4月28日にIphone4のホワイトモデルが発売され、今年の9月にはiPhone5が発売か? とこのところiPhoneの話題が事欠かない。しかし一部の業界観測筋は、その先の「iPhone6」に目を向けている。
日刊工業新聞の4月26日付の記事でシャープがAppleのiPhone6向けに、低温ポリシリコンLCDの量産を来春に始めると報じている。このLCDの採用により、新型iPhoneは現行モデルよりも軽く、薄くなり、耐久性が向上し、消費電力が減るとしている。さらに、低温ポリシリコンLCDは、より鮮やかな表示を実現するとされている。
さらに興味深いことに、Appleが、iPhoneの主要LCDサプライヤーである韓国Samsungを特許侵害で提訴し、SamsungがAppleを反訴して間もなく、シャープの動向に関するニュースが飛び出したのだ。これは、Appleが、Samsungの有機LEDの採用を、考えていないことになると思われるからだ。Appleは、Samsungを主要な部品サプライヤーとする取引関係を見直そうとしているのかもしれない。
つい先日には、iPhone用のカメラをソニーに発注したとかのニュースも流れている。Appleが今までの部品サプライヤーとの関係を見直す動きが何を意味するのかは、今時点では不明である。
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