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【紹介】米兵レイプ被害者 ジェーンさんのたたかい~『涙のあとは乾く』出版される

2015-05-31 16:21:05 | ご案内

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米兵レイプ被害者 ジェーンさんのたたかい~『涙のあとは乾く』出版される

                    ジョニーH

 

5月29日(金) 東京の世田谷区用賀のGENE で、キャサリン・ジェーン・フィッシャーさんの『涙のあとは乾く』出版記念パーティーが開かれ、多彩なゲストが集まった。

オーストラリア出身のジェーンさんは、2002年横須賀基地の中の飲食店で恋人を待っている間に睡眠薬を飲まされ、米兵にレイプされた。神奈川県警横須賀署に助けを求めたが「日米地位協定」に阻まれ、事件ははぐらかされ、犯人は不起訴となり帰米してしまった。

普通なら泣き寝入りするところだが、12年かけてジェーンさんは米国まで行き犯人をつきとめ、レイプを認めさせ、2013年米国法廷での裁判に勝利する。

その取組みの中で、自分の事件以外に多くの米兵のレイプ事件があることを知り、自分の体験と取組み、その間に起きた人生体験や心情を、英語の本を出版して訴え続けた。オーストラリアのテレビ局の番組「60minutes」でも取り上げられている。

そして、事件から13年かけて、日本の講談社から翻訳本『涙のあとは乾く』が出版された。

ジェーンさんは、自らが調べ記録した「日本での米兵レイプ事件」の巻物紙を示し、説明した後、沖縄の集会で自らレイプ被害事件と泣き寝入りしない姿勢を発表したときの話を次のように披露した。 「私が、レイプ被害事件の話と米軍に屈してはいけないことを話して、ステージから降りると、そこには70歳の女性が涙ながらに『私も50年前にレイプされましたが、我慢しながら生きてきました。今日あなたの話を聞いて、このままではいけない。理不尽と闘う勇気をもらいました。ありがとう』と言ったのです」

ジェーンさんには、沖縄出身の元夫との間に3人の息子さんがいる。 「自分の息子たちに、良い人生を送るための良い環境を残してあげたい。そのためには、沖縄そして日本の子どもたちを不幸にする『日米地位協定』を辞めさせたい。そのためにはどんな抗議行動もし続けます」と強く語った。

ジェーンさんは1か月に2回は、辺野古に行きカヌーに乗り、海上保安庁の監視船の前で海に飛び込み基地工事に反対抗議をしている。

ジェーンさんはサインを求められると、必ず次のように書く。 "May your dream become a reality.(あなたの夢は実現する)"

 


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