海鳴りの島から
沖縄・ヤンバルより…目取真俊
http://blog.goo.ne.jp/awamori777/e/7808c5834bd85b1c5887a0528656f4f7より転載
多くの支援に支えられて取り組まれている海上行動
21日は朝、カヌー16艇が松田ぬ浜を出発した。ほかに3艇が午前中、浜で初心者練習を行った。辺野古基金で購入された新カヌーの初使用で、軽くて漕ぎやすい、という感想が多かった。
辺野古崎から長島に向けてフロート沿いに漕ぎ、ぶるーの船と合流してしばらく様子を見た。スパッド台船は3基とも作業が行われていたが、海上保安庁のゴムボートの数が少なかったので、いつもより早めにフロートを越えてスパッド台船をめざした。
この日は午前、午後の2回、14艇のカヌーがフロートを越えて抗議行動を行った。午前は海保の体制が整わないうちに行動を開始したので、4艇のカヌーが台船のまわりのフロートに到達した。1人がグリーンネットに手をかけたが、海保の保安官に足をつかまれ中には入れなかった。
午後はサップのメンバー3人も合流し、長島の両側からフロートを越え、目の前のスパッド台船をめざした。行動範囲が広がりすぎて連携が取れず、全員が途中で海保に拘束され、台船までは行けなかった。
この日は長島近くの南側にあるスパッド台船と、離れた場所に設置されたスパッド台船の2基から掘削棒が抜かれた。この地点での海底ボーリング調査は終了したと思われる。
長島近くにあるスパッド台船1隻と緑のクレーン付台船の調査は引き続き行われているが、もう1か所を新たに始めればそれが最後となる。次はどの地点か分からないが、週明けも抗議・阻止行動が取り組まれる。残された調査期間は長くないので、ぜひ海上行動にご参加を。
昼食はカレーの差し入れがあった。カヌーやウェットスーツ、昼食など多くの支援で海上行動は成り立っている。カレーを作ってくれた皆さん、有り難うございました。