こつなぎの写真ノート

身近な自然の彩りを楽しみながら

今月最終日の夕景、2018年6月

2018-06-30 | 夕景

 

北方向には夕日に染まる積乱雲。頭上には不気味な黒い雲。

 

奥には、標高1,000メートルクラスの山並み。

 

広角で撮った光景。上空がますます黒い雲で覆われ、雷光も見えるようになった。

 

南西方向には、青空そして巻雲のような模様。

 

山並みがシルエットで見える程度まで暗くなった。しかし、上空には厚い雲の割れ目から青空が見える光景がしばらく残っていた。

 


連日、最高気温が30℃を越えている。そして、昨日は関東地方に対して梅雨明け宣言が出された。今月、自分達の街では雨がそれなりに降ったが、水源池では空梅雨の天候が続いたらしい。近隣のダムでは貯水量が昨年よりも少ないために、ある程度の取水制限が始まった。

今夕は、上空に黒い雲、夕日で輝く積乱雲、巻雲のような高層雲、青空、そして雷光との空模様になった。群馬県南部に対して竜巻注意報も出されているが、現時点ではそのような兆候は見られない。


6月30日午後7時過ぎ。


ネジバナの花、梅雨の晴れ間にて、2018年6月

2018-06-22 | 


今日は梅雨の晴れ間と言われるほど、朝から強い日差しが花壇のメンバーを元気づけていた。さて、植木鉢で育てているネジバナの花も朝日で目覚めたようである。何本かでまとまれば人の目を引く。これがネジバナの特徴である。そして、花をじっくりと眺め、このものがラン科の植物であることに知って驚く人も少なくない。何を隠そう、かつて自分もその一人であった。それ故、マクロレンズでクローズアップすることも一興である。


 

花の穏やかな色調と質感、そして野趣。レンズを向ける醍醐味に浸る。

 

小さな昆虫が花に集まる。

 

昨年は淡色系の花が開いたが、今年はさらに淡色化が進んでいるようだ。白花を期待をしているが。

 

レンゲショウマの蕾(口直しの画像)。1本の花茎に十個以上の蕾。しなやかな茎が強い風を受けて揺れる様は「柳に風」、いや「蓮華升麻に風」と言いたくなる。

 


撮影、6月22日。


苔生す岩間を流れる清流、桐生川にて、2018年6月

2018-06-16 | 桐生川・紅葉{桐生川)

小雨が降る桐生川上流にて


桐生川(一級河川)の上流では、流れが狭い岩間を通過するところが多い。そして、岩の表面にはコケや草が生えている。岩が濁流を被る回数がかなり少ないからである。周囲の森林が緑のダムとして濁流の発生を抑えている。

さて、今日は前日からの雨で濡れたコケの緑、それの映り込み、そして濡れた岩肌の模様が、私には印象的であった。

 

 

 


 

 

 

 

 

岩壁ネットの外で咲くヤマアジサイ。

 

 

6月16日午前、群馬県桐生市梅田町にて。


今日出会った花、ウチョウランの仲間(?)、2018年6月

2018-06-07 | 

 

 

 

 

 

今日は所用で訪問した知人宅で、優しい色を帯びた草花に出会った。草丈は10 cm程度であり、開いている花も小さい。しかし、この草花には見る人を惹きつける雰囲気がある。花名ははっきりとしてないが、知人はこれを山のランとして長年大切の育ててきたとのことである(以後、ランA)。

画像検索によって、ランAはウチョウラン(羽蝶欄)の仲間、更に一歩進んでクロカミラン(黒髪蘭)であると推定してたいが、如何であろうか。残念ながら、私はクロカミランの実物を見たことがない。花名のことはともかく、今日の画像は長く保存するつもりである。


「クロカミラン」 ウチョウランの変種、黒髪山(佐賀県)の岩壁に生えている固有種。清楚で美しいために、このものは絶滅の危機に瀕している。


撮影、6月7日、群馬県内にて。


瑠璃色の花、プルモナリア ブルー・エンサイン、2018年4月

2018-06-05 | 

 

 

 

 

瑠璃(ルリ)色は紫色を帯びた紺色である(広辞苑、岩波書店)。この色を帯びるムラサキ科の花には。見る人の感性に強く訴えるものがあるような気がする。さて、今年になってからプルモナリア ブルー・エンサインが花を開いた。このものは2年前にある花木センターで「ルリソウ」として売られていた。

花名に疑問を持ちながらも、どのような花が咲くだろうかと、小さな鉢植えを買ってみた。ここでの画像は育てみた結果である。草花はルリソウではなくてヨーロッパ原産のブルー・エンサインであったが、今ではこのものを株分けなどで増やしてみようかと思っている。


ところで、、4月には近くの山でヤマルリソウがルリ色の花を開いた。花は小さいが、このものの色と形には独特の美しさがある。そして、ブルー・エンサインと対比させると、ヤマルリソウの花には和の風情が満ちていることに気付く。

 

撮影、4月上旬から中旬、マクロレンズ(EF 100 mm F2.8)にて。

 


今日も朝日を浴びて、キレンゲショウマの蕾、2018年6月

2018-06-02 | 

キレンゲショウマ(アジサイ科)が高さ70cm程度まで育ち、いくつかの蕾が膨らみ始めた。今年はどんな花が咲くだろうか。花は当然のこと、葉が木漏れ日を浴びる姿に、私は惹きつけられている。いつかは自生地で花と葉が醸し出す風情を味わってみたいと思うが、今年もこのことは実行できそうもない。ともかく、今夏も梅雨の晴れ間に、花と葉が朝の木漏れ日を浴びることを、自分は待ち望んでいる。

 

 


こちらはレンゲショウマ(キンポウゲ科)の蕾である。


以上、6月2日朝。

 

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お口直しとして、先月末での夕景から。日中は降り続いていた雨が止んだとき、市街地を囲む山々から霧が立ちのぼった。そして、上空を覆う厚い雲は去っていった。


5月31日午後7時過ぎ。