることができません。
新たな大きな問題が起きています。仮に辺野古の基地建設を止めても、これが作られたら沖縄県土は、いえ、日本本土さえ戦場になりかねない問題。宮古島・石垣島への自衛隊ミサイル部隊の配置です。既に自衛隊新基地の運用が始まった与那国島を含め「先島」と呼ばれるこの地域がなぜ今、急速に軍事要塞化されようとしているのか。それが日本の運命をどう変えてしまうのか。
沖縄と軍事基地の問題から見えるものは、平和主義の崩壊と民主主義の機能停止、政治の極度の劣化です。だからこそ沖縄から映像で伝え続けなければならないと、沖縄県民で小さな撮影チームを作り次回作の製作に当たっています。前作も、日本中の一映画ファン、沖縄に心を寄せて下さる個人のみなさんからカンパを頂くことで完成にこぎ着けました。できましたら、次の作品にもご支援頂き、この問題を私たちと共に当事者の視点を持って見守って頂ければこんなに心強いことはありません。撮影日記は適宜「マガジン9」のサイトで動画と共にアップしていきます。是非応援して下さい!どうぞ宜しくお願い致します。
2016年6月1日 三上智恵
三上智恵監督新作『標的の島』(仮)製作のための製作協力金カンパのお願い
『標的の島 (仮)』(2016年完成予定・17年劇場公開予定)
沖縄の基地問題を描く、三上智恵監督新作『標的の島』(仮)の製作を本年の2016年内の完成を目標に開始します。製作費確保のため、皆様のお力を貸してください。いただいた製作協力金は、『標的の島』(仮)の製作費として活用させていただきます。
◎製作協力金10,000円以上、ご協力いただいた方(もしくは団体)は、映画HPにお名前を掲載させていただきます。
◎製作協力金30,000円以上、ご協力いただいた方(もしくは団体)は、映画エンドロール及び、映画HPにお名前を掲載させていただきます。
【振込先】
郵便振替口座 00190-4-673027 名義:沖縄記録映画製作を応援する会
※公式HPもしくは、エンドロールへの掲載を希望される方はお申し込みの際にお知らせ下さい。
※お振り込みの際は、振替用紙に以下を可能な範囲でご記入をお願いします。
- 1.HPやエンドロールへの掲載の可否
- 2.掲載希望のお名前もしくは団体名
- 3.お名前
- 4.ご住所・ご連絡先(お電話またはE-mail アドレス)
※銀行口座やゆうちょ銀行口座からのお振り込みの際は、東風(Eメール:info@tongpoo-films.jpまたはFAX:03-5919-1543)まで、上記のお振り込みされた方の情報をご連絡下さい。
※ご連絡先が無く、お振り込みされた方の情報に不備があった場合には、お名前をご掲載出来ないこともございます。よくご確認の上、ご記入いただけますようお願いいたします。
お問合せ
沖縄記録映画製作を応援する会 事務局
東風(とうふう)
Eメール:info@tongpoo-films.jp
TEL:03-5919-1542(平日11:00〜18:00)
FAX:03-5919-1543
〒160-0022 東京都新宿区新宿5丁目4−1 新宿Qフラットビル306号室
※イベントの際等、チラシ配布・カンパ箱の設置にご協力いただける方も募集しております。東風までお問い合わせ下さい。
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