兵士が戦死した時に、遺体が原形を留めないほど損壊しても、個人識別が可能なように身につけていた認識票(ドッグタグ(Dog tag) )。「現代人の認識票は携帯電話」というような記事が今日の読売新聞に掲載されていた。
というのも、東日本大震災で犠牲者の身元確認が難航しているが、所持品の携帯電話から身元確認に結びついたケースが宮城県で約280人に上っていたことが分かった、というもの。 携帯電話の製造番号から契約者を調べ、最終的に親族などに確認した。震災発生当初は、着衣や身体的特徴、名札や所持していた運転免許証などで確認につなげていたが、時間の経過とともに、発見される遺体の損傷が激しくなり、身体的特徴などが身元判明につながるケースは減っていった。
そこで、当初予定していなかった携帯電話の製造番号を手がかりにするようになった。4月27日現在、220人が契約者情報をきっかけにして身元が確認され、契約者情報からたどり着けなかった分についても、61人の契約者名や電話番号の一部をホームページで公開したところ59人の身元判明につながった。
今までも、携帯電話を持っていたために命が助かったという話しや、携帯電話を持っていれば命を落とさずに済んだのに、という例を非常に多く知っているが、命を落とした後も、携帯が活躍するとは・・・・・ まさに現代人のDog tagになっている。その名のとうり携帯は首からぶら下げておくのが一番いいかも知れない!
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