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ドラマ成功の立役者は…

2017-02-15 | Korean Dramas
【2017.02.15(wed)】
私が見逃していた韓国時代劇

・鳥取の大雪は、だれもが慣れていない積雪量でしたから後遺症が残りました。
家のまえの道路は一回除雪車が通ったのみで手が足りず、穴ぼこだらけにて多くの車がスタックすることに。
次第に路面から雪が消えて行き、やっとスムースに通れるようになりました。
ただ積まれた雪の壁が高く、その陰から突然車が現れるので肝を冷やします。お互いに相手が見えていないので恐い。

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・昨年の11/16(wed)からBSJで週5日のペース放送されていた<トンイ>が2/13(mon)に最終回を迎えました。


・韓国ドラマファンなら殆どの方がご存知のはずのドラマで、2010年の作品ですから皆さんが既に見られたことでしょう。
日本では2011年にNHK BSプレミアムで放送されてから民放でも何回か再放送されました。

・私は放送が始まったのち、途中の何話かををチラチラ見る機会はあったのですが、
時代劇は初回からキチンと見ないと気が済まない性質なので、全話を完全に見たのは今回が初めてとなりました。

・実に7年も前の作品です。撮影当時22歳だったハン・ヒョジュさんも29歳なんですね。まあ誰もが年取るわけですが…。

・時代は17世紀後期から18世紀前期までの李氏朝鮮が舞台。
低い身分から側室にまで上り詰め、朝鮮王朝第21代王英祖の母となった崔淑嬪の一生が描かれたドラマ。
トンイとして語られる淑嬪崔氏は1670年生まれの実在する人物。
朝鮮第19代王粛宗に見初められて淑嬪となり、最初の息子を出産するもその子は2ヶ月で亡くなってしまう。
1694年にヨニン君(後の21代王の英祖)を産んだ後に淑儀に昇る。
実際に仁顕王妃とは仲がよくて、チャン禧嬪からは迫害を受けていたとか。
この辺りはドラマも史実に沿って作られているようです。そして1718年に息子が王になる前に亡くなる。

・モデルとなっている崔淑嬪の出自や下女として宮廷入りする前の資料はなく、
劇中の“トンイ”と言う名前も含めドラマ内のフィクションとのこと。
貧しい幼少期を送るが努力家で正義感が強く、知性と行動力に溢れる女性として描かれている。
対立するチャン禧嬪とのエピソードは物語の中で一番の核になっていると思います。

・ドラマの中とは打って変わって…

・イ・ビョンフン監督の作品を見ると、医学、工学、美術、音楽などが常に背景にあります。
「トンイ」では朝鮮の伝統音楽が一つのテーマになっていて、ドラマの中盤では宮廷の楽団「掌楽院」が舞台として登場します。
トンイがヘグム(奚琴/해금)という楽器を弾き、これが王の耳にとまるのもエピソードの一つに。

・幼少期のトンイを演じられたのは子役のキム・ユジョンさん。
4話の最後、ヘグムを弾くシーンでハン・ヒョジュさんにバトンタッチされるまでとても良い演技をされたと思います。
5歳から子役デビューした彼女も今は17歳。すっかり大人びた姿に…。
最終60話にて再び登場するサプライズ場面もありました。

・トンイを演じられたお二人

・ヨニン君(後の21代王の英祖)を演じたイ・ヒョンソク君も良かった。総体に子役さんの演技は上手いですね。

・個人的な想いですが、他のイ・ビョンフン監督作品と比べるとストーリー全般で勃発する事件がややあっさりと解決する感じを受けました。
役者さんが若かったのを配慮されて? 遭遇する苦難の度合いは軽くしてあったのかな?

・「チャングム」を初めイ・ビョンフン監督の作品を殆ど見ている中で、このドラマだけが縁遠かったのは主役を演じられたハン・ヒョジュさんの印象が薄かったということもあります。初めて見たのはユン・ソクホ監督の<春のワルツ>で彼女がまだ10代の頃でした。

・トンイを演じる彼女は生き生きと輝いています。
撮影時には22歳になっておられたのですがそれにしても若い。
60話にも及ぶ歴史大河ドラマで主役を張るというのは並大抵のことではないでしょう。
「チャングム」の時のイ・ヨンエさんが32歳、「イ・サン」のハン・ジミンさんが30歳ですからこの若さは際立っていますね。
経験が浅いので演技力の面では不足があったのかも知れませんが、崔淑嬪の人間性や心意気は充分に伝わってきました。
好演だったと思います。

・イ・ビョンフン監督も自らの著書の中で、<トンイ>成功の一等功臣は間違いなくハン・ヒョジュであると…。

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・BSJで放映中の現代ドラマ<伝説の魔女>~愛を届けるベーカリー~(MBC2014年制作 40話)を見ています。

・韓国で最高視聴率31.4%を記録した作品。原題は<雪辱の魔女>。私はこの題のほうがいいと思う。
ストーリーの類型は沢山あり、終末も予測できるドラマですがそれでもやっぱりはまってしまう。
パク・クニョン、コ・ドゥシムさんらの大御所が出演されています。

・シリアスとコミカルが混在するのが今のドラマの傾向なんでしょうか。
結構凝った筋立てになっていて楽しめます。

See you.

I.O

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