日々の出来事と感想を綴ります

身近に起こる出来事、感想を写真と共に綴ります・・・

そろそろ空気が…

2023-01-22 | 投資
【2023.01.22(sun)】
変わってきたようだ。

・日本証券業協会主催の投資セミナーが開催される。
コロナ禍の影響でこの類のセミナーは2020年~2022年の3年間全く開かれませんでした。 
ちょっと潮目が変わったように感じます。



・今日、聴講した目的は2024年1月以降に制度が大幅に変わるNISA(少額投資非課税制度)について把握する為。
私にとって一番有難いのは、年間投資の上限が現行の倍の240万になり、5年の年限は無くなり恒久化されること。 
又、全体の非課税保有限度額は1,800万となった。

・今までは年間120万の枠があっても、5年前に購入したものを保有し続けるとその分はロールオーバーしなければならず、
不自由な思いをしました。恒久化に伴って限度額は毎年丸々使えることになり、私のような零細な投資家にとっては充分な投資枠。

・政府主導で個人が貯蓄から投資へと向かうのを促進する税制優遇制度だと思います。熱く語られるインストラクターさんでした。

・余談ですが、SBI証券は今年9月末までに国内株式の売買手数料を無料にするようです。
SBIホールディングスは事業の多角化を進めた結果、収益に占める売買手数料の割合が低くなっていて、これでも採算は取れると判断。
ユーザーにはとても有難いのですが、こんな凄い施策に他社は追従できるのでしょうか。 

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・同じ場所で開かれていた「第69回 鳥取県 勤労者美術展」を見学。
才能溢れる多くの方々の作品に出逢えました。 

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・某図書館で見かけたコーナー。

・3年間不自由な想いをして来ましたから、そろそろ自由に動きたいです。 

I.O.

苗を育てて…

2021-08-06 | 投資
【2021.08.06(fri)】
刈り取る時期に入っている?

・今日(8/6)は朝から異常に暑くて町内のGG他、家から出るのを控える。
気温はどんどん上がり39.2℃に。
1994.7.23の39.1℃を27年振りに更新し、鳥取市の観測史上最高気温を記録する。
ちなみに同じ最高気温を観測した大田市(島根県)、新潟市と並んで全国でも一位の気温だったようです。 

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・先日(7/4)<さわかみ投信(株)>の創設者 澤上篤人 氏がTV東京の経済番組にゲスト出演されていた。

・世界の投資ビジネスに関わってキャリア50年の澤上氏、
番組内でも話されていた内容だが、バブル崩壊時の投資戦略として本も著されている。 


・今は各地の図書館に所蔵があるでしょう。
タイトルは刺激的だが、内容はいつも澤上氏が語って来られた “長期投資の大切さ” についてであった。
 
・本書の題を「バブル崩壊、どうせなら早く来てしまえ!」にしようか迷ったのだそう。
昨今の金融環境は金余りのバブル的様相を呈しており、持続は長くて2年だろう。
自然の摂理で崩れ出したら早い。私たちは軽微の傷で乗り切らないといけない。 

・バブル崩壊時の個人投資家へのアドバイスを要約すると…
① 投資対象は実体経済に根差した企業3~4社にしぼる。
② 5年後、10年後もずっと頑張って欲しい企業に投資し生活者投資家となろう。
③ のんびり待とう。 

・さわかみファンドは設定されて21年8ヶ月になるが、インデックスを下回っていたのは最初の7ヶ月だけ。
その後は平均株価を上回る成績を残している。運用実績は+209.9% 年平均+5.3%とのこと。 

・私も2009年から12年間、月々少ない金額を積み立てている。
リーマンショックの影響が残る年度だけ評価額が元本割れしたが、その後は無難な運用をされていると思う。 

・澤上氏は2021.7.1でさわかみ投信(株)の会長を退任された。
積み立てしているファンドは何時か解約しないといけない訳で、私は年齢的にも今がその時期なのかと考えています。

I.O.

今の気候のように…

2020-01-17 | 投資
【2020.01.17(fri)】
ホットな市場。

・1/8と1/17の2週連続で証券会社2社の新春投資セミナーが開かれました。

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・1/8の講演テーマは「2020年のグローバル相場展望と投資戦略」。講師は某証券会社シニアストラテジストの石黒英之氏。
テレビでも複数局に出演されている方だが、私はテレビ東京の<Newsモーニングサテライト>でお見かけすることが多い。

・ご自身の結婚前からの投資経験を話される。
実家が名古屋という土地柄ゆえ、まとまった結婚資金が必要で貯金では中々賄いきれないと投資の世界に足を踏み入れたとのこと。

・最終的には目的を果たしたものの、運用途中では1銘柄に集中投資したり、時間分散をしなかったり、適切な損切りが出来なかった等、
誰もが失敗する経験を積んで、ここまで来られたようだ。

・ちょうどこの日はイランーUSA情勢の悪化が懸念され、東京市場が600円下げを記録した日だったのでタイミングとしては気の毒。
これは一過性のもので、米中の摩擦も双方が歩み寄り小康状態になるのではないか。中長期でみればUSA市場は好調であろうと。

・今年のトレンドとして“5G”の普及による半導体の生産量拡大、ゲノム解析、ダビンチに代表される先進医療機器など医療分野の市場拡大を挙げられた。
ここでもUSAはトップを走っている。

・日本企業を米企業と比較すると、外的要因に左右され易く過去の推移をみても安定成長という面で劣っていると。
石黒氏自身も現在の保有は殆ど米株で、積み立て投資の“買いっぱなし”と言われていた。

・個別株は分からない、又自信が持てないと思われる方はS&P500に投資するファンドを買うのもお勧めだとのこと。
私もSBIに相談してみよう。余談だがSBIのオペレーターの方は礼儀正しくかつ親切だといつも思う。

・「低金利・カネ余り環境の下で株高基調は継続するでしょう。」が講演での〆の言葉でした。

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・1/17は別の証券会社主催のセミナー。テーマは「デジタル変革への次なる一手。」でした。
今日の東京市場は日経平均24,000円超え、3桁の上昇でしたから講師の方のトークも滑らか。
「鳥取は寒いと言われて来たのに暖かい。そして今市場の方もホットです」と…。  

・講演の要点は…
① 世界経済の成長度合いは減速傾向なれど安定するだろう。
② USAと中国のテクノロジー覇権争いは依然と続く。
③ USA大統領選の行方が為替に影響を与える。
④ デジタル化の進展がもたらす大きな潮流の変化を注視すべき。
 ☆ 5G(企業などがプライベートに活用できるローカル5Gも有望)の本格普及
 ☆ 自動運転、医療行為、製造現場でのAIによる支援拡大
 ☆ DX(デジタルトランスフォーメーション)推進 
 ☆ クラウドサービスの進展

・2つの講演で講師の方が同じ背景、理由により「これからは米株が良いですよ。」の言葉が奇しくも一致していました。 

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・私のNISA枠は5年前に購入した銘柄を未だ保有している関係で、ロールオーバーによって使える額が少なくなっています。
その中で個別株と投信で枠を使いきったら、後は家族枠で調整するか特定口座で持つしかないようです。

・一握りの人が起こした不祥事で会社の信用、イメージが損なわれ株価が下落するのは忍びないですね。
社内で働いていらっしゃる方は有能な人が殆どなのに…。

・膿を出し切っての再起を願い、某金融機関、某自動車株を買い増ししました。株価低迷でご存じの銘柄です。
もう新たに資金は投入せず配当収入から回す地味な運用で、自分としては一種の積立て投資のつもりなんです。 

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<第162回芥川賞・直木賞>が決まりましたね。早速図書館に予約を入れましたが「背高泡立草」の単行本は1/24の発売、「熱源」は22人待ちでした。
小説の舞台は一方が平戸市の的山大島に対して、かたや北海道・樺太と遠く離れた場所でのお話。読むのが楽しみです。 

See you. 

I.O

プレゼンテーターがいいと…

2019-09-12 | 投資
【2019.09.12(thu)】
つい買いたくなる。

・某証券会社様で個人投資家向けの会社説明会が開催される。
本日は <6594 日本電産(株)> と <7182 (株)ゆうちょ銀行> の2社。

・両社ともにIR担当部署の方が業容とこれからの成長戦略につき語られる。
知らない者はいない位の著名な両社だが、それぞれに株主数を増やしたい思惑があるように感じました。

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・積極的なM&Aで知られる日本電産はVision2020で更にこれを推し進めるとのこと。
狙いは他社の持つ一流の技術を短期間で効率よく自社Grの糧とすることにあるのでしょう。

・2025年には車の10%がEVになると予測され、EVへのシフトが鮮明になっていることはこの企業にとって追い風ですね。
事業戦略の3つの柱はADAS(先進運転支援)、小型ロボット、家電の各分野。

・配当性向は中期的に30%を目指し、現行の株主数66,000名強を100,000人体制としたいとの大きな目標を掲げられている。
ここまで急速な発展を遂げられていますが、カリスマ創業者が率いる経営から集団指導体制への変革を図られていて
経営判断のスピードを落とすことなく、市場変化に対応しようと…。

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・ゆうちょ銀行は民営化から12年が経過、東証1部上場から3年を超えました。
A1~Aの高格付けで日本最大の銀行ですが、株主構成の92%を個人で占めているのが大きな特徴。

・事情があって現在は上場時の半値位の株価になっていますが、データを見ると他行に比べて安定した利益を上げていることが分かる。
一株当たりの配当は 【50円/年間】 を3年間確保されていて、今買えば配当利回りはおおよそ5%。
今後も維持する見込みとのことですからこれは魅力的ですね。

・今日のプレゼンテーターは訴えたい事を適確に伝えられていると思いました。 
IR説明会の成否は、配布される最新資料の出来もさることながら正にプレゼンターの方の技量にかかっていると感じます。

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【秋の色 ~ 鹿野町古仏谷の蕎麦畑にて】

See you.        

I.O

今更ですが…

2019-06-22 | 投資
【2019.06.22(sat)】
安定志向がいいのかも。 

・過去に何度もお話しを聞いた投資信託の商品 <スマート・ファイブ:日興アセットマネジメント>
現況のレポート解説を聞きました。

・冒頭、コカ・コーラボトラーズの大型ペットボトル商品の値上げのことから話が始まる。
4/1から実施され、消費増税分の反映以外の値上げとしては27年振りのことだそう。
自分自身の身近な買い物の中でも缶詰やカップ麺などはどの店でも上がったなーと感じます。

・インフレの時代なのに低金利。2%の物価上昇率が続けば、1,000万円の預貯金は5年後に904万円の価値になってしまう。
しかし高齢者は現状から収入を増やすことも、支出を抑えることも難しい。
ならばお金に働いてもらいましょうといういつもの流れ。

・対象の商品<スマート・ファイブ>は2013年7月の設定ですから約6年を経過したファンドです。
当初の目論見どうりの実績を残せないまま死に体となるファンドは多いと実感しています。
そんな中で6年間の値動きが±2%と安定的で、設定来リターンも年率4.1%の実績は中々のもの。

・純資産は3,000億円を超えていて、失速していない商品だからこそ自信を持って何度もセミナーで紹介されているとも言えます。
(2016~2018年の3年を連続してモーニングスターの「ファンドオブザイヤー」を受賞。)
その投資対象は、日本国債、高金利海外債券(G20構成国内)、グローバル高配当株式、グローバルREIT、金の5つ。

・リーマンショックでは投資の世界から離れていった人が多く出ました。
その反省を踏まえて一般的な4つの資産に金を加え、市場が混乱した時に他の資産を補完するよう設計されています。
大きなリターンは期待出来ないですが堅実な商品と言えそうです。

・以前のマンスリーレポートでの構成比率は大部分が日本国債で(60%超)残りの4資産が8~11%の間で同じ比率になっていました。
今年の4/26時点のレポートを見ると国債51%の次に16%を占める金の比率が大きくなっています。
純資産の総額比なので、金の保有を増やしているのか、他の資産の価値が下がっているのかは読めません。

・全てが自己責任である個別株への投資が今も運用の中心ですが、自らの判断でしたことですからどんな結果になろうと諦めがつきます。

・一方、投資信託はどうでしょう。
優秀な?ファンドマネージャーを置かれ日々市場を注視しつつ運用されていても、結果がコミットされる訳ではないですよね。
実際、市場で人気のあるファンドは高利回りを謳っていますがリスクも大きいことをここ10年で痛感しました。
他人が運用した結果に納得出来ない気持ちはどうしても残ります。

・上記の<スマート・ファイブ>はバランス型ファンドの一例で典型的な守りの商品ですが、
ほったらかしていても物価上昇率を少し上回る程度の地味な運用結果を出してくれたらそれでいいじゃないか、と思うようになりました。
皆さんは今どんな考えをお持ちでしょうか。 

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See you.  

I.O

長い目で…

2018-12-31 | 投資
【2018.12.31(mon)】
粘り強く持ち続けよう…

・今年は暖冬のまま年を越すのかと思っていましたが、暮れ近くになって寒波が来ました。
スキー場には恵みとなり、自然雪のゲレンデでお正月を迎えられて一息ついた感じですね。

・年末に荒れたのは天気だけじゃなく株式市場もでした。、
一時は19,000円を割り込んだ日経平均は、28日の大納会で終値が20,014円となって前年末比で2,750円下回る結果になりました。
6年連続で前年末の終値を上回っていましたが、ついに記録は途切れました。

・さて例年のように12月になってからバタバタとNISA枠を消化しました。
投資信託については特定口座にあったファンドをすべて始末して<東京海上・円資産バランスファンド・愛称:円奏会>を購入。
これで信託は全てNISA口座のみになりました。

・円奏会はその名のとおり“円建ての資産”のみが投資対象で、直接の為替変動リスクが無いので堅実な商品だと思っています。
NISA使用で年3%程度の運用となり大きな収益は期待できませんが、インフレ率をカバーする狙いが達成されたら良しというところです。
年末の日本株安でこのファンドの基準価格も下がりました。トホホです。 

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以前に書いた<円奏会の商品概要>
※ 値動きの安定性を重視しながら、物価上昇に負けない成長性にも期待するファンド。
投資対象はすべて円資産で為替変動リスクがない。

※ 安定した値動きが期待できる日本債券を中心に成長性期待で日本株式+日本JREITも組み入れ。
値動きの傾向が異なる3資産に投資することで分散効果による値動きの安定を図る。

※ 基本的な資産配分比率は、日本債券70%、日本株式15%、日本REIT15%。
基準価格の変動リスクが大きくなった場合には株式2.5%、REIT2.5%まで比率を下げて運用する。
そのことにより基準価額の変動リスクを年率3%程度に抑えることを目標とする。

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<ソフトバンク(9434)>が新規上場するのに伴い、事前の購入意思表示をしていましたら当選し少しですが購入しました。 
(売り出し価格@1,500円)

・12/19が上場初日でしたが、終値は@1,463円で2%下がり多難な船出になりました。
上場迄の期間に、通信障害やファーウェイ関連の悪材料が出た為だろうとされています。

・又通信事業そのものが順風満帆ではなく、市場の成熟化や国内の料金値下げ圧力など直近の課題があり
“非通信”の事業拡大がカギになるとのこと。

・年末の終値は@1,358円で10%安となっています。 
今回公募に応じたのは個人投資家の方が殆どだったらしいのですが、市況が良くないと見るや見切りをつけて即損切りするんですね。
元々私は配当利回りの良さで購入したので、この先更に下がれば買い増しもありかなと…。 

・2014年からスタートしたNISAの制度は5年が過ぎて、
当初購入して持ち続けているものが半数位あるのでロールオーバーの手続きをしました。
従って私の場合は2019年以降は新規枠が半分位減ります。

・最近のセミナーで聞いたことですが、講演のタイトルにはもう“投資”のキーワードは使うまいと…。
どうしても“投機”のイメージがついてくるのだとか。で、これからは資産形成セミナーとするんだそうです。

・来年の国内は消費税増税、参院選、世界では米中貿易戦争や英国のEU離脱問題等あり厳しいと考える向きが多いようですがどうでしょう。私は粘り強く待ちたい(持ちたい)と思います。 

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・今年も見て頂きありがとうございました。どうぞ良いお年をお迎えください。

I hope next year will be a happy year for everyone.  
See you.

I.O

投資先のヒントに

2018-03-02 | 投資
【2018.03.02(fri)】  
100年に一度の革命となるか??

・世界最大級の産業である自動車産業がEVへ急速にシフトするであろうことを前提に、その関連株に投資するファンドのセミナーに参加しました。
<グローバルEV関連株ファンド/愛称:EV革命>

・各国が大気汚染対策や排ガス規制を強化しており、国としてエンジン車の新車販売を、年限を定めて禁止するケースもチラホラ出てきました。
世界的にみると既にEVは普及段階であり、1%未満の比率だった2015年から23年後の2038年に50%超、2050年には90%超の予測がされているようです。
自動運転との親和性が高いことも後押し材料になっています。

・EVでは米国のテスラモーターズが頭に浮かびますが、シェアトップは中国BYD社なんですね。
日本は<リーフ>で先行する日産を除いて出遅れが目立ちます。<新型リーフ>はモニターキャンペーンを打たなくても売れるのでは? 
トヨタが昨年末にHVを主力としながらもEVを強化する方針を明確に打ち出したことから今年以降の動きには要注目。

・家電メーカーの<ダイソン>や家電量販店の<ヤマダ電機>など異業種からの参入意向も多く聞かれます。
ガソリン車が要する3万点の部品総数から、EVは約2万点へと大きく減ることや、モーター、インバーター、バッテリーなど主力部品が変化することから、
従来の製品メーカーや部品メーカーの勢力地図も変わっていくことは容易に想像できます。
EVの普及によって生み出される新たな技術やサービスを提供する企業にも注目すべきでしょう。

・紹介されたファンドの組み入れ銘柄は全世界に及んでいて、上位10社中に日本メーカーは今のところ日本電産1社しかありません。
EVの普及に弾みをつける技術の一つとして、ワイヤレス充電の実用化があります。
すでに<ボルボ>などが実験に成功していて、電気バスが停留所に止まれば自動充電を開始するような仕組みが現実のものになっているとのこと。
日本ではワイヤレス充電の開発をTDKが手掛けていて、こちらも組み入れ銘柄になっているようです。

・今回紹介されているファンドはESG投資のパイオニアである<ロベコSAM>が運用を担当。
こういった投資信託にお任せするのも一つの方法ですが、自分の得意分野なら独自技術を持つ企業の個別株投資を考えてもいいと思います。 

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・最近REITの運用実績が思わしくないですね。
米国の長期金利上昇によってREITの利回りとの差が小さくなり、機関投資家がリートや株を売って現金運用に切り替える動きが効いているとか。
為替要因もありますね。私は昨年末に乗り換えたUSリートが最も影響を受けています。 

・インターネット通販の普及によって実店舗の小売業が捗々しくない一方で、倉庫の需要が伸びるなど
不動産市況が悪いわけではないので、今の凹みに慌てるのではなく気長に保有したいと思います。 

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・恩原高原/白樺 2016.03.02 撮影

See you.

I.O

演奏会じゃない…

2017-09-09 | 投資
【2017.09.09(sat)】
インフレ率をカバーできたら良しとする。

・今日の資産運用セミナーで、講師の方から
「昨今物価が上がったと感じていらっしゃいますか?」の質問に手を挙げた方は、私を含めてほぼ100%だったよう。
皆さんが日々それを痛感されているのが分かります。

・年金生活者が多く参加されていることを考慮され、冒頭は<マクロ経済スライド>のお話からでした。
スライド調整率の存在により、物価や賃金が上昇しても年金の上昇率は抑制される。 ⇒ 今の年金制度はインフレに弱い。
⇒ しかし預貯金や国債での運用は厳しい。 ⇒ この<東京海上・円資産バランスファンド・愛称:円奏会>を検討してみて欲しい。
という流れです。

<円奏会の商品概要>
値動きの安定性を重視しながら、物価上昇に負けない成長性にも期待するファンド。
投資対象はすべて円資産で為替変動リスクがない。

安定した値動きが期待できる日本債券を中心に成長性期待で日本株式+日本JREITも組み入れ。
値動きの傾向が異なる3資産に投資することで分散効果による値動きの安定を図る。

基本的な資産配分比率は、日本債券70%、日本株式15%、日本REIT15%。
基準価格の変動リスクが大きくなった場合には株式2.5%、REIT2.5%まで比率を下げて運用する。
そのことにより基準価額の変動リスクを年率3%程度に抑えることを目標とする。

・その名のとおり【円建ての資産】のみが投資対象ですから、直接の為替変動リスクが無く堅実な商品と思えます。
絶対とは言えないが負けにくい商品ですね。
毎月決算型で直近の基準価格と分配金から算定してみるとNISA枠使用で3%はカバーしているようです。
大きな収益は期待できませんが、インフレ率をカバー出来れば可という狙いは達成できているよう。

・ちなみにモーニングスター社のアワード<Fund of the Year 2015>【バランス(安定)型部門】に続いて
2016年も【バランス(低リスク)型部門】で2年連続最優秀ファンド賞に選ばれています。


・実績が伴っているからでしょう。このファンドのセミナーを私は既に3回聞いています。
運用会社の東京海上AMさんも、商品に自信を持って薦められておられるようでした。
販売会社も多く設定されているのでNISAを設定している金融機関や証券会社があれば、そちらから買えばいいので有難いです。
SBI証券も入っていました。
私も投信ではよい結果が得られていません。
年末までに整理して、このようなローリスクなものを一つ組み込んでみようと思っています。

・昨今のセミナーではタブレットを持参される方がちらほら。
これを開いておき、講義に出て来る数字の確認をしながら聞いておられる方もいて、講師の方もうかうかできない時代になりました。

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・JAの某選果場から規格外品を…自家用ならこれで充分です。

See you.

I.O

来年は何が来る??

2016-12-31 | 投資
【2016.12.31(sat)】
トップグループの未来は明るいのだろうか。

・暮れも押しつまりました。
昨日30日は大納会。日経平均株価の終値は前日比30.77円安の19,114.37円。
買い支えがあった?と思わせるような微妙な値ですが、昨年末の19,033.71円を僅かに上回って
バブル崩壊後最長となる5年連続での上昇を記録しました。
年末の終わり値としては20年振りの高い水準であったとか。

・今年は英国のEU離脱、次期米大統領にトランプ氏と、英米の二つのまさかに驚いた年でした。
過去に経験してきたことや、世論調査で導かれたシナリオがあっさりと覆されました。
来年の株価はどんな動きをするのでしょう。取り敢えずは新大統領の施策動向に注目ですね。

・先日のセミナーで話題に上ったことですが、これから先伸びるのはどういった分野なんだろうと…
<世界中の企業を対象とした時価総額のランキング:2016.10月末現在のデータ>です。
1.Apple
2.Alphabet(Googleの持ち株会社)
3.Microsoft
4.Facebook
5.Amazon.com

(その後順位は入れ替わっています。ちなみにトヨタは30位前後の位置。)

・皆さんご存知の企業ばかりですが、創業年度は1975~2004年と比較的新しいのですね。
Facebookは私も半年前から参加していますが、使うほどにこのSNSが凄い存在でネット世界を席巻している理由が分かってきます。

・只、トップGで業績を上げているこれらの企業がこれからも5年10年と繁栄を続けることができるでしょうか。
それは歴史上からみても相当難しい事でしょう。
Googleが8月に新たな持ち株会社を設立したのも、今が踊り場で新たな舵取りが要されるからと言われています。

・金融の世界ではロボットアドバイザーなるものが登場しているそうです。
トレンドになっているロボット、AI、バーチャルリアリティの関連業種は引き続き見ておかなくては…。

・リスクの語源はラテン語のRisicareから来ているらしい。“勇気を持って試みよう”と思います。

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・さて、今年は追加で買いたい銘柄もなく、個人的には買い時が見いだせず新規の投資は殆どしませんでした。
信託も私が最近買ったファンドの運用は芳しくなく負け続けているので、こちらも買う気にはなれず。
結局NISA枠は12月まで殆ど手つかずの状態。

・折角の優遇枠を残すのは勿体ないので12月に入ってから、保有株の一部を特定口座⇒NISA口座に引っ越ししました。
具体的には取引時間外に翌日の「成り行き」注文にて、売りと買いを同数で設定することになります。

・本来このやり方は市場操作と見られ禁止事項にあたりますが、NISA枠内での少額取引で、
庶民が節税目的でやっているのは一目瞭然ですから許されているようです。(注文時に赤字の注意喚起表示あり。)
実行の前に証券会社に確認をし、成立後のお咎めもありませんでした。

・売買益が発生すると所得税が発生し面白くないので、トータルで売却損が発生するよう保有分で水面下の銘柄を選びました。新たな投資額は0円だったということです。損を確定したので損益通算にて来年1月に幾らか還付がある予定。
但し売りと買いを同時に設定しても買い付け余力は別に持つ必要があるので、一時的に口座に資金を入れておかないと駄目です。

・個別株をNISA口座へ引っ越し、残り枠分はファンドの金額指定で買い増しして今年もNISA枠はピッタリ使い切りました。
来年は又別の使い方を考えようと思います。


・今年も多々お世話になりました。どうぞ良いお年をお迎えください。
I hope next year will be a good year.
See you.

I.O

定例の勉強会

2016-08-27 | 投資
【2016.08.23(tue)】
<(株)ダスキン>さんのIR説明会

・鳥取市ではめったにない東1上場企業のIR説明会が開かれました。
化学ぞうきんの“ダスキン”の名前を知らない方はいないと思いますが、私が知っていたのもそれだけでした。

・大阪が拠点で1963年創業、2,000名弱の従業員数、連結売上1,652億円(2016/3月期)の規模。
事業の柱はクリーン・ケアG(売上利率65%)とフードG(売上利率35%)の二つ。
更にその中ではダストコントロール事業とミスタードーナツ事業が大きなウエイトを占めている。

・この会社の特徴は殆どの事業をフランチャイズで展開されていることでしょう。
消費者から見ても<ミスタードーナツ>がダスキンの事業の一つなのは余り知られていないようです。

・ダストコントロール分野では日本で3社が競う状況ですがトップシェアをキープ。
一方フード分野はドーナツ業界でシェア90%ながら、多くの外食産業、さらにはコンビニのスイーツ等、
競合が多くて中々大変なようです。
事業全体の連結利益はここ数年安定した数値が示されている。

・現在の<株価>での予想(配当+優待)利回りは最低単元の100株保有で試算すると3%強。平均的だと思いました。
モスフードサービスと資本提携されている関係で優待券はモスバーガーでも使用できます。
株主還元としては安定した配当(年間40円/1株当り)、優待制度、自社株買いを継続する見込みであるとのこと。

・一般にはあまり伝わっていませんが多くの社会貢献活動をされています。
株主になるかこのような機会でもなければ知り得なかった事が多く、有意義な説明会でした。

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【2016.08.27(sat)】
中身の濃い勉強会 

・例年全国各地で行われている<さわかみ投信>さんの勉強会が開かれました。

テーマ⇒ <長期投資~あなたも社会も豊かになる仕組み~>

・<さわかみファンド>の設立時と現況について
1999年8月にスタート
・基準価格10,000円
・純資産16億2,776万1,581円
・ファンド仲間487人
2016年8月現在
・純資産約2,630億円
・ファンド仲間約11万8,000人
・鳥取県の加入者は300名弱
 私も積立型で2009年から約7年経過。微力ながらこの数字に含まれています。

・今回の勉強会参加者は4名で過去最低のような気がする。講師はいつもの直販部のS様とN様、他1名。
初めての方の為に? <さわかみファンド>の変わらない投資スタンスと現況報告をされる。
日本で初めて“運用”と“販売”を共に一社で行うようにした会社。

・直近での組み入れ銘柄数は国内99社で社名も全て公開されていて分かり易い。
私が個人で保有する銘柄はこのうち9社でずっと変わっていない。お互いに長期保有です。
業績のいいところばかりではなく、 の企業も当然あるわけで、余り出したくない数値でしょうが全てガラス張りなのは好感が持てる。
他のファンドには無いやり方だそうだ。

・ファンドの多くが2~3年の寿命と言われる中で<皆が欲しい商品、サービスを提供する企業を応援する>という投資スタンスは創業以来変わらず、それゆえ長期保有にふさわしい。一生つきあってもらっていいと。
然しながら日本では長期投資を支持している人は0.1%なんだとか。
どういう統計の仕方かは分かりませんが少数派であることは間違いないようです。

・現況の説明をザックリされた後の時間は、参加者全員が自己紹介をし座談会形式となる。
今回は参加者4名に対して直販部の講師の方3名が得意分野を答える形となったので、日頃疑問に思う事を存分に聞くことができました。他の参加者の方からの質問も投資に対する想いが違うので為になります。

・講師の方はお若いのですがどんな質問にも澱みなく答えられます。
どんな銘柄がいいのかだけは教えてくれませんが…  
十分信頼してお金を預けられるのか判断してもらう為、
こんな機会に直販部で働く人間を直接見てやって欲しいというスタンス。中々の自信。

・勉強会の後も直ぐにメールが来る。

「先日はご多用のなか鳥取での勉強会へお越しいただきありがとうございました。豊かな人生、豊かな社会を目指し、私たち一人一人にできることは何か?長期投資をテーマに未来に向けて考えるひとときが、少しでも皆さまのお役に立ちましたら幸いです。ご参加くださった皆さまへ心より感謝申し上げます。会のご感想、講師へのメッセージ、その他ご質問等ございましたら、どうぞお気軽にご連絡ください。」
:原文のまま

・いつでも電話、メール等で尋ねることが可能な窓口を設けられている。

・経済成長の勢いは、その中心を中国からインド更にアフリカへと移しているようです。
<さわかみ投信>も国内企業のみを投資先としていたのですが、これからは海外企業も組み入れていくようです。
曲がり角に来ているようで、若干不安な要素がありますが見守るしかないと思っています。

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~ささやかな打ち上げ~

See you.

I.O