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この演技には…

2021-05-07 | Korean Dramas
【2021.05.07(fri)】
まいりました。

・韓国では2007年の放映と随分古いドラマですが、LaLaTVで4/16から再々?放送され、5/7が最終話でした。
主演のチャン・ヒョクさんとコン・ヒョジンさんのペアが新鮮に思えたこと、ひなびた島が舞台だったことで見た次第。
<キャスト>
過去に見ていなかった作品は、私にとっていつも新作です! 


・「ごめん、愛してる」のイ・ギョンヒ氏が脚本を手掛けている。
チャン・ヒョクさんにとっては除隊後の復帰作で、恋人を失くしたことで心を閉ざしてしまう医師ギソの役。

・島育ちで子供と祖父を養いながら明るく生きるシングルマザー、ヨンシンを演じるのがコン・ヒョジンさん。
彼女は2019年KBSの作品<椿の花が咲く頃>で又もシングルマザー役にてメガヒット。  
認知症の祖父を演じたのはベテラン俳優のシン・グさん。

・今回の作品で上のお三方が揃って2007年MBC演技大賞を受賞された。

・医師ギソは死んだ恋人がミスでHIVに感染させてしまった子供ボムとその家族に関わっていく。
美しいが閉鎖的な島を舞台にしてギソと、逆境に生きるヨンシン家族の交流が描かれる。 


・私が感心したのはイ・ボムを演じられた子役のソ・シネちゃん。
2話辺りから、“あれ、この子演技がとても上手じゃない?”と思い始め、回を追うごとにそれは確信に近いものに…。
この年のMBC演技大賞の子役賞を受賞。しっかりした演技は正に大人を凌いで最後まで光っていた。 

・当時はまだHIV感染に対しての認知度が低かったのだろうか。
病気のみならず偏見とも闘う主役たちの姿が印象的で、正しい知識の啓蒙も一つのテーマだったのかと思う。
HIVと認知症、2つの重い課題がありながら、家族愛、島の人達の温かな人間関係がそれを包みこんでくれたようだ。

・本国での前評判は高くなかったらしい。だが放映が開始されると回を追うごとに人気が上昇。
同時間帯の他局ドラマを抜き、最高視聴率20.5%でトップに…。 この結果にも納得がいく。   
ぬいぐるみを背負って歩くボムちゃんの姿と、爺ちゃんのチョコパイが当分頭を離れない。 

I.O

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