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タイガーマスク「伊達直人」名乗り支援活動の男性が思い語る…”子どもたちは虐待されるためではなく、抱きしめられるために生まれてきた”

2016-12-08 10:23:19 | 労働 生活一般

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161207/k10010798731000.html

「伊達直人」名乗り支援活動の男性が思い語る

漫画「タイガーマスク」の主人公「伊達直人」を名乗り、全国の児童養護施設などにランドセルなどを寄付する運動のきっかけを作った男性が、7日、都内で開かれたプロレスのイベントに参加して、支援活動にかける思いを語りました。

この男性は群馬県に住む会社員、河村正剛さん(43)です。
河村さんは7日夜、東京・文京区の後楽園ホールで開かれたイベントに参加し、初代タイガーマスクの佐山聡さんとリングに上がりました。そして、6年前のクリスマスに群馬県内の児童相談所に漫画「タイガーマスク」の主人公「伊達直人」を名乗ってランドセル10個を届けたことを明らかにしました。

河村さんは幼いころ、複雑な家庭環境で育ち、ランドセルも持てなかったため、同じ境遇の子どもたちを支援しようと活動を始めたことを明らかにしたうえで、「子どもたちは虐待されるためではなく、抱きしめられるために生まれてきた。涙を流すためでなく、周りを笑顔にするために生まれてきた。その思いを胸にこれからも支援活動を続けていきます」と呼びかけました。

6年前に河村さんが「伊達直人」の名で贈ったランドセルは大きな反響を呼び、全国の児童養護施設などに贈り物などが相次ぐなど「タイガーマスク」運動と呼ばれる社会現象にもなりました。

河村さんは自分が名乗り出ることにより、施設の子どもたちを社会全体で養護する大切さに気付いて欲しいと思いを述べたうえで、「子どもたちには支援する人たちがいると受け止めてくれればいい。自分の過去は変えられないが、子どもたちの未来は変えることができると思います」と話していました。

広がったタイガーマスク運動

河村さんが「伊達直人」の名前で6年前のクリスマスにランドセルをプレゼントした行為は大きな話題となりました。翌年(平成23年)の元日に、神奈川県小田原市の児童相談所に同じく「伊達直人」を名乗る別の人からランドセル6個が贈られたほか、静岡市には「お年玉」と称した10万円の現金が届くなど、およそ1か月間に全国各地で1000件を超える寄付が相次ぎ、「タイガーマスク運動」と呼ばれる社会現象になりました。

一方、施設で使いづらい品物が贈られる心配もあり、全国児童養護施設協議会が「施設が必要なものを問い合わせてから寄付してほしい」と呼びかける事態となりました。その年の3月、東日本大震災が発生します。被災地の支援に関心が移る中、「タイガーマスク運動」は一時の盛り上がりをみせなくなりましたが、千葉県の我孫子市役所には、去年まで5年続けてクリスマスの日に「伊達直人」の名前でランドセルが届くなど、善意の行動は続いています。

児童養護施設で子どもたちと交流

河村さんは、数年前から児童養護施設を訪ねて入所している子どもたちとの交流を重ねていました。

群馬県高崎市にある児童養護施設、「フランシスコの町」もその1つです。施設長によりますと、河村さんは最初にランドセルが届けられたクリスマスの翌年に施設を訪れて、ランドセルの贈り主だと名乗ったうえで、「イベントがあったらお手伝いしたい」と申し出たということです。その後、施設が行う稲刈りなどの行事にこまめに顔を出したり、入所している子どもたちにプレゼントを配ったりしていたということです。

施設長の村田文男さんは、「河村さんは折に触れて自分の幼いころの大変な境遇を子どもたちにも伝えていた。そういった境遇で育っても一人前に自立しているんだとアピールしたかったのではないか。子どもたちには常に『夢をもって生きろ』と話していた優しい方です」と話していました。

タイガーマスクに児童相談所は感謝

6年前に10個のランドセルを贈られた前橋市の児童相談所で、次長を務めていた男性は、「さまざまな境遇で暮らす子どもたちへのプレゼントだとわかり、ありがたいと思いました」と当時を振り返っています。

前橋市にある群馬県中央児童相談所では、6年前のクリスマスに玄関先に、10個のランドセルが置かれていました。添えられていた封筒には、「子どもたちのために使ってください」と書かれたカードが入っていて、差出人は漫画「タイガーマスク」の主人公と同じ「伊達直人」となっていました。

当時児童相談所の次長だった松場敬一さんは、「最初はびっくりしましたが、さまざまな境遇で暮らす子どもたちへのプレゼントだとわかり、ありがたいと思いました」と振り返りました。

松場さんは、ランドセルを贈った本人が、その後児童相談所を訪れ、「幼少期に恵まれない環境で育ったため、同じような境遇の子どもたちの役に立ちたい」と話していたことを明らかにしました。

今回公の場で名乗り出たことについては、「受け取った側も感謝の気持ちを伝えたいので、名乗ってもらえることはいいことだと思います」と話していました。


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「タイガーマスク運動」の伊達直人 写真特集

http://www.jiji.com/jc/d4?p=dtn127-jpp10297190&d=d4_bbbより転載

兵庫県警赤穂署に置かれていたランドセルと「伊達直人」と書かれたのし[赤穂民報提供]=兵庫県赤穂市


漫画タイガーマスクの主人公「伊達直人」の名で、児童施設にランドセルなどを贈っていた河村正剛さん(左)。初代タイガーマス…
漫画タイガーマスクの主人公「伊達直人」の名で、児童施設にランドセルなどを贈っていた河村正剛さん(左)。初代タイガーマスクの佐山聡さん(右)と握手を交わす=東京都文京区の後楽園ホール(2016年12月07日) 【時事通信社】

 

 



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