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異教の地「日本」 ~二つの愛する”J”のために!

言論宗教の自由が保障され、ひとりひとりの人権が尊ばれ、共に生きることを喜ぶ、愛すべき日本の地であることを願う。

あと6時間…マイナス要因/日本人殺害予告 安倍政権が事件発生後に犯した“3大失態”

2015-01-23 13:02:09 | シェアー

 

https://twitter.com/saveiraq

  · 5時間5時間前

 あと6時間。整理すると、

安倍首相がイスラエル国旗の前で「テロには屈しない」と会見した。

72時間の間に英国と2+2で武器輸出など戦争協力を確認した。

何の力も持っていないヨルダンに本拠地を置いて時間を無駄にした。もっと早くトルコに入るべきだった。以上がマイナス要因。


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http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/156608/1より転載

日本人殺害予告 安倍政権が事件発生後に犯した“3大失態”

2015年1月23日

 何も分かっていない/(C)AP

「最悪の事態」が刻々と迫っている。「イスラム国」による日本人2人の身代金要求・殺害警告事件。安倍首相の「イスラム国対策にカネを出す」と宣言した「カイロ演説」が引き金になったのは間違いないのに、安倍政権は、事件発生後も数々の“大失態”を続けている。


■親イスラエル議員を現地本部に派遣

 事件発覚後、政府は安倍首相の中東訪問に同行していた中山泰秀・外務副大臣をヨルダンに派遣した。中山副大臣は首都アンマンの日本大使館内の現地対策本部の本部長に就き、情報収集や現地対応の指揮にあたっている。

 安倍政権は「迅速な対応を取った」と考えているのだろうが、チョット待てだ。中山副大臣といえば、イスラム国にとって敵国扱いのイスラエルと親密な議員だ。郵政大臣や衆院予算委員長などを歴任した父親の正暉氏を継いで「日本・イスラエル友好議員連盟」に所属。議連の事務局長を務めたこともある。国会議員が各国と友好関係を築くのは構わないが、なぜ、非常時の今、この人選なのか。

戦場ジャーナリストの志葉玲氏がこう言う。

「イスラム国の一派は最近、イスラエルでテロ活動を活発化させようとしている。その敵視国とつながりのある人物を本部長に充てるのは理解しがたいですね」

 むしろ中山副大臣については、政官接待でボロ儲けの人材派遣会社「パソナ」の代表補佐だった経歴や、携帯電話税の導入に積極的――といった悪評ばかり。本気で人質を救出する気があるのか疑わしい。

■イスラエル国旗バックに安倍首相が会見

「卑劣なテロはいかなる理由でも許されない。断固として非難する」──。事件後、安倍首相はエルサレムで行った緊急会見でこう強調していたが、会見映像を見て驚いた人は多かっただろう。背景に白地に青い六芒星のイスラエル国旗が掲げてあったからだ。


 イスラエルは、イスラム世界で敵視されている。そのイスラエルに日本の軍需産業の幹部を引き連れて訪問しただけでなく、国旗の前で戦う姿勢を示したのだ。「イスラム国」だけでなく、イスラム世界全体にケンカを売ったのも同然だろう。

「安倍首相の会見は、穏健派のイスラム世界の人が見ても違和感を覚えたと思います。日本の外交センスを疑いますよ」(志葉玲氏)

 安倍首相の会見は、イスラムの反日感情の火に油を注いだ。

■「身代金は払わない」と期限前に“死刑宣告”

 自民党の高村正彦副総裁は21日、記者団に対して「日本政府が人道支援をやめるのは論外だし、身代金を払うこともできない」と言い切った。仮に“本音”はそうであっても、政権与党の副総裁が軽々に発言して大丈夫か。「イスラム国」はITを駆使し、常に情報を集めている集団だ。タイムリミットの「72時間」前のこの発言をすでにキャッチしている可能性が高い。

「人質2人にとっては日本政府から早々に『死刑宣告』されたようなものです。欧州で今回と同様のケースが起きた場合、政治家は慎重に発言し、水面下で交渉するのが一般的です。日本は、04年にイラクで日本人旅行者の香田証生さんが殺害された時も、身代金の交渉をすぐに突っぱねた。政府の対応は、あの時から何も変わっていないし、何も学んでいません」(志葉玲氏)

 こんな無能政府に命は預けられない。





【全文】 ジャーナリスト・後藤健二さんの母・石堂順子さんが会見

2015-01-23 12:33:52 | シェアー


http://blogos.com/article/104041/?p=1より転載

【全文】「私はこの3日間、何が起こっているのかわからず悲しく、迷っておりました」ジャーナリスト・後藤健二さんの母・石堂順子さんが会見


23日午前、イスラム国に拘束されているジャーナリスト・後藤健二さんの母、石堂順子さんが都内で会見を行った。石堂さんは子どもたちの教育と医学について関心があると言い、後藤さんが解放されれば、一緒に世界の子どもたちの平和教育を行い、希望があればイスラム国の子どもたちも自宅で教育したいと訴えた。 

石堂さんの冒頭発言


大変お忙しい中貴重なお時間をいただき、感謝申しあげ、一生忘れません。 

私は石堂順子と申します。ジャーナリスト・後藤健二の実の母親でございますが、日本国民、そして日本政府の方々そしてここにお集まりの方々に感謝とご迷惑をおかけしますことをお詫び申し上げます。 

私はこの3日間、私の身近にどのようなことが起こっているのか全く計り知れませんでした。そのために、皆さんに大変お忙しい中を、ご迷惑をおかけしてしまうことを心よりお詫び申し上げます。 

昨日健二の妻である嫁と初めて電話で交信いたしました。聞きますと、2週間前に赤ちゃんが生まれたそうです。私はびっくりいたしました。生まれたばっかりの2週間しか経っていない子どもを置いて、なぜ遠い所に行ったのですかと質問しました。 

そうしましたら、先に拘束されている知人を助けるために、救出するために、何が何でもという形で飛んでいってしまった、と申しておりました。私はその時感じたんですが、この地球は大切にしなければいけない、たった一つの、私たちのために神がつくってくださいました、自然がつくってくださいましたものを、その貴重なプレゼントをなぜ壊すのか、私はわからないのです。原子力を使い、地球を汚し、大気圏を汚して、そして何を求めようとするのか、私には全然わかりません。 

今日こうやって皆さんにお会いすることも、どこで聞いたのか、私の近いところからは会見をやめるように言う電話がいっぱい入っております。しかしそれは間違いだと思います。皆様がお忙しい中、人類のために、そして身近では私どもの拙い息子のために、お忙しい中、お時間をつくって下さったものですから、感謝を申し上げる、これが当たり前ではないかと思いまして、電話を無言で切らせていただきました。 

私はこの3日間、ただただ、何が起こっているのかわからず悲しく、迷っておりました。 

健二はどういう子どもだったかと申しますと、小さい頃から、それもまだよちよち歩けない頃から、幼いお友達がいますと、いつもいつも心優しく接していた子どもです。ですから、自分のところに出産したばかりの奥さんを置いて、そして生まれたばかりの乳飲み子を置いて出かけていったのだと思います。 

昨日、その奥さんと名乗る方と始めて電話で交信いたしました。そして、私が驚いたのは、赤ちゃんを産んで、2週間にもまだ経っていないということなんです。私は健二に憤りを感じました。なぜ、そんな乳飲み子を残しながら、行くのかということ、友達が、友人がと言っても、2週間しか、子どもを守ってあげるのは親しかいないじゃないですか。心優しい子、正義感に燃えている子、と申しましても、なんかそこのところがちょっと解せませんでした。 

もうひとつ、私は不思議でならないことがございます。それは、自分たちの地球を、自分たちの手で壊すということです。原子力、原子爆弾、そういったものを研究して、私どもが感謝しなければいけない地球を壊していく。そして、そこで生活している弱者を悲しみの落とし穴に突っ込んでいく。そのエネルギーがあったら、世界平和のために、それから地球を守っていく、そういった課題になる、将来を抱えた子どもたちのためになるような原子力であり、考え持つべきだと思っております。 

私がいまこみ上げてくる涙を隠しておりますが、そのまま語っておりますが、それは、先ほど申しました原子力の問題です。地球を駄目にする、お水も駄目にする、すべてを駄目にする。それを一時の感情でどんぱちやるということ、それをぜひ阻止しなければいけない、そのように思います。 

もし、原子力がいい方の活用じゃなくなるのであれば、私は、私の命をうしなうということも、全く厭いません。それはこの席ではっきりお申し上げます。

 

健二は、イスラム国の敵ではありません

石堂順子さん(編集部撮影) 



ー締め切りは日本時間の2時頃だが、イスラム国に対して何かメッセージはありますか。(インドネシアの記者) 

イスラムの方々も、私どもと一緒に地球の平和を考えて、すばらしい地球が作れるのであれば、私の命などはどうなってもよろしゅうございますので…それと、私はあんまり良い頭を持っていませんので、ぜひ皆様方からお知恵をいただければ本当に嬉しいと思います。 

そしてイスラム国の皆さんにも申し上げます。健二は、イスラム国の敵ではありません。釈放を願って、そしてイスラムへの関心で渡った子です。 

イスラムの国と一緒に恨み辛みはやめて、いい地球をつくっていただければ、ここにお集まりのみなさん全員の方々がそのような願いであると私は信じております。お忙しい中を、本当にこのような席を作っていただいて、ありがとうございます。私の命で代えることがあるのであれば、私は自分の命を提出することに何の抵抗も感じませんので、健二は正義感の強い子どもですから、釈放していただきましたら、いい結果がでましたら、きっと地球のためにも、子どもたちのためにも、未来のためにも、尽くしていける子どもだと思います。 

どうぞ、健二はイスラム国の敵ではなく、二週間しか経っていない自分の子どもをいてまでもイスラムへ渡った人間です。日本は唯一の被爆国ですが、被爆の後もその地球は惨憺たるものでした。こういったものは、私の命と代えるのであれば、私の命などというものは粗末なものですので、悔いはいたしません。 

地球を大切にしていただきたい。私はそれだけを願っております。 

ー非常にお辛い中でご出席いただき、ありがとうございます。恐縮ですが、一番最近、健二さんと連絡を取られたのはいつごろですか?日本の一部報道では、イスラム国が直接お母さんに連絡をされたというものもありますが、それは事実ですか。 

健二は、大変親思いな子どもでございましたので、行く前には、私のところには連絡がございませんでした。それはやはり、ひとつは心配をさせたくなかったこと。もうひとつは、自分の同胞が捉えられている。そこへ行くということには反対されてしまう、という思いだったのだと思います。 

私はそういうことに対して反対する親ではございませんで、今日も私の知人、親戚からこの場所に電話をもらっております。"なぜこの会を出席するのか、それをやめろ"、という通知でした。私はここに集まって下さっている方々、全て、私と同じ考えを持っていると思うのです。自分だけの利己的な幸せ、そういうことではなく、世界中の方たちが生活しているこの地球を守ること、そういうことを願っていると思うので、そういうお話は断ってまいりました。 

それから、私の父は軍人です。朝鮮とか、そういうところのかなりのトップだったと思います。私はいつも軍用車と、三角形のひらひらする旗のある自動車で送られていました。しかし、今、私どもが、写真を見ますと、私のおじいちゃん、教育者だったんですが、草履履きで私の朝鮮馬山の宿舎へ訪ねてきました。私はつい最近まで、おじいちゃん、なぜそんな格好で朝鮮へ来てくれたの、恥ずかしいという思いをしたことがありました。しかし最近わかったことは、ちゃんとした格好をすれば、家族とか周りの人々に反対されたんだと思います。それでひと目息子に会いたいその一心で、海峡を渡ってきたと思うんです。 

私も、そういう切ない親の気持ち、そういうのは現在は非常によくわかると同時に、すべての地球上で住んでいるお母様方、どういう気持ちでいらっしゃいますか。 

一生懸命母の手で育てて、そして戦争に敗れ、こういうことを少しも考えない方は居ないと思うんです。戦争はやめていただきたい。美味しい白米から麦ご飯に変えたとしても、それは母たちの喜びだとおもうのです、どうぞみなさんのお力で、健二の命を救って下さい。 

ただ、私は自分の子どものことだけを言っているのではないのです。健二はユニセフとかそういった子どものことを非常に考えておりましたので、今度、命あって帰るならば、日本のみならず、世界中を回って次世代を担う子どもたちの教育にも携わっていただきたい、そして、原子力の無い国を作っていただきたい。そんな言葉をかけてやりたいとおもいます。我が身を捨てることですね。 

戻ってきたら、世界平和のために身を尽くす若者にしたい


ー私の国では、イスラム国ではないですが、シリアで拉致された女性を救うために、身代金が払われました。つまり、国によってはもっと柔軟な態度をとるところもありまよと。そういうメッセージを日本政府に対して出しますでしょうか。(イタリアの記者) 

生意気かもしれませんが、健二のしたことは、つまらないことと言われるかもしれませんが、しかし、生まれて2週間も満たない子どもを置きながら、同胞・日本人の救出に向かったんです。是非とも、優しい気持ちで行ったのではなく、もっとイスラムに対しても違う感情があったと思います。それはなぜかと申しますと、捨て身で行ったということです。 ということは、やはりイスラムの国、そういう方にも、色々会って話をすればわかりあえる地球人たちだと判断したからだと思います。 

イスラムの方々に、日本人はみんな好意的に接していると思います。私もこのような場所でお話をさせていただきまして、これほど海外のジャーナリストの方々が捨て身で息子のためにやってくださっています。そこから想像するならば、きっとイスラム国の中でも、そういう方はいっぱいいらっしゃると思います。その時は是非日本に申し出て下さい。 

日本国も、後藤健二のこういった行為のためにお力を貸して下さった御国だと思えば、そう思えなくても、日本は第二次世界大戦を経験しております、子どもたちが泣き叫び、体中の皮が剥けて、そんな悲惨な、無条件降伏をした国です。わからないことがはないではありませんか。私の命と地球を守ることの取り替えがきくならば、私はこの身を捧げても、やはり綺麗な地球を作っていきたい。子どもたちの未来を素晴らしい教育者を育てながら、そして平和を考えて育つならば、やっぱり子どもも喧嘩好きな子どもだけでなく、平和な心の子どもが育つのだと思います。 

ーやはり母親の涙というのは、見ている人達の心が裂けるような気持ちになると思います。イスラム教の信者もやはり女性を尊重していると言われます。私の国フランスでは、自分たちの考えをデモなどを通じて、一生懸命表しています。 

きょうは非常に特別な機会です。今まで色々なペーパーも用意されていると思いますが、そうではなく、母親の涙というのは最も強い武器でもあると思いますので、イスラム国の組織に何か訴える、お母様の正直なお言葉を言っていただけますでしょうか。彼を捕えている方々に、お母様としての言葉を述べていただけませんでしょうか。(フランスの記者)
 

イスラムの方々にお願い申し上げます。
私どもの子どもである後藤健二は、幼児にものを教える事、低学年から大学まで指導することを最大に得意としております。そして、イスラムのことは決して嫌いではなく、逆の人間だと思っておりますので、もし元気で帰ってきましたら、こういう国の、イスラム国と共に歩んでいる、そして世界にはこういう科学の力を持っている国もいる、そして第一番に子どもの幸せを考えている、こちらにいらっしゃいます方々のような方々もいる。 

少しはあちらの言葉も覚えて来るかもしれませんので、世界平和のために身を尽くし、心を整えて学んでいく、そういう若者にしたいと思います。彼はお友達を救うために、今回イスラムに出発いたしました。健二は幼い頃から弱い子ども、そういった方々に優しい子でございました。 

政府からの連絡はまったくない

―1977年に起きたハイジャック事件で、当時の福田首相は身代金を払って人質の釈放を実現したわけです。その際には批判もされましたが、福田首相は「人命は地球より重い」と言いました。そういった言葉を、安倍首相にも思い出していただいと思いますか。(イギリスの記者) 

はい、非常にそれを願っております。
それと同時に、健二も幼稚園、小学校、中学校、それから大学までも教師をした人間ですので、是非イスラム国で日本で勉強したいというお子さんがいましたら、ぜひ健二に申し付けていただければ一級の指導をすると思います。 

健二にとって、日本はイスラム教諸国の敵ではなく、友好関係の、そしてイスラムのお幸せを願っている、私などよりも平和を願っているからこそ、知人が捕えられたと聞けば、何を置いても、二週間しか経っていない赤子を置いても飛行機で行ってしまった子どもですから、イスラム国にもそのような御縁がございましたら、私も息子と一緒に全力を持って子弟教育に当たらせていただきたいと思います。 

それから私の家も開放したいと思います。世界に精神のきれいな、平和を求める子どもたちを一杯作っていきたい。それが私の願いでございますので。それは健二が日頃いつも口にしていた言葉だからこそ、私の口を使って言わせているのだと思います。 

―先ほどより、"イスラムの方々"と口にされていますが、健二さんを捉えている団体は「イスラム国」という団体で、イスラムの国々の8割、9割で"これは本当の国家ではない、そしてイスラムの信者のやるようなことではないことをする団体だ"と非難されていることはご存知でしょうか。

イスラム国が傭兵や犯罪者だったり、社会に不満のある人々による組織であることはご存知でしょうか。また、例えば地域の色々な諜報機関の出先である、とまで非難されている。 (シリアの記者) 「イスラムの人々に」とお話をされていますが、彼らが必ずしもイスラムを代表するものではないということをご存知でしょうか。
 

そこまでは存じ上げておりませんでした。失礼いたしました。 そのお話を聞いて、もしイスラムの方からお子さんが日本で勉強したいとか、そのような方がいらっしゃいましたら、私が全力を持ってお守りいたします。そして私の家でしっかりとお勉強していただくことをお約束いたします。 

ーこの3日間、日本政府から何か連絡がありましたか?自分から政府と何か話をしましたか?(ロシアの記者) 

全く日本政府から云々ということとか、そういったことはございません。ですから、お約束すること、皆様方の国から日本を知りたい、学んでみたい、みたいなお子さんがいましたら、日本国からは何の話もございませんが、ここで私は、私ができるかぎりのことをさせていただくことをお約束させていただきたいと思います。 

…………

最後に、石堂さんは、事前に発表された下記の声明文を読み上げながら、「このようなことのないように教育をしなおさなければならないと考えています」「健二の立場は中立な報道姿勢だった」とコメントした。

また、改めて、「平和のため、イスラム語を学んででも、命に換えても、今までの私の経験を活かして、イスラム国のお子さんにも接していきたい、教えていきたい」「イスラムの子どもたちが日本に来て学びたい時は私の家を宿にしてください。」と訴え、「力を合わせて頑張ります」と述べて会場を後にした。 

会見に先立ち、石堂さんが発表したコメントは以下のとおり。

私は石堂順子と申します。 

ジャーナリスト後藤健二の実の母親です。
多くの外国人記者の皆さんにお集まりいただき、感謝します。 

日本国民・日本政府の皆さん、諸外国の皆さんに健二が大変ご迷惑をおかけしていることに心よりお詫びします。 

私はこの3日間、ただただ、悲しくて、泣いていました。表現できません。 

健二は幼い頃から心の優しい子でした。 

健二はいつも「戦地の子どもたちの命を救いたい」と言っていました。 

中立な立場で戦争報道をしてきました。 

イスラム国の皆さん、健二はイスラム国の敵ではありません。解放してください。 

日本は戦争をしないと憲法9条に誓った国です。70年間戦争をしていません。 

日本はイスラム教諸国の敵ではなく、友好関係を保ってきました。 

日本は唯一の被爆国です。アメリカによる広島と長崎への原爆投下で数十万人が亡くなりました。 

あと残された時間はわずかです。日本政府の皆さん、健二の命を救って下さい。

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【コメント全文】 後藤さんの母、解放訴え声明 「健二は敵ではない」

2015-01-23 12:00:34 | シェアー

byテレビ:毎日放送

http://www.excite.co.jp/News/society_g/20150123/Kyodo_BR_MN2015012301001307.htmlより転載

後藤さんの母、解放訴え声明 「健二は敵ではない」

2015年1月23日 10時20分(2015年1月23日 10時33分 更新)

 記者会見で「イスラム国」とみられるグループに拘束されている後藤健二さんの解放を訴える母石堂順子さん=23日午前、東京・有楽町の日本外国特派員協会

過激派「イスラム国」とみられるグループが日本人2人の殺害を予告した事件で、ジャーナリスト後藤健二さん(47)の母親石堂順子んが23日午前、東京都千代田区の日本外国特派員協会で記者会見し、「健二はイスラム国の敵ではない。解放してください」などと訴える声明文を発表した。

 イスラム国への身代金支払期限は23日午後とされる。石堂さんは声明文で「残された時間はわずか。日本政府の皆さん、健二の命を救ってください」と強調。「(映像が公表されてから)この3日間、ただただ悲しくて泣いていた」と悲痛な思いを記した。


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http://mainichi.jp/select/news/20150123k0000e040207000c.htmlより引用

 ジャーナリストの後藤健二さん(47)の母・石堂順子さんが23日、日本外国特派員協会(東京都千代田区)での記者会見の冒頭に、コメントを発表した。

 コメント全文は以下の通り。

   ◇  ◇  

 私は石堂順子と申します。

 ジャーナリスト後藤健二の実の母親です。

 多くの外国人記者の皆さんにお集まりいただき、感謝します。日本国民・日本政府の皆さん、諸外国の皆さんに健二が大変ご迷惑をおかけしていることに心よりお詫びします。

 私はこの3日間、ただただ、悲しくて泣いていました。表現できません。

 健二は幼い頃から心の優しい子でした。

 健二はいつも「戦地の子どもたちの命を救いたい」と言っていました。

 中立な立場で戦争報道をしてきました。

 イスラム国の皆さん、健二はイスラム国の敵ではありません。解放して下さい。

 日本は戦争をしないと憲法9条に誓った国です。70年間戦争をしていません。

 日本はイスラム教諸国の敵ではなく、友好関係を保ってきました。

 日本は唯一の被爆国です。アメリカによる広島と長崎への原爆投下で数十万人が亡くなりました。

 あと残された時間はわずかです。日本政府の皆さん、健二の命を救って下さい。